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顧客に価値を届け続けられる プロダクトであるために ~B2B SaaSにおいてプロダクトビジョ...
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satoshihirose
December 09, 2023
Technology
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顧客に価値を届け続けられる プロダクトであるために ~B2B SaaSにおいてプロダクトビジョン・戦略を改めて 策定するまでの道のり~
#pmconf2023 発表資料
satoshihirose
December 09, 2023
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Transcript
顧客に価値を届け続けられる プロダクトであるために 〜B2B SaaSにおいてプロダクトビジョン・戦略を改めて 策定するまでの道のり〜 2023.11.29 pmconf 株式会社primeNumber 廣瀬 智史
/ 佐々木 樹哉
©primeNumber Inc. 2 佐々木樹哉 WHO AM I? 株式会社primeNumber プロダクト本部 プロダクトマネージャー
• ブレインパッド → primeNumber • データサイエンティストからPMに キャリアチェンジ • 現在は主にコネクタ開発のPM担当 1 2
©primeNumber Inc. 3 株式会社primeNumber プロダクト本部 プロダクトマネージャー 廣瀬 智史 WHO AM
I? • Treasure Data → primeNumber • 元データエンジニアからPMへ • 現在は、SaaSの基盤機能やプ ライシングなど担当 1 3
©primeNumber Inc. 4 • 機能が増えすぎて誰のためのプロダクトか分からなくなってきている • 直近数ヶ月ならまだしも、それ以上の開発項目・優先度が決められない • 短期的には成長しているものの、中長期的に競合他社に勝てるビジョンが見えない こんな悩みはありませんか
©primeNumber Inc. 5 “〝薄く広く〟の状態に陥り、インパクトを与える可能性はしぼむ一方で、ブレークス ルーと呼べるほどの成果を残すことができなくなる。この症状を私たちは戦略肥大と呼 んでいる。”(書籍「ラディカル・プロダクト・シンキング」より) → 明確なビジョンと戦略がないままプロダクト開発を続けた結果、「プロダクト病」に 陥っていた こんな悩みはありませんか
©primeNumber Inc. 6 前述の悩みを解決するため、ローンチから数年経ったB2B SaaSにおいて、 プロダクトビジョン・戦略を策定し直した話をします ❏ ビジョン・戦略の運用というより、策定までの「過程」がメインになります ❏ 策定を進める中でうまくいったこと、いかなかったことを共有します
❏ 各社状況違うと思いますので、あくまで1つのケースとして参考にしてください どんな発表か
©primeNumber Inc. 7 • プロダクトtrocco®の紹介と当時の状況 • プロダクトビジョン・戦略策定PJTの概要 • うまくいったこと・うまくいかなかったこと •
プロダクトビジョン・戦略策定の効果 • まとめ アジェンダ
©primeNumber Inc. 8 • プロダクトtrocco®の紹介と当時の状況 • プロダクトビジョン・戦略策定PJTの概要 • うまくいったこと・うまくいかなかったこと •
プロダクトビジョン・戦略策定の効果 • まとめ アジェンダ
©primeNumber Inc. trocco®とは A B O U T
trocco®概要 10 trocco®とは、データ統合を自動化し、データエンジニアリングにかかる工数を削減するSaaSです データをビジネスに活用するまでのステップ 「データ統合」を自動化し、データエンジニアリングにかかる工数を削減
©primeNumber Inc. 11 2018年のローンチから右肩上がりで順調に成長 • 国内200社以上の分析基盤構築で使われている • シリーズB 約13億円 調達済み
• 2022年から海外展開も本格スタート • 社員は71名、PM3名、Eng13名の開発体制 プロダクトtrocco®の紹介と当時の状況
P R O D U C T 分析基盤の総合支援ツール trocco ®
データ分析基盤を高品質にするための 技術を提供し、 エンジニアの頼れる右腕となる S T A T E M E N T
©primeNumber Inc. 13 ビジョンはあったものの実態と乖離していたこともあり、誰のためのプロダクトか、競 争が激化する中でどんな独自価値を返せるプロダクトなのか、方向性に迷っていた → 改めて方向性を見直し、一丸となって共通の目標に取り組める組織にする必要がある プロダクトtrocco®の紹介と当時の状況 もっとビジネスユーザー向 けに機能を増やしたい!
