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株式会社メディアドゥ 中期経営計画 2023-2027年2月期(5ヵ年)

MEDIA DO Co., Ltd.
August 22, 2024
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 株式会社メディアドゥ 中期経営計画 2023-2027年2月期(5ヵ年)

2022年度から始まる5カ年の新しい中期経営計画を策定、公表しました。
前中期経営計画期間においては国内電子書籍取次最大手となり、今回の中期経営計画では「Publishing Platformer」として出版業界からコンテンツ業界へ裾野を広げ、メディアドゥの確固たる強みであるポジションを生かして、第二の事業軸となる新規事業を創出してまいります。

中期経営計画における業績目標数値については見直し中です(2024年1月15日開示の2024年2月期 第3四半期決算説明資料 P.37にてご説明)。

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August 22, 2024
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  1. 1 INDEX 1. 前中期経営計画の振返り 2. 新中期経営計画概要 3. 各事業の取組み 4. ガバナンス体制

    5. 財務戦略/株主還元 ① 電子書籍流通事業 ② インプリント事業 ③ 出版ソリューション事業 ④ 国際事業 ⑤ ファンマーケティング事業 Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. | 株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027)
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 2 中期経営計画の位置づけ Publishing Platformer コンテンツ業界のDXを支える存在へ 中期経営計画策定方針 メディアドゥ3.0への移行を実現するべく、 事業と経営の両面を進化させるための計画 Media Do 1.0 メディアドゥ単体 での事業運営 出版デジタル機構との統合 により電子書籍取次最大手へ Media Do 2.0 Media Do 3.0 中期経営計画 前中期経営計画(2018年7月策定) 紙も含めた出版業界における地位固めと新規 事業の収益化による第2の事業軸確立 メディアドゥと出版デジタル機構の統合と 新事業創出に向けた布石を実現 2018 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2019
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 3 産業構造の劇的変化 中期経営計画の位置づけ 中期経営計画策定方針 デジタル コンテンツ コンテンツへの 世界的な需要急増 メディアドゥの強みである “Position ”(=正規版を取り扱うことができる コンテンツ業界における「信頼」と人や情報へのアクセス)を最大活用 コンテンツ業界におけるマグニチュードが 中期経営計画見直しのきっかけに ✓ コンテンツ制作・流通・消費がデジタル基点に(一方で、贋作や海賊版の問題も発生) ✓ 大手資本によるグローバルでのコンテンツ獲得競争
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 4 新中期経営計画においても積極投資の姿勢を継続する一方、 コストコントロールや投資規律を徹底する方針 電子書籍市場の成長に伴い事業 拡大するも、本業頼みの利益体 質は変わらず 大手取引先との取引についての懸念や大 型キャンペーンの反動が顕在化 課題① 新規事業開発やアライアンスを 推進、次なる成長に向けた芽は 出つつある 2018年からブロックチェーン技術研究 に着手、90億円超のM&A/投資を実行 出版デジタル機構との組織統合 やガバナンス向上などの経営基 盤整備が進む 国内No.1電子書籍取次として差別化され た地位を確立 前中期経営計画における成果と課題 中期経営計画の位置づけ 中期経営計画策定方針 成果① 成果②
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    新中期経営計画(2023-2027) 5 1. 前中期経営計画の 振返り REVIEW OF THE PRIVIOUS MANAGEMENT PLAN
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 6 前中計は4年目で連結売上高1,000億円に到達 今期は新中計1年目としてリスタート 前中計における連結業績推移 連結業績 前中計1年目実績 (2019年2月期) 前中計2年目実績 (2020年2月期) 前中計3年目実績 (2021年2月期) 前中計4年目実績 (2022年2月期) 新中計1年目 (2023年2月期) 売上高 505億円 658億円 835億円 1,047億円 1,000億円 営業利益 14.6億円 18.5億円 26.6億円 28.1億円 20.0億円 EBITDA 23.8億円 26.6億円 34.2億円 39.2億円 35.9億円 当期純利益 ▲12.4億円 8.8億円 15.1億円 15.7億円 8.5億円 前中期経営計画の振返り 売上高は4年間で2倍となり、1,000億円を突破 新 中 計 へ
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 7 定量面での評価① 中計3年目の数値は売上高・利益とも目標達成 一方、5年目は投資継続により計画の見直しが必要に ※ 売上高を1年前倒しで達成したことから2020年1月に計画数値を修正 2019年 2月期 (前中計1年目) 2020年 2月期 2021年 2月期 (前中計3年目) 2022年 2月期 2023年 2月期 (前中計5年目) 658 835 1,047 1,000 750 900 23.8 26.0 34.2 35.9 30 60 実績値 売上高は目標を大幅超過 達成率111% 505 修正計画 当初計画 達成率111% (単位:億円) 2019年 2月期 (前中計1年目) 2020年 2月期 2021年 2月期 (前中計3年目) 2022年 2月期 2023年 2月期 (前中計5年目) 連結EBITDA 連結売上高 39.2 60 利益は3年目目標はほぼ達成も、 5年目は新規事業創出が遅延し 投資フェーズ継続 実績値 修正計画 当初計画 (単位:億円) 達成率114% 達成率59% →次ページにて 詳細説明 35 800 630 上方修正※ 大手海賊版サイト 閉鎖による市場拡大 巣ごもり消費による 市場拡大 1,000 前中期経営計画の振返り
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 8 前中計3年目 (2021年2月期) 前中計5年目 (2023年2月期) 前中期経営計画の振返り 定量面での評価② 電子書籍流通事業は想定以上の成長 一方、その他事業は計画未達となった ※ セグメント別目標値は当初計画のみ作成 電子書籍流通事業 その他事業 当初 計画 実績 連結売上高 連結EBITDA 当初 計画 予想 当初 計画 実績 当初 計画 予想 (単位:億円) 835 1,000 630 800 543 (86.2%) 823 (98.6%) 87 (13.8%) 12 (1.4%) 609 (76.1%) 930 (93.0%) 191 (23.9%) 70 (7.0%) 34.2 35 60 29 (82.9%) 35.2 (102.8%) 6 (17.1%) 40 (76.1%) 20 (23.9%)35.9 39.0 (108%) -1.0 (-2.8%) -3.1 (-8.6%) ✓ 2018年の大手海賊版サイト閉鎖、2020年のコロナウイルス 感染拡大に伴う巣ごもり消費により、市場は大きく成長 ✓ システム統合によるコスト削減を実現するも、取引先ニーズ が一層高まり、運用管理体制や開発コストは想定よりも膨張 ✓ 競争環境を踏まえ、粗利率改善に向けた交渉には至らず 電子書籍流通事業 その他事業 前中計3年目 (2021年2月期) 前中計5年目 (2023年2月期) ✓ M&A後のPMI進捗は概ね順調も、一部子会社は事業環境の 変化が大きく、当初計画からの乖離が見られた ✓ そのため、M&Aや出資は2020年10月発表の資金調達後に 本格化し、当初想定よりも遅延 ✓ 2023年2月期は投資先行につき赤字継続の見込み (単位:億円)
