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生産性向上に自ら取り組む チームカルチャーが生み出す顧客価値

生産性向上に自ら取り組む チームカルチャーが生み出す顧客価値

2023.7.13「開発生産性Conference 2023」登壇資料
https://dev-productivity-con.findy-code.io/

不確実性の高い課題を解決すべくプロダクト開発を行っている昨今、急速な成長を支えるためにもビジネスインパクトに寄与するためにも、開発チーム自らが自律的に生産性向上に取り組んでいくことが重要になっています。

本セッションではログラスの開発チームでの取り組みについて焦点を当て、チームのカルチャーの紹介も交えながら、経験学習を繰り返す中で開発生産性を向上させ、ビジネスインパクトに寄与していった取り組みについてご紹介します。本セッションがチームの改善アイデアのヒントとなれば幸いです。

masahiko.asai

July 13, 2023
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Transcript

  1. ⾃⼰紹介 株式会社ログラス 開発部 エンジニア 浅井 雅彦 / Masahiko Asai フロントエンドエンジニアとしてWeb制作会社、ベンチャー企業2社を 経て、2021年10⽉にログラスに⼊社。

    初期からUIデザインを含むフロントエンド開発全般を主に担当。 現在は開発チームのエンジニアとして主要機能の開発を⾏う傍ら、 デザインシステムの構築を担っている。 また、開発チームの開発⽣産性を向上するために、Four Keysを参考に しながら改善に取り組んでいる。 @mixplace
  2. 機能開発 A チーム 機能開発 A チーム • PdM/デザイナー/エンジニア/QAで構成された機 能開発チーム •

    2022年夏に新しいメンバーが数名ジョイン、新た な船出となったチーム • 開発手法はスクラム
  3. 開発スピードを上げる 🚀 • エピックから⼩さなストーリーに分割する ◦ 良い粒度でストーリーを分割するために練習する ◦ チケットも⼩さく切る • ペアプログラミングの導⼊

    • Findy Team+ を活⽤して、サイクルタイムをトラッキング • フィーチャートグル、ユーザーロールを活⽤する • プルリクエストを⼩さくする
  4. 開発スピードを上げる 🚀 • Findy Team+ を活⽤して、サイクルタイムをトラッキング ◦ 社内勉強会でFour Keys を指標にすると良さそうという示唆を得る

    ◦ 最初のコミット〜マージまでの時間を計測する ◦ 自分たちのボトルネックが知れる • チームのOKR(目標)として設定、週次で改善アクションを試す ◦ オーナーシップを持つ ◦ 毎週指標をトラッキングして、スコアの変化を観察する
  5. もともとの課題感 1. 開発着⼿からリリースまで、デリバリーに時間がかかった 2. ビッグバンリリースになってしまった 3. 変更失敗が複数回起きてしまった 👌 品質の向上 💖

    お客様への提供価値向上 🚀 開発スピードの向上 👌 品質の向上 🚀 開発スピードの向上 💖 お客様への提供価値向上
  6. チーム力を上げるために取り組みを実施 チームの一体感をより強固にしていくワークを月1回、定期的に開催 • 関係性システムコーチング ◦ DTA(Designing Team Alliance: 意図的な協働関係の構築) ◦

    ハイドリーム・ロードリーム どういった状態が最高/最低のチームと言えるかを表現 • ドラッカー風エクササイズ ◦ 自分の得意なこと、大切に思う価値、 メンバーは自分がどのように貢献することを期待していると思うかを表現
  7. ワークを経て チームの価値観‧⽂化が形成されていく ⼩さなTryを 重ねる 困難な道のりにも ⽴ち向かう 今の状態は ベストではない ⼀⼈称→三⼈称 I

    ではなく We お客様に近い⽅と 対話を深めたい お客様に 使っていただける 機能を提供したい 先導‧推進した⼈ を褒める 困ったら 作戦会議を⾏う 学習し続ける 経営管理領域は 複雑で難しい ⼀⼈で⽴ち向かう のは難しい お客様理解を 深めたい
  8. まとめ チームのカルチャーは重要 • ⾃律的に開発⽣産性向上‧改善活動の原動⼒となる • 褒める⽂化があると⼼理的安全性が⾼まる • チームで価値観が形成されると各々オーナーシップを 持って進めやすい 開発⽣産性の向上には指標をトラッキングし続

    けることが重要 他チームとの協⼒は不可⽋ • 改善活動にオーナーシップをもって継続することが重要 • 知⾒のある⽅を巻き込むことでチームが強くなる QAエンジニア, カスタマーサクセス, EM, SRE, etc…