Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
20200319-ssmjp_ResilienceEngineering
Search
w4yh
March 19, 2020
Technology
1.3k
5
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
20200319-ssmjp_ResilienceEngineering
w4yh
March 19, 2020
More Decks by w4yh
See All by w4yh
中(小)規模事業者のNTP運用担当としての悩みと成功体験 / 20230407 NTP Meeting LT2
w4yh
0
380
StackStormによるCloudSlang対応とはなにだったのか
w4yh
0
660
JKD18.12-2T2_Pharosでk8s環境を楽して割り切って作る / JKD1812_2T2_Pharos
w4yh
0
1.1k
20160913-IrecommendStackStormtoyou-w4yh
w4yh
3
3.1k
StackStorm
w4yh
1
550
StackStorm-qpstudy201604
w4yh
0
160
ChangeManagement
w4yh
0
180
Zohoを褒めたり叱ったり.pdf
w4yh
0
120
Other Decks in Technology
See All in Technology
FOSS4Gを活用した自治体業務DXの試み
470715
0
150
夫婦で子育てするための育児標準化
codmoninc
PRO
0
210
NDIでApple Vision Proにリアルタイム映像送信
jyouryuusui
0
110
FactoryBotアンチパターン / factory_bot anti-patterns
toshimaru
0
160
スキマバイトという雇用形態は存在しないので、雇用期間1日のアルバイト契約を事業者とワーカーが結ぶ手続きを支えるのがタイミーなんです
akitoshiga
0
170
脆弱性診断って、何をしているの? 〜弱点を見つけて、会社の改善につなげるまで〜
keeg
0
900
Snapshot Testing in Practice: Predictable and Reliable SwiftUI Views
fespinoza
0
210
Rustuna: Rustによる高速なOptuna実装
pfn
PRO
0
130
"優秀な誰か"の下位互換にならないために
yut0naga1_fa
1
1.8k
[AWS 秋のクラウドオペレーション祭り 2026]AWS DevOps Agentで変わるリリースと運用対応 ~リリース管理機能と Directed actions のご紹介~
furuton
4
1.2k
ai_cording_with_k8s_knowledge.pdf
mochizuki875
1
350
AI時代だからこそ推したい!Gitコマンド再入門
munakata
0
190
Featured
See All Featured
Conquering PDFs: document understanding beyond plain text
inesmontani
PRO
4
3.2k
Building Applications with DynamoDB
mza
96
7.2k
Lightning Talk: Beautiful Slides for Beginners
inesmontani
PRO
2
730
Leading Effective Engineering Teams in the AI Era
addyosmani
9
2.7k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
How to Build an AI Search Optimization Roadmap - Criteria and Steps to Take #SEOIRL
aleyda
1
2.2k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
234
18k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
51
53k
How Software Deployment tools have changed in the past 20 years
geshan
2
35k
A Guide to Academic Writing Using Generative AI - A Workshop
ks91
PRO
1
520
DBのスキルで生き残る技術 - AI時代におけるテーブル設計の勘所
soudai
PRO
68
58k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
464
34k
Transcript
レジリエンス エンジニアリング を学んでいるが... ssmjp 202003 (2020/03/19) #ssmjp
Who am I? @w4yh 運用系インフラエンジニア よく使うツール: StackStorm / HabbleStack /
Kondate(itamae) / Expect / Zoho 資料は speakerdeck.com/w4yh/
TABLE OF CONTENTS 01. Safety-Ⅱ 02. レジリエンスエンジニアリング 03. 過去の記憶 04.
今の理解と新たな疑問
ACKNOWLEDGEMENT 今日話さない事 レジリエンスに関する以下のようなふわっと表現 「Kubernetesでmicroservicesやってるからレジリエント」 「松のような剛の強さではなく竹のような柔のしなやかな強さ」 おことわり 論説や出典は Elik Hollagel先生の書籍や論文に強く依拠 例えば“Seeking
SRE”にもResilienceに言及している章があるがご了承
背景 概念: Safety-Ⅱ 実践: レジリエンスエンジニアリング ツール/手法: RAG(レジリエンス評価グリッド)、 FRAM(機能共鳴解析手法) 実装: ?