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 9 定性面での評価 前中計における定性目標は概ね達成 今後は周辺事業の本格的な事業拡大フェーズへ メディアドゥと出版デジタル機構のシステム統合完了 一方、競争激化に伴い、さらなる取次機能の改善が不可欠 Firebrandグループ子会社化によりメタデータマーケティング 事業に参入。Supadüも含めた海外事業強化に着手 Legacyを作る Legacyを 創りに行く 事業拡大に 向けた投資実行 前中計 5つの重点施策 ブロックチェーンを活用したNFTサービス「FanTop」と トーハンとの連携によるNFTデジタル付録付き出版物の販売 本の要約サービス「フライヤー」、世界最大級のアニメ・マ ンガのコミュニティサイト「MyAnimeList」が事業拡大 中小出版社のデジタルシフト支援に向けたインプリント(次 世代出版)事業と、出版ERP「PUBNAVI」サービスを開始 ① コンテンツ流通/プラットフォーム構築 ② メタデータマーケティング提供 ③ 先端技術を活用したサービス創出 ⑤ 出版社横断的な新サービス展開 ④ メディア・プロモーション事業活性化 電 子 書 籍 流 通 事 業 そ の 他 事 業 前中期経営計画の振返り
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 10 エクイティによる資金調達で財務体質改善、 今後の成長ドライバーに資する投資を実行 2020年10月13日 みずほ証券割当型第三者新株予約権 【約45億円】 2021年3月25日 トーハンとの資本業務提携 【約30億円】 計75億円 + 手元資金とあわせ、 今後の成長ドライバーに資する投資として 以下を実施 エクイティファイナンスによる成長投資資金の確保と財務体質の改善 ・ 資本業務提携/M&A(90億円超) ・ ブロックチェーン開発 ・ 次世代電子書籍流通システム開発 ・ 人材獲得 純資産がのれんを上回り、財務体質の改善につながった 得られた効果 12,104 16,815 8,474 13,857 14.1% 17.0% 28.0% 32.0% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 2019年2月 2020年2月 2021年2月 2022年2月 自己資本 のれん+投資有価証券 自己資本比率 ①エクイティ 調達 ②エクイティ 調達 ① ② (単位:百万円) 前中期経営計画の振返り
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 11 前中計におけるアライアンスの拡大 合計90億円超の資本業務提携/M&Aを実行 各投資領域におけるアライアンスを実現 グ ル ー プ 会 社 化 資 本 業 務 提 携 29.2億円 25.0億円 23.2億円 13.8億円 ジャイブ(株) 出版ソリューション事業 インプリント事業 国際事業 ファンマーケティング事業 ※インプレスHDとの合 弁会社(2022年4月設 立) 投資額 56.9 億円 34.9 億円 合計91.8億円 投資額 ※ 上記投資額は、個別金額は非開示となっている案件も含めた数値 前中期経営計画の振返り 2018年7月以降の資本業務提携/M&Aについて記載
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 12 メディアドゥは、出版デジタル機構買収において 大型案件のPMIを成功させる力を実証 ※2022年2月取得のSupadü、2022年4月設立のPUBFUNはPMI期間が短いため除外 買収企業のPMI報告 編集・営業の増員や戦力化など体制強化が遅延し、計画比で売上が伸び悩んだ。 今後は体制構築や組織管理の効率化を図り、事業拡大を目指す ジャイブ 2019年3月 2019年8月 2020年10月 2021年1月 2021年3月 2021年12月 MAUの伸長など世界最大級のアニメ・マンガのコミュニティサイトとして価値 が向上。IPホルダーなどから増資を完了し、国内コンテンツの海外展開を強化 マンガアプリ事業における競争激化や環境変化を踏まえ、2022年2月期に3.9億 円の減損計上。今後はファンマーケティングサービスの提供を推進 セキュリティ強化や人件費高騰/採用増に伴う人件費増大に伴い、利益は想定を 下回るも、米国出版業界のDX推進の担い手として順調に事業が拡大 電子書籍と実用書が好調、配本コントロールによる返品率改善により、想定を上 回って業績が改善。縦スクロールコミックなど新規ジャンル開拓に挑む 2022年3月にNTTドコモの持ち分を取得し、完全子会社化。投稿された小説を原 作とし、コミカライズや映像化などメディアミックスを進める方針 会社名 取得時期 事業進捗状況 PMI成否 出版デジタル機構 2017年3月 3年超を掛けて、経営統合・事業統合・意識統合を推進し、PMIを完遂。 これにより、メディアドゥが電子書籍取次最大手としてのポジションを獲得 2018年7月以降に実行したM&A 前中期経営計画の振返り
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 13 計316名 279 362 350 379 582 133 321 80 85 92 412 683 430 464 674 2018年… 2019年… 2020年… 2021年… 2022年… 連結人員数推移※1 特にエンジニアやプロマネ人材を積極採用し、 M&Aによりグループ600名体制への増員を完了 ※1 上記は期末時点の数値を記載。なお、臨時雇用者には業務委託を含めていない ※2 2019年2月期の臨時雇用者のうち269名は当時子会社だった徳島データサービスに所属 M&A等による増員 正社員 パート・アルバイト 部門別人員構成 (その他社員含む計520名) 経営陣 16名(3.1%) 営業・企画 172名(33.1%) 運用管理 107名(20.6%) エンジニア 156名(30.0%) コーポレート部門 69名(13.3%) 会社別人員構成 (グループ正社員582名) Firebrandグループ (78名) その他 (79名) ※2022年2月期末時点 メディアドゥ(308名) 日本文芸社 (64名) フライヤー (53名) 雇用形態別構成 計520名 経営陣(取締役・監査 役・執行役員) 16名(3.1%) 正社員 300名 (57.7%) その他(臨時雇用・ 業務委託等) 204名(39.2%) 男女別構成 女性 151名 (47.8%) ※管理職の男女比は男性78.8%、女性21.2% 男性165名 (52.2%) ※その他社員は除外 人員構成の変化 うち 徳島データ サービス※2 269 ※メディアドゥ単体、3月初時点 うちメディアドゥ 前中期経営計画の振返り (単位:名)
  14. Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. |株式会社メディアドゥ

    新中期経営計画(2023-2027) 14 2. 新中期経営計画概要 NEW MEDIUM –TERM MANAGEMENT PLAN
