Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
20260422_PdM社内定例資料_スタンスをとることがアウトカムに直結する
Search
numashi
April 27, 2026
Business
2.8k
4
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
20260422_PdM社内定例資料_スタンスをとることがアウトカムに直結する
numashi
April 27, 2026
More Decks by numashi
See All by numashi
未経験PdM40%のプロダクトマネージャー組織を作った過程でわかった再現性について
numashi
1
1.1k
ぶっちゃけどうなの、コンパウンド 〜連続複数事業立ち上げから見る、PdMが成長する環境の考察〜
numashi
10
4.4k
Other Decks in Business
See All in Business
5年間コードを書かなかったVPoEが なぜ現場に戻ったのか?
gessy0129
1
200
ネクストビートコーポレートガイド/corporate-guide
nextbeat
3
87k
加齢で記憶力が落ちてきた私が、obsidian × claude codeで育つ第二の脳をつくった話
ratsbane666
0
120
メンバーズ会社紹介資料/Members company brochure
members_recruiting
0
37k
ラッコ株式会社 Linear本導入説明会
mayahoney
0
560
株式会社アイリッジ 会社説明資料
iridge
0
6.7k
アッテル会社紹介資料/culture deck
attelu
11
17k
ITが何の略なのかも知らないままエンジニアになっちゃったのでインターネットに生き恥を晒してみた話
m_k__77
1
300
現実は、会話から生まれる。〜 1on1とチームの場を繋ぐ、社会構成主義的実践 〜
emi0726
1
270
Mercari-Fact-book_jp
mercari_inc
7
190k
サムコ株式会社 第47期第3四半期決算概要
tsuchihashi
0
460
株式会社SAFELY 会社紹介 / Company
safely_pr
1
7.4k
Featured
See All Featured
SERP Conf. Vienna - Web Accessibility: Optimizing for Inclusivity and SEO
sarafernandez
2
1.5k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
52
3.7k
Impact Scores and Hybrid Strategies: The future of link building
tamaranovitovic
0
310
A Guide to Academic Writing Using Generative AI - A Workshop
ks91
PRO
1
330
HDC tutorial
michielstock
2
720
Visual Storytelling: How to be a Superhuman Communicator
reverentgeek
2
560
Site-Speed That Sticks
csswizardry
13
1.2k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
34
2.8k
Amusing Abliteration
ianozsvald
1
210
The browser strikes back
jonoalderson
0
1.3k
コードの90%をAIが書く世界で何が待っているのか / What awaits us in a world where 90% of the code is written by AI
rkaga
62
44k
The AI Search Optimization Roadmap by Aleyda Solis
aleyda
1
5.9k
Transcript
社内定例 / PdM Topic AI時代こそ、 スタンスをとることがアウトカムに直結する 意思決定の質と速度を決めるのは、常⽇頃の「構え」である 2026/4/22 Product Management
/ 社内定例
今⽇話したいこと 01 スタンスをとる、とは何か 異職種と進める意思決定の現場で、 何が進めやすさを決めているのか。 02 なぜアウトカムに直結する のか スタンスの有無が、チーム全体の⽣ 産性と速度を⼤きく左右する。
03 AI時代にこそ効く理由 「確認‧判断」が⼈間の役割になる 構造の中で、判断を促せる側に⽴ つ。 2 LayerX
PdMの仕事は、意思決定の連続である PdMは⽇常的に、複数の職種と対話しながら、優先順位‧仕様‧ト レードオフについて判断を重ねている。 その多くは、会議での同期コミュニケーションと、ドキュメントで の⾮同期コミュニケーションを通じて進む。 そのすべての接点で、「スタンスの有無」が進めやすさを決めて いる。 PdM Engineer Designer
Sales CS 3 LayerX
同じ議題でも、進み⽅はまったく変わる 会議でも、ドキュメントでの⾮同期のやりとりでも、「スタンスをとっているか」が議論のスピードを決めている。 スタンスのない発信 「◯◯が欲しいと思うんだよね」 • 論点が曖昧で、会話が拡散する • 相⼿が「何を判断すればよいか」分からない • 持ち帰り‧再会議が増え、要求が決まらない
