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早くて強い「リアルタイム解析基盤」から広げるマルチドメイン&プロダクト開発

 早くて強い「リアルタイム解析基盤」から広げるマルチドメイン&プロダクト開発

2025年3月10日開催
実践プロダクトエンジニアリング_ドメインを制する者は開発を制す!
https://mosh.connpass.com/event/343818/

PLAID Tech

March 10, 2025
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Transcript

  1. © PLAID, Inc. ⾃⼰紹介 ⼟佐 陽⽣ 株式会社プレイド twitter : @tosa_now

    github : harukitosa 24 Core Platform Team インターン 2021 新卒⼊社 Journey Team 2022 KARTE for App Tech Lead 2023.11 2 Journey Unit Team Lead 2025.1 技術雑⾷ Coding Agentがコードを書いている間に酒を飲むのが趣味 好きな⾔葉は「冪等性」「バッチ処理」
  2.   |  © PLAID, Inc. KARTE Web/Appの提供を通じて、オンサイト マーケティング領域より事業を開始。 以降、リアルタイム解析エンジンを共通インフ ラとしながら、各領域(各企業活動)向けに最 適 化

    されたアプリケーションをリリースし、 シームレスなマルチプロダクト群を形成。 マーケティングは全域のカバーが進んでおり、 今後は同領域の更なる強化と合わせて、カスタ マーサポートを始めとする隣接領域の展開を推 進していく。 プレイドグループの全体戦略 8 ⾼解像度なユーザー理解に基 づく企業活動を実現するシー ムレスなマルチプロダクト群 (1)従来「TEAM」と称して提供していたプロフェッショナルサービスを提供 価値を拡⼤させた上で刷新。名称を「PLAID ALPHA」に変更した上で2024/9 期より本格的に事業展開を開始。 事業‧組織開発 広告 市場/顧客調査 カスタマーサポート マーケティングオートメーション 戦略設計/ 導⼊‧運⽤ オンサイト マーケティング EmotionTech CX/EX KARTE Signals Databeat KARTE RightSupport STUDIO ZERO KARTE Message KARTE Datahub データ統合 (2022/11) (2022/3) (2018/12) (2022/2) (2022/10) (2021/4) PLAID ALPHA(1) (2023/10) (2021/8) KARTE Web (2015/3) KARTE App (2018/3) (2021/9) KARTE Blocks 1st Party Customer Data ()内はローンチ/グループイン時期
  3.   |  © PLAID, Inc. 主な提供プロダクト/サービス⼀覧 オンサイト マーケティング オンライン上の顧客⼀⼈ひとりの「今」を可視化。解析結果に応じた ⾃由⾃在なアクション設計により企業のマーケティング業務を⽀援。 オンサイト マーケティング

    ウェブサイトのあらゆる要素をBlockに分解、スピーディーな改修/ 仮説検証/効果測定を可能にすることで、継続的なパフォーマンス向上と リーンなサイト運営を実現。 データ統合 顧客が持つデータをKARTEに繋げ、社内外に点在するデータを ビッグデータのまま統合/分析/可視化することで、より⾼度な セグメンテーションやアクションを実現。 カスタマー サポート オンライン上でサポートを必要とする顧客⼀⼈ひとりの課題を可視化。 FAQ等の適切なサポートチャネルにマッチングさせることで、課題の 早期解決を実現。 広 告 KARTEで蓄積されたデータ等の各種広告媒体との連携を通じて、 サイト内外⼀貫した顧客コミュニケーションを実現。 マーケティング オートメーション 独⾃開発したカスタマージャーニー機能を⽤いて、メールやSMS等により サイト外にいる顧客コミュニケーションを実現するKARTE版マーケティング オートメーション。 9 領 域 プロダクト / サービス名 概 要 9
  4. © PLAID, Inc. リアルタイム解析基盤 Blitz • KARTEの⼼臓部分 ◦ Web/App上のユーザーの⾏動データをリアルタイムで解析 •

    秒間13万件のイベント、⽉間180ペタバイトの解析を実現している ◦ 裏側の仕組みが気になる⽅はblogで プロダクトでの利⽤ • KARTE Web‧App • KARTE Blocks
  5. © PLAID, Inc. KARTE Datahub • データの蓄積、加⼯‧分析し活⽤する プロダクトでの利⽤ • KARTE

    Message ◦ MA(Marketing Automation)のドメインに進出 ◦ 元々はDatahubのデータ活⽤の⽂脈として作成された機能 ▪ 別プロダクトに切り出し • KARTE Signals ◦ Adsのドメインに進出 ◦ 元々はDatahubのデータ活⽤の⽂脈として作成 ▪ 別プロダクトとして切り出し
  6. © PLAID, Inc. プレイドのProduct Engineerとして意識してい ること 共通技術基盤を理解し、活⽤しながらプロダクト開発する ✅ プロダクト開発のスピードと質が向上  →

    基盤の仕組みやデータを活⽤し、新規プロダクトを迅速に⽴ち上げられる ✅ プロダクトと基盤の相互フィードバックが可能  → 「Product Team」が具体的に解き、「Platform Team」が汎⽤化  → 「Platform Team」が提供する基盤を「Product Team」が活⽤し、より効率 的な開発 ✅ 技術課題の解決策を⾒出せる  → 「この仕組みの上なら解決できる」「この部分を拡張すれば可能」など、実現 可能性の判断が容易
  7. © PLAID, Inc. 󰞵 Product Engineerとしての経験を通じて学ん だこと 🔹 Platform Team

    → Product Teamへ移動 🔹 技術基盤を理解することで、プロダクト開発の幅が広がった ⾃分の経験を交えて話せたら ⾃分の経験
  8. © PLAID, Inc. インターン時代の経験 (Platform Team) 解析基盤の移⾏とタグ周りを担当 ✅ リアルタイム解析基盤とタグの移⾏プロジェクトに参加 ✅

    KARTEの新旧仕様や仕組みを学習 ✅ データの集計‧解析‧配信の流れを⼀通り理解 📌 技術基盤の仕組みを理解したことで、プロダクト(KARTE)の本質的な仕 組みも深く理解できた! 当時のブログ記事
  9. © PLAID, Inc. Product Teamでの経験 配信基盤の知識を活かし、プロダクト開発へ ✅ リアルタイム配信を扱う機能を開発 ✅ お客さんのユースケースを満たすため、基盤への機能追加が必須

    ✅ 「できること∕できないこと」を整理し、基盤の設計を担当 💡 基盤の制約を理解しつつ「どうすればユースケースを満たせるか?」を 考えられるように
  10. © PLAID, Inc. Product Engineerとしての経験まとめ ✅ 技術基盤の仕組みを理解すると…  🔹 プロダクト開発に活かせる知識が増える  🔹

    「できること∕できないこと」を的確に判断できる  🔹 基盤の活⽤や拡張によって、新しいプロダクトの可能性が広がる
  11. © PLAID, Inc. まとめ ⭐ • プレイドの事業‧マルチドメインプロダクト開発 ◦ 汎⽤的に作られた技術基盤 x

    活⽤の広がりを持てるデータを軸にマ ルチプロダクト展開している • Product Engineerと社内基盤技術 ◦ 社内技術基盤、Productドメインの両⽅を理解することで、解ける 課題の幅が広がる
  12. © PLAID, Inc. 参考資料 • Blitzの仕組み ◦ Blitz(前編): ⾃由度と即時更新性を担保したAggregation ◦

    Blitz(後編):リアルタイムユーザー解析エンジンを実現する技術 - 強整 合な解析 - • PLAIDのインターンシップでリアルタイムユーザー解析基盤の移⾏に携わった話