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 15 これまで培ってきたメディアドゥの「信頼」を 土台に、新たな収益の柱の構築を完遂する 中期経営計画で成し遂げたいこと 中期経営計画概要 インプリント 出版 ソリュー ション ファン マーケ ティング 国際 電子書籍流通 複数の収益の柱を立てる 電子書籍 流通 現在の収益の柱 2,200社以上の出版社 や150店以上の電子書 店との取引実績 信頼の土台 メディアドゥのミッション ✓ 著作物の健全なる創造サイクルの実現 これまでの実績 ✓ 電子書籍取次No.1として、正規版の流通 を推進し、市場拡大に貢献
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 16 メディアドゥが目指すDX 1. オペレーション変革・効率化 ✓ 電子書籍取次 ✓ 売上/印税分配 ✓ 書誌情報管理 ✓ 海外展開支援 ✓ DCA(デジタルコンテンツアセット)の実現 →“保有”の概念を持つデジタルコンテンツの提供 メディアドゥが実現する出版DX 2.ビジネスモデル変革 ✓ 新サービスの創出 →出版インプリント、メディアなど メディアドゥだからできること= PositionとTechnologyを用いて業界のDXを実現 中期経営計画概要 メディアドゥの強み① 業界におけるPosition メディアドゥの強み② Technology 正規版を取り扱うことができる取引先との 「信頼」と人や情報へのアクセス 出版業界・コンテンツ業界におけるDX推進を リードできる「技術力」
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 17 中計策定ロジックと全体像 ✓ 海賊版サイトの影響拡大も、電子書籍 市場は引き続き拡大傾向 ✓ 取次事業の期待役割に変化(さらなる コスト減と売上増のための機能) ✓ Web3、デジタル化進展による新た な可能性(NFT、縦スクコミック等) ✓ 取次システムの刷新不可避 ✓ 人材獲得における競争力向上、 社内業務効率化、PMI体制構築 が急務 ✓ 財務戦略・ガバナンス・サステ ナビリティ推進への要請 電子書籍取次事業 インプリント事業 出版ソリューション事業 国際事業 ファンマーケティング事業 著作物の健全なる創造サイクルの実現 ひとつでも多くのコンテンツを、 ひとりでも多くの人へ メディアドゥのPositionを活かし、人 × IT × 戦略に よって出版・コンテンツ市場自体の拡大に貢献する Vision Mission 経営方針 メディアドゥの企業理念・目指す姿 機会・リスク・向き合うべき社会課題 各事業ごとに中長期におけるテーマ・戦略・目標・KPIを設定 推進・進捗管理体制強化 成長とリスク管理のバランス ✓ ガバナンス/統合的リスク 管理 ✓ 人的資本/財務戦略構築 外部環境分析 内部環境分析 戦略方向性 コーポレート部門 →コンテンツ業界のDXを支える存在へ Publishing Platformer 戦略方向性 ①オペレーション変革・効率化 ②ビジネスモデル変革 中期経営計画概要
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 18 中計5年目における業績目標は 連結売上高1,500億円、EBITDA100億円規模 中期経営計画 数値目標 連結業績 2022年2月期 (前期) 2023年2月期 (今期) 2025年2月期 (中計3年目) 2027年2月期 (中計5年目) 売上高 1,047億円 1,000億円 1,200億円 1,500億円 営業利益 28.1億円 20.0億円 40億円 85億円 EBITDA 39.2億円 35.9億円 55億円 100億円 当期純利益 15.7億円 8.5億円 28億円 60億円 ROE 10.9% 5.2% 15.0% 23.0% 中期経営計画概要 中期経営計画における業績目標数値に ついては見直し中です (2024年2月期 第3四半期決算説明会 資料内にてご説明)
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 19 新中期経営計画の策定に伴い、 2023年2月期より事業セグメントを変更 旧セグメント ✓ その他事業 新セグメント ✓ Legacyを作る ✓ Legacyを創りに 行く ※説明会資料等におけるセグメントの線引きが曖昧で、 各事業の成長や戦略等が混在・不明瞭となっていた ※主力事業である電子書流通事業は単独で管理 ①電子書籍 流通事業 ②その他事業 ①電子書籍 流通事業 2022年2月期 売上高 96,257百万円(約92%) ②戦略投資事業 2022年2月期 売上高 8,897百万円(約8%) ✓ インプリント事業 ✓ 出版ソリューション事業 ✓ 国際事業 ✓ ファンマーケティング事業 ✓ 電子書籍流通事業 戦略上セグメント 事業セグメント 事業セグメント 戦略上セグメント 事業セグメント変更 中期経営計画概要
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 20 各セグメントにおける内訳 対象子会社/サービス 電子書籍流通事業 インプリント事業 出版 ソリューション事業 国際事業 ファン マーケティング事業 ジャイブ株式会社 対象子会社/サービス 国内出版社2,200社以上 電子書店150店以上との取引を有する 国内最大手取次事業を展開 取次事業に関する 業務アウトソーシングを受託 実用書・コミック・小説・雑誌を 紙・電子問わず出版・販売 小説投稿サイトの運営および 映像化などのプロデュース事業 漫画のカラーリング・作画支援 次世代型出版 「インプリント事業」を手掛け、 女性向けマンガレーベルを保有 書籍の要約コンテンツを提供する サービス「flier」を運営 ㈱インプレスHDとの合弁会社 法人/個人の両PODサービスを 統合させPOD市場拡大を目指す (サービス) 電子書籍売上管理、および 紙・電子の統合印税管理システム メディアドゥグループの 国際事業展開拠点(サンディエゴ) 書籍Webマーケティングツール 「NetGalley」の提供 米国の書誌情報管理、情報配信、 電子書籍配信等を展開 米国大手出版社を顧客に持ち 出版社特販サイトをSaaSで提供 (サービス) メディアドゥが開発した NFTマーケットプレイス 世界最大級アニメ・マンガコミュニテ ィメディア「MyAnimeList」運営 マンガアプリ運営、 ファンマーケティングサービスの提供 無料マンガ閲覧サービスの提供 IP発掘/育成 企画・出版(支援) 取次/流通 国際 販売/マーケティング 中期経営計画概要
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 21 電子書籍流通事業による安定収益を源泉に、 第二・第三の収益の柱を確立 旧セグメント 新セグメント 電子書籍流通 事業 (約95%) セグメント別売上高構成比 その他事業(約5%) 電子書籍流通 事業 (約92%) 電子書籍流通 事業 (約75%) 2022年2月期 2027年2月期 (中計5年目) 2022年2月期 戦略投資事業 (約8%) 各セグメントの売上貢献イメージ 戦略投資事業 (約25%) 新セグメントに置き換え ✓ インプリント事業 ✓ 出版ソリューション事業 ✓ 国際事業 ✓ ファンマーケティング事業 中期経営計画概要
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    新中期経営計画(2023-2027) 22 3. 各事業の取組み INITIATIVES BY SEGMENT
  23. ①電子書籍流通事業 EBOOK DISTRIBUTION BUSINESS Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd.

