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購入ドメインでの課題と取り組み
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ykagano
September 30, 2026
Technology
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購入ドメインでの課題と取り組み
2026/9/30 DMM&BASE合同勉強会 発表資料
ykagano
September 30, 2026
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Transcript
購入ドメインでの課題と取り組み @ykagano 2026/9/30 DMM&BASE合同勉強会 © 2012-2026 BASE, Inc. 1
自己紹介 氏名:加賀野 祐( ykagano) 所属:BASE株式会社 BASE Department Product Division 役割:シニアエンジニア(バックエンド)
趣味:お酒、旅行、キャンプ ykagano 2024年8月にBASE株式会社に入社 その前は以下の開発を経験してきました - 2009年〜:NET CASH - 2012年〜:WebMoney - 2017年〜:Yahoo!ウォレット、 PayPay © 2012-2026 BASE, Inc. 2
アジェンダ • はじめに • 課題①:長期運用によるコードベースの複雑化 • 課題②:購入・決済のドメイン知識の共有と維持 • 課題③: AI生成コードによる
PRレビューコストの増大 • さいごに © 2012-2026 BASE, Inc. 3
• はじめに 👈 • 課題①:長期運用によるコードベースの複雑化 • 課題②:購入・決済のドメイン知識の共有と維持 • 課題③: AI生成コードによる
PRレビューコストの増大 • さいごに © 2012-2023 BASE, Inc. 4
BASEの購入ドメインの課題 あくまで私個人が感じている課題です 本日のワークショップで課題の共有などできればと思っていますので、 担当業務を通じて個人的に感じている課題を、議論のきっかけとして共有します またこちらの資料は以下で公開しています https://speakerdeck.com/ykagano/kounyuu-domein-deno-kadai-to-torikumi © 2012-2026 BASE, Inc.
5
BASEのシステムと開発チームについて まずBASEのシステムについてですが、モジューラモノリスになっています モジュールの中でも特に代表的なものが以下です • Checkout :購入に関するモジュール 👈 今日はここの話 • OrderManagement
:注文後に関するモジュール • ItemManagement :商品に関するモジュール BASEの開発チームもこれらモジュール単位で分かれています そのため、ドメイン知識も基本的には各チーム単位で集約されています © 2012-2026 BASE, Inc. 6
• はじめに • 課題①:長期運用によるコードベースの複雑化 👈 • 課題②:購入・決済のドメイン知識の共有と維持 • 課題③: AI生成コードによる
PRレビューコストの増大 • さいごに © 2012-2023 BASE, Inc. 7
長期運用によるコードベースの複雑化 現状 長期運用と機能追加により、関連するデータや処理が複数箇所に分散している © 2012-2026 BASE, Inc. 8
長期運用によるコードベースの複雑化 現状 長期運用と機能追加により、関連するデータや処理が複数箇所に分散している 困っていること 変更時の影響調査や改修時のリファクタリングの検討が難しい コードだけでなくデータ構造から見直す必要がある箇所もあるが、 改修コストに見合う効果を明確に示せていない © 2012-2026 BASE,
Inc. 9
長期運用によるコードベースの複雑化 現状 長期運用と機能追加により、関連するデータや処理が複数箇所に分散している 困っていること 変更時の影響調査や改修時のリファクタリングの検討が難しい コードだけでなくデータ構造から見直す必要がある箇所もあるが、 改修コストに見合う効果を明確に示せていない 取り組んでいること ECカートの信頼性向上を担うチームを発足。長期的な構造改善も進めたいと考えている ©
2012-2026 BASE, Inc. 10
長期運用によるコードベースの複雑化 現状 長期運用と機能追加により、関連するデータや処理が複数箇所に分散している 困っていること 変更時の影響調査や改修時のリファクタリングの検討が難しい コードだけでなくデータ構造から見直す必要がある箇所もあるが、 改修コストに見合う効果を明確に示せていない 取り組んでいること ECカートの信頼性向上を担うチームを発足。長期的な構造改善も進めたいと考えている 知りたいこと
構造改善の優先順位や投資判断をどう行っているか。機能開発とどう両立しているか © 2012-2026 BASE, Inc. 11
取り組み例:ロードマップ 長期的に改善を進めるため、技術的な課題をテーマごとに分けてロードマップを作成している 改善チームが取り組む、 2年間のロードマップに各テーマが並んでいる図(具体的な内容は非公開) © 2012-2026 BASE, Inc. 12
取り組み例:ロードマップ 長期的に改善を進めるため、技術的な課題をテーマごとに分けてロードマップを作成している 改善チームが取り組む、 2年間のロードマップに各テーマが並んでいる図(具体的な内容は非公開) コード周りの 改善はここ! © 2012-2026 BASE, Inc.
