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プロセス改善とE2E自動テストによる、プロダクトの品質向上事例

atom
December 05, 2024

 プロセス改善とE2E自動テストによる、プロダクトの品質向上事例

2024/12/05に開催されたpmconf 2024にて発表した資料です。
https://2024.pmconf.jp/
https://2024.pmconf.jp/sessions/CXBpStRW

#AGILETPI #プロセス改善 #ProcessImprovement
#テスト自動化 #自動テスト #TestAutomation

HP: http://www.humancrest.co.jp
https://www.humancrest.co.jp/qa_services/qa_consulting_management.html
https://www.humancrest.co.jp/qa_products/lynx.html

atom

December 05, 2024
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Transcript

  1. AGENDA 本日のアジェンダ 1. Quest 2. 事例 1. 結論 2. 何をしたか

    1. AGILE TPI 2. E2E自動テスト 3. 変化 3. まとめ
  2. 自己紹介 浅黄 友隆 技術推進本部 本部長 • 自動テスト大好き • 趣味 :

    カメラ、ドライブ • 職歴 : 営業→開発→テスト
  3. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 株式会社ヒューマンクレスト 5 Japan Quality

    Co., Ltd./ DADラボ(海外検証拠点) ベトナム ダナン 16F, Da Nang Software Park, 02 Quang Trung, Thach Thang Ward, Hai Chau District, Da Nang, VIETNAM ARRANGILITY SDN. BHD. マレーシア サイバージャヤ Unit LG-02 & LG-03, Ground Floor, CoPlace 5 Block 3710, Persiaran APEC, Cyber 8, 63000 Cyberjaya, Selangor Darul Ehsan, MALAYSIA ベトナム ダナンで 「日本の味」を探求 するならここ
  4. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 本日の事例に関して • 決してだれかを非難しているわけではありません。 •

    自動テストは、UI層を操作するE2Eテストに限った話です。Unitテスト等は 含まれておりません。 UI Service Unit 6
  5. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 1. Quest どんな品質を求めていますか? •

    バグはない • 機能追加、修正が簡単 • コードが見やすい • 使いやすい • 安心して使える • 素早くリリース、早い修正 • ユーザーに価値を届ける • 収益が得られる 9
  6. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 1. Quest どんな品質を求めていますか? •

    バグはない • 機能追加、修正が簡単 • コードが見やすい • 使いやすい • 安心して使える • 素早くリリース、早い修正 • ユーザーに価値を届ける • 収益が得られる 10 内部品質 外部品質 利用時の品質 ユーザー品質 参考:1.2
  7. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 1. Quest 品質に影響を与える要素 11

    品質 プロダクト プロセス ピープル 参考:3
  8. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 1. Quest 品質に影響を与える要素 12

    品質 プロダクト プロセス ピープル 組織 チーム パイプライン ワークフロー ドメイン知識 各種スキル
  9. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2. 事例 • 状況

    ◦ 現状QA体制がなく、開発者がテストしている ◦ 新機能のテストはできているが、リグレッションテストはできていない ◦ 不具合はユーザーからの報告で気がつくこともある • 課題 ◦ 品質面に不安がある 16
  10. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2. 事例 • 目的

    ◦ メンバーの品質意識を高める ◦ より良いサービスを提供する チーム • アプローチ ◦ プロセスに対する改善 17 2023年1月〜
  11. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2 何をしたか 19 •

    WFからSCRUMへ • 実例マッピング • シフトレフト • テストケースの標準化 • スクラムイベント全員参加 • PBIのアウトカム・受け入れ基準 の明確化 • デプロイメントパイプライン • E2E自動テスト • Unitテスト導入 • テスト技術セミナー • 輪読会 • バグ共有会
  12. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2 何をしたか 20 •

    WFからSCRUMへ • 実例マッピング • シフトレフト • テストケースの標準化 • スクラムイベント全員参加 • PBIのアウトカム・受け入れ基準 の明確化 • デプロイメントパイプライン • E2E自動テスト • Unitテスト導入 • テスト技術セミナー • 輪読会 • バグ共有会 「Agile TPI」を活用し、評価、検証、改善を繰り返した。
  13. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2 何をしたか • Agile