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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 24 事業方針 インプリント事業 電子書籍流通事業 正規版を取り扱うことができる「信頼」を 生み出す当社グループのコア事業 ✓ これまで築き上げた国内最大手の電子書籍取次としての 独自のポジションに変化なし ✓ トーハンとの連携によって業界にしっかり根をはるとと もに、さらなる効率化と機能追加によりオペレーショナ ルエクセレンスを実現 出版ソリューション事業 国際事業 ファンマーケティング事業 ① 電子書籍流通事業 電子書籍流通事業における当社のPositionを さらに強固にするべく体制・システムを改良
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 25 さらなる流通カロリー抑制と機能追加により 業界のインフラとしての役割を強化 中計期間において目指す姿 流通カロリー抑制による 電子書籍市場拡大 データマーケティングなど 新たな機能追加 新規商材の確立 文字もの電子書籍市場拡大 ✓ データベース管理、キャンペーン 運用、バナー制作を効率化 ✓ 出版社・電子書店における関連業 務を丸ごと運用するなど、中小・ 新規参入プレイヤー支援 ✓ 新たな基幹システム開発、業界 最大級のデータベースを活用し たマーケティングツールなど新 機能提供 ✓ 縦スクロールコミックやオーデ ィオブックなど、今後生み出さ れるものも含めた多様なフォー マットへの対応 ✓ 出版社・電子書店と連携した販 促施策による文字もの市場拡大 ① 電子書籍流通事業 中計において目指す姿 施策② 施策③ 施策①
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 26 電子書籍市場規模推移 (単位:億円) 1,82 6 76 8 1,41 1 1,01 3 4,82 1 2,55 6 3,75 0 2,278 5,37 8 5,77 2 65 1 6,09 3 6,41 4 2021年版予想 2019年版予想 6,74 7 +22.1% 2020年版予想 3,12 2 2018年4月の大 手海賊版サイト閉 鎖による成長 +28.5% コロナウイルスに よる巣ごもり消費 による増加 出所:インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2021」 電子書籍市場は今後も成長継続の見通し 市場は想定以上に 成長し毎年上方修正 電子書籍市場拡大に伴い、 出版社・電子書店の業績向上・DX投資充実 →当社にとっての成長機会 ① 電子書籍流通事業
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 27 ジャンル別出版市場規模 コミック全体 6,201 (66.3%) 4,114 前回から+4.1 文字もの全体 7,015 雑誌全体 3,526 (2.8%) 99 (6.4%) 449 前回から+0.6 米国・中国の出版市場における 文字もの電子書籍シェアは30〜40% ※ 出版科学研究所が発表する紙出版物の統計では、コミック書籍の90%が「雑誌扱いコミック」として「雑誌」に分 類されているため、上記では「雑誌扱いコミック書籍」を書籍として集計し直した値を記載。また、コミック売上には 紙・電子とも「コミック書籍」のみ計上、「コミック雑誌」は雑誌に含めている(出所:出版科学研究所)。 2021年ジャンル別出版市場規模(単位:億円) 2,087 6,566 3,427 コミック市場は前年対比23%増と伸長 文字ものの電子化余地は引き続き大きい ① 電子書籍流通事業
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 28 主要取引先の業務移管による影響 売上高 190億 円 営業利益 4億円 営業、運用管理、開発などの 体制や関連費用などを考慮 2022年2月期におけるLINEマンガ※営業利益 今期業績への影響(LINEマンガ※向け売上高) LINEマンガの商流変更による影響を最大限織り込み、 今期業績予想を試算 ※ LINEマンガを運営する、LINE Digital Frontier株式会社向けの売上高を記載。 業績への影響を最大限見積もり、2022年度第2四半期以降に順次 切り替えが実行されるものとして試算(前年比約5割の売上水準へ) スケジュールに変更が生じるなど、連結業績に影響を与える 開示すべき事項が生じる場合には速やかにお知らせします 1Q 4Q 3Q 2Q ※グラフはイメージであり、実績ならびに計画期間における数値目標を具体的に示唆するもので はありません) ※詳細は同日付発表の適時開示資料「主要取引先との取引状況と今期業績予想に関するお知ら せ」をご参照ください 0% 100 % ① 電子書籍流通事業
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 29 100.0% 110.0% 120.0% 130.0% 140.0% 150.0% 160.0% 電子書籍取次の独自のポジションに変化なし 今後も市場成長とともに事業拡大へ 当社電子書籍流通事業と市場の伸び率比較 → 一時的な売上剥落の可能性はあるが、 今後も市場成長とともに一層の事業拡大を実現可能 成長率の高い出版社・電子書店との取引 出所:インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2021」 なお、2021年度市場成長は予測値を記載 電子書籍取次における当社優位性 当社の成長率は過去7年間で 市場より平均10.8ポイント高い 300名規模の営業企画・運用管理体制 当社電子書籍流通事業 市場全体 自社開発の取次基幹・配信システム 2017年度は出版デジタル機構統合に 伴い、伸び率の記載を割愛 ① 電子書籍流通事業
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 30 次世代基幹システム開発 競争優位性を維持し、さらなる市場成長に貢献 すべく、次世代基幹システムへの移行を推進 1. 技術的負債を解消し、柔軟かつ迅速な開発が可能 2. 国内最大の電子書籍販売データを活用した新規機能を搭載 3. 縦スクロールコミックなど、新たなコンテンツへの対応 4. キャンペーン運用効率化など流通カロリーを一層抑制 5. 出版社向けダッシュボードの提供 メディアドゥ 統合 現基幹システム 次世代基幹システム 出版デジタル機構 メディアドゥと出版デジタル機構のシステム 統合によりコスト削減を実現 技術的負債により開発負担増加、将来的な パフォーマンス低下懸念 移行 ① 電子書籍流通事業 ※2017年3月子会社化 2019年3月:完成 2021年2月:旧システム停止
  31. ②インプリント事業 INPRINTS BUSINESS Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All

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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 32 インフラ機能 を提供 ② インプリント事業 事業方針 コンテンツ需要の高まりを受け、電子書籍 流通機能を軸にIP創出の強化・効率化を推進 電子書籍取次 インプリント事業=デジタルを基点にした次世代出版事業 メディアドゥグループが有する出版プラットフォーム機能 インプリントレーベル インプリントレーベル インプリントレーベル ・・・ 新思考の出版 インフラ機能と編集機能を 分離、効率的な出版プロセ スと特色あるラインナップ を実現 IP・顧客分析/マーケット分析等 ①マーケティング ②システム開発 ③バックオフィス ④PODソリューション 在庫管理/生産管理/ 売上実績管理等 人事/経理/総務/法務等 PUBFUNを活用した、在庫コン トロール 1. 販売/企画におけるマーケットインとプロダクト アウトの融合 2. デジタルファーストのコンテンツ制作 (紙依存からの脱却)
