Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

iRIC v4 New Function

Avatar for nkmr nkmr
July 03, 2023

iRIC v4 New Function

Avatar for nkmr

nkmr

July 03, 2023
Tweet

More Decks by nkmr

Other Decks in Science

Transcript

  1. 5L YHU /L QN&R  /W G iRIC v4のデモ &

    最近の情報発信取組み 株式会社 RiverLink 旭 ⼀岳 2023年6⽉28⽇(⽔)
  2. 5L YHU /L QN&R  /W G 数値解析を利⽤する事業の流れ 数値解析を利⽤する事業のながれ 付加価値

    研究・開発 計算実⾏ 可視化・分析 問題解決 条件設定 問題設定 プレゼン 相互理解
  3. 5L YHU /L QN&R  /W G iRICソフトウェア・各ソルバーの位置付け 数値解析を利⽤する事業のながれ 付加価値

    研究・開発 計算実⾏ 可視化・分析 問題解決 条件設定 問題設定 プレゼン 相互理解 各ソルバー 開発者
  4. 5L YHU /L QN&R  /W G ワークショップなどのiRICの活動 数値解析を利⽤する事業のながれ 付加価値

    問題設定 計算実⾏ 可視化・分析 問題解決 条件設定 プレゼン 相互理解 意⾒交換 研究・開発
  5. 5L YHU /L QN&R  /W G iRICソフトウェアの価値 • ソフトウェアそのものではなく、使⽤・経験することの価値

    8 ソフトウェアそのものが ⾼度な技術・⾼精度・⾼速 多彩な表現ができるを 価値としている ソフトウェアの使⽤・経験を通 じて「できる・みえる・わかる +つたえる」を増やすことを価 値としている 「価値交換」 「価値共創」
  6. 5L YHU /L QN&R  /W G 価値共創 • 研究者、開発者、実務者、作業者など様々な主体で価値を共創するため、

    オープンテクノロジーを活⽤しやすい場作りが必要 9 できること オープンな技術/データの活⽤ 技術情報の公開 公開コードの整備 交流場作り できないこと オープンデータ化など⾏政事業 実務上の問題解決 : 価値共創オープンテクノロジー 公開を期待し、活⽤⽅法を提案 オープンデータは積極活⽤ 開発者と利⽤者のインタラク ションを⼤事しつつ継続実施
  7. 5L YHU /L QN&R  /W G 64bit 計算条件・格子 計算結果

    Nays2DHなど各種計算プログラム (ソルバー) プラットフォーム 地理空間情報 読込・編集機能 計算前処理(プリプロセス) 計算後処理(ポストプロセス) 計算条件 計算格⼦ 作成機能 計算結果 可視化機能 外部ソフト 連携機能 iriclib iriclib iriclib Web
  8. 5L YHU /L QN&R  /W G プログラムソースコードの公開 • iRICとしてはプログラムのソースコードの公開を模索しているが、iRICに搭載されているソルバーのソー

    スコードも公開されているものは少ない • 様々な事情があると推測されるのでソースコードの公開は各々の開発者が判断すればよいが、公開しや すい枠組みを作っていきたい 13 デメリット メリット 開発者の権利がなくなる(少 なくなる) 意図と異なった利⽤がなされ る可能性がある プログラムソースコードを利⽤で きる開発者が増える 公開されたプログラムを利⽤した 研究や業務が増える 不具合の解消や効率化など単独で は難しい進化が期待できる 公開 例えばRRI、 Nays2DFlood、 EvaTrip Proな ど ブラックボックスであるため 問題が⽣じたとしても解決で きない 開発者がいなくなると維持管 理ができなくなる 開発者の権利を保護(独占)でき る プログラムの貸与、カスタマイズ などで取引きができる ⾮公開 例えば FaSTMECH,Na ysCUBE、 Morpho2DH など
  9. 5L YHU /L QN&R  /W G github 14 Graphical

    User Interface プログラム 各種ソルバー プログラム https://github.com/i‐RIC https://github.com/iRICs olvers
  10. 5L YHU /L QN&R  /W G Blenderを⽤いた取り組み例 17 *⽥中

    甫幸ら、iRICとBlenderの連携を通じたiRICの計算結果等のデータの3次元モテル化によるデータ利活⽤の⾼度化 ⼿法について、2023 JPGU
  11. 5L YHU /L QN&R  /W G iRIC Unreal Engine

    18 UE4を河川デザインに活⽤! 建設コンサルタント業界におけるゲームエンジンの可能性 〜UNREAL FEST EXTREME 2021 WINTER(3)より https://cgworld.jp/feature/202112‐uef‐nkoei.html https://cgworld.jp/feature/202112‐uef‐nkoei.html
  12. 5L YHU /L QN&R  /W G オープンデータについて • 国⼟数値情報や基盤地図情報、プラトー、⽔防災データなど様々