• 結果、意思決定の速度が落ちる スタンスをとった発信 「A案がよい、理由は◯◯。⼀応B‧C案もある」 • 論点が明確で、議論が前に進む • 相⼿は「採⽤‧修正‧却下」の判断に集中できる • 1ターンで合意、あるいは論点の差分だけ残る • 結果、意思決定の速度と精度が上がる 4 LayerX
「スタンスをとる」とは 情報が揃いきらない段階でも、現時点での結論と、その根拠と、選ばなかった選択肢まで 含めて⾔語化して出すこと。 結論 「⾃分はA案がよいと考えている」と、ま ず⽴場を⽰す。 根拠 なぜその結論か。ユーザー体験‧技術‧ 期⽇などの観点で⾔語化する。 代替案
B案‧C案も検討した上で、なぜそれを選 ばなかったかを添える。 5 LayerX
具体例:スタンスをとる対話 バクラクミーティング チームのエンジニア shiv3 さんとの、実際のやりとり PdM(わたし) カテゴリ条件で◯◯というユースケースに対応したいが、ルールをかなりの数設 定しないといけなくなりそう。どうするのが良さそうか? Engineer 実装としては、1段階ネストしたものを作るのがいいと思う。
階層は2→3まで。4以上にはしない。NotionのUXとほぼ同じ。 実装⼯数はそこまで⼤きくない。 デメリットはデバックのしづらさ。1ルールの設定も複雑になる。 ただ、追加要件が今後ほぼなく「これでいける」ものであれば、⼀定許容される。 他の案は◯◯と◯◯があるが、⾃分はこの案がいいと思う。 PdM(わたし) じゃあそれで。 → 1ターンで意思決定が完了 6 LayerX
結果として、エンジニアのアウトカムに跳ね返っている 直近3週間の実績。PR数だけでなく、作っている機能の内容と業務インパクトが⼤きい。 直近3週間のPR数 65 本 merged 59 + open 6(4/22時点)
PR数そのものが重要なのではない。 本当に効いているのは、どんな機能を作れているかと、その 業務インパクトの⼤きさ。 この3週間で作っている機能 分析エージェント機能 Sales Portal(社内プロダクト)のコア機能 Google Meet 対応 PdMの顧客ヒアリングも Sales Portal (社内プロダ クト)に⼊れられるようになる。 今まではzoomしか⼊れていなかった 商談以外のミーティング対応 勉強会‧社内定例‧1on1などに対応。 「スタンスをとりながら仕事を進める」スタイルが、アウトプットではなくアウトカムを増やしている。 職種関係なく、ビジネスパーソンとしての仕事のレベルが⾼い⼈は、どんなところでも結果を残す 7 LayerX
翻って、PdM側の発信はどうか 要求を伝えるときに、ぼんやりした⾔い⽅をしていないだろうか。 「◯◯が欲しいと思うんだよね」 論点が決まらない 何をどう判断すべきかが伝わらない。 会話が往復する 都度の確認で、時間だけが過ぎていく。 要求が固まらない 結局、いつまでも仕様が確定しない。 8
LayerX
スタンスが⽣む、三つの効⽤ 全ての仕事の⽣産性とアウトカムは、スタンスをとることと、その精度につながっている。 01 速度 判断の迷いが減り、1ターンで会話が 前に進む。持ち帰り‧再会議が消え る。 02 精度 結論と根拠と代替案がセットで出るの
で、議論が論点に収束し、質が上が る。 03 巻き込み 相⼿が何を判断すればよいかが明確に なり、職種を越えた合意形成が速くな る。 9 LayerX
AI時代、⼈間の仕事はどう変わるか バクラクが顧客に提供している価値は、まさにこの構造変化そのものである。 これまでの仕事 ⼊⼒‧処理が中⼼ • データを⼿で⼊⼒する • ルールに沿って仕分けする • 帳票を作成‧転記する
これからの仕事 確認‧判断が中⼼に • AIの提案を確認する • トレードオフを判断する • 次の⼀⼿を決める ⼈間は「確認‧判断する役割」が増えていく。 10 LayerX
ここで、⼀度⽴ち⽌まって考えたい バクラクで「⼈間は確認‧判断する役割が増える」と⾔いながら、 中の⼈(=私たち⾃⾝)が、相⼿の判断を促せるスタンスをとれていないとしたら── それは、 ミイラ取りがミイラになっている。 判断を促す側の⽴ち位置を、⾃分たちが⼿放してしまっている状態。 ⾃分の発信は、相⼿の判断を促せているか? 11 LayerX
スタンスは、4つのステップで組み⽴てる 情報が揃ってから出すのではない。今の情報量で、暫定的にでも構えを⽰す。 STEP 1 1 論点を絞る 「今、何を判断したいのか」を ⼀⽂で書く。論点が複数なら分 ける。 STEP
2 2 結論を置く 暫定でよいので、⾃分の現時点 の⽴場を最初に⽰す。 STEP 3 3 根拠を添える その結論に⾄った観点(UX‧ 技術‧期⽇‧コストなど)を明 ⽂化する。 STEP 4 4 代替案を⽰す 他にもあり得た選択肢と、それ を採らなかった理由を書く。 12 LayerX
明⽇からの実践 ⼤きな意思決定でなくても、⽇常のミーティング‧Slack‧ドキュメントから始められる。 会議で発⾔する前に 「結論は◯◯、理由は◯◯」の形で⼀⾔にしてから話 す。 Slackで相談するとき 「相談」ではなく「仮の結論」をまず書く。 PRDやドキュメントを書くとき 「推奨案」「代替案」「⾒送った案」を構造として残 す。
他職種に要望を伝えるとき 「何を判断してほしいか」を明⽰して依頼する。 13 LayerX
まとめ 1 PdMの仕事は意思決定の連続である 会議でも⾮同期でも、異職種との接点すべてで意思決定が⾛っている。 2 スタンスの有無が、進め⽅を決める 結論‧根拠‧代替案をセットで出すと、相⼿は判断に集中できる。 3 スタンスは速度と精度を同時に押し上げる 迷いが減り、⼿が⽌まらず、アウトカムの差に跳ね返る。
4 AI時代こそ、この構えが価値の源泉になる 確認‧判断が⼈間の仕事になる時代に、判断を促せる側でいる。 14 LayerX
KOTODAMA AI時代こそ、 スタンスをとることが アウトカムに直結する。 結論と、根拠と、代替案を。今⽇から、すべての接点で。 LayerX