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北海道の地名をAIは読めるのか
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ryu-ki
August 22, 2026
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北海道の地名をAIは読めるのか
ryu-ki
August 22, 2026
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Transcript
北海道の地名をAIは読めるのか ローカルLLM × AgentCore Gateway × AgentCore Observability 2026/08/22 第49回
JAWS-UG札幌勉強会 in 旭川
突然ですが... 2
音威子府 3
読めますか? 4
AI には読めるかな? 5
エージェントを作って試してみよう! ついでに AgentCore Gateway に生えた検索ツールを使ってみよう 6
とはいえ無邪気に使えるほどのお金はなく... 7
CBクレジットが使えるモデルは使えず... 8
最後の砦 ローカルLLM 9
ということで、作ったもの 10
北海道難読地名エージェント 11
構成について モデル:ローカル(llama.cpp + Qwen3.6-35B-A3B、M4 MacBook Air) – 推論代をかけない(マシンを動かしておく必要あり) Web検索: AgentCore
Gateway の Web Search Tool – AWSマネージドの検索ツール – MCPサーバーとして利用できるのでローカルのエージェントからも呼べる ついでに AgentCore Observability でトレース – ADOTの計装で、OTLPトレースをSigV4署名して送る 12
Web Search Tool について AgentCore Gateway に組み込みconnectorとして用意されている検索ツール – Gatewayのtargetとして追加するだけで使うことが可能 エージェント側からはただのMCPサーバーとして見える
– 認証はSigV4(IAM)なので、ローカルのエージェントからも呼べる – Strandsなら MCPClient で接続するだけで、モデルは問わない コストは検索1回あたり $0.007 13
トレースの送り方 エージェントのコードは修正不要、起動コマンドをADOTで包むだけ $ opentelemetry-instrument python chimei_agent.py search ADOT が以下を実施 –
Strandsが出すOTLPトレースを拾って、CloudWatchのエンドポイントへ直送 – そのリクエストに SigV4署名 を自動で付ける 受け側(AgentCore Observability)の入り口はIAM認証 – IAMさえ通れば、Runtimeに乗せなくてもローカルから送れる 14
検証:LLMの素の実力 vs 検索ツール 15
検証のやり方 北海道の難読地名5問を、同じエージェントに3つの条件で解かせる – 素(Thinkingなし):Qwen3.6の知識だけで即答 – 素(Thinkingあり):じっくり考えてから答える – Web検索あり:Gatewayの検索ツールを渡して自分で調べさせる 16
第1問:音威子府 17
第1問:音威子府 条件 答え 結果 素(Thinkingなし) おといねっぷ 素(Thinkingあり) おいわけふ Web検索あり おといねっぷ
正解は「おといねっぷ」 18
第2問:長万部 19
第2問:長万部 条件 答え 結果 素(Thinkingなし) おしゃまんべ 素(Thinkingあり) ちょうかんべ Web検索あり おしゃまんべ
正解は「おしゃまんべ」 20
第3問:留辺蘂 21
第3問:留辺蘂 条件 答え 結果 素(Thinkingなし) とべし 素(Thinkingあり) るべしべ Web検索あり るべしべ
正解は「るべしべ」 22
第4問:比布 23
第4問:比布 条件 答え 結果 素(Thinkingなし) ひふ 素(Thinkingあり) ひろべ Web検索あり ぴっぷ
正解は「ぴっぷ」 24
第5問:神居古潭 25
第5問:神居古潭 条件 答え 結果 素(Thinkingなし) かんいこたん 素(Thinkingあり) かむいこたん Web検索あり かむいこたん
正解は「かむいこたん」 26
結果まとめ 条件 正答 回答速度 素(Thinkingなし) 2/5 1秒未満/問 素(Thinkingあり) 2/5 13〜43秒/問
Web検索ツールあり 5/5 21〜35秒/問 検索ツールを渡すと全問正解 – 再現性も高い 素は実行ごとにブレる – Thinkingなし 1〜3/5 / Thinkingあり 0〜3/5(各4回実測) 27
おまけ:考えすぎ問題 クイズの通り、考えために誤った問題(音威子府・長万部)と 考えて当たる問題(留辺蘂・神居古潭)が両方あった – ちなみに、Thinkingありの初回テストでは、「音威子府」に対して 2,186字考え抜いた末の答えが 「ねむろ」 reasoningの時間とトークンはトレースで追えます 28
トレースを覗く 29
エージェントの挙動を追う 30
トレースした結果 言えること 条件 正答 トークン/問 時間/問 素(Thinkingなし) 2/5 81〜86 0.4〜0.8秒
素(Thinkingあり) 2/5 413〜1,195 13〜43秒 Web検索あり 5/5 6,145〜9,928 21〜35秒 2/5 → 5/5 の代わりに、トークンはざっくり100倍 – 検索結果がまるごとプロンプトに入る Thinkingは(今回に関しては)してもしなくても変わらない – 出力時間がかかるだけ 31
おまけ:Claudeにビジュアライズさせるの良さげ? 32
おまけ:ちょっとしたバグを発見 StrandsのLlamaCppModelは使用トークン数が常に0になるバグあり – 初めて issue 投稿してみた(AIさまさま) 33
まとめ 34
まとめ AgentCore Gateway Web Search:簡単にでエージェントに検索能力を足せる – ローカルのエージェントからもMCPで呼べる AgentCore Observability:ローカルエージェントも観測できる –
正答率の改善もトークンの代償も、トレースが全部教えてくれる – ただし、AgentCore Runtime 出ないと集計できない部分もありそう 難読地名が読めなくても、調べる仕組みがあればなんとかなる – 人間もAIも同じ 35
ご清聴ありがとうございました 質問・フィードバックお待ちしています 36