Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

【ShowNet Stage 2025】進化するWi-Fi: 次世代無線技術 x 実践的運用へ...

Avatar for ShowNet ShowNet PRO
August 01, 2025
31

【ShowNet Stage 2025】進化するWi-Fi: 次世代無線技術 x 実践的運用へのアプローチ

2025年6月に幕張メッセで実施されたInterop Tokyo ShowNetブース内ステージでのNOCチームメンバーによる講演資料

SS2-14 【進化するWi-Fi: 次世代無線技術 x 実践的運用へのアプローチ】
Wi-Fi分科会

NOCチームメンバー
金子 直矢

Avatar for ShowNet

ShowNet PRO

August 01, 2025
Tweet

More Decks by ShowNet

Transcript

  1. ShowNet Free Wi-Fiを提供しています 2 SSID パスフレーズ 2025shownet [ Wi-Fi サービス

    ] be-ready 2025shownet-6ghz [ Wi-Fi 6E, Wi-Fi7 による6GHz帯サービス ] be-ready 2025shownet-vip [ VIP向けサービス (WPA2フォールバック用)] be-ready 2025shownet-operoaming [ OpenRoamingによる接続サービス ] 不要 eduroam [ eduroam認証による接続サービス ] (WPA-Enterprise認証)
  2. 6 e.pdf = ShowNetのネットワーク図 8社16種の多種多様 なAP 登場機器 CGN/GW 2台 VPN装置

    10台 PoEスイッチ 30台 無線LAN AP 85台 コントローラ 8台 クラウド コントローラ 3つ ホール Life NW 国際会議棟 2Fエントランス 会場のほぼ全域で 6GHz帯対応 コントローラ Wi-Fiパート
  3. 2025年のWi-Fiテーマ 7 進化するWi-Fi: 次世代無線技術 x 実践的運用へのアプローチ 繋げて試せる マルチベンダWi-Fi Wi-Fi 6E

    / 7 Wi-Fi可視化・計測 ☞ ShowNetならではの最新・多種構成 ☞ 8社16種の Wi-Fi6 & 6E & 7 AP ☞ Interop会場のほぼ全域で6E対応 ☞ 高帯域、低遅延、高信頼な無線技術 ☞イベント会場ならではの高干渉環境 ☞可視化・計測を通した最適化
  4. Wi-Fiの新しいテクノロジ x 新しい周波数帯 今年は半分以上のAPがWi-Fi7対応 9 Wi-Fi6のテクノロジ Wi-Fi7のテクノロジ 6GHz帯チャネル 2.4GHz帯 実質3ch

    5GHz帯 19ch 6GHz帯 19ch +35 新たにライセンスフリーで使えるチャネルが24個 1 6 11 36 48 52 64 100 140 144 1 93 97 189 193 233 日本未認可 OFDMA, MU-MIMO, BSS Coloring, 1024QAM... MLO, Multi-RU & Preamble Puncturing, 4096QAM... STA AP 2.4GHz 5GHz 6GHz 干 渉 干 渉 通 信 通 信 一方で6GHz帯には課題も... ・優先スキャンチャネル(PSC)とその他の区分け ・WPA3/PMF必須化と非対応端末の融和 ・送信電力に関する特性・法規
  5. 10 AP33-WW ※ Life 5 + 6GHzでマルチバンドな無線LAN 6GHz帯 5,925MHz~6,425MHz 5GHz帯

    5,180MHz~5,720MHz 6GHz帯 5,925MHz 〜6,425MHz 5GHz帯 5,180MHz 〜5,720MHz 6GHz帯 5,925MHz~6,425MHz 5GHz帯 5,180MHz~5,720MHz 6GHz帯 5,925MHz~6,425MHz 5GHz帯 5,180MHz~5,720MHz 6GHz帯 5,925MHz~6,425MHz 5GHz帯 5,180MHz~5,720MHz Lifeも6GHz対応 5GHz帯 5,180MHz~5,720MHz
  6. 12 Juniper Networks さま AP47-WW (7) AP45-WW (6E) AP33-WW (6)

    Cisco Systems さま CW9178I (7) CW9176D1 (6E) CW9176I (6E) TP-Link さま EAP773 (7/6E) Fortinet さま FortiAP 231G (6E) NEC さま QX-W1210 (7) QX-W1230 (7) QX-W1240 (7) YAMAHA さま WLX323 (6E) Huawei さま AE6776-57T (7) AE8771-X1T (7) Juniper Networks さま 国際会議棟 1F 国際会議棟 2F 国際展示場 ホール 7-8 国際展示場 ホール4-6 2F連絡通路 ※ LifeはShowNetオペレータ専用のネットワークです : ShowNet初登場 会場中に設置されたアクセスポイント AP33-WW (6) H3C さま WA7320i (7) YAMAHA さま WLX323 (6E) WLX413 (6) ※ Life 8社16種のWi-Fi 6E / Wi-Fi 7対応 APによる大規模Wi-Fiネットワーク AP合計85台(Wi-F 7: 41台, Wi-Fi 6E: 34台, Wi-Fi 6: 10台)
  7. Wi-Fiを支える機器群 13 2台のルータ・ 10台のVPN機器・ 30台のL2スイッチ・ 29本の光トランシーバ・ 2つの品質計測製品 8社のコントローラ/可視化製品、無数のUTPケーブルが会場中の 84台のAPを支えています。 Yamaha

