Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
4:3のスライド
Search
tatsuaki watanabe
November 11, 2021
0
240
4:3のスライド
tatsuaki watanabe
November 11, 2021
Tweet
Share
More Decks by tatsuaki watanabe
See All by tatsuaki watanabe
React Native for WebでもOGP対応がしたい! ~ TECH STAND #2 React Native 2020/12/18 ~
nabettu
1
6.1k
React Navigationを使って React Native WebでSPAを試してみた ~ React Native Meetup 2020/5/29 ~
nabettu
8
9k
OG画像のためだけのFunctionsで、 htmlベタ書き&リダイレクトをやめるんだ
nabettu
3
1.6k
React Nativeにおける ExpoとFirebaseの活用 Webとの共通化 ~ React Native Tokyo 2019/09/03 ~
nabettu
2
1.3k
A story till the netlify fun book is made
nabettu
0
600
Netlifyはいいぞ #技術同人誌再販Night
nabettu
1
430
Nuxt.js & Firebase & Netlifyでの 爆速プロトタイピングと 本格運用への足がかり
nabettu
3
830
声をかけられるフリーランスエンジニアになるには
nabettu
5
1.3k
2016-01-25いいとも発表Atomパッケージ
nabettu
0
140
Featured
See All Featured
RailsConf 2023
tenderlove
29
880
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
95
5.2k
Unsuck your backbone
ammeep
668
57k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.2k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.1k
Building an army of robots
kneath
302
42k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
38
7k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
32
1.8k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
275
23k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
26
1.4k
Making Projects Easy
brettharned
115
5.9k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
175
9.4k
Transcript
グスコーブドリは、イーハトーヴの大きな森のなかに生まれました。おとうさんは、 グスコーナドリという名高い木こりで、どんな大きな木でも、まるで赤ん坊を寝かし つけるようにわけなく切ってしまう人でした。 ブドリにはネリという妹があって、二人は毎日森で遊びました。ごしっごしっとおと うさんの木を挽ひく音が、やっと聞こえるくらいな遠くへも行きました。二人はそこで 木いちごの実をとってわき水につけたり、空を向いてかわるがわる山鳩やまばとの 鳴くまねをしたりしました。するとあちらでもこちらでも、ぽう、ぽう、と鳥が眠そうに 鳴き出すのでした。 おかあさんが、家の前の小さな畑に麦を播まいているときは、二人はみちにむし ろをしいてすわって、ブリキかんで蘭らんの花を煮たりしました。するとこんどは、も
ういろいろの鳥が、二人のぱさぱさした頭の上を、まるで挨拶あいさつするように鳴 きながらざあざあざあざあ通りすぎるのでした。 ブドリが学校へ行くようになりますと、森はひるの間たいへんさびしくなりました。 そのかわりひるすぎには、ブドリはネリといっしょに、森じゅうの木の幹に、赤い粘土 や消し炭で、木の名を書いてあるいたり、高く歌ったりしました。 ホップのつるが、両方からのびて、門のようになっている白樺しらかばの木には、 「カッコウドリ、トオルベカラズ」と書いたりもしました。