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 33 グループ連携によるコンテンツ制作と 出版プラットフォーム機能の強化・拡大 コンテンツを生み出す 新たな仕組みを確立 出版プラットフォーム 機能の強化 アライアンスによる インプリント事業拡大 ✓ デジタルを基点とした、新たな コンテンツ制作プロセスの浸透 ✓ グループ内の出版社、投稿サイ ト、作画・カラーリング機能を 活用、多様なコンテンツを創出 ✓ マーケティング、システム開発、 コーポレートなどインフラ機能 と編集機能を分離 ✓ 特色あるコンテンツを生み出す 編集の独立を維持しつつ、効率 的運用を実現 ✓ さらなるコンテンツホルダー との事業提携やM&Aを実施、 グループにおけるIP創出・利 活用を推進 ② インプリント事業 中計において目指す姿 中計期間において目指す姿 施策② 施策③ 施策①
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 34 ジャイブ株式会社 メディアドゥのインフラを活用することで、中小出版社 のIP価値の最大化し、コンテンツ業界の発展に貢献 ・200万点以上の作品を配信 ・累計作家数140万人以上 ・書籍化された出版点数750点以上 ・掲載点数1.6万点以上 ・出版点数1.4万点以上 ・累計部数5億冊 【出版社】 【作画支援】 【小説投稿サイト】 【無料閲覧サービス】 ② インプリント事業 当社グループにおけるインプリント各社 出版社との協業 コンテンツメーカーとの協業による マルチコンテンツ展開を加速 【出版社】 小説 マンガ/縦スクロールコミック ドラマ/映画 アニメ
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 35 NFT商品化(FanTop上で流通) グループで保有するIPは200タイトル以上が コミカライズを含むマルチメディア展開 (ファンマーケティング事業) 日本テレビ系 にてドラマ化 (主演:成田凌) ② インプリント事業 マルチメディア展開の成功事例 Disney+にて 映画化 (主演:柳楽優弥) NFT商品化(FanTop上で流通) 投稿小説を原作としたコミカライズ (さらにドラマ・映画化した事例も) ©ウェルザード・村瀬克俊/ 集英社 ©月島綾・梨里緒/ 双葉社・エブリスタ ©袴田十莉・もぁらす/ 双葉社・エブリスタ ©連打一人・金沢伸明/ 双葉社・エブリスタ ©望月麻衣・秋月壱葉/ 双葉社・エブリスタ ©夏川ゆきの・黒沢明世/ マンガボックス
  36. ③出版ソリューション事業 PUBLISHING SOLUTION BUSINESS Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd.

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  37. Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All rights reserved. |

    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 37 ③ 出版ソリューション事業 事業方針 1. 中小プレイヤーが多く、デジタル化が遅延 2. 紙本市場縮小、返本率高く効率化に改善余地 3. グローバル化、他デジタルコンテンツ市場拡大 4. 利用形態やキャンペーンなどニーズの高度化 業界が抱える課題 電子書籍取次 NFTデジタル特典付き出版物 アクセシブルライブラリー プリントオンデマンドサービス(POD) 縦スクロールコミック制作・流通支援 電子図書館サービス … 電子書籍流通で培ったPositionを活用し、 業界の発展に資するBtoBサービスを拡充
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 38 ① 業界連携による新たな事業機会模索 ② 縦スクロールコミックのエコシステム構築 トーハンとの連携による 紙も含めた出版DXの推進 POD事業合弁会社設立など 新たなアライアンス推進 縦スクロールコミックの エコシステムを構築 ✓ NFT特典付き書籍の事業拡大、 紙書店での電子書籍販売など紙 出版市場活性化に向けた協業 ✓ 電子図書館サービス普及含め、 出版業界のDX推進において一層 の協業を推進 ✓ インプレスHDとのPOD事業合弁 会社PUBFUN(2022年4月設立) など、出版市場活性化に向けた アライアンスを継続実施 ✓ 海外からのコンテンツ輸入やオリ ジナル作品制作などの環境整備 ✓ 電子書籍取次をはじめとした流通 インフラ整備 ✓ 他社との連携によるIP価値最大化 ③ 出版ソリューション事業 中計において目指す姿 中計期間において目指す姿 施策② 施策③ 施策①
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 39 トーハンとのフィジカル×NFTによる、 出版の新しい創造と流通エコシステムを実現 業界の課題解決・価値創出に向け紙/電子の垣根を超えてアプローチ トーハンとの協業① 国内2,200の出版社と150の電子書店を繋ぐ 電子書籍取次最大手 3,000の出版社と5,000の書店を結び、 紙出版流通の3分の1以上を占める 1.NFTデジタル特典付き出版物 ✓ トーハンとの連携により全国最大約5,000店もの書店に配 本し、面でマーケットを捉える ✓ フィジカル(本)を通じて“本物”を流通させる/できる のはメディアドゥ×トーハンだからこそ ✓ 信頼性のあるNFTをユーザーに届け、認知を向上 2.電子図書館の導入促進 ✓ トーハンが有する全国16支店・営業所を活用し、100言 語以上、370万以上のコンテンツが提供可能なOverDrive のシステム導入を促進 ✓ コロナ禍によるフィジカル制限やデジタル化の進展を捉 えながら、社会課題の解決にも寄与 ③ 出版ソリューション事業
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 40 ③ 出版ソリューション事業 トーハンとの協業② メディアドゥは正規版のNFT流通を推進し、 NFT市場の健全なる拡大のけん引者に 発売日2021年12月8日/講談社 ✓ 紙×電子取次業者として業界関係性を最大活用し、 正規版の流通を促進 ✓ 書籍に付加価値を付与し、販売単価の値上げを実現 ✓ FanTopの認知拡大とユーザー獲得に寄与 NFTへの認知拡大とマーケットづくり 実売率※ 80%以上 (発売約2カ月) 販売単価上昇率 +37.9 % ※トーハン調べ ✓ 特装版平均実売率:約+20% ✓ 平均価格上昇率 :約+20% UP 対通常版比 紙本購入 ユーザー 特典取得 トーハン 書店
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 41 電子図書館サービス世界最大手 システム+370万以上のコンテンツ 紙書籍取次国内最大手 営業力&全国16拠点の営業網 電子書籍取次国内最大手 電子書籍流通ノウハウ ボトルネックになっていたアクセシビリティに対応 導入件数の飛躍的増加に期待 ③ 出版ソリューション事業 トーハンとの協業③ 電子図書館サービス ✓ 図書館に行きたくても行けない人でも利用が 可能 ✓ 教育格差是正、他を圧倒する英語コンテンツ により英語学習機会を提供 ✓ 視覚障碍者のニーズに基づく、高速でも聞き 取りやすい音声自動読み上げエンジンの採用 ✓ 介助がなくても単独で利用可能な視覚障碍者 に特化したUI アクセシブルライブラリー サービス普及率※ 27.7% ※出所:(一社)電子出版制作・流通協議会 導入成約件数: 31件 導入伸び率 :約+50% うち、21件はトーハンとの連携による アクセシブル対応により あらゆる図書館が 導入先対象に