エンジニア向けに機能を 拡張したい! エンタープライズ領域の 企業にフォーカスしたい!
©primeNumber Inc. 14 • プロダクトtrocco®の紹介と当時の状況 • プロダクトビジョン・戦略策定PJTの概要 • うまくいったこと・うまくいかなかったこと •
プロダクトビジョン・戦略策定の効果 • まとめ アジェンダ
©primeNumber Inc. 15 ❏ 期間:2ヶ月(期初に間に合わせるため) ❏ コアメンバー:5名(PM2名 + CTO +
COO + CS Head) ❏ スケジュール: プロダクトビジョン・戦略策定PJTの概要 8/21 10/31 現状調査・分析 社内アンケート・ ヒアリング ビジョン・戦略 仮説立案 競合調査 ユーザー調査 ビジョン・戦略 立案
©primeNumber Inc. 16 • プロダクトtrocco®の紹介と当時の状況 • プロダクトビジョン・戦略策定PJTの概要 • うまくいったこと・うまくいかなかったこと •
プロダクトビジョン・戦略策定の効果 • まとめ アジェンダ
©primeNumber Inc. 17 まず、今回策定したプロダクトビジョン!
©primeNumber Inc. 18 そして、ビジョンを元にプロダクト戦略とロードマップを策定した 価値A 価値B 価値C 価値D
©primeNumber Inc. 19 このプロダクトビジョン・戦略策定プロジェクトで、 😊うまくいったこと 😔うまくいかなかったこと
©primeNumber Inc. 20 😊うまくいったこと 😊うまくいったこと • 議論のコアメンバーを絞り、短期間で集中的に議論を行ったこと • 社内アンケート・ヒアリングを行い、議論の土台にしたこと •
プロダクトビジョンを詳細に言語化し、ナラティブ化したこと • ビジョンに繋がる短期目標を定め、ビジョンをプロダクト戦略に落とし込んだこと
©primeNumber Inc. 21 😊うまくいったこと 議論のコアメンバーを絞り、短期間で集中的に議論を行ったこと • Amazonの『ピザ2枚ルール』 ◦ チームの人数が一定以上増えると生産性は下がる ◦
多様な関係者を呼びたくなるが、人数を絞ったことで効率的に議論ができた ◦ 議論の結果を日々共有し、リアルタイムにコメントを受けられるようにした • コアメンバー5人でMTGを1回2時間、週2~3行った ◦ 集中して時間を使うことで、短期にプロジェクトの完遂に繋がった ◦ 開発側・ビジネス側から双方の人を入れたことで、ビジョンの展開をしやすく なった(経営層からのコミットメントがあると望ましい)
©primeNumber Inc. 22 社内アンケート・ヒアリングを行い、議論の土台にしたこと • 私たちのプロダクトは、誰にどんな価値を提供するものだと思うか、現状一番の課 題は何か、など全社向けにアンケートを実施し、その回答を議論の土台にした • さらに別途、各チーム個別にもヒアリング・議論の時間を設けたことで、社内の多 くのメンバーに主体的に考えてもらえた
😊うまくいったこと
©primeNumber Inc. 23 プロダクトビジョンを詳細に言語化し、ナラティブ化したこと • 社内の皆が自分の言葉で喋れるよう、背景含め詳細にドキュメントに起こしてナラ ティブにした。ストーリーになることで詳細まで理解しやすくなる 😊うまくいったこと
©primeNumber Inc. 24 ビジョンに繋がる短期目標を定め、ビジョンをプロダクト戦略に落とし込んだこと • プロダクトビジョンを戦略に落とし込むに当たって、ビジョン実現のために直近1年 に大事にすべき価値を策定し、それらを実現する具体的な機能を考えた 😊うまくいったこと
