Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Viteの魅力とビルドプロセスに迫る / 20250423 Takuto Nishikiori
Search
SHIFT EVOLVE
PRO
July 23, 2025
Technology
710
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
Viteの魅力とビルドプロセスに迫る / 20250423 Takuto Nishikiori
2025/4/23 第6回テクシェア
https://recruit.shiftinc.jp/career/library/id1430/
株式会社クロノス
錦織 拓人
SHIFT EVOLVE
PRO
July 23, 2025
More Decks by SHIFT EVOLVE
See All by SHIFT EVOLVE
兼務の事務局から、組織へ SHIFTのAWSアライアンス立ち上げ記 / 20260807 Satoshi Torano
shift_evolve
PRO
1
45
AIは実装を速くする。では、私たちは何を今作るべきか?-立場を越えてリリースに向き合ったチーム開発の実践 / 20260801 Hiromi Nakaya and Naoki Takahashi
shift_evolve
PRO
3
650
Issue設計から始める仕様駆動開発 / 20260731 Mizuki Hirata
shift_evolve
PRO
1
170
”そのまま移行”からの脱却へ ― AI解析で実現するSAP S/4HANA導入成功メソッド / 20260729 Akio Hane
shift_evolve
PRO
1
42
区民の問い合わせ、AIにどこまで任せる? 品川区×SHIFTが挑む自治体音声AI実証の現在地 / 20260626 Taku Nishizawa and Satoshi Torano
shift_evolve
PRO
1
57
コミュニティを、仕事にした。‐ 学びの場が会社の価値になるまで / 20260724 Ayana Chandler
shift_evolve
PRO
0
120
越境QA 〜QA歴18年のキャリア~ / 20260724 Masakazu Yoshikawa
shift_evolve
PRO
2
88
fukabori.fm出張版:AI駆動開発でテストエンジニアは不要になるのか / 20260723 Yoshimasa Iwase & Tomoo Morikawa
shift_evolve
PRO
3
190
【実録】「なんちゃってアジャイル」によるプロジェクト崩壊とその教訓 / 20260723 Takeshi Watarai
shift_evolve
PRO
1
61
Other Decks in Technology
See All in Technology
国家プロジェクトを支える「さくらONE」 大規模LLM開発におけるGPU障害を乗り越えるクラスター運用戦略
gpuunite_official
0
170
DatadogのBits Chatが開発組織にもたらしたもの / What Bits Chat Has Brought Us
sms_tech
1
290
AIにブラウザを触らせて、E2EテストをPlaywrightで書く
koji_kawamura
0
210
三人寄ればチューリング完全
puhitaku
4
1.4k
AI時代に、人は何を、どう学ぶのか #pbl_pub / What and How Do We Learn in the AI Era?
takaking22
1
180
自宅NWにISR4331を導入してみた話
okaits
0
120
コーチングの奥義 何もしないテクニック
jinwatanabe
0
140
ソフトウェアサプライチェーンの構造的リスクとコンテナ環境の保護
kyohmizu
5
740
LanceDB入門
mocobeta
9
640
コネクションをピン留めさせずに SELECTクエリのタイムアウトを設定した話
codmoninc
0
180
MIXIで活躍できるエンジニアを 若手社員目線で考えてみる
mixi_engineers
PRO
0
110
Oracle MCP Servers Explained
thatjeffsmith
0
310
Featured
See All Featured
Navigating Weather and Climate Data
rabernat
0
490
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
3.1k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
370
20k
[SF Ruby Conf 2025] Rails X
palkan
2
1.3k
The SEO identity crisis: Don't let AI make you average
varn
0
530
Thoughts on Productivity
jonyablonski
76
5.3k
Primal Persuasion: How to Engage the Brain for Learning That Lasts