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 42 ③ 出版ソリューション事業 PUBFUN POD出版サービスにおける上位2社が合弁会社 PUBFUNを設立し、圧倒的なシェアに インプレスホールディングス 個人向けに強みを持つネクパブ・オーサーズプレス※ 法人向けに強みを持つPUBRID ※インプレスHD子会社のインプレスR&Dが展開 Amazon ストア その他 書店 個人 (著者) コンテンツ 制作 法人 (出版社) ✓ これまで出版機会を得られなかった著作物の刊行が可能 ✓ 在庫リスクのない少部数の紙出版が可能(絶版書対策) ✓ 読者にとって出版物の多様性が拡大 新たな著者/出版ニーズに柔軟に対応、市場拡大を推進 最近注目の「ひとり出版社」を始めとした個人、出版社以外の法人への出版機会の提供などの PODの メリット
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 43 縦スクロールコミック市場が急成長 出版市場の新たな成長ドライバーに ✓ グローバル展開可能なコンテンツ ✓ 利用単価・継続率が高い ✓ 既存の枠組みに囚われない 新たなビジネスモデルの実現 ✓ 新たなユーザー層獲得の可能性 縦スクロール マンガの特長 縦スクロールコミック市場の成長 ③ 出版ソリューション事業 2017年 2018年 2019年 2020年 ※ 韓国コンテンツ振興院『2021ウェブトゥーン企業実態調査報告書』より なお 円換算は1ウォン=0.1円として試算 韓国ウェブトゥーン市場規模推移 3,799億ウォン (380億円) 4,633億ウォン (466億円) 6,400億ウォン (640億円) 10,538億ウォン (1,054億円) 市場は3年で2.8倍に急成長
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 44 Position 縦スクロールコミックの制作と流通の両面を 手掛け、健全な市場拡大に貢献 + 国内外プレイヤー(出版社/制作スタジオ、電子書店など)との連携 を活かしたコンテンツ流通を実現し、市場の健全な発展に貢献 グローバルでの市場規模は2021年の約4,400億円から2028年には約3兆1,500億円に達すると予測※ コンテンツ流通・調達 原作提供 ジャイブ㈱ コンテンツ制作・制作支援 ※ QYResearch「Global Webtoons Market Size, Status and Forecast 2022-2028」より。 円換算は1ドル=120円として試算 縦スクロールコミック市場への参入 ③ 出版ソリューション事業
  45. ④国際事業 GLOBAL BUSINESS Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd. All

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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 46 ④ 国際事業 事業方針 高いシェアを持つ出版SaaS企業をグループ化、 市場拡大を支える世界インフラを構築 出版DXの先進事例を輸入 +世界の出版ネットワーク NFTなど、新たな技術を 輸出+資本提供 顧客網拡大と さらなる機能補完 (M&A含む) 日本国内 出版社と書店をつなぐ BtoB事業 (KADOKAWA、講談社、集英 社、小学館※など国内大手出版4 社が顧客)※50音順 海外グループ会社 出版社と書店にツールを 提供するBtoB事業 (ペンギンランダムハウスなど グローバル大手出版5社が顧客)
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 47 Publishing Service Platformとして、 世界におけるメディアドゥグループの存在感を向上 出版インフラ機能としての グローバルでの地位確立 新規サービスの世界展開/ 日本へのDX事例導入 MediaDo Internationalの 機能・体制拡充 ✓ Firebrand Group、SupadüのPMI 推進、営業・システム連携 ✓ バーティカルSaaSとして欧米市場 での浸透率をさらに向上、業界に とって、なくてはならない存在へ ✓ 米国5大出版社を含む、欧米での顧 客網を活用し、NFTプラットフォ ーム構築や日本発コンテンツ輸出 を推進 ✓ DX事例を国内出版業界に応用、 グループ連携によるサービス開発 ✓ さらなるM&Aに向けて、海外現地 法人の管理体制を拡充 ✓ W3Cなど海外におけるメディアド ゥグループの発信力強化 ④ 国際事業 中計において目指す姿 中計期間において目指す姿 施策② 施策③ 施策①
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 48 68.1 145.5 92.0 95.6 60 80 100 120 140 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 ④ 国際事業 海外DXサービス輸入 海外で高いシェアを有するバーティカルSaaSを国内 に輸入し、出版業界のDXを推進 国別出版市場規模推移(2010年を100として指数化) 国内はマンガ以外の出版市場は下落傾向が止まらず 一方、海外出版市場は自らDXを推進し堅調に推移 国内出版業界の活性化(=文化の発展) に資するサービスを提供 海外で高いシェアを 有するDXサービス の輸入 国内出版業界に おける Position デジタル化が進んだマンガと それ以外の市場では大きな差 が生じた (業界特化型) 欧米と日本では過去10年で 市場の勢いに明確な違い ※米国出版市場はセルフパブリッシング(デジタル、POD、投稿サイトなど)を含めると 出版市場はむしろ拡大 マンガ除く国内出版市場 国内出版市場 米国出版市場 ドイツ出版市場 出所:出版科学研究所
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 49 ✓ 米国出版大手2社を含め100社以上の顧客が 利用するシェアNo.1サービス ✓ 年間解約率0% ✓ 米国5大出版社すべてを含む500社以上の出 版社が利用 ✓ 年間解約率3% ✓ 米国5大出版社すべて(間接的な提供含む) を含む240社以上の出版社が利用 ✓ 年間解約率3%未満 世界規模で出版インフラネットワークを構築し 世界的なコンテンツ市場拡大の恩恵を享受 ※米Quality Solutions, Inc.(Firebrand)、NetGalley, LLCは米サンディエゴの子会社Media Do International, Inc.が株式取得、英Supadü LimitedはNetGalley, LLCの英国現地法人NetGalley UK Ltd.が株式取得 ④ 国際事業 国際事業におけるグループ企業 出版データ統合管理・分析ツール コミュニケーションマーケティングツール 統合型D2Cツール デジタル コンテンツ によるコンテンツへの世界的な需要急増 世界の出版市場を支えるインフラとして存在感を高め、 コンテンツ市場拡大に合わせた着実な成長を目指す
  50. ⑤ファンマーケティング事業 FAN MARKETING BUSINESS Copyright 2022 MEDIA DO Co., Ltd.

