Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
第3回関東Kaggler会 LT Kaggleはうつ病患者の役に立つ
Search
Isao
February 14, 2025
Business
2
310
第3回関東Kaggler会 LT Kaggleはうつ病患者の役に立つ
Isao
February 14, 2025
Tweet
Share
Other Decks in Business
See All in Business
Chemican Overview
aswdv
0
230
株式会社ジュニ - 採用ピッチ
junni_inc
1
18k
株式会社Domuz会社紹介資料(採用)
kimpachi_d
0
27k
Fantia株式会社 会社紹介資料
fantia
0
190
イグニション・ポイント株式会社/採用エントランスBook_2025
ignitionpointhr
2
96k
株式会社CINC 会社案内/Company introduction
cinchr
6
56k
cazoeTell_製品紹介
support01
0
140
提案のレベルを上げる #QiitaConference
konifar
54
18k
Sales Marker Culture book
salesmarker
PRO
30
45k
GMOフィナンシャルHD 会社紹介資料
gmofh_hr_team
0
46k
『プロダクト戦略』を紐解く — 言語化・組織実装・実行までのリアル —
shunikeda
0
490
株式会社メディアドゥ 中期経営計画 2026-2030年2月期(5ヵ年)
mediado_ir
0
270
Featured
See All Featured
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
268
20k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
28
5.3k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
329
24k
KATA
mclloyd
29
14k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
329
39k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
512
110k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
33
6.6k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
34
2.2k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
52
7.5k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
298
20k
Transcript
第3回 関東 Kaggler 会 LT Kaggleは “うつ病患者” の役に立つ いさお 2025-2-15
自己紹介 2 名前 いさお 仕事 データサイエンティスト@IT企業 趣味 ファゴット Bio (既往歴)
2024年8月20日 うつ病と診断 → 同年12月18日まで 約4ヶ月間休職 本日は、休職中の体験談を お話させていただきます
うつ病患者は年々増加、生涯に約15人に1人は経験※1している精神病 3 うつ病の統計 2.6 2.8 2.9 2.9 2.9 3.0 68.5
89.6 101.2 92.9 108.7 124.6 0 20 40 60 80 100 120 140 H14 H17 H20 H23 H26 H29 外来患者数 入院患者数 気分[感情]障害(躁うつ病を含む)を有する患者数の推移※2 (単位:万人) ※1 厚生労働省「うつ対策推進方策マニュアル」より ※2 厚生労働省「患者調査」より作成 127.6 71.1
うつ病の症状と対策 ここからは、私の場合の話です 第1章 4
労働意欲・集中力の低下 私の場合、気分が落ち込んで労働意欲が低下し、ある日働けなくなった 5 うつ病の症状 なかなか寝付けない 1日3食 食べられない
私の場合、規則正しく健康的な生活を続けた 6 うつ病の対策 徹夜してKaggleなんて、絶対NG 精神科の先生と決めた3つのルール 1. 朝起きたら着替える 2. スマホは1日3時間まで 3.
必ずお風呂に入る
7 治りました!! 健康的な生活を続けた結果
そして復職へ・・・ 最終章 8
とにかく一刻も早く仕事がしたい! 9 復職へのモチベーション 自分は何のために生きているのか考える 11/23は気まずく過ごす羽目に 社会貢献がしたい 周囲が確実に経験・キャリアを積む中 自分は何もできていない 成長したい お金がほしい
傷病手当は給料の満額出ない 賞与はゼロ
医師の診断書発行と職場の理解・根回し 10 復職のためにしたこと 上司とランチ 精神科通院 12/1から復職可の診断書をゲット 復職後も安心して働ける環境を配慮 条件は満たした。100%復職できる。いざ人事面談へ 過去に薬を処方されていた方でも 人事面談の後すぐに復帰して働いているよ
11 その結果 会社の判断は 復職見送り
復職見送り、12月中は休職のまま通勤訓練で様子をみましょう 12 会社の判断 そもそも同じ部署で何人も 休職してるのが原因じゃ? 人事 産業医 上司 過去に薬を処方されていた方でも 復帰して働いているよ
そういえば数週間前… Magic • 本当に、朝から夕方まで働き続けられるのか…? • 業務中に眠気や頭痛が起きたりしないか…? • また再発して休職にならないか…? とりあえず12月末まで休職の診断書をもらってきてください
擬似的に仕事(Pseudo Working)をして、大丈夫かどうか様子を見る 13 通勤訓練とは 始業・終業時にやること・やったことを上司に報告 始業から終業時間までPCで集中して作業ができるか? 専門性の高い文章を読めるか? 長い文章や報告書を書けるか? Kaggleやるだけでいいじゃん! ルール
ポイント 通勤訓練とは
Kaggleコンペに参加、毎日ノートブック投稿、毎日スコアを更新 14 通勤訓練でやったこと 毎日スコア更新 高度業務アピール チュートリアルを 英語と日本語で毎日投稿
15 12/18 再度人事面談 結果は 明日から復職 12月末までの休職は撤回
働けることのアピールができる 16 Kaggleの効果 ① 通勤訓練経験者の中でトップの評価 復職の目標を前倒しで達成
働いている自分がイメージできた 体調が回復していることに自信が持てた 体調を計るバロメータになる 17 Kaggleの効果 ②
自己肯定感が上がる 18 Kaggleの効果 ③ 本日が休職してから初めて人前で喋る場 知り合いが1人もいない場でLTができている
19 うつ病の方との会話のネタになれば幸いです ① Kaggleは、働けることのアピールに有効 ② Kaggleは、体調を計るバロメータになる ③ Kaggleは、自己肯定感が上がる