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カタログで向き合った、相談の裏側にある本当の課題

 カタログで向き合った、相談の裏側にある本当の課題

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June 26, 2026

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  1. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. カタログで向き合った、相談の裏側にある本当の課題 〜定年引上げ制度の法改正対応〜 2026年6⽉26⽇(⾦)

    株式会社Works Human Intelligence 邱 思 #LinkLight 単なる「仕様書」で終わらせない! ユーザー業務を深堀りし成果を出す機能企画書=「カタログ」の作り⽅
  2. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. AGENDA ⾃⼰紹介 カタログ:法改正を整理するための「羅針盤」

    実際に困った話 〜法改正対応で向き合った三つの判断〜 カタログ⽂化とは、未来の迷いを減らす⽂化 01 02 03 04
  3. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. 3 邱思(きゅう し)

    経歴: 2016年に新卒⼊社 最初はコンサルとして、公共団体向けの導⼊や保守を担当。 2020年に開発へ異動 以降も⼀貫して公共団体向け機能の開発を担当。 2024年9⽉よりマネージャー 現在は、チームの品質担保やメンバーの⽀援に関わっている。 開発異動のきっかけ: コンサル時代「画⾯の動き」しか⾒られず、 裏で何が起きているのかがずっと気になっていた。 ロジックを直接みられるようになれば、 改善まで⾃分の⼿で直したい。 ⾃⼰紹介 画⾯の向こう側を知りたくて、コンサルから開発へ
  4. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. AGENDA ⾃⼰紹介 カタログ:法改正を整理するための「羅針盤」

    実際に困った話 〜法改正対応で向き合った三つの判断〜 カタログ⽂化とは、未来の迷いを減らす⽂化 01 02 03 04
  5. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. カタログ:法改正を整理するための「羅針盤」 法改正の背景 ▼

    なぜ対応が必要なのか ▼ 現状運⽤はどうなっているか ▼ 理想運⽤はどうあるべきか ▼ Gapは何か ▼ 実現案は何か カタログの整理軸 ①制度整理 → 背景∕必要性 ②本当の課題発⾒ → 現状∕理想∕Gap ③優先順位整理 → 実現案∕Phase カタログを書く = 業務を理解しながら、「何を作るべきか」を整理していく活動 ⾒えてきた3つの判断 法改正の背景 ▼ なぜ対応が必要なのか ▼ 現状運⽤はどうなっているか ▼ 理想運⽤はどうあるべきか ▼ Gapは何か ▼ 実現案は何か
  6. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. AGENDA ⾃⼰紹介 カタログ:法改正を整理するための「羅針盤」

    実際に困った話 〜法改正対応で向き合った三つの判断〜 カタログ⽂化とは、未来の迷いを減らす⽂化 01 02 03 04
  7. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. AGENDA 7 03 実際に困った話

        〜法改正対応で向き合った三つの判断〜 1. 実装に⼊る前に、まず制度の整理が必要だった 2. 相談内容と、本当に解くべき課題は別だった 3. 理想に向かうために、開発の順序を決める必要があった
  8. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. 法改正対応:「制度を読む」ところからだった 令和5年4⽉に施⾏された、国家公務員の定年を段階的に引き上げるための法改正対応です。 概要については以下の通りになる。

    今回の法改正:定年引上げ制度 ※引⽤元:⼈事院ホームページ「定年‧役職定年‧再任⽤」(https://www.jinji.go.jp/seisaku/kyuyoshogaisekkei/teinen.html)
  9. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. 制度を理解するだけでも、難しかった 理解を妨げる3つの要因 ①

    膨⼤な資料と解釈の揺れ 法律や制度資料が膨⼤にあり、解釈が担当者によって揺 れることがある。 ② 未確定な制度詳細 制度の細かな仕様が、検討の最終段階まで確定しない。 ③ 不透明な既存機能との関係 既存機能との整合性や、過去の開発時の設計意図を把握 するのが困難。 最初に向き合った材料 「制度資料」: 「定年の段階的引上げ」「役職定年制」「60歳に達し た職員の給与」「⾼齢期職業⽣活設計の⽀援」「暫定 再任⽤制度」 「法律」、「通知」 「既存仕様」、「過去の検討メモ」 「法解釈MTG」 「コンサルヒアリング」 ...などがバラバラに存在する 今回どこまで触る?
  10. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. 最初に決めるべきは、「何を触るか」だった なぜ先に決める必要があったか •

    制度全体を追い続けると、実装側の判断が揺れ続ける 何を基準に触る範囲を決めたか • 既存機能で吸収できるか • 他サブ展開の前提になるため、まず本体側の計算⽅針を固めるべきか 今回触る範囲 / 触らない範囲 今回触る範囲 • 管理監督職の定年引上げに伴う給与調整額 今回は触らない範囲 • 段階的な定年引上げ • 退職後の再任⽤制度 → 既存機能で対応済み • 退職⾦など、他サブ連携が必要な領域 → 本体側の整理を踏まえて後続で横展開
  11. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. 対応範囲を絞った制度整理 「管理職定年後の扱い」の差分とシステム論点が⾒えた 改正前

