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株式会社Muture_ソーシャル推進事業

Muture
April 15, 2025

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April 15, 2025
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Transcript

  1. 03 小売とフィンテックをベースに、 企業価値 (利益としあわせの拡大) をス テークホルダーのみなさまと共に、 長い目で積みあげる 「共創経営」 に チャレンジする丸井グループ。

    欠かすことのできないアプローチとし て、 デジタル人材の採用や育成に情熱を燃やすなか、 デザインの力で企 業 変 革 に 挑 む グッ ド パ ッ チ と 出 会 っ た こ と か ら 、 ジ ョ イ ン ト ベ ン チャー・Mutureが生まれました。 バックグラウンドや価値観が異なるメンバーがバトンをあずかり、 丸井 グループのDX基盤となる事業や組織づくりに奮闘しています。 大企業 の組織変革を通じ、 社会に心地の良い風を吹かす。 大きな挑戦ではありま すが、 楽しんだ先に広がる世界がきっとあると信じ、 口笛を吹きながら 大きな夢に向かっています。 Mutureに ついて 相利共生 未来 ミューチ ュア Mutualism Future Muture
  2. © Muture Corp. All Rights Reserved. 私たちの夢 相利共生(Mutualism)とは、 異なる生物が共に生活することで 互いに恩

    恵を受け生きていくことのできる共生関係を表す言葉です。 互いに依存 せず、 ただ共にいるだけで、 すこやかな関係でいられる。 互いが異なる 姿・価 値 観 を 持 って い て も 、 共 生 して い け る 。 ま さ に こ の 姿こそが、 Mutureが社会・組織・事業とあらゆるものごとの関係性において実現し ていきたい未来なのです。 相利共生の未来を実現する 04
  3. © Muture Corp. All Rights Reserved. 向き合ってるマーケット 当社は 日本を代表する大企業 と

    ソーシャルセクター の に向き合っています 組織変革 05
  4. © Muture Corp. All Rights Reserved. 小売・フィンテックを中心に 伴走型支援を行い、 丸井グループ全体の 組織変革・人材のDXをサポート

    丸井グループのDX支援で蓄積した ナレッジ・ノウハウを社会に 還元するための新規事業を探索中 Mutureの事業内容 丸井グループのDX支援 新規事業の探索 06
  5. © Muture Corp. All Rights Reserved. ロードマップ 日本を代表する大企業 と ソーシャルセクター

    における組織変革の ムーブメントをリードし、 そのうねりを波及させることで社会全体を変革していく 日本を代表する 大企業の組織変革 組織システムの 変革ノウハウ 組織 事業 企業の デジタル組織変革の ムーブメント 企業リソースも 活用した 公共の組織変革の ムーブメント 市場競争に勝てる 組織への変革 事業成長と活き活きとし た仕事が両立できる組織 を増やす 大企業のリソースをソー シャルセクターの変革に も活用 社会全体のアップデート 08
  6. © Muture Corp. All Rights Reserved. Mutureが提供している2つの機能 Mutureは組織システムに向き合う としての機能と プロダクトチームに向き合う

    としての機能を提供しています。 System Partner Team Partner System Partner Team Partnerが個別のプロダクトチームを支援するな か で 見 えて き た 組 織 シ ス テム の 課 題 を 吸 い 上 げ、 分 析 し、 改善のためのプロセス設計や実行をサポートする。 Team Partner 専門性を活かして、 開発支援からスキルアップ支援、 さ らにはプロダクトチームの体制構築まで、 よりよいプロ ダクトを生み出すための実践的なサポートを行う。 10 組織 システム
  7. © Muture Corp. All Rights Reserved. 「System Partner」とは 組織の の課題を長期・横断立場で解決する