©primeNumber Inc. 25 😔うまくいかなかったこと 😔うまくいかなかったこと • プロジェクト初期に細かく全体スケジュールを定めたこと • ユーザーや外部アドバイザーの意見を取り入れようとし過ぎたこと
©primeNumber Inc. 26 😔うまくいかなかったこと プロジェクト初期に細かく全体スケジュールを定めたこと • はじめに全体スケジュールをつくることで見通しは良くなったが、あまり計画通り にはいかなかった • ビジョン・戦略策定は抽象⇄具体を行き来することになる
◦ ウォーターフォール的な進め方は向かない
©primeNumber Inc. 27 ユーザーや外部アドバイザーの意見を取り入れようとし過ぎたこと • ビジョン・戦略を策定した経験がある人が社内に居なかったので、進め方の答えを 外部の有識者に求めた ◦ 書籍以上のノウハウは得られなかったり、短期集中の進め方に合わなかったり •
ユーザーや外部アドバイザーの意見は大事にしながらも、もっと自分たちのWillを言 語化することに時間を使った方が良い • 最終的には「覚悟」 😔うまくいかなかったこと
©primeNumber Inc. 28 • プロダクトtrocco®の紹介と当時の状況 • プロダクトビジョン・戦略策定PJTの概要 • うまくいったこと・うまくいかなかったこと •
プロダクトビジョン・戦略策定の効果 • まとめ アジェンダ
©primeNumber Inc. 29 プロダクトビジョンが定めたことで、これまで各チームがバラバラに動いていた状態か ら、意思決定にビジョンが反映され、共通の目標に向かう一体感がうまれてきた プロダクトビジョン・戦略策定を定めた効果 会社のビジョン プロダクトビジョン デザインチーム 目標
LPデザイン 開発チーム 目標 ・・・・・
©primeNumber Inc. 30 プロダクトビジョン・戦略策定を定めた効果 • 日々の意思決定 Before ◦ 開発タスクの優先度付けや機能仕様を考える際、どんな観点を重要視して決め れば良いか迷うことが多かった
• 日々の意思決定 After ◦ 開発タスクの優先度はビジョンや現在の戦略に沿うかで議論でき、納得感のあ る形で決められる ◦ 機能仕様の決定時にも、これは本当にビジョンに沿った仕様になっているか? など、プロダクトビジョンをProduct Principleとして活用し、ビジョンに整合 的な仕様を考えられる
©primeNumber Inc. 31 プロダクトビジョン・戦略策定を定めた効果 とはいえ、まだまだプロダクトビジョン・戦略は策定して終わりではなく、運用してい く必要がある... 定期的なロードマップの見直し、ビジョン達成に最速で近づくために取るべき戦略をど うするかなど、今後も考えることはまだまだたくさんある... ただ、それらを議論するにあたって核となる部分ができたのは非常に大きな一歩
©primeNumber Inc. 32 • プロダクトtrocco®の紹介と当時の状況 • プロダクトビジョン・戦略策定PJTの概要 • うまくいったこと・うまくいかなかったこと •
プロダクトビジョン・戦略策定の効果 • まとめ アジェンダ
©primeNumber Inc. 33 ❏ 顧客に価値を届け続けられるプロダクトであり続けるためには、ローンチ後もプロ ダクトの在り方を見直すタイミングは出てくる ❏ 今回プロダクトビジョン・戦略を試行錯誤しながら進め、うまくいったこと、うま くいかなかったことがあり、学ぶことが多くあった ❏
プロダクトビジョン・戦略策定ができたことで、共通の目標に取り組める組織に なってきている まとめ
©primeNumber Inc. 34 We are Hiring!