ここまで到達したいというお気持ち
Safety-II Safety-Ⅱとは 「変化の激しい世の中に対応した安全管理」 IT業界で言えば仮想化,クラウド,コンテナの時に言ったであろう "ビジネスの変化に対応できるアジリティを備える“ 実践は”レジリエンス エンジニアリング” 状況が絶えず変化する環境において「完璧な手順書」は作成できない 出典: 「ヒューマンエラーと新しい安全マネージメント」
NHK視点・論点 2016/11/09放送分 (立教大学 芳賀教授(当時)) http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/256906.html
Safety-IとII Safety-Ⅰ(従来の考え方)との比較 Safety-Ⅰ Safety-Ⅱ 失敗に注目して要因をつぶす 成功に注目して成功を増やす 受動的な安全管理を不具合発覚 時に行う 先行的な対応で継続的に発展さ せる
パフォーマンスの変動は有害な ものでありできる限り防ぐ パフォーマンスの変動は必然で あり有用である。モニタリング して管理活用されるべき 出典: 「ヒューマンエラーと新しい安全マネージメント」 NHK視点・論点 2016/11/09放送分 (立教大学 芳賀教授(当時))
Safety-II システムと人の位置付け Safety-Ⅰ Safety-Ⅱ 人間の失敗がシステムを危険な 状態にする 人間の柔軟性が危険なシステム を安全に機能させている 事故の80-90%の原因は人間に ある
成功のほとんどにも人間が関与 している 出典: 「ヒューマンエラーと新しい安全マネージメント」 NHK視点・論点 2016/11/09放送分 (立教大学 芳賀教授(当時))
Safety-II Safety-Ⅱと自動化 Safety-Ⅱ Safety-Ⅰ 置き換えるものではなく Safety-Ⅰでカバーできない 領域をカバーするのが Safety-Ⅱ “人はミスをするから自動化” はSafety-Ⅰのみの視点
出典: 「ヒューマンエラーと新しい安全マネージメント」 NHK視点・論点 2016/11/09放送分 (立教大学 芳賀教授(当時))
レジリエンスエンジニアリング 実践: レジリエンスエンジニアリング 概念は分かってきたので実装につながるような実践の指針を会得したい 考え方: ・システムは本質的に危険なもの ・人間と組織の柔軟性(レジリエンス)がシステムを安全に機能させている ・失敗事例より成功事例 (日常の業務実態)に注意を向けるべし ・レジリエンスを高める方策が安全確保に重要
出典: 「ヒューマンエラーと新しい安全マネージメント」 NHK視点・論点 2016/11/09放送分 (立教大学 芳賀教授(当時))
レジリエンスエンジニアリング レジリエンスの評価軸 ・対処するポテンシャル ・監視するポテンシャル ・学習するポテンシャル ・予見するポテンシャル 出典: 「Safety-IIの実践」第4章 (海文堂 2019)
レジリエンスエンジニアリング 備えるべき特性 予見 注意 対処 何を予測 すべきか 知ってい る 何を監視
すべきか 知ってい る 何を するべきか 知っている 学習 更新 知識 技量 リソース 時間 出典: 「レジリエンスエンジニアリング」 p342 図E.1 (予見) (注意) (合理的対応) ダイナミックな進展 システム
レジリエンス この特性には見覚えがある
Clustering? 備えるべき特性 ・注意 ・予見 ・対処 クラスタリングソフトウェア ・定期的なヘルスチェック ・エラーにつながる メトリクスの傾向計測 ・切替処理スクリプト
“ レジリエンスエンジニアリングとは クラスタリングソフトウェアの カスタマイズ・チューニングのことである - w4yh
Clustering? ^H^H そんなまさか 「きちんと切り替わらなかった」 「スプリットブレインになった」 みたいなトラウマにまた遭遇しなければならないのか?
どこで間違えたのか “対処” クラスタリングソフトは基本的にActive/Standbyを入れ替えて 元と同じ状況へ復帰する固定的な対応 停止だけでなく劣化などにも対応して成功し続けるためのプロアク ティブな仕組みとは言えない..
どこで間違えたのか “予見” 既知を実装済にする -- リアクティブ(ex. 監視項目の追加) 未知を予見可能にする -- プロアクティブ(ex. 傾向分析)
リソース不足などに起因する劣化の場合、 切り替えるだけでは改善は見込めない..
どこで間違えたのか 「レジリエントなシステム」? “安全はシステムや組織が有しているものではなく、 システムや組織が実現するものである” “レジリエンスエンジニアリング” p339 (cf. 「ほとんどすべての設計というものは、設計しているシステムのあらゆる挙動 について、相対的に無知の状態で行われるものである。」 ”社会技術システムの安全分析”
海文堂 2013 / (“Design Paradigms” Cambridge University Press 1994) )
イマココ 現時点の仮説 監視やメトリクス計測によるシステムへの理解と洞察を深める ことが大事 Observability & Controllability Continuous Observability &
Feedback for Flexible Controllability
新たな疑問 ログ? 最近K8sのログ 管理に活気があ る印象。メトリ クスに加えてロ グもフィードバ ックに必要? 宣言的? 変化し続ける状
況へ対応する上 で”宣言的”な仕 組みの相性は良 いのか? カオス? 次スライドのツ イート
新たな疑問 QConLondon 2020 Day3 (2020/03/04) “Chaos and Resilience: Architecting for
Success”セッション “未知を既知にする” →カオスエンジニアリング! と思ったら牽制されたので これから勉強します...
レジリエンスを 学んでいるが 奥が深すぎる
まとめ “レジリエンスエンジニアリングと それを支える概念であるSafety-II について学んで理解を深めた” “レジリエンスを注意, 予見, 学習, 対処という4つの特性から視ること を学んだ。ちょっと勘違いもした” “瞬間や固定的なものではなく継続
的な学習フィードバックを伴う取り 組みで実現していくものではないか とレジリエンスを捉えるに至った”
CREDITS: This presentation template was created by Slidesgo, including icons
by Flaticon, and infographics & images by Freepik. Do you have any questions? @w4yh THANKS! Please keep this slide for attribution.
参考資料 書籍: • “レジリエンスエンジニアリング 概念と指針” 日科技連 2012 • "Safety-IIの実践 レジリエンスポテンシャルを強化す
る” 海文堂 2019 • "Safety-I & Safety-II 安全マネジメントの過去と未来” 海文堂 2015 • “社会技術システムの安全分析 -FRAMガイドブック“ 海 文堂 2013 Web: • NHK視点・論点 2016/11/09放送分「ヒューマンエラー と新しい安全マネージメント」 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/256906.html • “本当は恐ろしい分散システムの話” https://www.slideshare.net/kumagi/ss-81368169 • ”分散システムについて語らせてくれ” https://www.slideshare.net/kumagi/ss-78765920 • nora_js さんのツイート https://twitter.com/nora_js/status/123521801765255 1683