    退職制度 ‧60歳で退職 給与計算 ‧その後の給与計算ロジック は基本不要 改正後 ① 制度の変更内容 ‧60歳以降も勤務継続 ‧管理監督職は役職定年により降任 ② 給与計算への影響 ‧降任で給与⽔準が下がる ‧60歳以降、給与が7割⽔準となる ‧給与が下がりすぎないよう、調整額を⽀給 ③ システム対応のポイント ‧過去時点の給与を基準に、調整額を計算 ‧給与改定で「差額」を再計算 ※給与改定:物価や⼈事制度の⾒直し等に伴い、給料表(給与額の基準)が変更されること
  12. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. AGENDA 12 03 実際に困った話

        〜法改正対応で向き合った三つの判断〜 1. 実装に⼊る前に、まず制度の整理が必要だった 2. 相談内容と、本当に解くべき課題は別だった  3. 理想に向かうために、開発の順序を決める必要があった
  13. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. 最初の相談は、単純な項⽬追加に⾒えた 「過去時点の給与額を基準に調整額を計算したい」 ⼀⾒すると

    計算項⽬を1つ追加すれば終わりに ⾒えた • どの⼈が対象になるのか • 異動と降格が同時の場合はどう扱うのか • 休職中はどうなるのか • 過去時点の給与をどう取得するのか • 給与改定時は再計算が必要なのか • 既存制度との競合はないのか 次々と論点が増えていった しかし調査を進めると…
  14. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. カタログは、断⽚的な相談を構造化する カタログを書く =

    業務を理解しながら、「何を作るべきか」を整理していく活動 ※本画像は⽣成AIツール「Gemini」で作成しました。
  15. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. 課題 • 給与改定のたびに再作業

    • ミスが起きやすい • 制度が続く限り運⽤負荷が残る 効果 • 運⽤負荷削減 • 再計算漏れ防⽌ • 制度変更後も継続利⽤可能 現状と理想を並べてみると… ※本画像は⽣成AIツール「Gemini」で作成しました。
  16. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. 本当の課題が⾒えた 案A:現状の踏襲 年齢調整額を直接保持

    [メリット] ‧実装が簡単 [デメリット] ‧給与改定時に再登録が必要 案B:理想の追求 計算条件を保持する [メリット] ‧給与改定時に⾃動再計算 [デメリット] ‧設計が複雑 欲しいのは調整額ではない、調整額を再計算できる状態だった
  17. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. AGENDA 17 03 実際に困った話

        〜法改正対応で向き合った三つの判断〜 1. 実装に⼊る前に、まず制度の整理が必要だった 2. 相談内容と、本当に解くべき課題は別だった  3. 理想に向かうために、開発の順序を決める必要があった
  18. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. 理想運⽤は⾒えたが… 理想としてやりたい(Function⼀覧) •

    対象者⾃動特定 • 計算元情報の保持 • 給与改定時の⾃動再計算 • ⼊⼒∕確認画⾯の整備 • 他機能との連携 対応に影響する要素(懸念点) • 納期 • 開発⼯数 • 影響範囲 • 他機能との整合性 理想の機能を実現するには、制約条件とのバランス検討が必要。
  19. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. 理想に近づくために、開発の順序を決める Phase 1

    計算できる状態を作る • 項⽬追加 • 計算式対応 • IFM対応 Phase 2 利⽤範囲を広げる 他サブ連携 • 予算 • 退職⾦ • 辞令⽂ Phase 3 操作性を上げる • ⼊⼒画⾯新設 • 結果画⾯新設 将来構想 次なる展開 • 対象者特定 • 発令反映⾃動化 カタログは実装⼀覧ではない。 理想に向かうための優先順位を整理するものです。
  20. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. AGENDA ⾃⼰紹介 カタログ:法改正を整理するための「羅針盤」

    実際に困った話 〜法改正対応で向き合った三つの判断〜 カタログ⽂化とは、未来の迷いを減らす⽂化 01 02 03 04
  21. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. カタログは、後続の⼈を助ける資産になる 実際に様々な場⾯で利⽤されている: 後続担当者が経緯を追跡できる:

    カタログがもたらす価値 カタログの利⽤シーン ※本画像は⽣成AIツール「Gemini」で作成しました。 「何を作ったか」だけでなく、 「なぜそうしたか」が残る。
  22. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. カタログ⽂化とは、未来の迷いを減らす⽂化 カタログを書くことは、 きれいな資料を作ることではありません。

    迷ったこと 捨てた案 選んだ理由 を残しておくことです。 未来の誰かが、 同じところで悩まなくて済むように。 そして、次の改善をもっと前から始められるように。
  23. © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. ▪免責事項および権利帰属について ‧本資料に関する⼀切の権利は弊社に帰属します。 ‧本資料には株式会社WHI

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