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DDPM解説スライド.pdf

Taiki Nakamura
March 26, 2022
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Taiki Nakamura

March 26, 2022
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  1. /18 自己紹介 2 ▪ 中村泰貴(Taiki Nakamura) • 東大院情報理工 修士課程 2年

    ◦ 来年度から博士過程へ進学 • 専門はテキスト音声合成や声質変換 • 趣味は彫刻美術鑑賞と全国の寺社巡り
  2. /18 今日紹介する論文 3 ▪ Denoising Diffusion Probabilistic Models [Ho+, NeurIPS

    2020] • 従来の Diffusion model の generator をいい感じに設計すると損失関数を簡単化できる • そうして得た損失関数は denoise score matching と同様の形になる • 結果的に GAN と同程度の画像を生成
  3. /18 Diffusion model とは 5 マルコフ連鎖を用いて徐々にノイズを 付与 & 除去 する過程で実データとノイズの間の関係を学習

    Reverse diffusion process : ノイズから実データを生成する過程 Forward diffusion process : 実データからノイズへ近づける過程
  4. /18 Reverse diffusion process 7 標準正規分布から実データへの生成過程:各ステップのモデルのパラメータを学習させる必要 Reverse diffusion process :

    ノイズから実データを生成する過程 標準正規分布 実データ分布 各ステップを正規分布と仮定 & 平均と分散を学習 対数周辺尤度の変分下限を最大化するようパラメータを学習(次ページに詳細)
  5. /18 Reverse diffusion process 8 損失関数を KL を項として含む式へ展開 同時分布を展開(log ∏

    -> ∑ log) t = 1 を ∑ の外へ 𝑥! の条件として付与 & ベイズの定理 𝑞 𝑥" 𝑥! と 𝑞(𝑥#|𝑥!) 以外相殺 2つの正規分布の比較により 閉形式で算出可能 = 𝐿$%"
  6. /18 Reverse diffusion process 9 損失関数を KL を項として含む式へ展開したもの Forward process

    における事後分布を閉形式で表現(導出は省略) これを閉形式で表現すると 各ステップの Forward process の事後分布と 𝒑 𝒙𝒕"𝟏 𝒙𝒕 の KL divergence の総和を最小化 を代入し整理
  7. /18 Reverse diffusion process の設計 12 各ステップの平均 𝑳𝒕"𝟏 をいい感じに整理 分散固定のガウス分布同士の

    KL は 2つの平均の二乗誤差に相当(省略) 学習する reverse process のガウス分布の平均 Forward process の事後分布の平均 これでも学習できるがさらに整理する
  8. /18 Reverse diffusion process の設計 13 𝑳𝒕"𝟏 をさらにいい感じに整理 を へ近づける問題になるため

    とすると 𝑳𝒕"𝟏 は ノイズの混ざった画像 と時刻から ノイズ を推定するよう学習 ノイズの混ざった画像 ノイズ
  9. /18 学習とサンプリング 15 Training 学習データ & 時刻 & ノイズ をサンプリングして

    ノイズ を推定するタスクで学習 Sampling 標準正規分布からサンプリングし 学習した各ステップのモデル 𝒑𝜽 を用いてデータを生成 スコアに基づくデータサンプリングに類似 -> Denoising
  10. /18 実験 17 ▪ ハイパラ等 • ステップ数:T = 1000 •

    ノイズの強さ:𝛽! = 10"#,𝛽$ = 0.02 でその間の時刻に対し線形に補完 • ネットワーク構造:U-Net like,group norm,self-attention あり ▪ Datasets • CIFAR 10,LSUN,CelebA-HQ 256x 256