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猫の手も借りたい!ので AIエージェント猫を作って社内に放した話 Claude Code × ...
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naramomi7
February 20, 2026
Programming
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猫の手も借りたい!ので AIエージェント猫を作って社内に放した話 Claude Code × Container Lambda の Slack Bot "DevNeko"
naramomi7
February 20, 2026
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Transcript
猫の手も借りたい!ので AI エージェント猫を作って社内に放した話 Claude Code × Container Lambda の Slack
Bot "DevNeko" naramomi7
自己紹介 大竹直道 (@naramomi7) 株式会社ココペリ / SRE Group 猫を2 匹飼っています DevNeko
— Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 2
SRE の「あるある」 、身に覚えありませんか? ちょっとした修正でも手順が多い 担当者決め → ブランチ作成 → 実装 →
テスト → PR… 定型作業の繰り返し PR レビューのラリーで時間が溶ける レビュー待ち → 指摘対応 → 再レビュー待ち… 行ったり来たりで1 日が終わる アラート、つい後回しにしがち 「なんか鳴ってるけど今手が空いてない… 」→ 気づいたら対応が遅れてる 猫の手も借りたい! DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 3
じゃあ猫作ればいいじゃん Claude Code をクラウドで動かして 誰でもSlack から使える環境を作ろう 24 時間いつでもどこでも呼べる猫型エンジニア 初期設定不要でメンションすれば誰でも使える Slack
から一歩も出ずに作業完了 DevNeko = Develop + Neko (開発するネコ) DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 4
DevNeko とは @DevNeko 〇〇して — Slack からメンションすれば色々やってくれる アクション 説明 実装
ブランチ作成 → コード実装 → テスト → PR 作成 レビュー PR を読んでレビューコメントを投稿 修正 レビュー指摘やバグを修正してPR 更新 質問・分析 コードベースを読んで質問に回答 ??? 後ほど紹介 DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 5
v1: GitHub Actions で始めた Slack → Lambda × 2 →
GitHub Actions Claude Code Base Actions を活用してGitHub Actions で動かす クラウド上でClaude Code を動かす方法を調べると一番に出てきた DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 6
しかし課題が... GitHub Actions 版の問題点 仮想環境ガチャ — 割り当てられるランナー次第でClaude Code が起動しない 起動が遅い
— ランナー確保に数十秒〜数分 内部のClaude Code が古い — Action 内部でインストールされるバージョンが古く最 新機能が使えない もっと安定して、もっと速くして、Skills とかSub Agents とかも猫に授けたい… ! DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 7
v2: コンテナLambda へ移行 自前管理で安定 — Docker イメージで環境を完全に固定 起動が数秒 — ランナー確保待ちがなくなり即応答
最新のClaude Code をすぐ使える — Skills をはじめとする新しい機能も利用可能 DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 8
アクション判定の自然言語ルーティング LLM (Bedrock Claude )がアクション判定 + パラメータ抽出を同時実行 入力: 「devnekoの#123をレビューして」 出力:
{ action: "review", repo: "devneko", pr_number: 123 } DevNeko は実装・レビュー・修正・質問など複数アクションに対応 → 自由文からどのアクションか正確に判定する仕組みが必要 パターンマッチングするより格段にアクション判定精度が向上 モデル使い分け: コードの読み取りはHaiku, レビューはSonnet, 実装はOpus DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 9
コンテナLambda の実装ポイント① FROM public.ecr.aws/lambda/python:3.14 # Git, Node.js, AWS CLI, GitHub
CLI などをインストール RUN npm install -g @anthropic-ai/claude-code ENV CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1 CMD ["claude_runner.lambda_handler"] → Lambda イメージにClaude Code と必要なツールを入れて、Python コードから起動 コンテナLambda のハマりどころ Claude Code 実行時はHOME=/tmp が必須 — /root は読み取り専用で~/.claude/ を作れず起動失敗 エフェメラルストレージの管理 — リポジトリクローン用にストレージ10GB (最大) を確保 DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 10