    としての立場 System Partner 課題の特定から解決のためのシステムの実装まで 一貫して組織に伴走する 課題の特定に留まらず、 経営層へのプレゼンテーション、 新たなシステムの 実装プロセスの設計、 実装サポート、 企業風土改善のための各種施策の実施 まで、 一貫して支援する。 個別案件への伴走から発見された課題を 中長期・全社視点での課題解決に昇華する 個別のプロダクト開発案件での単純な受発注関係にあっては発見・解決が 難しい組織の構造的な課題、 仕組みの問題を、 Team Partnerとの連携に よって可視化する。 組織全 体の視点で 思考する 現場の解 像度で 理解する 構造と仕組み プロフェッショナル 11
  8. © Muture Corp. All Rights Reserved. Mutureは何をデザインするのか? 12 Mutureがデザインするのは、 単なるプロセスやシステムではなく、


    価値が生まれる と です。 環境 関係性 私たちは、 Value-Based Design (価値に立脚するデザイン) を通じて、 組織や社会の中で新たな可能性が芽吹く場をつくります。 関係のデザイン プロセスのデザイン 環境のデザイン Relational Design Process Design Context Design 人と人、 組織と組織の関係性を丁寧 に紡ぎ、 変化が起こりやすいのりし ろや土壌を育てることを目指しま す。 組織や 地域の変化が どの ように生 まれ、 継続するのか、 そのプロセス と、 意味を 支援します。 変化が 続くた めの 流れや 仕組 みを 共に 整え、 変 革の 道筋を 描きなが ら 組織が 主体的に 進化で きる ように 支援します。 変 革の 流れをデザインし、 内発的な変化を 促す つながりの 質を変 え、 社会関係 資本を育 む 変 革が 自然と生まれる土壌をつくる
  9. © Muture Corp. All Rights Reserved. Our approach 13 エコシステムマッピング

    企業・行政・地域の関係性を整理し、つながりを生む 企業の異なる部門や、企業とNPO・行政との協働を促進する設計・ ファシリテーション 企業・組織コラボレーション ナラティブキュレーション 組織・地域のストーリーを再編集し、共感を生む文脈を設計 組織・社会のつながりを紡ぎ、 新たな協働の可能性を開く パターンランゲージ 成功パターンを言語化し、再現可能な知見として活用 地域・組織の中で持続的な関係を築き、参加型のエコシステムを 育てる コミュニティデザイン 関係のデザイン Relational Design
  10. © Muture Corp. All Rights Reserved. Our approach 14 ビジョン・シナリオ共創

    組織やプロジェクトの長期的な未来像を共に描く プロセスのデザイン 新規事業開発支援 社会課題解決を軸にした新規事業の企画・実装支援 変化の仕組みをつくり、 組織が自走できる状態を育てる リサーチ / UXデザイン ユーザーリサーチを通じて、潜在的なニーズを発掘 小さく試しながら、事業の可能性を検証 実証実験・プロトタイピング Process Design ローカルデザイン 文化・資源・ナラティブを再編集し、新たな文脈を生み出す
  11. © Muture Corp. All Rights Reserved. Our approach 15 ステークホルダーを巻き込んだ場づくり

    環境のデザイン 共創型ワークショップデザイン アクションリサーチ 未来アクションデザイン 実践を通じて課題を発見し、プロセスの中で新たな解決策を生み出す 変化のプロセスを可視化し、具体的なアクションプランにする 変化を受け入れ、次のステップへ 進みやすい環境をつくる Context Design
  12. 活動紹介 -岡山県真庭市 17 地域資源の再価値化による持続可能な エコツーリズムの創出 蒜山は日本有数の草原のランドスケープと人と自然の共生文化を 持つ地域ですが、観光業が地域資源の保全へ十分還元されておら ず、持続可能な仕組みが確立されていません。また、地域の人々 が主体的に観光に関与する機会も限られており、草原管理や伝統 技術の継承が次世代へとつながりにくい現状があります。