tmiket
0
430
Future Trends and Review - Lecture 12 - Web Technologies (1019888BNR)
signer
PRO
0
3.7k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
515
110k
SEO for Brand Visibility & Recognition
aleyda
0
4.7k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
Efficient Content Optimization with Google Search Console & Apps Script
katarinadahlin
PRO
1
810
Transcript
Viteの魅力と ビルドプロセスに迫る 株式会社クロノス 錦織拓人
1 出身 兵庫県神戸市 所属企業 株式会社クロノス nishikiori takuto ひとこと Vue.jsを愛する 28歳エンジニア
新卒入社で現在6年目
2 私自身、特別な技術力は 持っていないです
2 ですが、私は“Vue.js” 好きです
前回、11月に行われたテクシェアにて Viteについての紹介とVue.jsについて 「愛」を伝えました。 前回の発表
2 3分じゃ足りなかった想い
Vue.jsに出会ってからの軌跡 1年目 電子契約書のアプリケーション開発にてVue.js初体験 シンプルで分かりやすい書き味 意欲的に勉強したい 2年目 Webサイトのリニューアル開発 Nuxt.jsを使った中規模開発 3年目 スマートフォン用Webサイトの改修
Vue.js v2 Composition API CompositionAPIを使ってるので、書き味がさらにバージョンアップ
Vue.jsに出会ってからの軌跡 4年目 健康保険管理システム Vue.js v2 自分で考え、コンポーネントの設計、ストア管理の設計をやるチャンス! 自分がやってきたこと、考え、経験をいかんなく発揮できた!! 5年目 EDIシステム開発 Vue.js
v2 → Vue.js v3 マイグレーション
Vue.jsに出会ってからの軌跡 4年目 健康保険管理システム Vue.js v2 自分で考え、コンポーネントの設計、ストア管理の設計をやるチャンス! 自分がやってきたこと、考え、経験をいかんなく発揮できた!! 5年目 EDIシステム開発 Vue.js
v2 → Vue.js v3 マイグレーション Vue.jsの2系の小規模システムを 3系へ移行するマイグレーション対応 作業はほぼ一人で行った。 この時の苦労と楽しさが発表の起点です。
2 Viteと出会った原点
Viteとの原点 Vue2 から Vue3へのマイグレーション対応 実装は経験を積んでいた。 でも、設定まで考えるのは初めて。 苦しんだのが2つ • Vue2に依存しすぎたライブラリの置き換え •
webpack.config.js、tsconfig.json、babel.config.jsなど ひしめき合う設定ファイルの調査と取り込み 加えて 起動に時間がかかる 修正の反映までがとても遅い
Viteとの原点 そんな時に思い出したのが 参加したVueカンファレンス VueFesJapan 2023 マイグレーションをより簡単にするために すぐプロジェクトの責任者に相談し、Viteを使えるように! 初めの目的は、複雑な設定への対処でしたが そのほかのオプションが素晴らしく、Vue.jsでの開発をより効率的に、 より素晴らしいものにしてくれたのがViteでした!
2 Viteの設計思想 ビルドプロセス
フロントエンド開発のビルドプロセスを超高速化することで 快適な開発体験を提供することです。 Viteについて Viteの生まれた背景・目的 シンプルな設定 すぐに開発できる 素早い初回起動 開発中 動作確認が効率的 全てが「技術者ファースト」で設計されています!
WebpackはViteに比べて柔軟性や拡張性に優れたツールです。 Vite以外のツール、Webpack 設定ファイルが複雑 初回起動 時間がかかる HMRが遅い 上記の弱点を抱えています。 しかし、
ViteとWebpackで比較 Vue.jsの2系から3系へマイグレーションの実体験から WebpackとViteの差を3つの観点から見ていきます。 1 2 3
2 Webpackの設定ファイル 多くない?
シンプルな設定ファイル webpack.config.js Webpackの設定ファイル 設定ファイル複雑すぎません? webpack.config.js(右図)にはたくさん記述が必要。 加えて、vue.config.jsやbabel.config.jsなどの 複数の設定ファイルも必要。 そもそも設定の把握に時間を取られます。 修正時に何を参照すればいいのか。 コーディングではない部分で、とても苦労する状態。
シンプルな設定ファイル vite.config.js Viteの設定ファイル すぐに開発始められる webpack.config.jsで設定されている内容とほぼ同じですが 記述量がなんと「1 /6 以下」に!! vite.config.js(右図)は本当にこれだけです! さらに、vue.config.jsやbabel.config.jsなども不要!
