データセンターのサービス基盤は、従来の IaaS 仮想化にコンテナ技術を組み合わせたハイブリッド環境へと移行しつつあります。ShowNet ではこれまで Kubernetes (k8s) を活用しマルチテナント対応のコンテナ基盤を設計・運用してきました。今年の ShowNet では、 SRv6 を用い複数ネットワークを統合的に扱えるコンテナ基盤を構築し実サービスを提供しました。一方、 AI/ML ワークロードを支えるには 400/800G の帯域でも輻輳を抑制できる高度なネットワーク制御が不可欠です。今年は DC/Cloud の新たな取り組みとして AI/ML 基盤向け高速ネットワークとサービス基盤を支える新技術の双方を評価し他サービスとの連携まで実証しました。本セッションでは、 SRv6 で実現したマルチテナント対応コンテナ基盤の構成と AI/ML 向けネットワークの設計・検証結果を解説します。
SPEAKER
DC・Cloud
ShowNet NOCチームメンバー
明石 邦夫(東京大学)
ShowNet NOCチームメンバー
織 学(レッドハット)