コンテナLambda の実装ポイント② タイムアウト対策(Lambda の15 分制限) Claude Code に14 分の制限を伝達 →
Lambda の実制限15 分との間に1 分のバッファ Claude Code にこまめにSlack スレッドへ返信させて進捗を可視化 タイムアウト時はPython 側がWIP コミット→プッシュ→ドラフトPR 自動作成 → 途中成果を失わない スレッド文脈の活用 Slack スレッドの会話履歴をそのままClaude Code に渡すことでセッション管理が不 要 DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 11
デモ: Slack からPR 作成 依頼 ① Slack でメンションして依頼 @DevNeko ユーザーマニュアル用のドキュメン
トを作成するPR作って → リアクションが付いて受付完了 DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 12
デモ: 結果がスレッドに 返る ② 完了するとスレッドに結果が返る 作成ファイルとPR リンクを報告 マニュアルの内容サマリーも添付 DevNeko —
Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 13
デモ: PR が自動作成さ れる ③ GitHub にPR が自動作成されている コミット・ブランチ作成も全自動 指示内容と実装内容が記録される
DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 14
社内にお披露目... からの事件 「いい感じに作れた!会社の環境にデプロイして使ってみよう!」 → 社内リリース → その翌週... Claude Code in
Slack がリリース (2025/12/8) 公式のライバルが突然現れた DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 15
DevNeko とは(再掲) @DevNeko 〇〇して — それだけで全自動。自然言語でOK 、コマンド形式不要。 アクション 説明 実装
ブランチ作成 → コード実装 → テスト → PR 作成 レビュー PR を読んでレビューコメントを投稿 修正 レビュー指摘やバグを修正してPR 更新 質問・分析 コードベースを読んで質問に回答 ??? ← コイツの正体は? DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 16
差別化: AWS 横断調査 「??? 」の正体 — Claude Code in Slack
にはできない、DevNeko だけの武器 StackSets で調査用IAM ロールを調査させたいアカウントに配布しておく → コンテナLambda からAssumeRole で対象アカウントに切り替えて調査 DevNeko Lambda → Organizations API(アカウント名 → アカウントID解決) → AssumeRole → CloudWatch Logs / EC2 / ALB / RDS ... を横断調査 読み取り権限のみ — 変更操作は一切不可 devneko 以外はアクセス不可 アカウント名を伝えるだけでOK 、ID を覚える必要なし DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 17
可能性が一気に広がった コードとインフラを関連づけた調査が可能に アラート調査: 「本番のECS が応答しない」→ ログ・メトリクス・デプロイ履歴を横 断 インフラ確認: 「ステージングのRDS のスペック教えて」→
即回答 コスト確認: 「本番アカウントの先月のコスト内訳は?」→ Cost Explorer 参照 Slack から一歩も出ずに、アカウント横断でAWS を調査できる これがDevNeko 最大の差別化ポイント DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 18
便利そうだけど使われない問題 個人的には満足... でも 思ったより利用が伸びない SRE チーム内では活用されているが、他チームとの接点がない 「便利そうだけど、使い方がわからない」 → 自動的に接点を作れば良いのでは? PR
を開けば自動でレビューが来る → DevNeko を知るきっかけになる DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 19
自動レビュー機能 Slack からリポジトリを登録 → PR オープン 時に自動レビュー PR が開かれると自動でレビューコメン トが付く
GitHub Webhook のPR イベントで Lambda を起動しレビュー実行 レビュー方針のプリセット(標準 / アプ リ / IaC / 猫語)やカスタムのプロン プト指示も用意 DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 20
数十以上のリポジトリで 導入された! ... けど選ばれたプリセットの90% 以上が 猫語でした レビュー末尾にデブネコからの応援メッ セージを入れるのが流行り 認知度も増して色々な用途で毎日100 回
以上呼び出されるようになりました DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 21
学び ① コンテナLambda でClaude Code は動く Claude Code とツール群を入れたイメージを作れば実行基盤が作れる ②
クラウド上のClaude Code は可能性が無限大 コーディング以外にもSlack 上だけでAWS 上のちょっとしたアラート対応などが解決 ③ 導入のハードルを下げることが大事 便利でも初期設定が大変だと「今度試そう」→ 忘れる ④ 猫は偉大 猫じゃなかったら普及しなかった気がする DevNeko — Claude Code × Container Lambda の Slack Bot 22
まとめ Container Lambda を使えばClaude Code のBot を作れる コーディングやレビューなどに加えてAWS 横断調査もSlack で完結
猫の手は、借りるものではなく 作るもの