Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ゼロから始める全社横断プロダクトセキュリティ / Building Organizati...
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
Akira Kuriyama
December 18, 2025
Programming
180
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
ゼロから始める全社横断プロダクトセキュリティ / Building Organization-Wide Product Security
プロダクト横断のセキュリティの取り組み
Akira Kuriyama
December 18, 2025
More Decks by Akira Kuriyama
See All by Akira Kuriyama
Datadog On-Calを本番導入しました / Datadog On-Cal now in production
sheepland
0
650
Datadog Logsで実現するオブザーバビリティの向上 / Enhancing Observability with Datadog Logs
sheepland
0
220
コンテナ脆弱性修正をRenovate,Dependabotのように行う / Fix Container vulnerabilities on CICD
sheepland
2
550
Docker Build Cloudを導入してコンテナイメージビルド時間を80%削減した話 / Speeding Up Container Builds with Docker Build Cloud
sheepland
0
240
Design Doc のすすめ / The Importance of Design Docs
sheepland
0
1.4k
Datadogのグラフにデプロイタイミングを表示する / deploy timing on datadog graph
sheepland
1
810
英語学習の始め方 / How to start learning English
sheepland
0
140
Other Decks in Programming
See All in Programming
AIエージェントで 変わるAndroid開発環境
takahirom
2
720
【やさしく解説 設計編 #0】DDDのコード、読めるのに分からない人へ
panda728
PRO
2
280
鹿野さんに聞く!『TypeScriptコードレシピ集』で磨く実践力
tonkotsuboy_com
4
1.2k
為什麼你並不需要ViewModel / No, you don't need a ViewModel
lovee
1
360
AI時代のPHPer生存戦略 ~「言語、もうなんでもよくない?」に本気で向き合う~
vivion
0
180
ソフトウェア設計に溶けるインフラ ― AWS CDK のインフラ認識論
konokenj
3
660
生成AI導入の「期待外れ」を乗り越える ー 開発フロー改革が目指す、真の組織変革
starfish719
0
2.3k
2年かけて Deno に DOMMatrix を実装した話 / How I implemented DOMMatrix in Deno over two years
petamoriken
0
180
PostgreSQL 18で考えるUUID主キー
kazuhiro1982
0
410
ビデオ通話が繋がる0.2秒で何が起きているのか
supurazako
2
150
yield再入門 #phpcon
o0h
PRO
0
750
【やさしく解説 設計編・中級 #4】ルールの寿命と、システムの年輪
panda728
PRO
2
170
Featured
See All Featured
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
96
14k
ラッコキーワード サービス紹介資料
rakko
1
4M
WCS-LA-2024
lcolladotor
0
760
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
47
8.2k
The Limits of Empathy - UXLibs8
cassininazir
1
550
Designing for Timeless Needs
cassininazir
1
400
AI: The stuff that nobody shows you
jnunemaker
PRO
9
840
Taking LLMs out of the black box: A practical guide to human-in-the-loop distillation
inesmontani
PRO
3
2.3k
How to make the Groovebox
asonas
2
2.3k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
59
6.8k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.8k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
211
24k
Transcript
Confidential ゼロから始める 全社横断プロダクトセキュリティ ゆるSRE勉強会 #14 Akira Kuriyama
Copyright Hacobu, Inc. 2 自己紹介 栗山 あきら (@sheepland)
所属: 株式会社Hacobu プロダクト基盤部 職種: SRE & プラットフォームエンジニア
Copyright Hacobu, Inc. 3 SREにとってのセキュリティとは SRE のミッションは サービスの信頼性を守ること
では、 最大の「信頼性リスク」は?
Copyright Hacobu, Inc. 4 SREにとってのセキュリティとは それは「セキュリティ事故」 障害・バグ
セキュリティ事故 復旧: 数分〜数時間 復旧: 数日〜数週間 (時にサービス停止) 近年のランサムウェアの被害では長期停止も… セキュリティ事故は、最大級のSLO破壊要因。
プロダクトセキュリティやって いくぞ!!!
• マルチプロダクト:6サービス (毎年新サービス) • セキュリティ専任エンジニア: 0人 • プロダクトごとに対応レベルがバラバラ
→ 「プロダクト横断で足並みを揃える仕組み」が必要 私たちのスタート地点
プロダクトセキュリティWGの発足 まず、仲間を集めた。 体制: リーダー2名、各プロダクト代表1名 役割: ロードマップ/ゴールの設定、基準作り、 各プロダクトへの展開 →「プロダクト開発とセキュリティ対策の両輪を回す」
やったこと 1. セキュリティワークショップ 2. ゴールの設定 3. セキュリティSaaSの導入
a 1. セキュリティワークショップ エンジニア全員でワークショップの実施 • セキュリティ資産の洗い出し •
セキュリティリスクの洗い出し 得られたもの • プロダクトごとの「守るべきもの」の共通 認識形成 • セキュリティの当事者意識が高まった
a 2. ゴールの設定 • Critical / High の脆弱性を 0
件に • セキュリティSaaSの検証・導入 • インフラセキュリティの強化 • GitHubのセキュリティ強化
a 3. セキュリティSaaSの導入 なぜ SaaS導入 を選んだか •
継続的に脆弱性を検知 • プロダクトが増えてもスケール • セキュリティエンジニア不在のため、セキュ リティ特化のSaaSに任せる
a 3. 導入したSaaS Snyk (SCA) : ライブラリの脆弱性検知
Snyk独自の脆弱性スコアでトリアージがしやすい ライセンスチェックも可能 Shisho Cloud (DAST) : Webアプリの脆弱性診断 日次で脆弱性診断ができる Findy Tools の記事でも紹介 Takumi (SAST) : セキュリティ診断AIエージェント Slackからチャット形式で脆弱性診断ができる
セキュリティ対応を進めるための 取り組みの一例を紹介
セキュリティ集中対応期間 課題: 中々セキュリティ対応が進まない…。開発タスクが優先されがち 解決策: 基盤チーム全体で2週間通常開発をいったんストップ! セキュリティタスクに専念 結果:
優先度の高いタスクを一気に消化できた
取り組みの成果 Critical脆弱性: 69% 減 High脆弱性: 53%
減 全社レベルで継続的な脆弱性検知と可視化を実現 しつつある
取り組みの成果 セキュリティが、各プロダクトの 「自分ごと」 になってきた
もちろん、まだ課題はある 脆弱性のトリアージと対応を開発タスクに 織り込む難しさ → スプリントに一定の割合で入れる → 集中期間を設ける
Renovate/Dependabot での ライブラリ定期アップデート → 既存ライブラリを最新化 → テストの拡充 ※きちんと出来ているプロダクトもあります
プロダクトセキュリティWGを 通して得た学び WG方式は有効 ・仲間を増やす ・リーダー二人体制だと相談して進めやすい ゴールの設定
・ゴールを明確にすることで足並みを揃えて動きやすい SaaSの活用 ・「自動で素早く検知、見える化」→「人は対応に集中」
最後に セキュリティは「プロジェクト」 ではない 「継続的な運用の一部」 である
None