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【NRUG : New Relic User Group@20210915】Prometheu...

ta-dadadada
September 15, 2021

【NRUG : New Relic User Group@20210915】Prometheus を捨てない NewRelic の活用方法 / nrug_lt_20210915

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September 15, 2021
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  1. 自己紹介 多田 吉克(Tada Yoshikatsu ) 所属:(株)いい生活 物件流通プラットフォーム本部 on EKS でサーバAPI

    の開発〜インフラ運用まで全般を担当 プロダクトローンチからしばらくは Prometheus + Grafana & NewRelic を手運用 していたが、しばらくして NewRelic を導入した 2
  2. Talk Theme APM + Infra/Middleware Metrics をいい感じに NewRelic で統合するためのアイデア 自前構築から

    NewRelic 中心 の監視系に変えてきた 特にメトリクスの取り扱い方について 今 の考えをお話します 4
  3. 案1 :NewRelic に全てお任せする NewRelic Infrastructure Agent with On-host integrations NewRelic

    で全て完結 クラウド含めた多くのインフラメトリクスやミドルウェアについてはカバーでき る 7
  4. 案2 :Prometheus (Exporter) を利用する Prometheus + Prometheus Integrations / Prometheus

    OpenMetrics integration メトリクスの収集は Prometheus で行い、データは NewRelic に蓄積する 8
  5. Prometheus 的メトリクスを NewRelic に送信する Prometheus remote write integration Prometheus の

    remote write 機能の送信先として NewRelic を指定できる Prometheus を自前でホストする必要あり Prometheus OpenMetrics integration(nri-prometheus) Agent 自身がメトリクスを収集して NewRelic に送信する Prometheus をホストする必要はない 9
  6. メトリクス収集を Prometheus に寄せるメリット 大抵のミドルウェアでは Prometheus Metrics 形式(OpenMetrics 形式)での metrics-exporter が

    OSS として公開されており流用できる NewRelic On-host integrations でも基本的なところは抑えられているのでそ の意味では十分かも 監視以外の用途に Prometheus を使う メトリクスストアとして活用して、オートスケールに利用する 保管場所に応じたメトリクスの解像度を調節できる <= 今日の趣旨 10
  7. メトリクスの解像度問題 「モダンなシステム」にするほどメトリクスは増える 多種多様なクラウドリソース マイクロサービス化によるアプリケーションの絶対数の増加 サービスメッシュによる proxy サーバ の増加 さらに exporter

    は「要るのかわからない」大量のメトリクスを出力する 自前運用の監視系でこれを捌き切るにはチームの体力が相当必要 外部(NewRelic )に任せるにしてもそれなりにコストはかかる とはいえ、取捨選択は「やってみないとわからない」 11
  8. 一旦 Prometheus を介す or Prometheus でも収集す る Prometheus では全てのメトリクスを高解像度で取得する Grafana

    で可視化して必要なときに見る data retention は短めに取って運用負荷を抑える NewRelic には選択的に、あるいはサマリを送信して中長期的に保持してもらう 13