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オーストリア流 都市の公共交通サービス水準評価@公共交通オープンデータ最前線2026

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オーストリア流 都市の公共交通サービス水準評価@公共交通オープンデータ最前線2026

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Traffic Brain

March 07, 2026
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  1. 3 PTSQC (ÖV-Güteklassen): スイス・オーストリア流のサービスレベル評価 • オーストリア国土計画会議:国土の公共交通サービスレベルを分類 • 各駅・バス停:交通モードと運行頻度で1~8のクラスに分類 • 今回日本では、運行頻度

    = 終日の運行本数÷16時間 と換算 • 各地点:駅・バス停からの距離とクラスでA~Gのレベルに分類 • オーストリアでの地方都市圏ではC,Dがふさわしいと整理 鉄道 路面電車 バス クラス 半径[m] 運行間隔[分] 運行間隔[分] 運行間隔[分] ≦300 ≦500 ≦750 ≦1000 ≦1250 t < 5 1 A A B C D 5 ≦ t ≦ 10 t < 5 2 A B C D E 10 < t ≦ 20 5 ≦ t ≦ 10 t ≦ 10 3 B C D E F 20 < t < 40 10 < t < 20 10 < t < 20 4 C D E F G 40 ≦ t < 60 20 ≦ t < 40 20 ≦ t < 40 5 D E F G G 60 ≦ t ≦ 120 40 ≦ t ≦ 60 40 ≦ t ≦ 60 6 E F G 120 < t ≦ 210 60 < t ≦ 120 60 < t ≦ 120 7 F G 120 < t ≦ 210 120 < t ≦ 210 8 G レベルCを満たすには バス:10~20分毎 ・300m以内 鉄道:20~40分毎 ・300m以内 など ※鉄道の方が レベルが上がる 参考:宇都宮浄人教授 講演資料
  2. 4 熊本都市圏 サービスレベルマップ 公共交通 サービス水準 終日運行頻度 ━ 鉄道 ━ 軌道

    ━ バス 左側通行で 方向別に 数字を表記 A B C D E F G 0.0 18.9 46.5 74.7 88.7 93.9 96.9 熊本市の人口カバー率 https://qgis.t-brain.jp/kumamoto2025_service_level/
  3. 5 熊本都市圏 市区町村間比較 行政区 A B C D E F

    G 熊本市 738,865 0.0 18.9 46.5 74.7 88.7 93.9 96.9 熊本市 中央区 187,502 0.0 48.7 83.4 95.4 99.4 100.3 100.3 13.0% 熊本市 東区 189,524 0.0 11.1 45.4 76.0 92.1 98.3 99.2 3.6% 熊本市 北区 139,833 0.0 8.5 34.7 66.9 85.6 91.6 96.2 3.8% 熊本市 西区 91,177 0.0 9.1 30.1 71.4 84.3 92.2 95.7 7.4% 熊本市 南区 130,829 0.0 5.8 19.2 53.9 74.5 82.1 90.0 2.5% 益城町 32,510 0.0 0.0 28.3 48.6 67.1 83.9 94.0 2.4% 嘉島町 9,547 0.0 0.0 27.8 43.5 63.7 84.7 94.6 2.8% 菊陽町 43,337 0.0 6.3 22.5 51.7 69.6 79.2 82.2 3.4% 合志市 61,772 0.0 0.0 10.6 49.8 69.7 86.5 93.0 2.7% 大津町 35,187 0.0 2.6 7.0 17.9 40.8 67.1 84.6 1.8% 宇城市 57,032 0.0 0.0 2.0 7.4 13.9 39.5 64.0 1.9% 西原村 6,426 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 24.8 0.6% 市区町村 人口 サービス水準別の人口カバー率[%] 公共交通 分担率 B:便利 C:そこそこ バス15分毎 鉄道30分毎 バス7.5分毎 鉄道15分毎 D以下: 不便・車前提 西区は 熊本駅の 吸引力
  4. 6 都市間比較 ~GTFS網羅都市に限定~ まさかの1位 西区は 熊本駅の 吸引力 Cカバー率モード別 Gカバー率モード別 A

