インフラ屋さんはAIコーディングエージェントとどう生きるか/How infrastructure engineers interact with Kiro

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1. Kiro Spec駆動開発を使って アーキテクチャを作ってみる TECH & DESIGN STUDY #83 2025年11⽉25⽇ NRIネットコム株式会社 NTシステム事業⼆部 尾澤 公亮
2. 1 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. はじめに
3. 2 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. nClaude Code ? nGitHub Copilot ? AIコーディングエージェント、使ってますか？
4. 3 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 以前執筆したKiroを試してみたブログはこちら https://tech.nri-net.com/entry/building_a_web_system_architecture_using_kiro
5. 4 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 課題感を踏まえた上で再挑戦 ᐆດͳࢦࣔ ߟྀ؍఺࿙Ε લఏ৚݅ͷ ͢Γ߹Θͤෆ଍
6. 5 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 課題感を踏まえた上で再挑戦 ᐆດͳࢦࣔ ߟྀ؍఺࿙Ε લఏ৚݅ͷ ͢Γ߹Θͤෆ଍ ϓϩηεॏࢹ ͭͳ͕ΓΛҙࣝ ؀ڥɾن໿ͷ౷Ұ 「〇〇を解決してください」 →「〇〇が××という状況のようです。この事 象について原因を究明し、解決策を提案して ください」 「テストしてください」 →「〇〇と△△の間における通信が通る ように設定がされているか確認してほし い」 「ツールインストールには〇〇を使って ください」「コーディング規約は△△に 則ってください」
7. 6 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 結論→うまくいきませんでした
8. 7 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 新たに⾒えてきた課題 τʔΫϯ਺ଟ͗͢ʁ λεΫαΠζͷ ࠷దԽ ΞϓϩʔνΛ ม͑ͨํ͕ྑ͍ʁ
9. 8 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 新たに⾒えてきた課題 τʔΫϯ਺ଟ͗͢ʁ λεΫαΠζͷ ࠷దԽ ΞϓϩʔνΛ ม͑ͨํ͕ྑ͍ʁ ͜͜·ͰʹࢸͬͨܦҢʹ͍ͭͯޠΓ·͢ ˞͜ͷ՝୊ͷղܾʹ͸ࢸ͍ͬͯ·ͤΜ
10. 9 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. ⾃⼰紹介
11. 10 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. nNRIネットコム株式会社 l NTシステム事業⼆部 nインフラエンジニア l AWSメイン、Google Cloudもちょっと n2025 Japan AWS Top Engineer nAWS Community Builder（2024~） 尾澤 公亮（Kosuke Ozawa）
12. 11 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. Kiroとは
13. 12 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. n今年発表されました→先⽇11/18、GA l https://kiro.dev/ n“仕様駆動開発(Spec)”機能を搭載 n2025/11⽉現在はウェイトリストなしで無料ダウンロード可能 l 無料利⽤枠あり Kiro→AWS発AIコーディングエージェント
14. 13 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. n詳しい説明がAWSブログで公開されています l https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/introducing-kiro/ Kiroの基本機能
15. 14 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 今回やったこと
16. 15 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. こんなのを作りたかったです
17. 16 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. Agent Hook, Steeringの作成 Agent Hook → trigger条件に応じて⾃動で処理を実⾏ Steering →LLMに事前知識を与える
18. 17 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. Agent Hook, Steeringの作成→”AI駆動”で作る Kiroに提案してもらう ファイル作成まで実施できる
19. 18 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. nrequirements l 要求仕様 ndesign l ⽅式設計 ntasks l 作業項⽬ requirements, design, tasks の作成
20. 19 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. tasksの具体化
21. 20 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. n具体的な項⽬と⼿法を確認 n単体レベルだけでなく、結合・総合観点での テストも追加 tasksの具体化
22. 21 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. ⾒えてきた課題
23. 22 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. Kiroが落ちる。まー落ちる