    Mutureは、地域の価値を再編集し、エコツーリズムの形で社会と 接続させることで、持続可能な観光の仕組みを模索しています。 環境保全×地域資源の活用×観光産業ビジネス 観光と地域のつながりが希薄 観光と地域経済の接続が不十分 地域の自然資源と産業の衰退 1. 2. 3. 観光客が「訪れるだけ」にとどま り、地域や自然資源へ関わる動機が 生まれづらい。 Mutureは、まず冬のアクティビ ティツアーを開発し、地域資源のナ ラティブをエコツーリズムに組み込 む取り組みを実施しました。 また、蒜山再生協議会の体制改善を 支援しながら、ツーリズムを単発イ ベントではなく継続的に実施できる 形へと進化させるための道筋を模索 しています。 地域住民のガイド育成や観光コンテ ンツの生成を視野に入れ、関係者と の連携を深める準備を進めていま す。 これまでに、冬のアクティビティツ アーの実施を通じて、地域の自然や 文化を活かした新しい観光体験の可 能性を提示しました。 また、ナラティブを取り入れたエコ ツーリズムの設計を試み、地域の価 値を観光と結びつける土台を作りま した。 さらに、蒜山再生協議会と連携し、 観光を継続的に実施するための体制 整備を支援しています。 今後は、地域住民がガイドや運営に 関わる仕組みを整え、観光収益が地 域資源の保全や活性化に貢献する仕 組みを構築していきます。 自然資源を活かした観光プログラム が少なく、価値が十分に伝わってい ない。 観光資源と密接に結びついている草 原の保全野意義性が失われ、保全・ 再生の活動が衰退している。 蒜山自然再生協議会 / 真庭市 / ba&co.inc 実施したデザイン 協業先 Issue Approach Result 観光を超えて、地域とつながる体験へ。 このプロジェクトを通じて、地域の自然や文化を活かしながら、外部の人々と共に地域の未来をつくる仕組みを構築します。 単なる観光ではなく、「学び」「共創」「地域循環」の視点を取り入れ、地域資源の価値を最大限に引き出すことを目指しま す。最終的には、地域住民が主体となり、観光客や外部企業・団体と協力しながら、持続可能なエコシステムを形成し、蒜山 の魅力を次世代へと継承していきます。 デザインリサーチ ナラティブデザイン 体験デザイン コンセプト開発 コミュニティデザイン in the future →
  13. 活動紹介 -岡山県真庭市 17 フィールドミュージアムは、蒜山という「地域そのもの」を博物館に見立て、草原 や自然、文化、産業、そしてそこでの暮らしを「展示物」として捉えるプロジェクト です。訪問者は単に見るだけではなく、地域資源を体験し、地域のストーリーに触 れることを通じて多層的な学びと感動を得られる仕組みを目指します。 2025.02 フィールドミュージアム 雪原が紡ぐ自然と文化の体験の様子

    È 草原を介して、自然と人の暮らしが交差するポイントに着目した観光プログラ› È 観光客が「地域の風土を体験し、ナラティブを学ぶ場」として設¸ È 従来の観光(消費型)から、地域との関係性を深める観光へ フィールドミュージアム 地域の自然環境と共生する知恵や土着性を、身体性を持って感じるプログラム 次世代へ草原保全や持続可能な資源活用について学ぶ環境教育プログラム 地域の歴史・文化・自然をストーリーとして伝えるガイドの育成
  14. 活動紹介 -福井県福井市 18 政策デザインにおける デザインリサーチの導入支援 福井県は「幸福度No.1」とされる自治体として、ウェルビーイン グを重視した政策づくりに注力しています。ローカルスタート アップ支援や、地域の強みを活かした産業育成にも積極的に取り 組んでいるものの、政策立案の現場では、市民の実際の価値観や ニーズとの乖離が生じるケースが多いという課題がありまし