    B C D E F G train tram bus train tram bus 熊本市 738,865 0.0 17.6 45.0 73.5 88.3 93.8 96.9 8.9 10.6 43.5 45.9 28.7 96.7 宇都宮市 518,757 0.0 10.7 32.2 57.1 75.6 88.2 94.2 3.1 4.5 27.8 27.1 15.7 93.8 岡山市 724,691 0.0 7.1 26.4 54.4 74.3 87.5 92.3 6.0 3.5 21.6 49.2 11.5 86.0 高知市 326,545 0.0 11.4 24.9 48.4 73.0 88.8 94.4 4.1 21.9 10.4 44.2 51.8 90.6 富山市 413,938 0.0 6.1 18.0 43.6 66.1 84.8 93.8 6.3 9.2 8.1 48.2 27.6 88.2 高崎市 372,973 0.0 4.0 11.6 25.9 50.1 84.3 95.2 7.2 5.7 41.5 94.1 前橋市 332,149 0.0 1.7 11.7 25.4 45.6 70.1 85.4 5.6 7.6 38.3 72.4 倉敷市 474,592 0.0 1.3 7.8 29.3 48.8 67.8 80.2 6.4 1.9 44.7 70.8 市区町村 人口 サービス水準別の人口カバー率[%] バスが高く評価されすぎ バスとJRの低頻度で 熊本に大きく劣る とさでん中心の コンパクトシティ 路面 電車 が健闘 バスが少なすぎる 県庁所在地・ 中核市 鉄道≒JRが低頻度で レベルが上がらない (岡山市で顕著) LRTはまだ局所的 鉄軌道中心 グラーツ 291,072 29.2 59.7 80.8 91.4 95.8 97.8 98.8 リンツ 206,595 36.4 66.8 87.0 96.5 98.9 99.5 99.7 参考) オーストリア 人口2,3位の都市 オーストリアの「C」は日本の数倍
  5. 8 前橋市・倉敷市:バスが貧弱すぎる中核市 公共交通 サービス水準 終日運行頻度 ━ 鉄道 ━ 軌道 ━

    バス 左側通行で 方向別に 数字を表記 前橋市 倉敷市 隙間が大きく、色が青い=低頻度 オンデマンドは評価外
  6. 9 経年比較:宇都宮ライトレールの開通 / 熊本市電の自滅 Cカバー率モード別 A B C D E

    F G train tram bus 2021 熊本市 3.4 23.9 50.3 77.2 89.5 94.6 97.3 9.6 14.0 46.1 2023 熊本市 3.7 23.0 49.5 77.3 89.3 94.3 97.1 9.6 14.3 45.1 2025 熊本市 0.0 17.6 45.0 73.5 88.3 93.8 96.9 8.9 10.6 43.5 市区町村 サービス水準別の人口カバー率[%] Cカバー率モード別 A B C D E F G train tram bus 2022 宇都宮市 0.0 9.8 29.9 55.1 74.1 87.1 93.4 3.1 28.4 2023 宇都宮市 0.0 10.7 32.2 57.1 75.6 88.2 94.2 3.1 4.5 27.8 市区町村 サービス水準別の人口カバー率[%] 宇都宮市 熊本市 Cが特に底上げ Aが消滅・Bが激減
  7. 11 議論 ◼ 方法はいろいろある • ロンドンの手法:都市部向け(運行頻度が低いと急にレベルが下がる) • オーストリアの手法:過疎地にも適用しやすい。段階が恣意的 ◼ 日本に適した評価手法はまだこなれていない

    • バスのレベルが高く出すぎる(日本のバスは信認が低いとも言える)。デマンドをどう評価する? • そもそも何を目的とするか? ◼ 政策にどう反映するか • 地域公共交通計画などの目標値にしたい • 都市部~過疎地で満たすべきレベルを国として定めたい ◼ そもそもデータが無い • 鉄軌道:鉄道運行本数 2024 → 西沢さん頼み • バス:GTFS → まだ日本の4割くらい ◼ 手作業の前処理が必要 • 複数バス会社の停留所名寄せ(名称の表記違いが多い)