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プロダクトビジョンから作る機能を落とし込む

moai
April 20, 2021

 プロダクトビジョンから作る機能を落とし込む

プロジェクト管理freeeの機能として作業日報の機能を作りました。
この機能を作るにあたって、ユーザーヒアリングやストーリーマッピングを活用しましたが、どの機能を作るかの意思決定をどのようにしていったのかをお話します。

moai

April 20, 2021
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Transcript

  1. 18 ヒアリング結果:コミュニケーション図
 
 業務委託 freee 工数監督 経理 請求処理担当 経理 現場監督

    請求担当 請求書再作成依頼 支払い申請 差し戻し 決済/ 差し戻し 請求書 決済申請 作業報告書・請求書 提出 差し戻し 催促 作業報告書 確認依頼 確認報告 催促 請求書を PJ毎にまとめ る 請求書が 来ているかを確認 作業報告書確認が 完了しているかを確 認 作業者 工数不足・超過 連絡 稼働状況確認 ヤバそう

  2. 受注者
 (業務 委託)
 作業者
 管理者
 請求担当
 管理部門
 発注者
 請求担当
 PJ管理者


    経理
 工数実績 の記録 稼働状況の ヒアリング 工数入力 状況確認 作業報告 作成 請求書を 稼働状況に 応じて再作成 PJ毎に 請求書・作業報告書を 提出 PJ管理者に 作業報告書の 確認を依頼 リストを元に 請求書の提出状況を 確認する リストを元に 作業報告書の確認状況を 確認する 作業報告書を 確認 請求書の提出 を 催促する 作業報告書の 確認を催促す る 支払う 経理に 支払い申請を上 げる (請求書添付) 提出 済み? 確認 済み? Yes No No Yes 不足・超過 有る? 申請 承認 PJ毎に 見積金額から 請求書を作成 稼働状況 報告 Yes 確認業務

  3. 
 • befoer
 ◦ プロジェクトに入ってるメンバーのうち業務委託は簡単に請求書を発行したい。
 ◦ なぜならば請求書発行業務がめんどくさいから。
 • after
 ◦

    社内外の請求書処理担当は作業報告書で簡単に確認業務がしたい。
 ◦ なぜならば確認業務がめんどくさいから
 • 理由
 ◦ 作業報告書にフォーカスしたのは
 ▪ 作業報告書はプロジェクト運営上必要とされることが多い
 ▪ プロジェクト管理freeeが持っている工数のデータと親和性が高い
 21 ヒアリング結果を踏まえて機能概要を変更

  4. • 機能
 ◦ 作業報告書→日報
 • ユーザーストーリー
 ◦ 従業員は作業内容を日次で記録したい。上司に報告するため
 • ラベルを変更した理由


    ◦ 作業の記録と共有は日報機能に近い
 ◦ 日報をエクスポートした姿が作業報告書
 ◦ ラベルを変更することで日報機能に必要なFeedBackを集める
 27 作業報告書→日報

  5. • 機能
 ◦ 1日単位の勤怠時間・作業内容を入力できる。
 • ユーザーストーリー
 ◦ 上司は工数の入力漏れをチェックしたい。工数管理のため。
 → 勤怠時間


    ◦ 委託元の会社に作業内容を報告したい。委託元に求められているため
 → 作業内容
 28 1日単位の勤怠時間・作業内容を入力できる。

  6. • 機能
 ◦ 共有機能
 ▪ 管理者はメンバーの作業日報を確認・編集できる。
 ▪ PDFを出力することができ、プロジェクト管理freee外にも共有できる。
 • ユーザーストーリー


    ◦ 上司は工数の入力漏れをチェックしたい。工数管理のため。
 → プロダクト上での権限:管理者はメンバーの作業日報を確認・編集できる。
 ◦ 業務委託の会社は工数が契約の範囲に収まるか確認したい。請求書再発行のため。
 → プロダクト外での共有:PDF出力機能
 ◦ 委託元の会社に作業内容を報告したい。委託元に求められているため
 → プロダクト外での共有:PDF出力機能
 29 共有機能

  7. 
 • 大まかな機能絞り込み:3day × 1人
 • ユーザヒアリング:2day × 2人
 •

    細かな機能決定:1day × 3人
 • 既存機能のすり合わせ: 7day × 1人
 
 Total: 17 day×人 ≒ 1 month×人
 31 コスト一覧