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AI時代のエンジニアの情報発信〜個人の発信を組織の力に変える〜
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かわまた
October 30, 2026
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AI時代のエンジニアの情報発信〜個人の発信を組織の力に変える〜
10月29日(木)bpstudy #230の登壇資料です。
かわまた
October 30, 2026
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Transcript
BPStudy#230 AI時代のエンジニアの情報発信 個⼈の発信を、組織の⼒に変える 株式会社コミュニケーションドラフト 代表取締役社⻑ 河⼜ 涼 | 2026.10.29
⾃⼰紹介 いま コミュニケーションドラフト 代表 まえ タイミー ⼀⼈⽬の技術広報 その前 Forkwell ほか
DevRel Guild 主宰(約800名) あと 登壇をお願いする側の⼈ 『技術広報の教科書』 技術評論社 河⼜ 涼 X @r_kawamata 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 02
発信、やめちゃった⼈ いますか? 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 03
今⽇は、 やめた⼈に向けても話します 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 04
正直に⾔うと 僕も、やめかけています 7⽉から毎週noteを書いている。成果は、まだない 1年やって何もなければ、やめると思う 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 05
書かれる量は変わらず、反応だけが減った Zennの⽉間Like数 Zennの⽉間PV(推定) 5万超 → 3万未満 2,040万 → 1,340万 2026年3⽉
→ 7⽉ 2026年3⽉ → 9⽉ 出典:Northward「技術ブログはゆるやかに衰退している」(Zenn)。PVは筆者による推定値 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 06
8⽉、僕はこう書いた 原因は、記事の質ではなく 調べ物が AIに移った エラーも⼿順も、AIに聞けば返ってくる 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 07
そこに、こう返ってきた 企業のテックブログは、元から読まれていなかった? 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 08
読まれ続けている会社のブログも、ある エムスリーテックブログ / 1000記事を全部分析した記事(2026年10⽉) 9年‧185⼈で それでも 1,000本 上位20%が79% 年間はてブは334社中1位 はてブの⼤半は⼀部の記事に集まる
ほとんどの記事は、当たらないのが普通 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 09
その前に、そもそも なんで発信してたんだっけ? 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 10
最初は、記録と、誰かのためだった 広⽊⼤地「採⽤のために技術ブログを書くわけじゃない。」(2022年) ⾃分のため 誰かのため 記録 利他 学んだこと、ハマったことを残す 同じ問題で困る⼈の助けに ブログは、Web +
Log。もともとは記録だった 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 11
発信する理由は、⼈それぞれ 1 記録 ⾃分のメモとして 2 利他 誰かの役に⽴ちたくて 3 承認 反応がほしい、褒められたい
4 何者かになりたい ⾒つけてほしい、名前を知られたい 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 12
ちょっと脇道。何者かになっている、とは 少数の括りで、 他⼈から呼ばれる状態 エンジニアは広い。◦◦の第⼀⼈者や、本の著者は少ない 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 13
発信する理由は、⼈それぞれ 1 記録 ⾃分のメモとして 2 利他 誰かの役に⽴ちたくて 3 承認 反応がほしい、褒められたい
4 何者かになりたい ⾒つけてほしい、名前を知られたい 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 14
だから やめていい 発信は、義務じゃない 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 15
ただ、 それでも、声がかかる⼈がいる 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 16
僕は、 声をかける側の⼈間です Forkwell Libraryだけで100回以上、登壇をお願いしてきた 発信していない⼈に、声をかけたことはない 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 17
フォロワー3,344⼈で、316万表⽰ 9/30 yomiyasuを公開 10/20 ⻑⽂で答える 同じ⽇に → → それを⾒た僕が、 登壇を依頼した
有名だから 伸びたわけではない 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 18
1本の記事で、声がかかる note 1本で、イベントの オファーが次々に届いた 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 この1本がブレイクのきっかけ。 登壇に呼ばれるようになった 19
