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顧客価値を追いかけたら、プライシングにたどり着いた

 顧客価値を追いかけたら、プライシングにたどり着いた

■イベント
pmconf 2026 福岡会場
https://2026.pmconf.jp/event-fukuoka

■登壇概要
タイトル:顧客価値を追いかけたら、プライシングにたどり着いた
登壇者:VPoP 川瀬圭亮

■ 技術本部 採用情報
https://media.sansan-engineering.com

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SansanTech PRO

October 23, 2026

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Transcript

  1. 川瀬 圭亮(Kawase Keisuke) Sansan事業部 プロダクト室 VPoP / プロダクト室室⻑ LINEやグーグル合同会社、MNTSQ株式会社などで、toB/toC国内外 問わず、プロダクトマネジャー・プロジェクトマネジャーとして、様々なプロ

    ダクトを担当してきた。 Sansan株式会社には2023年8月に入社。 現在、VPoPとして営業AXサービス「Sansan」のプロダクトマネジメント を行っている。
  2. 会社概要 社名 Sansan株式会社 設⽴ 2007年6⽉11⽇ 従業員数 2,077名(2026年5月31日時点) 上場証券取引所 東京証券取引所 プライム市場

    拠点 本社:東京都渋⾕区桜丘町1-1 渋⾕サクラステージ28F 福岡⽀店、中部⽀店 関⻄⽀店、 サテライトオフィス グループ会社 Sansan神⼭ラボ、Sansan Innovation Lab、Sansan⻑岡ラボ Sansan Global Pte. Ltd. (シンガポール) Sansan Global Development Center, Inc. (フィリピン) Sansan Global (Thailand) Co., Ltd.(タイ) ナインアウト株式会社 株式会社⾔語理解研究所 Eightキャリア株式会社
  3. Sansan株式会社の働き⽅を変えるAXサービス ⽣産性を向上させ、企業のAI活⽤を最⼤化するデータベースとしても貢献できる 「働き⽅を変えるAXサービス」を提供します。 法⼈向け 個⼈向け 名刺データベースが、収益を最⼤化する 契約データベースが、利益を守る 「なくせる」をつくり、全社の働き⽅を変える 営業AXサービス 契約AXサービス

    経理AXサービス 名刺アプリ 営業 契約 請求 名刺 管理 顧客マスターマネジメント 各サービスの活⽤で変わる働き⽅ 必要な情報を 情報の管理がしやすく 情報を分析‧活⽤しやすく すぐに⾒つけられる すぐに共有できる データに基づいた判断ができる
  4. Step 1. 社外事例から、価格設計の選択肢を集める - SaaSのAI機能実装とプライシングへの反映について、グローバルで事例が多く、ここ数年各社試⾏錯 誤しているので、10~20社程度の企業の動向をリサーチした。 - AI機能の価格への反映⽅法として、既存料⾦の値上げや上位プランへの組み込み、利⽤量に応じた課 ⾦、成果に応じた課⾦などが⾒られた。 -

    また、無償‧β提供で価値を検証してから有償化する例もあり、課⾦⽅法だけでなく、導⼊のタイミン グや組み合わせも選択肢として整理した。 ① 本体値上げ型 ② クレジット従量型 ③ 成果課金型 Canva Figma・GitHub Copilot Intercom Fin・Agentforce
  5. Step 2. ⾃社の顧客‧料⾦体系‧戦略に合わせて案をつくる - Sansanは⽉額ライセンス費⽤(企業規模や⽤途に合わせたエディション + オプション)が現状の基本 構造となっている。 - Sansanは1万2000社以上で活⽤されているので、企業規模や業種、今後のビジネス戦略など踏まえて、

    現状の価格構造をマッピングする。 - 先述のリサーチ結果を踏まえ、時間軸含めざっくりとしたプライシングの在り⽅のパターンを出す。 Plan A Micro向け・・・ •• month〜 ・・・ 現状の価格構造をマッピング Plan B SMB向け・・・ ▲▲ month〜 Plan C Enterprise向け・・・ ▪▪ month〜 リサーチ結果を踏まえ、パターンを出す
  6. Step 3. 利⽤実態から、価格案の影響を確かめる - 元々の課題探索とソリューションアイディアから、ユースケース仮説を洗い出す。 - ユースケース仮説において、どの画⾯でどのように利⽤されるかを整理する。 - 既存画⾯のアクセス数や類似機能の使われ⽅(利⽤回数)などをまとめる。 >

    例えば、ユーザーが利⽤に慣れていくにつれて利⽤回数が増えるのか、論理的にどういうタイミングで 頭打ちするのか、ユーザー数の増加とどのように関係するか、など。 > 特にSansanの場合は、Sansan LabsというAI含む実験的な機能提供と、Sansanのメイン画⾯への導 線組み込みを⾏っていたので、ここの試算にかなり役⽴った。 - 価格案ごとに、顧客の⽀払額と、利⽤拡⼤時の売上‧原価‧粗利への影響を試算する。個社と全体の両⽅で 確認し、案を調整する。
  7. Step 4. 関係者と議論し、価格案の⾒落としを減らす - 顧客のユースケースと価格案、利⽤拡⼤時の試算をたたき台に、経営‧営業‧開発などの関 係者と議論し、判断に必要な論点を整理する。 経営 事業の継続性と 利益率は担保できるか 経営

    価格と価値のバランス はどうあるべきか? 営業 お客様に納得してもらえ る価格設定か? CS ユーザーが直感的に理 解できる課金体験か? PdM 営業 プロダクトの価値を最大 化できるか? エンジニア この課金ロジック、シス テム的に実装可能? PdM デザイナー エンジニア
  8. Step 5. 状況に応じて判断できる計画をつくる - 「明⽇からプライシングを変えよう!」とはならないので、計画を作成する。 > 判断条件を決める - どのような状況で、どの価格案を選ぶかを整理する。 >

    実⾏の準備をする - 必要な機能実装と、顧客への説明‧移⾏の計画をロードマップに落とす。 > 関係者と認識をそろえる - ⽅針と判断条件を共有し、状況の変化に応じて⾒直す。 - 判断できる状態をつくっておくことで、あとは都度状況に合わせて議論‧⽅針を修正してい けばよい。*Sansanの現在地は今ここ