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「Learning Outcome」を書きたくない私が、Learning Outcomeと折り...

「Learning Outcome」を書きたくない私が、Learning Outcomeと折り合いをつけるまで

2026/10/24(土)スクラム祭り2026 新潟トラックでの発表資料です。
Confengine
https://confengine.com/conferences/scrummatsuri-2026/proposal/50589/learning-outcomelearning-outcome

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リリカル

October 23, 2026

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Transcript

  1. はじめに:今回の発表の対象者( Target Audience ) • Scrum Festなどのカンファレンスでセッションを聴く人 • プロポーザルを書いたことがある、またはこれから書いてみたい人 •

    Learning Outcomeを書くときに困ったことがある人 • カンファレンスにおける「学び」について考えてみたい人 • Learning Outcomeという言葉に特に違和感を持っていない人 (こういった人も歓迎します。このセッションは「Learning Outcomeは 間違っている」という結論を教えるためのものではありません。) 2
  2. はじめに: 発表を聞いていただく前のお願い事項 ( Prerequisites for Attendees ) • 発表の性質上、「プロポーザルを見たことがあり、Learning Outcomeと

    いう項目を見たことがある人」を対象として話します。 • その上でこのプロポーザルを読んで、自分の関心・課題に照らしたとき、 どんな役立つ話を聞けそうか、どんな問いを持って聞けそうかを軽く考え ておいてください。 3
  3. はじめに: Learning Outcome このセッションでは、参加者と一緒に次のことをめざします。 • Learning Outcomeが参加者の主体的な学習に与える影響を考え、自分がLearning Outcomeを読む・書く際に使える観点を持ち帰る。 • Learning

    Outcomeが初学者の学習をどのように支援し得るかを考え、学習支援や育成を 考える際の観点を持ち帰る。 • 発表者と参加者それぞれが学習に対して持つ責任を考え、カンファレンスに参加するとき の自分自身の姿勢を見直す。 • Learning Outcomeを発表者と参加者の共同目標として扱う考え方を知り、自分が Learning Outcomeを書く・読む際の参考にする。 • カンファレンス運営の視点からLearning Outcomeが果たす役割を考え、プロポーザルを 読む際の判断軸を増やす。 セッションを経て何を持ち帰るのかは、参加者個々人によって異なると考えています。 4
  4. 発表の流れ 1. Learning Outcomeとは? 2. Learning Outcomeに対する違和感 3. スクラムフェス新潟2026で書いたLearning Outcome

    4. 周囲の方の反応 5. スクラム祭り2025で書いたLearning Outcome 6. スクラムフェス仙台2026のプロポーザルを考えていたとき 7. 森さんのプロポーザルの書き方についての資料を読んだ 8. 森さんによる補足 9. スクラムフェス仙台2026 に書いた Learning Outcome 10.このセッションのLearning Outcome 11.今の私の現在地(まとめ) 5
  5. Learning Outcomeとは? • ConfEngineの記述 Learning Outcome* List specific, concrete, practical

    takeaways that attendees can apply after the session. Ensure they align with the target audience and session level. Ground the outcomes in your real experience, and make sure your outline clearly shows how the session will deliver them. 7
  6. Learning Outcomeに対する違和感 • 参加者が持ち帰れる「学び」というのは、何かを聞いたら自動的に受け取れる ものではないのではないか • 学びを受け取れるかどうかは、「参加者自身がどのような構えでセッションに 臨むのか」にもよって大きく変わるのではないか • 「Learning

    Outcome」と書かれていると、読み手のスタンスは自然と「この セッションを聞いたらこれを得られるのか」という受け身の構えによってしま うのではないか • 「持ち帰ってほしいこと」を明示するのはもちろん大事だが、そうであれば 「Learning Outcome」という名前をつけないでほしい(目標とか、期待とか 別の言葉にしたほうが実態に合っており誠実ではないか) →(当時の私は)Learning Outcomeという言葉が嫌いになった 11
  7. Learning Outcome の捉え方の変遷 ① 成果保証 ② 完全委任 ③ 共同目標 発表者が

    「ここまで到達できます」 と約束する 発表者は話を提供し、 何を学ぶかは 参加者に任せる 発表者と参加者が 「ここまで一緒に行くこと」 を目指す 違和感 「何かの気づき」 現在の認識 55
  8. 共同目標としての Learning Outcome 発表者 その目標へ向かって 進めるように設計する 一緒に 目指す目標 参加者 自分の経験・関心・課題と

    接続し、何かを得ようとする 双方の、一定の努力を前提にした目標にできるとよいのではないか 56
  9. Learning Outcome には二面性があるのではないか 主体的な学びを支える可能性 主体的な学びを狭める可能性 • セッション選択の判断材料になる • 「ここを学べばよい」というアンカリング •

    運営の採択判断の役に立つ • 自分で問いを立てる機会の減少 • 初学者の学習へのレールになる • 想定外の学びへの注意を狭める可能性 • 発表者の設計目標にできる • 発表者と参加者の共同目標にできる Learning Outcome の活用のしかたによって、功罪がある 59