$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
【IoT-Tech Meetup #8】Arduino UNO R4 Minima で LTE...
Search
SORACOM
PRO
January 16, 2024
Technology
0
4.1k
【IoT-Tech Meetup #8】Arduino UNO R4 Minima で LTE-M Shield for Arduinoを使ってみたよ
2024年1月16日開催『
IoT-Tech Meetup 第8回【Arduino UNO R4 深掘り会】
』で、ソラコム服部(masa)が発表した資料です。
SORACOM
PRO
January 16, 2024
Tweet
Share
More Decks by SORACOM
See All by SORACOM
SORACOM のアーキテクチャと挑戦のフィールド
soracom
PRO
1
26
Technical Writing Meetup vol.39
soracom
PRO
1
80
今だからこそ振り返る、生成AIの基礎とこれからの使い道 ― デバイスから生成AIを使うには
soracom
PRO
0
6
【SORACOM UG】SORACOM におけるユーザーコミュニティの重要性とこれから
soracom
PRO
2
340
AWS Lambda と Amazon SQS で「わかった気になれる」FreeRTOS 入門
soracom
PRO
2
460
IoT とは?IoTプラットフォーム「SORACOM」の役割
soracom
PRO
0
300
Technical Writing Meetup vol.35
soracom
PRO
2
240
AI でアップデートする既存テクノロジーと、クラウドエンジニアの生きる道
soracom
PRO
2
900
ロボットアームを遠隔制御の話 & LLMをつかったIoTの話もしたい
soracom
PRO
1
620
Other Decks in Technology
See All in Technology
同一クラスタ上でのFluxCDとArgoCDのリソース最適化の話
kumorn5s
0
120
Raspberry Pi 秋の新製品をチェックしてみよう / 20231202-rpi-jam-tokyo
akkiesoft
0
460
LangChainとSupabaseを活用して、RAGを実装してみた
atsushii
0
170
コーポレートデータマスター構築への道
kworkdev
PRO
0
130
ミスが許されない領域にAIを溶け込ませる プロダクトマネジメントの裏側
t01062sy
8
8.4k
Advancing the 3D Geospatial Ecosystem in Japan via Global Collaborations
osgeojp
0
180
12/2(月)のBedrockアプデ速報(re:Invent 2024 Daily re:Cap #1 with AWS Heroes)
minorun365
PRO
2
310
最近のUplift Modeling手法にRでトライ
hskksk
0
130
突き破って学ぶコンテナセキュリティ/container-breakout-cncj-lt
mochizuki875
6
1.1k
【ASW21-01】STAMPSTPAで導き出した課題に対する対策立案手法の提案
hianraku9498
0
590
JAWS-UG 横浜支部 #76 AWS re:Invent 2024 宇宙一早い Recap LT3Amazon EKS Auto Modeと遊び(パーティ)の話
tjotjo
0
130
MySQL 8.0 から PostgreSQL 16 への移行と RLS 導入までの道のりと学び
baseballyama
0
1k
Featured
See All Featured
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
59k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
44
13k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
25
5k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
65
11k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
305
110k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
Navigating Team Friction
lara
183
15k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
Code Review Best Practice
trishagee
64
17k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
61
7.5k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
49
11k
Transcript
Arduino UNO R4 Minima で LTE-M Shield for Arduinoを使ってみたよ Jan.
16, 2024 IoT-Tech Meetup Vol.8 株式会社ソラコム ソリューションアーキテクト masa - 服部 政洋 #8-4
自己紹介 株式会社ソラコム / ソリューションアーキテクト masa - 服部 政洋 (はっとり まさひろ)
経歴: • ハードウェアベンダーでスパコンや記憶装置の ソリューション開発やパートナービジネスの技術支援 • 外資系クラウドの技術営業チームで幅広い業種のお客様の 初めてのクラウド導入をご支援 • 外資系SaaSスタートアップ企業の日本法人立ち上げメンバー 国内の多様なお客様のクラウドシステムの運用支援
Arduino に LTE-M 通信を LTE-M Shield for Arduino ✔ Arduino
Uno ピン互換のLTE-M Shield ✔ Quectel BG96 搭載、UART&AT コマンド操作 ✔ 対応 SORACOM Air サブスクリプション plan-D (NTTドコモ回線)、plan-KM1(KDDI回線) 7,128円 (税込、送料別) アンテナ、1500円分 SORACOM クーポン付き SORACOM IoT ストアで 1つから購入可能! https://soracom.jp/store
携帯キャリアの運営するセルラーネットワークを用い たLPWA規格の1つ。既存のLTE基地局をベースに全国 エリアをカバーしているため、広域で省電力なセルラ ー通信を実現可能。 Cat.M1 LTE-M (Cat.M1)とは?