    RTXシリーズ ShowNetバックボーンをL2VPNで貫通しホール全域でのL2ローミングを実現 2F 通路/ラウンジ向けPoE SW/AP ラウンジやメディアセンター利用者に広く無線アクセスを提供 Life AP/SW ShowNet運用者の無線アクセス Hall来場者向けPoE SW/APシリーズ 802.3bt対応機種多数で、Wi-Fi6E/7の高電力・高帯域需要に応える設計 会議棟来場者/講演者向けPoE SW/AP セッション関係者に有線・無線コネクティビティ提供 APコントローラ機器 広大な会場全体の無線環境を把握し制御
  8. Passive Ethernet Networkを用いた会議棟有線 会議棟セミナールームからのアクセス 例年は、間にスイッチを設置して分岐 ルータ – 端末まで、4段のスイッチが必須 2025年︓パッシブ光NWで分岐 Huaweiさま

    Xingmai PEN技術を利用 10G-LRを受光デバイスで16分岐 スイッチングはNOCラックスイッチで制御 14 Wi-FiコアPoE SW NOCラックN-12 PEN Central Module 会議棟 BF-101 PoE SW PoE SW Passive Aggr Module S6730H … 会議棟ファイバー < 200m PEN用 Transceiver メッセファイバー < 500m
  9. Wi-Fiの規格・製品が変わっても... • 新たに得たチャネルを無駄にしないために “汚れた”無線 クライアントの偏り 有線区間の複雑化 ・配線制約とのバランス ・APの電力需要vsPoE SWの供給 ・Sticky

    Client問題による エリアスループットの低下 ・頻繁なロスによる通信断 ・公衆Wi-Fi、モバイルルータ、 Bluetoothとの干渉 ・DFSによるチャネル移動
  10. モノを知る: APの場合 • 静的な特性の例  APの管理方式 (単体? コントローラ? クラウド?) 

    サポートしている同時接続数  アンテナの特性  取り付け方法  必要な電力  リンク速度 • 動的な特性の例  実際にサポートしている接続端末数  最大端末数で接続時の実効スループット  接続台数増加時のスループット低下  高干渉時の挙動  高電力の受電方法 ︖
  11. PoE給電とUTP長尺リンク設計 • APの電力需要↑ & リンク速度↑ ラピッドデプロイのための一時的な長距離Cat5eケーブル 24 PoEの不一致でAPが起動しない 802.3bt 50Wで給電してほしい

    & LLDP MEDで要求 802.3at (30W)しか対応してない & LLDPオフ 電力不足、リンクがフラップする 95m PoE SW AP PoE SW AP 10GbEでオートネゴシエーション APが繰り返し再起動、リンクアップの維持に失敗 機材の特性と配置・結線を密に連携させた設計 UTPケーブルの距離・品質の状況を踏まえた対応 • AP、SWの両端の状態を監視 • 無理のないリンクスピードに落とす調整 95m 2.5GbE 不安定なら→1GbE 15m 5GbE 安定度次第で → 10GbE
  12. シンプル化によるラピッドデプロイ • イベントWi-Fi構築はデプロイが肝 • シンプル化:時間内に確実にデプロイ&サービスin 無線区間 有線区間 ・必要十分なAPを、できるだけ高い位置でLOS確保 ・避けるべきチャネルを避ける ・低レートの禁止、端末間通信の禁止で

    BUM over Wi-Fiを抑制 ・PoEスイッチを増やしすぎないAP配置 ・冗長化・バックアップは適切に取捨選択 ・給電/データ兼用UTPの品質チェック 有線部分をしっかり作り切ってから無線
  13. 「触れるShowNet」 Free Wi-Fiを是非ご体験ください 28 ※ 2025shownet はInterop会場全域で利用可能。2025shownet-6ghzはWi-Fi 6E対応端末をお持ちの方のみ利用可能。 ※ 2025shownet-openroaming

    は Passpoint (Hotspot2.0)対応端末をお持ちの方のみホール全体+ 2Fエントランスで利用可能 2025shownet 2025shownet-6ghz 2025shownet-openroaming 登録サイト https://kyoto-local24.mps20.info