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202409_CMC高知.pdf

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Aya Ozasa

September 14, 2024
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  1. 自己紹介 • 一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会 理事 • CMC_Meetup 運営チーム(おかん) • 合同会社カラフル 代表

    • 日本工業大学 非常勤講師(マーケティング) • 3社の上場企業の社外取締役 小笹 文(おざさ あや) MOT(技術経営)修士 MBA(経営管理)修士
  2. 「失われた30年」の間の変化 1991 バブル崩壊 2007〜08 リーマンショック 2019〜21 コロナ 2022〜 ウクライナ 2011

    東日本大震災 2001 9.11テロ 作れば売れる これまで通り 作っても売れない
  3. 「失われた30年」の間の変化 1991 バブル崩壊 2007〜08 リーマンショック 2019〜21 コロナ 2022〜 ウクライナ 2011

    東日本大震災 2001 9.11テロ 作れば売れる これまで通り 作っても売れない いかに価値を創るか 「価値創造」の重要性 差別化戦略 ブルーオーシャン マテリアリティ・ビジョン ・・・・
  4. • 顧客は「モノ」が欲しいのではなく「価値」を求めている :ましてや「モノ」に内在する「技術」それそのものは「価値」に直結しない • シーズ(技術)志向型 / ニーズ志向型共に最も重要なのは価値の具体化 ニーズ 価値 製品

    技術 自社が持つ 技術 自社が提供する モノ モノによって実現 する顧客メリット 顧客が本当に 必要とする状態 価値創出プロセス ニーズ志向型 シーズ志向型
  5. 「価値」を生み出すレバーは2つしかない 1.WTP(支払意思額)を高める =顧客歓喜を高める Source: Felix Oberholzer-Gee, 2021, Better, Simpler Strategy:

    A Value-Based Guide to Exceptional Performance, (支払意思額) (売却意思額) 2.WTS(売却意思額)を高める =従業員満足度、サプライヤー余剰利益を高める マージン(と収益性の高さ)は 1. 2. を生み出す能力が反映されたもの
  6. サービス・ドミナント・ロジックの考え方 企業 顧客 アクター アクター 知識やスキル 知識やスキル 自社の業界知識 製造工程のノウハウ 利用のための基礎知識

    製品/サービスの使い方 ・・・ 自社の業界知識 真のニーズや困りごと リテラシーや利用シーン 他の製品・サービスとの併用 ・・・
  7. 情報の粘着性 企業 顧客 価値を共創 知識やスキル 知識やスキル 自社の業界知識 製造工程のノウハウ 利用のための基礎知識 製品/サービスの使い方

    ・・・ 自社の業界知識 真のニーズや困りごと リテラシーや利用シーン 他の製品・サービスとの併用 ・・・
  8. 情報の粘着性 企業 顧客 価値を共創 自社の業界知識 製造工程のノウハウ 利用のための基礎知識 製品/サービスの使い方 ・・・ 自社の業界知識

    真のニーズや困りごと リテラシーや利用シーン 他の製品・サービスとの併用 ・・・ 情報移転 知識やスキル 知識やスキル
  9. 生産財取引の特徴 出典:「生産財マーケティング」(有斐閣, 2015) 合目的性 合目的性を強く意識しながらも 情報収集は判断の手間をあまりかけずに 意思決定をおこなうことが一般的 継続性 継続が前提であるため、最初の取引 相手の選択はむしろ慎重に行われる

    相互依存性 カスタマイゼーションの程度や 受注生産の能力、顧客サービス水準など は事前に目で見て判断できないため、 事前の情報収集が重要になる 組織性 購買意思決定には様々な部署、 担当者が関与しており、 それぞれが情報収集パターンも 評価するポイントも異なっている
  10. コミュニティは価値共創の最適化・最大化に有効な手法 企業 複数の顧客 サービス サービス グッズ(モノ) コミュニティ 強化 強化 価値

    合目的性 継続性 相互依存性 組織性 知識やスキル 知識やスキル 情報移転 カバー 価値共創の最適化・最大化