Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話
Search
Miyuki Okabe
July 17, 2024
Design
0
1.2k
想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話
これは2024年7月17日の「Spectrum Tokyo Meetup #12」で発表する「想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話」の登壇資料です。
Miyuki Okabe
July 17, 2024
Tweet
Share
More Decks by Miyuki Okabe
See All by Miyuki Okabe
ミラノ工科大学連携プログラム サービスデザイン基礎研修 募集要項|Tangity part of NTTDATA
okabemy
1
2.2k
Other Decks in Design
See All in Design
UXデザインはなぜ定着しないのか?
designstudiopartners
0
970
「UXとUIの違い」v2
shirasu3
0
230
Illustrator×Firefly 生成したイラストをベースにドット絵を作ってみよう!
connecre
1
100
真・altはつけるだけじゃなくて -alt属性の考察 2025年版-
securecat
5
1.7k
読書シェア会 vol.5 / Yumemi.grow 20250526
rakus_dev
0
1.8k
アクセシビリティに取り組むメリット
magi1125
2
250
そのUIコンポーネント、これから先も使えますか?―Headless UI,Open UI,グローバルデザインシステム
sakito
2
1.7k
文字コントラストを改めて考える / Reevaluating Text Contrast
lycorptech_jp
PRO
0
510
ビジネスアナリシスはビジネス”分析”じゃないよ!~システム人材が価値を生むための基盤スキルとしてのビジネスアナリシス~
bpstudy
0
620
Installing and Running decksh/pdfdeck
ajstarks
1
840
数理的アプローチで挑むスマホUIのデザイン改善:タップ成功率推定ツール「Tappy」の社内活用事例 / Improving Smartphone UI Design with a Mathematical Approach: In-house Use Case of the Tap Success Rate Estimation Tool "Tappy"
lycorptech_jp
PRO
0
800
Memory Man v3 (WIP)
storybychad
PRO
0
2.6k
Featured
See All Featured
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
52
5.6k
Building an army of robots
kneath
306
46k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
352
21k
Docker and Python
trallard
46
3.6k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
127
53k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
61k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
139
34k
Faster Mobile Websites
deanohume
309
31k
Connecting the Dots Between Site Speed, User Experience & Your Business [WebExpo 2025]
tammyeverts
8
530
How GitHub (no longer) Works
holman
315
140k
Transcript
Spectrum Tokyo Meetup #12 想像するためのデザイン LARPの可能性を探求してみた話 2024.7.17
2 自己紹介 岡部美幸(おかみゆ) NTTデータ Tangity サービスデザイナー NTTデータ入社後に流通・アパレル系eコマースのデータ分析、UX-UI設 計などを経験後、2022年にTangityへ参加。サービスデザイナーとして、 国内クライアントとのデザインリサーチやコンセプト立案、海外デザイ ンスタジオとのカルチャー醸成などに取り組んでいる。
エネルギー源は、街歩きとお茶と犬。
本日の内容 noteで見れます 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話
今日お話しすること 1. 起こりうる未来を想像するためのLARPという手法がある 2. どんな実践をしてみたのか 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話
LARP実践ヒストリー 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話 2024年4月 某メーカーの新規事業チーム内でのPLAY 2024年5月 Tangity内での関係者PLAY 2024年5月 Featured
Projectsでの一般向けPLAY next?
Kyoto Creative Assemblage | 2023/09 - 2024/03 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話
LARPとの出会いは数ヶ月前 科目: Design for Defuturing and Speculation
「いい大人が全力で知恵を絞って、オルタナティブな世界に 没入しようと物理世界で身体を伴って行う、ごっこ遊び」 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話 LARPってなあに? By 長谷川愛さん(アーティスト・デザイナー)
知恵を絞って世界観をつくる 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話 世界観の構成要素: • 目的: どんなシナリオを体験したいか? ◦ 例:
社会問題、起こりうる未来 • キャラクター: どんな人がいるとシナリオが深まるか? ◦ 例: 社会的立場、属性、性格 • シーン: どんな場面でシナリオを進めるか? ◦ 例: 会議や討論会、お墓参りなどの特定の状況
100年後の 未来の働き方を”そうぞう”する 起こりうる未来を探索する 現在との接合点を見極める 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話 目的: どんなシナリオを体験したいか?
キャラクター: どんな人がいるとシナリオが深まるか? メインキャラクターを立てる 登場人物は何人必要? 相関図を作成する シーンの行く末を左右しうる 秘密の設定を追加する 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話
シーン: どんな場面でシナリオを進めるか? みんなが知ってる特定の状況にすると、 参加者が行動しやすい 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話
LARPの実施手順 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話 1. 世界観(目的・キャラクター・シーン)を決める 2. 舞台装置として会場と小道具を準備する 3. LARPを実施する
4. LARPを振り返る
LARPの実施手順 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話 1. 世界観(目的・キャラクター・シーン)を決める→リサーチ🔍 2. 舞台装置として場と小道具を準備する →コンセプトビルド 3.
LARPを実施する →実査🎭 4. LARPを振り返る →デブリーフィング💬
参加者の反応 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話 • キャラクターというフィルターを通すことで、自分にはな い視点で発想することができた。意見が言いやすかった り、他者の話を受け入れやすくなった。 • 自分以外の誰かを演じて1ヶ月とか生活してみたくなった。
ビジネスで使えるの?💡 想像するためのデザイン - LARPの可能性を探求してみた話 1. 新規事業におけるインスピレーションリサーチ 2. 今いない or アクセスが難しいユーザーリサーチの代替
3. 不確実性の高い事業における合意形成 4. 肩書きを外した対話、チームビルディングの促進
Thank you! https://tangity.global/ja 一緒にはたらくデザイナー待ってます。全力で募集中! 💪