24. 23 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. n概算してくれた n2,500-3,500トークン程度であれば軽量なタ スクらしい タスク数の増加に伴うトークン数の増加
25. 24 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. n実際は指数関数的に増えるらしい nKiroの試算↓ l タスク1-3: 線形増加 (2k → 4k → 6k) l タスク4以降: 指数的増加 (8k → 15k → 25k → 40k...) • タスク４以降は実際にECSサービスを構築→結合・ 総合テストをタスク単位で実施する • なのでボリューム感的には確かに⼤きくなりそう タスク数の増加に伴うトークン数の増加
26. 25 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. n Spec リクエスト l Kiro の構造化されたワークフロー（Spec）内におけるタスク実⾏単位 l 例：「Start task」をクリックしたり、「タスク 1 を実⾏」等の指⽰→1 Spec リクエスト n Vibe リクエスト l Spec タスクの実⾏を含まない Kiro でのすべてのエージェント操作単位 l 「このコードを説明して」→1 Vibeリクエスト l Spec やステアリングドキュメントの作成と改良 → 1 Vibe リクエスト l エージェントフックのトリガー→ 1 Vibe リクエスト l 「X を⾏う API を作って」のような複雑な Vibe プロンプト→ 完了するまでにかかる複数 Vibe リクエスト ちなみに、、、Kiroの料⾦体系 参考：Amazon Web Services ブログ「Kiro の価格設定を理解する：Spec、Vibe、使⽤量のトラッキング」 https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/understanding-kiro-pricing-specs-vibes-usage-tracking/
27. 26 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. １タスクの作業ボリュームが⼤きすぎる疑惑
28. 27 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. アプローチが適切ではない可能性がありそう Ϟδϡʔϧߏங Ϟδϡʔϧߏங Ϟδϡʔϧߏங ૯߹ςετ ૯߹ςετ "*ίʔσΟϯάΤʔδΣϯτͷ୲౰ൣғ
29. 28 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. アプローチが適切ではない可能性がありそう Ϟδϡʔϧߏங Ϟδϡʔϧߏங Ϟδϡʔϧߏங ૯߹ςετ ૯߹ςετ ޙ޻ఔ΁ߦ͘΄Ͳ ࢦ਺ؔ਺తʹ ॲཧྔ͕૿Ճ "*ίʔσΟϯάΤʔδΣϯτͷ୲౰ൣғ
30. 29 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. Kiroで⼀気通貫→⼯程ごとにおけるAIエージェントの構築がベスト？ ίϯϐϡʔςΟϯά Ϟδϡʔϧߏங %# Ϟδϡʔϧߏங ૯߹ݕূ ίϯϐϡʔςΟϯά ߏஙΤʔδΣϯτ %#ߏங ΤʔδΣϯτ "*ίʔσΟϯά ΤʔδΣϯτͷ୲౰ൣғ ૯߹ݕূ ΤʔδΣϯτ "*ίʔσΟϯά ΤʔδΣϯτͷ୲౰ൣғ "*ίʔσΟϯά ΤʔδΣϯτͷ୲౰ൣғ
31. 30 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. Kiroで⼀気通貫→⼯程ごとにおけるAIエージェントの構築がベスト？ ίϯϐϡʔςΟϯά Ϟδϡʔϧߏங %# Ϟδϡʔϧߏங ૯߹ݕূ ίϯϐϡʔςΟϯά ߏஙΤʔδΣϯτ %#ߏங ΤʔδΣϯτ "*ίʔσΟϯά ΤʔδΣϯτͷ୲౰ൣғ ૯߹ݕূ ΤʔδΣϯτ "*ίʔσΟϯά ΤʔδΣϯτͷ୲౰ൣғ "*ίʔσΟϯά ΤʔδΣϯτͷ୲౰ൣғ ݸผ࠷దԽ ˠͭͳ͙Օॴ͸ Ҿ͖ଓ͖ਓ͕ؒ ؤுΔʁ PS
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32. 31 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. まとめ
33. 32 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. nコンポーネントが多いと複雑度も上がる n「つながり」を意識した作業は⼈間でも難しい そもそも論→システム開発は難しい
34. 33 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. n「つながり」を全て⼀つのAIエージェントで担保するのも難しい nAIへのアプローチを変える n「AI駆動」という⾔葉もありますが。。。 nAIとの向き合い⽅としては全てをAIに任せるだけではなく、「共に創り上げる」姿勢も重要 AIに全部やらせる→AIをより効率的に活かすには
35. 34 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. n「つながり」を全て⼀つのAIエージェントで担保するのも難しい nAIへのアプローチを変える n「AI駆動」という⾔葉もありますが。。。 nAIとの向き合い⽅としては全てをAIに任せるだけではなく、「共に創り上げる」姿勢も重要 AIに全部やらせる→AIをより効率的に活かすには
36. 35 Copyright（C） NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. n NRI Netcom BLOG「インフラ屋さんはAIコーディングエージェントとどう⽣きるか ~ Kiroを使ったWebシステムなアーキテクチャ構築 をしてハマった話 ~」 l https://tech.nri-net.com/entry/building_a_web_system_architecture_using_kiro n Amazon Web Services ブログ「Kiro の価格設定を理解する：Spec、Vibe、使⽤量のトラッキング」 l https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/understanding-kiro-pricing-specs-vibes-usage-tracking/ 参考⽂献