Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

機能を作るな。楽して作るな。 (LayerX社内資料) Don’t Build Feature...

Sponsored · Your Podcast. Everywhere. Effortlessly. Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest. →
Avatar for mosa mosa
June 15, 2026
77k

機能を作るな。楽して作るな。 (LayerX社内資料) Don’t Build Features. Don’t Take the Easy Way Out.

LayerX社内の定例でつかった資料です。

Avatar for mosa

mosa

June 15, 2026

Transcript

  1. 3 © LayerX Inc. toBのプロダクトは構造的に悪くなりやすい 顧客拡⼤のために多様な業務フローに対応したくなるから。 良くないことに、体験が悪化しても使われ続ける。なぜなら • なんらかやらないといけない業務だから(業務整理をしない限り) •

    導⼊意思決定者と利⽤者が異なったりするから • 移⾏のコストが⾼いから ある程度使われ続けること = 良いプロダクトであることの証左ではない そして基本的にバックオフィスプロダクトは恨みを買いやすい。 僕はそれが許せなくてバクラクを作りはじめた Read Me
  2. 6 © LayerX Inc. 機能は未来に負担をおしつける 次の開発が遅くなる。 バグがないか常に動作確認し続ける必要がある。未来永劫。 パフォーマンスが悪くなる。その機能のせいでパフォーマンスの改善ができなくなる。 未来に悪影響をもたらす。 リファクタ、リアーキ、何らかの障壁になり続ける。

    AIのコンテキストを無駄に⾷う。それも永劫。それは遅さとAIコストにつながる。 後続の⼈間の理解を要求し続ける。 そしてもちろんその時間で本来別のものが提供できた。機会コストの無駄である。 機能は、使わないユーザーにとっては百害あって⼀利なし。 Read Me
  3. 11 © LayerX Inc. じゃあ、設定でON/OFFできるようにすればいいのか 明確にNo。 設定の認知コストがかかる。それは⼈間もだし、AIも含む。 設定に気づかせない限り誰も使わない機能である。それは存在しないのと同じ。作らない⽅が良い。気づかない ⼈、使わない⼈には百害あって⼀利なし。 設定に気付く⼈は、適当な場所においたら数%未満だろう。

    設定をおくとしても、デフォルト値はなにかも徹底的に考え続ける必要がある。それを放棄するのはありえな い。 そして設定の分岐の数だけ動作確認で後ろのひとは永遠に苦しみ続ける お客さんへの案内は苦しみ続ける お客さんに設定を探し理解するコストを負担させているだけである。設定という概念は⼀⽣残る。 Read Me
  4. 15 © LayerX Inc. でも、あなたは責任を取り続けられますか Read Me あなたはそのコードがバグったときに責任取れますか セキュリティインシデントがおきたときに責任取れますか コードは、誰かが必ず⾯倒を⾒続ける

    コードは、AIのコンテキストを奪い続ける 動作は、誰かが必ず確認をし続ける ユーザーは、その機能に付き合い続ける 点として速く作る、アウトプットの誘惑に打ち勝たないといけない。
  5. 18 © LayerX Inc. Read Me Howを考えるのはこちらの仕事。 「要望からプルリクが⾃動でつくられるように」「つくったものをAIがレビューすれば良 い」とかいう世界観を夢想するな。お客さんに⽢えるな。 あなたはなぜその要望が出るのかわかってるのか。その裏側にある業務の全体像をわかって

    いるのか。複数のお客さんに俯瞰して考えられているのか。 AIで増幅された間違い探しを、他のメンバーとユーザーと、後続のメンバーと未来の ユーザーにおしつけない。 ⾔われた通り作るな
  6. 21 © LayerX Inc. Read Me Speed is Moat. もうそれは⼤前提。

    でも間違ったものを速く作ってもゼロどころかマイナス。 スピードを⾔い訳にしない。 もちろん事業上スピードは⼤事