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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 51 ⑤ ファンマーケティング事業 事業方針 テクノロジーとコンテンツの両面に強みを持つ 当社にしかできないNFT流通の実現 過熱するNFTマーケットで起こっていること テクノロジー コンテンツ マーケット ✓ 技術力を背景に大手からベンチャーま で、多くのプレイヤーが参入 ✓ その一方、コンテンツ業界にも明るい プレイヤーは少数 ✓ ディズニーなど大手含め、IPホルダ ーも参入意欲高 ✓ 一般的なNFTの特性(誰でも見られる、 消すことができない)がゆえに慎重な 姿勢 ✓ 一部アート作品に対して、投機的な 資金流入 ✓ 少ない正規版、贋作の問題 健全な市場発展に貢献できるプレイヤーは限定的 →さらなる市場拡大にはIPホルダーの 参入障壁を下げる必要性
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 52 IPホルダーやファンとのつながりを深化 日本発の正規版NFTコンテンツ流通を実現 IPホルダーとの協業により コンテンツのNFT化を促進 差別化された NFTエコシステムの実現 IPホルダーとファンのダイ レクトコミュニケーション ✓ 出版に加え、音楽・映像・ゲームなど 多様なIPホルダーとの関係強化 ✓ FanTop上での販売に加え、 MyAnimeListを活用した海外向けNFT マーケットプレイス設立やIPホルダー のNFT事業取り組み支援 ✓ アプリによる3Dファンアイテムやさら に進んだNFTコンテンツを実現 ✓ Web3を見据え、ファンとのコミュニ ケーションをもとにしたコンテンツの 制作・流通・販売を実現すべく、様々 なサービスを提供 中計において目指す姿 中計期間において目指す姿 施策② 施策③ 施策① ⑤ ファンマーケティング事業 ✓ 既にリアルの世界で成立しているファ ンアイテムだけでなく、NFTならでは のファンアイテムを創造
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 53 IPホルダーの意向/課題を理解しているからこそ 正規版コンテンツ拡大でNFTマーケットを牽引可能 著作物の健全なる創造サイクルの実現 課題に対する打ち手とメディアドゥが実現できる理由 ミッション メディアドゥの勝ち筋 信 頼 電子書籍流 通での実績 NFT実績 電子書籍流通事業において業界No1の ポジションで正規版を取り扱ってきた実績 トーハン⇔メディアドゥが手掛ける NFTデジタル特典は「出版物」に付帯して流通 →全てが正規版NFTとして流通 稀有なポジションだからこそ業界全体が見渡せて コンテンツの理解、IPホルダーの課題把握が可能 ・2021年度流通総額:1,580億円 ・主要出版社全てとの取引 ※1 日本書籍出版協会に加盟している出版社(2021 年7月31日現在、394 社)のうち、オーディオブックなど非出版系の出版社を除いた企業を主要出版社と定 義 ※1 検品の実施 メディアドゥが真贋を見極める ⑤ ファンマーケティング事業
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 54 差別化ポイント①正規版の流通実績 差別化要素によりメディアドゥの存在感を 更に強め、正規版コンテンツの拡大を加速する メディアドゥの差別化ポイント 1. トーハンと連携した全国書店での展開 3. ホワイトレーベル(OEM)での販売 2. FanTopアプリケーション機能 4. D2Fサービスによるマーケティング支援 出版市場全体 1.6兆円 (コミック 0.6兆 円) (書籍/雑誌1.0兆 円) 音楽市場 0.8兆円 コンテンツ ホルダー 出版社、映像メーカー 音楽レーベルなど 中期経営計画上、 2027年2月期 NFT流通総額を90億円として試算 ⑤ ファンマーケティング事業 ※1 ※1 出所:出版科学研究所 ※2 出所:一般財団法人デジタルコンテンツ協会「2020デジタルコンテンツ白書」パッケージソフト売上/ネットワーク配信売上/コンサート入場料収入の合計 ※2
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 55 差別化ポイント②開発力・ 技術力 FanTopアプリで正規版コンテンツを技術で保護 さらに楽しむ機能で新たな体験を提供 AR Room機能 AR表示機能 売買 保護 楽しむ IPホルダー 向け機能 ファン向け 機能 • (DLを制限できる)アプリを活用し、NFT所有者しか見れないコン テンツの実現 • DCA(デジタルコンテンツアセット®) の保護 • ブロックチェーン技術にFlowを採用し、スムーズなトレードを実現 • 3Dモデルの表現機能 • AR表示機能、ARルーム機能 • VR技術による仮想空間で楽しむ新機能 保護機能と楽しむ機能の両立を実現 バリューチェーンの全機能を提供 ⑤ ファンマーケティング事業
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 56 差別化ポイント③D2Fサービス Web3の世界でD2F※機能を持つグループサービスが ファンにアイテムを届ける新たな流通の形となる ※ Direct to Fan Web2.0 Web3 非中央集権であるため顧客 との直接的な結びつきが鍵 ①Web3への移行によるマーケティングの変化 ②価値観・消費行動の変化 直接ファンと接点を持てるコミュニティの形成が重要課題 D2F機能をもつ各サービスで課題解決 • 月額制のファンクラブをノーコードで作成できるサ ービスを展開 • ファンクラブ毎に形成されるコミュニティでマーケ ティングが可能 • 世界最大級のアニメ・マンガのコミュニティサイト • アニメ・マンガに関連するグローバルなファン層に リーチ可能 ユーザーをターゲティングす るためトラッキングが鍵 ✓ コアファンは価格や機能的な価値のみで購買・所有行動は行わない ✓ コンテンツに込められた想いやコンセプトをいかに伝えられるかが 重要なポイント ⑤ ファンマーケティング事業 • デジタル上の‟ファンアイテム”(ファン向けの収集 品)の収集・鑑賞、ファン同士の共有・譲渡・売買 を最大限に楽しめるNFTマーケットプレイス
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    新中期経営計画(2023-2027) 57 4. ガバナンス体制 GOVERNANCE SYSTEM
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 58 プライム市場移行を契機に、 さらなるガバナンス向上を目指す • 執行役員制度導入 • 統合報告書発行 • ESG方針策定 • 改訂CGコードに合わせて ガバナンス基本方針など 各種方針 策定・改正 • 初の女性取締役就任 • 指名報酬諮問委員会設置 • 東証プライム市場移行 • サステナビリティ推進委員会設置 2020 2021 2022 グループ管理体制拡充による全社ガバナンス向上 ガバナンス体制 ガバナンス向上の取組み
