Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
飲食店もAIで。レジ締めやハンディシステムをつくってる話 / Using AI for res...
Search
VTRyo
June 30, 2026
Technology
280
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
飲食店もAIで。レジ締めやハンディシステムをつくってる話 / Using AI for restaurant management
ゆるAI勉強会#1 2026/6/30
https://yuru-ai.connpass.com/event/392834/
VTRyo
June 30, 2026
More Decks by VTRyo
See All by VTRyo
なぜ私たちのSREプラクティスはなかなか機能しないのか 〜システムより先に組織を見る〜 / Why our SRE practices aren't really working
vtryo
4
5.4k
そのSLO 99.9%、本当に必要ですか? 〜優先度付きSLOによる責任共有の設計思想〜 / Is that 99.9% SLO really necessary? Design philosophy of shared responsibility through prioritized SLOs
vtryo
2
3.8k
あの職員室 / That teachers' lounge
vtryo
0
160
自分だけの、誰も想像できないキャリアの育て方 〜偶然から始めるキャリアプラン〜 / Career planning starting by luckly v2
vtryo
1
540
60以上のプロダクトを持つ組織における開発者体験向上への取り組み - チームAPIとBackstageで構築する組織の可視化基盤 - / sre next 2025 Efforts to Improve Developer Experience in an Organization with Over 60 Products
vtryo
3
3.2k
一体いつからSRE NEXTがSREだけのカンファレンスだと錯覚していた? / When did you ever get the idea that SRE NEXT was a conference just for SREs?
vtryo
1
890
一人から始めたSREチーム3年の歩み - 求められるスキルの変化とチームのあり方 - / The three-year journey of the SRE team, which started all by myself
vtryo
9
16k
2ヶ月かかるDBアップグレード検証を最大2週間に短縮した自作Go製CLIツール「Platinum」を紹介する / Introducing Go CLI tool "Platinum" for shortened DB upgrade validation
vtryo
3
2.3k
MySQLテーブル毎のデータサイズ集計をDatadog × Prometheus Exporter × Kubernetesを使って自動化する / Automate data size aggregation for each MySQL table using Datadog, Prometheus Exporter and Kubernetes
vtryo
0
500
Other Decks in Technology
See All in Technology
【CEDEC2026】ゲームシナリオライターを支援するAIツール開発の実践 ― 設計とプロンプトの工夫 ―
cygames
PRO
1
770
名古屋の市バスGTFS-JPデータ×スガキヤ 最寄りバス停検索をAmazon ElastiCache Serverless for Valkeyで最適化する
usanchuu
1
430
社内の7割が使うデータ基盤を、 データチーム2人で回すためにやったこと
koh_yoshi
4
890
サイバー捜査員研修(前半)
nomizone
1
1.8k
モダンフロントエンド 開発研修
recruitengineers
PRO
3
520
もう一度考える SRE チームの作り方・育て方 / Rethinking SRE #1: Building and Growing SRE Teams
rrreeeyyy
6
1k
攻撃と防御で学ぶAI時代のプロダクトセキュリティ演習
recruitengineers
PRO
4
1k
『三匹の子ぶた』から学ぶネットワークセキュリティの昔と今 / Network Security: Then and Now Through the Lens of The Three Little Pigs
nttcom
1
1.7k
サイバー捜査員研修(後半)
nomizone
1
780
グローバル基準のSREは、運用現場でどう機能したか:成熟度アセスメントの実践 / SRE NEXT 2026
sorawatanabe
0
120
Invisible to AI? Making TYPO3 Sites Quotable by AI Search Systems
wolfgangwagner
0
140
名刺メーカーDevグループ 紹介資料
sansan33
PRO
0
1.2k
Featured
See All Featured
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
28
3.6k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
16k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
128
18k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
273
27k
Are puppies a ranking factor?