    TPI モデル 21 キーエリア カテゴリ チェックポイント ク ラ ス タ 16種類 3種類 108種類 A~G
  14. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2.1 何をしたか? Agile TPI

    • キーエリア 22 Key area Professional Team Organization 01 利害関係者のコミットメント C D D C E C D 02 関与の度合い A A B C A A B 03 テスト戦略 A B C D A C C A C 04 テスト組織 D E F G D F D G 05 コミュニケーション A C B D C 06 報告 D F F D D F E 07 テストプロセス管理 E E F E F F E F 08 見積もりと計画 G F G F F 09 メトリクス C C C E 10 欠陥管理 C D E C E F G D E 11 テストウェア管理 F G G F F G 12 手法の実践 D D D E F G 13 テスト担当者のプロ意識 A B B D A B C 14 テストケース設計 C D E C D F F 15 テストツール A A A A B C 16 テスト環境 A A C B B C D
  15. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2.1 何をしたか? Agile TPI

    • カテゴリ 23 Key area Professional Team Organization 01 利害関係者のコミットメント C D D C E C D 02 関与の度合い A A B C A A B 03 テスト戦略 A B C D A C C A C 04 テスト組織 D E F G D F D G 05 コミュニケーション A C B D C 06 報告 D F F D D F E 07 テストプロセス管理 E E F E F F E F 08 見積もりと計画 G F G F F 09 メトリクス C C C E 10 欠陥管理 C D E C E F G D E 11 テストウェア管理 F G G F F G 12 手法の実践 D D D E F G 13 テスト担当者のプロ意識 A B B D A B C 14 テストケース設計 C D E C D F F 15 テストツール A A A A B C 16 テスト環境 A A C B B C D
  16. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2.1 何をしたか? Agile TPI

    • チェックポイント 24 Key area Professional Team Organization 01 利害関係者のコミットメント C D D C E C D 02 関与の度合い A A B C A A B 03 テスト戦略 A B C D A C C A C 04 テスト組織 D E F G D F D G 05 コミュニケーション A C B D C 06 報告 D F F D D F E 07 テストプロセス管理 E E F E F F E F 08 見積もりと計画 G F G F F 09 メトリクス C C C E 10 欠陥管理 C D E C E F G D E 11 テストウェア管理 F G G F F G 12 手法の実践 D D D E F G 13 テスト担当者のプロ意識 A B B D A B C 14 テストケース設計 C D E C D F F 15 テストツール A A A A B C 16 テスト環境 A A C B B C D
  17. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2.1 何をしたか? Agile TPI

    • 優先度の設定 25 Key area Professional Team Organization 01 利害関係者のコミットメント C D D C E C D 02 関与の度合い A A B C A A B 03 テスト戦略 A B C D A C C A C 04 テスト組織 D E F G D F D G 05 コミュニケーション A C B D C 06 報告 D F F D D F E 07 テストプロセス管理 E E F E F F E F 08 見積もりと計画 G F G F F 09 メトリクス C C C E 10 欠陥管理 C D E C E F G D E 11 テストウェア管理 F G G F F G 12 手法の実践 D D D E F G 13 テスト担当者のプロ意識 A B B D A B C 14 テストケース設計 C D E C D F F 15 テストツール A A A A B C 16 テスト環境 A A C B B C D
  18. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2.1 何をしたか? Agile TPI

    • クラスタ 26 Key area Professional Team Organization 01 利害関係者のコミットメント C D D C E C D 02 関与の度合い A A B C A A B 03 テスト戦略 A B C D A C C A C 04 テスト組織 D E F G D F D G 05 コミュニケーション A C B D C 06 報告 D F F D D F E 07 テストプロセス管理 E E F E F F E F 08 見積もりと計画 G F G F F 09 メトリクス C C C E 10 欠陥管理 C D E C E F G D E 11 テストウェア管理 F G G F F G 12 手法の実践 D D D E F G 13 テスト担当者のプロ意識 A B B D A B C 14 テストケース設計 C D E C D F F 15 テストツール A A A A B C 16 テスト環境 A A C B B C D
  19. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2.1 何をしたか? Agile TPI