シンプルな設定ファイル vite.config.js Viteの設定ファイル すぐに開発始められる webpack.config.jsで設定されている内容とほぼ同じですが 記述量がなんと「1 /6 以下」に!! vite.config.js(右図)は本当にこれだけです! さらに、vue.config.jsやbabel.config.jsなども不要!
設定周りがノンストレス!
2 Webpackでの起動時間 長くない?
素早い初回起動 Viteって起動めちゃくちゃ早い! 置き換えて初めて気づいたんですが 逆にWebpackなんでそんな遅いん?
素早い初回起動 Viteって起動めちゃくちゃ早い! 置き換えて初めて気づいたんですが 逆にWebpackなんでそんな遅いん? Viteめっちゃすごいのが Webpackにはなかった発想で高速化を実現! キーワードは 依存関係の“事前バンドル”
素早い初回起動 前回起動した際の情報をキャッシュしておきます。 ViteはESBuildを活用し node_modules/.Vite/deps/vue.jsに 前回起動時にアプリ全体のコードを 一つのファイルにバンドルしておきます。 これを起動時に読み込むことで 爆速起動を実現しています。
Vite VS. Webpack さらにバンドルファイルも少ない! Viteでは 必要なmodulのみをバンドルする Webpackでは 全てのmodulをバンドルしてしまう
Vite VS. Webpack 具体的にどれくらい違うか。 デモ環境を用意して、ViteとWebpackの起動時間の差を比べてみました。
Vite VS. Webpack 具体的にどれくらい違うか デモ環境を用意して、ViteとWebpackの起動時間の差を比べてみました Vite Webpack 264ms ≒ 0.26秒
5160ms ≒ 5.16秒 なんと、起動時間が20分の1!!
2 ソース変更してから 反映おそくない?
Webpackでのファイル変更時あるある 過去には保存 → 待機 → 動作確認に5〜10分も費やすプロジェクトもあ り これが超絶ストレス。 ちょっとしたスタイル変更やコンポーネントの文言修正に対して 2〜3分のバンドル待ちが発生していました。
Vue.js唯一の嫌いなところでした。
Viteでの変更は即! HMRとは VIteではHMR(Hot Module Replacement)と呼ばれる技術により ファイルの変更を画面に反映する速度がとても早いんです! ファイルの変更時にページ全体をリロードせず、 変更されたモジュールだけを差し替えます。 アプリケーションの「状態(state)」を維持したまま、 変更を即反映してくれます。
保存 → 即反映されるので、“ノンストレスな開発体験”を実現してくれる。
Vite VS. Webpack Round2 具体的にどれくらい違うか。 デモ環境を用意して、ViteとWebpackのHMRの時間も比べてみました。 まずはWebpackから
※発表時は動画でしたが、スライドでデモをお見せします!
※発表時は動画でしたが、スライドでデモをお見せします!
※発表時は動画でしたが、スライドでデモをお見せします!
※発表時は動画でしたが、スライドでデモをお見せします!
Vite VS. Webpack Round2 続いてVite Webpackは12秒かかりました。
※発表時は動画でしたが、スライドでデモをお見せします!
※発表時は動画でしたが、スライドでデモをお見せします!
Vite VS. Webpack Round2 0.2秒!!!???
Vite VS. Webpack Round2 ViteとWebpackではまさかの60倍の差 それだけ、開発にかけることのできる時間が増える! より効率的に、より素晴らしい 開発体験を提供してくれます!
ViteとWebpackで比較 Vue.jsの開発体験を向上させてくれるVite これらのポイントが、Viteに惹かれた部分です! 1 2 3
2 好きな技術に対して
好きな技術に対して 特別な技術は持ってないですが 好きな技術を伝えるために、さらに深く学ぶ 発表準備でさらにのめり込む機会となりました。 そして何より・・・ 「どうすれば、このViteの素晴らしさが伝わるか?」を真剣に考える時間でした。 「伝える」を意識し、さらに深く技術を知ろうとするプロセスによって 改めて自分の知識も深まったように思います。 技術をみんなで クロノスのバリューに「みんなが、バージョンアップ」があります。
自分が学び、誰かに伝える。誰かの学びを、聞かせてもらう。 その連鎖で今日の発表だけでなく、これからも続けていきたいとより強く感じまし た。
None