    なデータが公開されている • 数年前から「利⽤規約」も整備されてきたおかげで利⽤しやすい 環境が整備されてきている • 今後もDXの推進とともにより多くのデータが公開されることが期 待される • データ公開には様々な課題もあると推測されるが、まだ公開され ていないデータも多くあるため、順次継続的に公開されることを 期待している • 公開されればそれらを有効に活⽤する具体的な⽅法を創っていき たいと考えている 19
  13. 5L YHU /L QN&R  /W G 価値共創 • 研究者、開発者、実務者、オペレータなど様々な主体で価値を共創する

    ため、オープンテクノロジーを活⽤し参⼊しやすい場作り 20 できること オープンテクノロジー/オープンデータの活⽤ 技術情報の公開 プログラムソースコードの公開 交流場作り できないこと オープンデータ化など⾏政事業 価値共創オープンテクノロジー 公開を期待し、活⽤⽅法を提案 オープンデータは積極活⽤ 開発者と利⽤者のインタラク ションを⼤事しつつ継続実施
  14. 5L YHU /L QN&R  /W G iRIC v4のポイント 22

    ファイル保存 Python 格⼦横断図 ⿃瞰図 (BirdView) 簡易演算機能 可視化設定 アイコン表⽰
  15. 5L YHU /L QN&R  /W G ファイル保存形式 24 1つのファイルに

    すべての計算結果を格納 1出⼒1ファイル
  16. 5L YHU /L QN&R  /W G Python Code •

    iRICv4から以下のライブラリが利⽤できる環境でpythonコードを実⾏す ることができる 26 概要 Version Name 科学計算⽤の重要なパッケージ 1.24.3 Numpy データ解析や操作において⾮常に強⼒なライブラリ 1.5.3 Pandas Pythonの科学技術計算ライブラリの1つであり、⾼度な数学関数、 数値最適化、統計処理、線形代数、常微分⽅程式の解法など 1.10.1 Scipy ⾼速な数値計算や科学技術計算を実現するためのライブラリです。 Pythonコードを動的にコンパイルし、実⾏速度を向上させる 0.57.1 Numba 地理空間データの読み書きや変換を⾏うためのオープンソースの ライブラリ 3.6.2 Gdal HDF5(Hierarchical Data Format 5)ファイルを読み書きするための ライブラリ 3.7.0 H5py Pythonのデータ可視化ライブラリであり、さまざまな種類のグラ フや図を作成するための強⼒なツールセット 3.7.1 Matplotlib 上記以外にも画像処理に利⽤されるpillowやWeb上で配信されるデータ取得に利⽤ されるRequests,beautifulsoupなどが同梱されている
  17. 5L YHU /L QN&R  /W G 価値共創 • 研究者、開発者、実務者、作業者など様々な主体で価値を共創するため、

    オープンテクノロジーを活⽤しやすい場作りが必要 34 できること オープンな技術/データの活⽤ 技術情報の公開 公開コードの整備 交流場作り できないこと オープンデータ化など⾏政事業 実務上の問題解決 : 価値共創オープンテクノロジー 公開を期待し、活⽤⽅法を提案 オープンデータは積極活⽤ 開発者と利⽤者のインタラク ションを⼤事しつつ継続実施
  18. 5L YHU /L QN&R  /W G 本⽇午後 35 これまで学会等でiRICのブースを展

    ⽰してきて多くの⽅々と交流するこ とができました。今⽇はiRICメイン のイベントですので、各ソルバーの ブース展⽰を企画しました。 ぜひご来場ください!
  19. 5L YHU /L QN&R  /W G 告知:iRIC3次元CGツール試⾏企画(案) 37 背景:

    近年は三次元CGが映画やゲームで急速に発達しており、Blender などフリーソフト ウェアでもかなりリアルな三次元CGの作成が可能になっている。そのような状況 の中、Blender、Unity、Unreal Engineを利⽤してiRICの計算結果を可視化する試⾏が ⾏われている。 募集要項: 対象:iRICソフトウェアを利⽤したことがある⽅(卒論⽣、院⽣ 歓迎!) 期間:2023年7⽉後半から9⽉末のうち14⽇程度(具体⽇は調整可) 場所:iRIC‐UC事務所、都内、オンライン等 募集⼈数:2,3⼈ 企画案: ・iRICと3次元CGツールについてiRICの開発者らと意⾒交換、交流 ・iRICの計算結果を三次元CGツールで利⽤するためのデータ変換ツールを作成 ・3次元CGツールの試⽤と特徴の整理 ・iRICの計算結果を各種ツールで可視化する⼀連の⼿順書を作成 ・情報発信