    • 優先度の高いキーエリアから、チェックポイントを確認し、NO→YESにする 活動を行う。 • その中でも、クラスタAから順番に行う。 27 Key area Professional Team Organization 01 利害関係者のコミットメント C D D C E C D 02 関与の度合い A A B C A A B 03 テスト戦略 A B C D A C C A C 04 テスト組織 D E F G D F D G 05 コミュニケーション A C B D C 06 報告 D F F D D F E 07 テストプロセス管理 E E F E F F E F 08 見積もりと計画 G F G F F 09 メトリクス C C C E 10 欠陥管理 C D E C E F G D E 11 テストウェア管理 F G G F F G 12 手法の実践 D D D E F G 13 テスト担当者のプロ意識 A B B D A B C 14 テストケース設計 C D E C D F F 15 テストツール A A A A B C 16 テスト環境 A A C B B C D
  20. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2.1 何をしたか? Agile TPI

    • チェックリスト ◦ テスト担当者のプロ意識 クラスタA ➢ 対策 ◦ QAセミナーや輪読会の開催 ▪ テスト活動の知識 ▪ テスト技術の習得 ◦ 成果 ▪ テストスキルの向上 ▪ 品質意識の向上 28 テストの役割を担う開発者が、特にテストエンジニアリングとテストケース設計に関す るテストのトレーニングを受けている。 開催 :毎週1時間 参加者:全員 内容 :ISTQB FL Agile QA BDD/TDD DevOps 狩野モデル
  21. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2.1 何をしたか? Agile TPI

    • チェックリスト ◦ 関与の度合い クラスタA ◦ テストケース設計 クラスタA (TPI Next) ➢ 対策 ◦ テストケースの書き方を統一 フォーマットを用意 ◦ プロセスの変更(コーディング前にテスト設計、ケース作成を行う) ◦ 成果 ▪ プロダクト開発の手戻りが減る 29 プロダクトリスク分析、計画、準備、テストケース設計のようなテスト活動は、テスト活動をスプリントの クリティカルパスとならないように、テスト実行よりも前に行われている。 テストケースには、以下の説明項目を含む。 a)開始時の状況、b)変更プロセス=実施するテストアクション、c)予測される結果。
  22. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2.1 何をしたか? Agile TPI

    30 品質 プロダクト プロセス ピープル 組織 チーム パイプライン ワークフロー ドメイン知識 各種スキル
  23. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2.2 何をしたか? E2E自動テスト •

    課題 ◦ リグレッションテストが出来ていない • チェックリスト ◦ テストツール クラスタA ➢ 対策 ◦ リグレッションテストを自動化 ▪ 何?をテストするのか?テスト設計からやり直し ▪ UIですべてを自動化しない(Unitテストへ) 31 回帰テスト自動実行のためのテストツールが使用されている。 UI Service Unit
  24. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 2.2.2 何をしたか? E2E自動テスト ◦

    成果 ▪ 毎日テストが実行されている状態になり、リファクタリング等も容易 32
  25. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 3. まとめ 35 品質

    プロダクト プロセス ピープル 組織 チーム パイプライン ワークフロー ドメイン知識 各種スキル
  26. © 2024 Human Crest Co., Ltd. 3. まとめ • Agile

    TPIのチェックポイントで現状を評価 ◦ 問題点に気がつく • 取り組むチェックポイントを決定 ◦ 3ヶ月毎に、1~2ポイント • 1ポイントに対する対策を決定する ◦ 立案、計画、実施、評価 • 改善されているか、振り返り、再度、チェックポイントを確認する 36
  27. 参考 1. ISO/IEC 25010:2011, Systems and Software engineering - Systems

    and software Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE) - System and software quality models 2. 「DORAメトリクス」, DevOps Research and Assessment (DORA), 09/23/2020 https://cloud.google.com/blog/products/devops-sre/using-the-four-keys-to- measure-your-devops-performance?hl=en 3. Berend van Veenendaal, Dennis Geurts, Rik Marselis, Wouter Ruigrok(2022). Quality for DevOps teams. Sogeti 38