シリーズそのものが、代表作になる nwiizoさん / 2025年は134記事。「おい、〇〇」シリーズは書籍にもなった 技術の解説記事 「おい、〇〇」シリーズ はてブ 4 9本が200超え そういう回もある
最⼤788 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 20
そして、僕⾃⾝も 本を出していなかったら、 いまここにいない 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 21
逆に はてブ1〜5の記事を1〜2年続けても、 声はかからない 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 22
抜き出せること 1 機会を持ってくるのは、 AIではなく⼈ AIは会社の名前は出しても、個⼈の名前はなかなか出さない 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 23
抜き出せること 2 声がかかるのは、 代表作がある⼈ 1本の当たりでも、シリーズでもいい 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 24
じゃあ、⼀発を狙えばいいのか 陶芸の授業で、クラスを2つに分けた話(『Art & Fear』より) 質のグループ 量のグループ 1つを極める たくさん作る 完璧な1つを出せばA 作った壺の重さで採点
いちばん良い壺は、量のグループから出た 創造性の研究でも、傑作の数は作った総数に⽐例する(Simonton) 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 25
代表作になるのは、その⼈の声 1 普通やらない体験 税理⼠事務所に、1か⽉住み込む 2 ⾔い切った主張 「なぜ3年で転職してはいけないのか」 3 困りごとを⼿で解く AIの⽇本語が読みにくいなら、直すものを作る
4 その⼈の声と味 「おい、〇〇」と書けば、あの⼈だと分かる 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 26
つまり 発信は、運の最⼤化 打率は低くても、打席に⽴たないと何も起きない 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 27
ところで いま挙げた⼈は、全員 個⼈の発信でした 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 28
会社のテックブログから有名になった⼈、 思い浮かびますか? 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 29
数少ない例外は、「僕が」で始まっていた ストックマーク テックブログ / ⽻柴さん / 2025年6⽉ 僕がClaude Codeに⾷われた⽇ 声をかけた
有名⼈ではなかった。 内容が⾯⽩かった 勉強会を開催 → 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 登録 約2,300⼈ → Ubieの⿅野さんと登壇 会社の名前も ⼀緒に広がった 30
会社のブログと個⼈の発信は、役割が違う 会社のテックブログ 個⼈の発信 役割 興味を持った⼈が 確かめに来る場所 打席。 代表作が⽣まれる場所 中⾝ ドメインの⽂脈、
意思決定、失敗の記録 その⼈の声、 体験、主張 伸び 伸びなくていい。 少数の濃い読者のため 伸びる可能性がある 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 31
技術広報の仕事は、個⼈の打席を増やすこと 1 打席を⽤意する 登壇枠、社内LT、ブログの場をつくる 2 個⼈の声を許す 会社の看板ではなく、 ⾃分の名前と⾔葉で書いていい 3 打った球を拾って広げる
社内外に紹介して、反応を本⼈に返す 4 声をかける側とつなぐ イベント主催や編集者に、 社内の⾯⽩い⼈を紹介する 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 32
中でもいま効くのは、タレマネ的な動き 中村修三(ShuzoN)「『技術広報』が持つ3つのモード」(2026年9⽉) 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 33
とはいえ 技術広報は、 銀の弾丸ではない 打率が低い前提で、打席の数と期間で勝負する取り組み 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 34
続けるなら、結果ではなく打席の数を数える 追いがちな数字 最初に置く⽬標(例) ‧PV ‧半年で技術記事8本 ‧フォロワー数 ‧四半期で登壇3回 ‧今期の採⽤数 ‧⽉1回の社内LT 追うほど、続かなくなる
⾃分たちで動かせて、続けやすい 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 35
取り組むべきなのは 個⼈が⾃分の声で語ることを、 許せる会社 そして、結果を年単位で待てる会社 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 36
今⽇、持ち帰ってほしいこと エンジニアの⽅へ 会社‧技術広報の⽅へ 書かなくていい。 でも、何か起きて ほしいなら、 打席に⽴とう 打席を増やそう。 打った⼈を、 声をかける側に
つなごう 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 37
最後に、少しだけ宣伝 コミュニケーション ドラフト 『技術広報の教科書』 DevRel Guild 技術広報の⽴ち上げから、 ⾃社で回せるまで伴⾛。 ゴールは、私たちを 卒業してもらうこと
技術評論社。 続け⽅や⽬標の置き⽅は、 この本に詳しく 書いています 技術広報の担当者が 集まるコミュニティ。 約800名。⼀⼈で 悩んでいる⽅、ぜひ ご相談は
[email protected]
/ communication-draft.jp 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 38
ご清聴ありがとうございました 質問、お待ちしています X @r_kawamata | #bpstudy 株式会社コミュニケーションドラフト ∕ BPStudy#230 39