    た。Mutureは、この課題に対し、行政職員がデザインリサーチ を学び、実際の政策検討に活かせるようにすることを目的に、 ウェルビーイングに関する調査の伴走支援を行いました。 デザインリサーチ(UXリサーチ)×政策デザイン in the future → リサーチクエスチョンの設定: 料理の分担が家庭内の幸福度やウェ ルビーイングにどう影響するのか? 対象者の選定方法の設計: ライフステージや家族構成を考慮 し、インタビュー対象者を選定 インタビュー設計と実施: 職員自身がインタビュアーとなり、 市民の生活のリアルな声を収集 分析方法の共有: 収集したデータをどのように整理 し、政策につなげるかのフレーム ワークを提示 福井県ではウェルビーイングを推進 する政策を掲げていますが、実際に 市民が何を求め、どのような生活の 課題を抱えているのかを深く理解す る手法が十分に確立されていません でした。 行政が主に活用する定量データで は、市民の行動や価値観の背景まで は把握できず、施策のターゲット設 定や政策の具体化に課題がありまし た。 本プロジェクトはまだデータ分析の 段階には至っていないものの、職員 の間でデザインリサーチの重要性が 認識され始めました。特に、統計 データやアンケートだけでは見えな かった「市民の実感」が政策検討に おいて不可欠であることが理解さ れ、今後の政策立案においてリサー チを活用する機運が高まりつつあり ます。 また、職員自身がリサーチを実践す ることで、政策のターゲット設定や 課題の特定に必要な視点を養う機会 となりました。 福井県庁 実施したデザイン 協業先 Issue Approach Result 福井県での取り組みを通じて、行政における政策デザインにデザインリサーチを導入し、市民の価値観や暮らし のリアリティを踏まえた施策立案を可能にすることを目指します。 最終的には、行政職員が自らリサーチを活用できるスキルを身につけ、政策づくりのアプローチがアップデート されることが理想的なゴールです。 また、このような行政向けのリサーチ支援をモデル化し、他の自治体や地域にも展開することで、より市民に寄 り添った政策デザインの実現を支援していきます。 デザインリサーチ 政策デザイン 学習デザイン
  15. 活動紹介 -北海道上川町 19 アドベンチャーツーリズムを活用した 企業人材育成研修 北海道上川町は、人口約3,000人の自然豊かな町であり、近年、企 業との連携や関係人口の創出に力を入れています。 その一環とし て、町を企業の実証実験フィールドとして提供し、新たな事業や サービスの共創を推進しています。

    丸井グループは、若手社員の育成を目的とした研修プログラムを 模索しており、上川町の取り組みに共感。 自然環境や地域資源を 活用したアドベンチャーツーリズム型の研修を実施することで、 社員の内省や学びを深める機会を提供することとなりました。​ 都心企業と地域共創×アドベンチャーツーリズム×リーダーシップ育成 地域リーダーとの交流:​ 上川町で活躍するリーダーたちとの 対話や活動体験を通じて、多様な価 値観やリーダーシップに触れる機会 を提供しました。​ 地域課題への取り組み体験:​ 町の社会福祉協議会や林業など、地 域が直面する課題や取り組みに参加 し、現場のリアルな状況を体感しま した。​ 内省と対話の促進:​ 研修参加者同士の対話や振り返りの セッションを設け、個々の気づきや 学びを深める場を提供しました。 企業内での人材育成は、座学や社内 研修に偏りがちであり、社員が日常 業務から離れた環境で多様な価値観 や経験に触れる機会が限られていま した。 また、チームビルディングや リーダーシップの育成においても、 非日常的な体験を通じた学びの場が 求められていました。 この研修を通じて、参加者は日常の 業務環境では得られない貴重な経験 と深い対話を通じて、自己の内省と 学びを深めることができました。 これにより、その後の1年間にわた る若手育成プログラムを乗り越える ための基盤となるマインドセットを 築くことができました。​ 参加者からは、「多様な価値観に触 れ、自身の考え方や価値観の棚卸し をする機会になった」「対話の重要 性を再認識し、今後の業務に活かし たい」といった声が寄せられ、研修 の意義が実感されています。 北海道上川町 実施したデザイン 協業先 Issue Approach Result 体験デザイン コミュニティデザイン ナラティブデザイン 組織開発・人材育成デザイン https://openers.jp/lounge/lounge_features/sLsuG