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 59 ガバナンス体制 藤田 恭嗣 代表取締役社長CEO 指名報酬諮問委員会委員 新名 新 取締役副社長COO 溝口 敦 取締役CBDO 苅田 明史 取締役CSO兼CFO サステナビリティ推進委員長 金丸 絢子 指名報酬諮問委員長 宮城 治男 指名報酬諮問委員会委員 社内取締役 4名 独立社外取締役 2名 ※ 下記取締役は2022年5月26日開催予定の定時株主総会にて選任予定、各役員の役職名は6月以降のものを記載 5月開催の定時株主総会にて新体制へ移行 今後はさらに透明性・客観性を重視した体制へ →今後は社外取締役比率を段階的に引き上げるとともに、マネジメントボード(取締役会自身が業務執行の意思決 定に関与)からモニタリングボード(取締役会は経営者の業務執行を監督)への移行を目指す 取締役 6名 新任 新任 新経営体制
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 60 取締役会 (社内取締役4名、社外取締役2名 社外取締役比率1/3) サステナビリティ 推進委員会 代表取締役社長 常勤役員会 監査役会 内部監査室 執行役員(6名) 監査 報告 答申 報告 指名報酬諮問委員会 (代表取締役を含む3名以上、 過半数と委員長は社外取締役) 各部・各社 サステナビリティ推進委員会を設置 リスクと機会の両面を経営戦略に織り込む 2022年6月、リスク管理委員会から改 組 統合型リスク管理に加え、社会課題を 踏まえた事業機会の最大化を図る 2021年6月より設置 役員候補者の選任ならびに報酬決定プロ セスの客観性・透明性を高める サステナビリティ推進委員会の設置 ガバナンス体制
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    新中期経営計画(2023-2027) 61 5. 財務戦略/株主還元 FINANCIAL STRATEGY / SHAREHOLDER RETURNS
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 62 財務戦略/株主還元 投資・M&A方針 Game Changeを実現する投資・M&Aを推進 一方で、事業ポートフォリオは随時見直す方針 買収3年目以降、ROIC 7%を下回ることが見込まれる場合に 対象会社のピボット/経営者交代/売却・撤退等を実施 事業 ポートフォリオ 見直し基準 インプリント事業 出版ソリューション 事業 国際事業 ファンマーケティン グ事業 更なるIPホルダーとの事業提携・アライアンス推進 高いシェアを有し、大手出版社を顧客に持つSaaS事業を拡充 縦スクロールコミックの制作スタジオや電子書店との提携 NFT/Web3分野での事業拡大・競争力向上に向けた提携 電子書籍流通事業で培ってきた 「信頼」に基づくプレゼンス により持ち込み案件多数 今後の投資・M&Aターゲット
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 63 財務戦略/株主還元 財務指標とキャッシュフローマネジメント 収益創出力の強化と規律あるキャッシュフローマネジ メントにより、持続的な成長サイクルの実現を目指す 成長性 財務指標目標(2027年2月期) キャッシュフローマネジメント 収益性 効率性 株主還元 売上高 1,500億円規模 営業利益率 5%以上 ROE 20%水準 総還元性向 30%水準 ※1 中期経営計画期間における5か年累計 ※2 上記の図はイメージであり、計画期間における数値目標を具体的に 示唆するものではありません 純利益 ※1 150億円以上 償却費 ※1 50億円以上 創 出 キ ャ ッ シ ュ 借入返済 株主還元 成長投資等 ※2 事業の収益 創出力の強化
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 64 オフィス改装・移転により、コロナ禍で希薄化した 社員コミュニケーションを活性化 オフィス改装・グループ会社移転 メディアドゥ本社8階部分改装 コンセプト「会社にいきたいと思うオフィス」 グループ会社(日本文芸社、フライヤー、 Nagisa)オフィス移転(メディアドゥと同ビル) →改装・移転総費用4.6億円(2023年2月期 2.2億円の費用増※うち一時的な費用は1.2億円 )、 チームワークやコミュニケーション活性化によるイノベーション創出を図る 財務戦略/株主還元
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 65 財務戦略/株主還元 2023年2月期 計画 電子書籍流通事業の利益減+戦略投資事業への先行投 資につき、2023年2月期は利益減 ▲5.0 ▲1.3 ▲0.6 +1.0 2023年2月期 計画 2022年2月期 実績 電子書籍 売上成長 主要取引先 ならびに前 期キャンペ ーン反動に よる減少 出版ソリュー ション事業 電子書籍流通事業 ▲1.6 39.2 35.9 連結EBITDA(単位:億円) ▲1.0 +3.4 +2.1 M&Aの影響 (エブリスタ、 Supadü) ファンマーケ ティング事業 +0.3 国際事業 インプリ ント事業 ▲2.2 人件費 増加等 オフィス 改装・移転 戦略投資事業 ▲0.6 その他 ▲1.1
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 66 財務戦略/株主還元 中期経営計画 業績目標 第二の事業軸を創り、EBITDA100億円を目指す 2022年2月期 (前期) 2023年2月期 (中計1年目) 2025年2月期 (中計3年目) 2027年2月期 (中計5年目) 2022年2月期 (前期) 2023年2月期 (中計1年目) 2025年2月期 (中計3年目) 2027年2月期 (中計5年目) 電子書籍流通事業 インプリント事業 出版ソリューション事業 国際事業 ファンマーケティング事業 1,047 1,000 39.2 35.9 (単位:億円) 連結EBITDA 連結売上高 (単位:億円) 事業拡大に向けて、さらなるM&Aを実施検討 電子書籍流通 75% 1,200 戦略投資 25% 1,500 55 100 電子書籍流通 50% 戦略投資 50% 今期 今期 中期経営計画における業績目標数値 については見直し中です (2024年2月期 第3四半期決算説 明会資料内にてご説明) 中期経営計画における業績目標数 値については見直し中です (2024年2月期 第3四半期決算説 明会資料内にてご説明)
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    株式会社メディアドゥ 新中期経営計画(2023-2027) 67 2023年2月期は10億円の自己株式取得を実施 今後は段階的に総還元性向を引き上げ 総還元性向※1 ※1 総還元性向=(配当金支払総額+自己株式取 得総額)/親会社株主に帰属する当期純利益 株主還元方針 20%以上 これまで 2023年2月期 以降 30%以上 総還元性向の推移 2019年2月期 実績 2020年2月期 実績 2021年2月期 実績 2022年2月期 予定 2023年2月期 予想 当期純利益 -1,243 884 1,519 1,576 850 配当総額※2 130 184 322 333 0 自己株式取得額 - - - - 1,000 総還元性向 NA※3 20.1% 20.1% 21.1% 117.6% ※2 2022年2月期配当は2022年4月21日開催の取締役会にて決議予定 ※3 2019年2月期は当期純利益が赤字のため、総還元性向は記載せず ※配当は実施しない 単位:百万円 財務戦略/株主還元 株主還元方針