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Azure Cost Management の FOCUS コストデータを迷わず読むための“3...

Azure Cost Management の FOCUS コストデータを迷わず読むための“3つの軸”

第62回 Tokyo Jazug Nightでお話ししたスライドです
https://jazug.connpass.com/event/400242/

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Tetsuya Odashima

September 03, 2026

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Transcript

  1. 自己紹介 小田島 哲也(おだしま てつや) パーソルクロステクノロジー株式会社 技術支援 / デリバリー支援 / プリセールス

    X : @TetsuyaOoooo ブログ : qiita.com/tetsuya-ooooo コミュニティ活動 : ETロボコン(www.etrobo.jp) 実行委員会(本部技術 / 東京・北関東地区) Microsoft MVP for Microsoft Azure(2018~)
  2. 今日のゴール Azure コスト分析で迷わない “3つの軸” を持ち帰る ※注意 本 LT で紹介する「3 つの軸」は、私自身が

    Azure コスト分析で迷わないために整理した個人の見解です。 詳細な仕様や補足は公式ドキュメントなどをご参照ください。
  3. 導入:なぜ迷うのか BilledCost (請求額) EffectiveCost (実効コスト) 実際の請求書に計上されるコスト 実際に使った分のコスト コミットメント割引を按分 (償却) “請求額”と“実際に使った価値”はズレる

    カラムが多すぎて意味が読めない 財務に関わる方、エンジニアなど役割によって見たい「コスト」が違う FOCUS コストデータのカラムは、平坦で意味が読み取りづらい → だから迷う... 🤔 ※参考 FinOps: クラウドコストを、使う人・作る人・払う人が同じデータで見て、意思決定していく文化と実践 コスト削減ではなく「クラウド価値の最大化」 FOCUS: 「コストの意味」を組織で揃える共通言語
  4. 1. 全体構造を理解する (FOCUS コストデータの地図) x_SkuOrderId ResourceId Purchase: 購入 コミットメント割引の購入 (RI/SP)

    Usage: 使用量 Standard Committed Dynamic Adjustment: 調整 x_SkuOrderId ResourceId ResourceId まずは、 “何がどのカラムでどこに紐づくか” を理解する
  5. 2. コストの種類を分ける (迷いの原因を断つ) ChargeCategory: 料金の種類、何に対する料金か 種類 フィルター Usage : 使用量

    ChargeCategory = "Usage" 実際に利用・消費した分 Purchase : 購入 ChargeCategory = "Purchase" サービスや権利の購入 Adjustment : 調整 ChargeCategory = "Adjustment" 返金・補正などの調整 → Usage と Purchase を混ぜると必ず迷う → 二重計上の罠を避ける 意味
  6. 2. (補足) Usageの3分類 ChargeCategory = "Usage" PricingCategory: 価格モデル、どう決まった価格か 種類 Standard

    : 通常課金 Committed : コミットメント割引 Dynamic : スポット課金 フィルター PricingCategory = "Standard" PricingCategory = "Committed" CommitmentDiscountType = "Reservation" / "Savings Plan" PricingCategory = "Dynamic" 特徴 単価が固定 従量課金 RI/SP 割当 内訳 (CommitmentDiscountStatus) "Used": 割引が適用された分 "Unused" : 割引が使われなかった分 余剰の再割当
  7. 3. コスト指標を選ぶ (目的に応じて使い分ける) 👇使う場面 見るべきコストは、次の3つのカラム コスト指標 (カラム) 説明・目的 ChargeCategory >

    PricingCategory BilledCost : 請求コスト 実際の請求書に計上されるコスト、請求額 請求額を見たい 👉 Purchase Adjustment Usage Standard Dynamic EffectiveCost : 実効コスト 実際にリソースを使用したコスト コミットメント割引を按分 (償却) した後の実効コスト 実質コストを見たい Usage Standard Committed Dynamic ContractedCost : 契約コスト 👉 契約で定められた契約単価をベースに算出されたコスト 👉割引前の基準を見たい ※もし RI/SP を買っていなかったら、本来かかっていたはずのコスト Usage Committed
  8. 3. (補足) コスト指標を選ぶ (ディシジョンツリーと分析目的例) 使うべき コスト指標 理由 BilledCost 実際に請求された金額 (課金額)

    そのものが記録されているため、1 円単位での財務 的な一貫性を検証できる リソース別の実態コストを知りたい EffectiveCost 通常課金に加え、RI/SP の割引分や未使用分も含めて、すべてのリソースの「実質的 なコスト」が正しく配分されて見えるため RI/SP 単体での割引効果 (金額) を 評価したい EffectiveCost と ContractedCost 割引前の基準となるコスト (ContractedCost) と、適用後のコスト (EffectiveCost) を 引き算 (比較) することで、RI/SP でいくら得したかが可視化できるため 分析目的 (例) 請求書とデータを突き合わせたい
  9. Thank you! 詳しくは Qiita 記事にまとめています FinOps をしっかり理解する! https://qiita.com/tetsuya-ooooo/items/2b66ce5205920d8cb9cc FinOps を実践するための「データの共通言語」FOCUS

    をしっかり理解する! https://qiita.com/tetsuya-ooooo/items/f6c9c36558986a94b921 FOCUS データ分析の道しるべ - FinOps で迷わないための見方を整理してみる https://qiita.com/tetsuya-ooooo/items/d7c1ce5fdd88425939a9 Microsoft Learn FOCUS cost and usage details file schema - Microsoft Cost Management https://learn.microsoft.com/en-us/azure/cost-management-billing/dataset-schema/cost-usage-details-focus FinOps The FinOps Foundation https://www.finops.org/ FOCUS - FinOps Open Cost & Usage Specification https://focus.finops.org/