セルラーLPWA比較(Cat.1, Cat.M1, NB-IoT) Cat.1 Cat.M1 NB-IoT 3GPP Release 8 Release
13 Release 13 データレート 10/5Mbps (DL/UL) 0.8/1Mbps(DL/UL) 26/62kbps(DL/UL) アンテナ 1本 1本 1本 PSM - 〇 〇 eDRX 一部機種で対応 最大43分 最大2.91時間 リンクバジェット LTE同等 +15dB +20dB モビリティ 〇 〇 × モデム価格 やや安い 安い 安い
Arduino に LTE-M 通信を LTE-M Shield for Arduino ソラコムがご用意しているドキュメント •
SORACOM Users (公式のユーザー向けwebドキュメント) LTE-M Shield for Arduino の初期設定と接続確認をする • GitHub リポジトリ (スケッチのサンプル集) soracom-labs/arduino-dragino-unified ◦ connectivity_diagnostics_for_lte_m_shield 初回セットアップ時に実行頂くとトラブルシュートがスムーズ ◦ send_uptime_with_soracom センサー無しでとりあえずソラコムへのデータ送信を試す用 ◦ send_temp_and_humi_with_soracom 定番の温湿度センサー(DHT20)を使って温湿度管理 …etc まずはコレ!
さぁやるぞ!
あれ...? 最初の AT コマンドのテストすら通っていない模様 -> 通信モジュールと正しく通信できていない?
こういうときは物理層からチェック① • シールドのピンは折れてない。正しく刺さってる(はず) • そもそもR3とR4でシールドのコンパチ(互換性)は? Arduino UNO R4 Shield Compatibility
-> どうやら、サードパーティのシールドで互換性があるものが半分 • R3とR4でピンアサインの変更の影響があるのかも? • LTE-M シールド のピンアサインは? IoT Shield.v1.2 SCH.pdf -> このシールドは、RXにD10ピン、TXにD11ピンを使用する
こういうときは物理層からチェック② • R4 で RXにD10ピン、TXにD11ピンが使えるか? ソフトウェアシリアルに何か制約がある...? -> Issue を発見 SoftwareSerial
(FAIL) · Issue #3 · arduino/uno-r4-library-compatibility · GitHub • LTE-M シールドがRXで使う D10ピンが R4では RXに利用できなくなってた! 参考:https://github.com/arduino/ArduinoCore- renesas/blob/main/libraries/SoftwareSerial/examples/SerialEcho/SerialEcho.ino
正確には... (ルネサスさんに教えてもらいました!) • LTE-M Shield for Arduino は RXにD10ピン、TXにD11ピンを使用 •
Arduino UNO R4 Minima の D10/D11ピンは、ソフトウェアシリアル ソフトウェアシリアルでシリアル通信を受信(RX)する際 外部割り込み要求(IRQ) が発生し、DMAでピンの状態を読み込みます D10ピン は IRQ が割当たっていないので RX に使用できません。 じゃあD10ピンは使用せず、シールドのRXにバイパスや!
これでいけそう!(D3からバイパス)
ジャンパーワイヤをご用意ください ジャンパーワイヤ(オス-メス) ジャンパーピン 外す オス-D3ピン メス-BC95_TX 2ピン (右側)
いけた!
SORACOM にデータ転送もできた!
まとめ
ソラコムでのサポート可否について ここまでご紹介をしたものの、、Arduino UNO R4 は LTE-M Shield for Arduino のサポート対象外です。
Arduino UNO R3 や ATmega328P系のR3互換機での ご利用を想定しサポート対象としております。
接続診断用スケッチとして是非ご参考に! ブログ記事はこちら (注) AT+Q*** なコマンドは Quectel社製 通信モジュー ルBG96 の拡張 AT
コマンドのため、他社のモジュール ご利用時は他のコマンドの利用を検討ください。 -> モデムのID(IMEI)を参照 -> SIMのID(IMSI)を参照 -> SIMの状態を参照... -> 接続状態の確認 -> 電波強度の確認 -> キャリアの確認...
世界中のヒトとモノをつなげ 共鳴する社会へ