jonoalderson
1
3.8k
ラッコキーワード サービス紹介資料
rakko
1
4.2M
Designing for humans not robots
tammielis
254
26k
Navigating Algorithm Shifts & AI Overviews - #SMXNext
aleyda
1
1.5k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
52
3.8k
svc-hook: hooking system calls on ARM64 by binary rewriting
retrage
2
450
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
61
9.9k
Why Your Marketing Sucks and What You Can Do About It - Sophie Logan
marketingsoph
0
360
Transcript
飲食経営もAIで。 レジ締めやハンディシステムをつくってる話 ゆるAI勉強会#1 2026/6/30 SPICE FOOD LABO にしげ
はじめまして。 間借りカレー屋 にしげです • 2025年8月に開業 • 溝の口(川崎市)中心に営業 • POPUPやイベントのフード担当OK •
主にスリランカ🇱🇰 カレーを提供 福岡でのイベント 音楽イベント
飲食系スキル • ビア検2級(プロ向け中級) • ビアジャッジ(審査員資格) • 田町のカレー屋でチョットだけバイト • カレーフェスでヘルプすることもある •
スリランカにてカレー履修済み 同じ銘柄→誰が注いだか当てられる クラフトビール品評会 スリランカ
飲食を営業するうえでやってること
人によるとは思うけど、私の間借りでは…… • 事務 • 経理、施設調整、保険 • 飲食 • 仕入れ、仕込み、オーダー、調理、提供、開店準備・片付け、備品調達 •
PR活動 • 認知向上(SNS、周辺地域で飲んだりして自己紹介する etc)
人によるとは思うけど、私の間借りでは…… • 事務 • 経理、施設調整、保険 • 飲食 • 仕入れ、仕込み、オーダー、調理、提供、開店準備・片付け、備品調達 •
PR活動 • 認知向上(SNS、周辺地域で飲んだりして自己紹介する etc)
経理がとにかくめんどくさい • 領収書(※専業の方は税理士がついてることが多い) • レジ締め(売上とレジ金の一致確認) • 紙に書いたオーダーから食数・金額をチェックし、レジに残ったお金が 一致するか • オーダー用紙の数を合計するときにミスったり、レジのお金の数え間
違いがあると疲弊する • これらのデータをどこかに記録しておく必要がある
すべての起点はオーダーが紙であるということ ※飲食店にあるまじき美徳は事務だけにしましょう • 紙に書かれているせいで、手で再計算が必要になっている • 疲れてるときに電卓を叩いてもミスる • 小さいけどイライラするあれこれ • オーダー書き忘れてる、釣り銭の計算めんどくさい、
誰がどのオーダーシートだっけ
–– Larry Wall “プログラマーの三大美徳は「怠惰・短気・傲慢」”
まずCLAUDEでレジ締め記録を半自動化する ※ϑΥϯτελΠϧ߹Ͱେจࣈʹͳ͍ͬͯ·͢ɻ͝ཧղ͍ͩ͘͞
対話式にして、全部を自動化しない利点がある • イベントなど、特殊なケースがある • オーダーの正確さに自信がないとき、 支払いが現金・Paypayなのか覚えてない、など 懸念事項を伝えられる • それを考慮して計算してくれる
対話式にして、全部を自動化しない利点がある
対話式にして、全部を自動化しない利点がある めんどうだけど「金額 枚数」 を渡している 差が出ている要因を、 過去の経験から推測してもらう
記録をNOTIONに自動作成
ハンディをつくる理由
オーダーの不正確さ、手動雑務をなくす 様々な必須入力項目 • オーダー内訳 • カレー、オプション、ドリンクなど • オーダー会計金額 • 金額支払い方法
(Paypay支払いはレジ金に関与しないので、明記しないと混乱する) • 施設に払った代金 • 施設によってレンタル代が異なるため
計算なんて手動でやってられない。てられな! • オーダー内容や諸々のデータをCSVで出力できると良い • Claudeに貼り付ければ一撃で伝わる • お釣りの計算もハンディがやってくれたら電卓不要になって良い • オーダーが席に紐づいていれば誰のお会計かわかりやすくなって良い
間借り特化型 ハンディシステム「マガレジ」 • 某レジシステムを参考に(バイトしてたときに操作してた)、 間借り特化型をつくっている • 間借り→施設が同じとは限らない、バイトが同じ人とは限らない、営業 形態が同じとは限らない、メニューが同じとは限らない といった変数が多い •
いつかは間借りしている人に使ってもらえるようにしたい、という前提で つくっている
None
None
どうせならリードタイムを計測するゾ☆ • オーダー受付→調理待ち→調理中→提供完了 をステータス管理 • つまり、リリースまでの時間がわかる • 必ずしも速度重視ではないが、参考記録が残る
HOW TO BUILD IT? • 設計からテストまですべてClaude Code • プロトタイプをexe.devでつくってからClaudeへ •
設計や結論に至った内容はdocsに保存 • 自分では一行も書いてない • Linearを使ってPJ管理。Slackからすぐに Issue起票できるようにしている • 営業中にバグ発覚が多数……
HOW TO BUILD IT? • PWA(Progressive Web Application) • ヘルプで来てくれる人にもすぐPIN認証で使ってもらえるようにした
• なお今のところずっとワンオペである • Vercel、Next.js • まだローカルストレージで粘っています
よく使うSKILLS • /simplify(組込み) • 変更を確認し、3つのレビューエージェントが再利用性、品質、効率性をレビューして修正す る • /claude-review(自作) • /simplifyに近いが、観点が異なる。セキュリティ
+ 型安全性 + データ整合性、 正確性 + エッジケース + ユーザー体験、コード品質 + パフォーマンス + 運用性 優先度を分類して、高いものから優先的に修正を繰り返す。 何度も修正検知する問題が見つかった場合は、coding-rulesに記録して実装を改善する • /ship(自作) • Git commitからPush、PR作成・概要更新、まで自動的に実行
めんどうなデータ入力から解放されたカレー屋は…… • ハンディの作り込みがよくなれば、もっと業務は楽になり、 本来やるべきことに時間を使える • 事業に直結していて良い • Grafanaで諸々の数字を監視したい ※オーバーエンジニアリング •
売上、SNSアナリティクスデータ、飲食提供時のメトリクスなど • これ飲食DXって言っていいんですかね?
よくある質問 • いつ営業してますか? → 基本、土曜日ですが施設のスケジュールに依存しているのでSNSをご 覧ください • いずれはカレー専業になるんですか? → これまでも職業を絞れたことがないので専業にはならないと思う
• 普段は他の仕事をしているのですか? → Topotalという会社でSREしてます。 あとは執筆(技術書典で 入門30代 やるぞ!!)
WE ARE WAITING!!
飲食経営もAIで。 レジ締めやハンディシステムをつくってる話 ゆるAI勉強会#1 2026/6/30 SPICE FOOD LABO にしげ