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• はじめに • 課題①:長期運用によるコードベースの複雑化 • 課題②:購入・決済のドメイン知識の共有と維持 👈 • 課題③: AI生成コードによる
PRレビューコストの増大 • さいごに © 2012-2023 BASE, Inc. 14
購入・決済のドメイン知識の共有と維持 現状 販売方法・決済手段・外部サービスが多く、決済のタイミングや購入後の処理も異なる © 2012-2026 BASE, Inc. 15
購入・決済のドメイン知識の共有と維持 現状 販売方法・決済手段・外部サービスが多く、決済のタイミングや購入後の処理も異なる 困っていること 処理の全体像や業務上の意図を、コードや既存ドキュメントだけで把握しきれない 知識が担当者やチームに依存しやすい © 2012-2026 BASE, Inc.
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購入・決済のドメイン知識の共有と維持 現状 販売方法・決済手段・外部サービスが多く、決済のタイミングや購入後の処理も異なる 困っていること 処理の全体像や業務上の意図を、コードや既存ドキュメントだけで把握しきれない 知識が担当者やチームに依存しやすい 取り組んでいること シーケンス図や AIを活用して作成したドキュメントによる共有 ©
2012-2026 BASE, Inc. 17
購入・決済のドメイン知識の共有と維持 現状 販売方法・決済手段・外部サービスが多く、決済のタイミングや購入後の処理も異なる 困っていること 処理の全体像や業務上の意図を、コードや既存ドキュメントだけで把握しきれない 知識が担当者やチームに依存しやすい 取り組んでいること シーケンス図や AIを活用して作成したドキュメントによる共有 知りたいこと
何を優先してドキュメント化しているか。正確性や更新をどう維持しているか チーム外へどう知識を共有しているか © 2012-2026 BASE, Inc. 18
取り組み例:シーケンス図 GitHubにシーケンス図を格納して ui-kitで集約して表示しています (右図) © 2012-2026 BASE, Inc. 19
取り組み例:シーケンス図 Claude CodeのSkillで mermaidのシーケンス図を 粒度を揃えて書けるようにしています (右図はシーケンス図作成スキルの アウトラインを抜粋 ) Mermaid シーケンス図作成
# 参考シーケンス図 作成前に必ず references/example_sequence.md を読み、スタイルと構造を把握する。 # 登場人物(participant) 以下をデフォルトとして使用する。依頼内容に合わせて不要なものは削除し、不足があれば追加する。 # 記法ルール ## 外部APIアクセス rect で囲み、note right of にドメイン・メソッド・パスを記述する。 ## DB登録処理 DBへの登録(INSERT/UPDATE/DELETE)は note right of db でテーブル名と主要カラムを記述する。 ## DB参照処理 DBへの参照(SELECT)はシーケンス図に記述しない。 # ワークフロー ## ステップ1: ヒアリング ## ステップ2: コード調査 ## ステップ3: シーケンス図の作成 © 2012-2026 BASE, Inc. 20
• はじめに • 課題①:長期運用によるコードベースの複雑化 • 課題②:購入・決済のドメイン知識の共有と維持 • 課題③: AI生成コードによる PRレビューコストの増大
👈 • さいごに © 2012-2023 BASE, Inc. 21
AI生成コードによる PRレビューコストの増大 現状 AIによるコード生成で、人間が確認・判断する量が増えている 設計や仕様の相談が PR作成後になり、前提の理解や設計の見直しがレビュー段階に集中している © 2012-2026 BASE, Inc.
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AI生成コードによる PRレビューコストの増大 現状 AIによるコード生成で、人間が確認・判断する量が増えている 設計や仕様の相談が PR作成後になり、前提の理解や設計の見直しがレビュー段階に集中している 困っていること PR段階で初めて変更を把握することがあり、仕様理解に時間がかかる。設計から手戻りする場合もある © 2012-2026
BASE, Inc. 23
AI生成コードによる PRレビューコストの増大 現状 AIによるコード生成で、人間が確認・判断する量が増えている 設計や仕様の相談が PR作成後になり、前提の理解や設計の見直しがレビュー段階に集中している 困っていること PR段階で初めて変更を把握することがあり、仕様理解に時間がかかる。設計から手戻りする場合もある 取り組み 設計段階での相談を呼びかけ、
AIのコンテキストにルールを付与している © 2012-2026 BASE, Inc. 24
AI生成コードによる PRレビューコストの増大 現状 AIによるコード生成で、人間が確認・判断する量が増えている 設計や仕様の相談が PR作成後になり、前提の理解や設計の見直しがレビュー段階に集中している 困っていること PR段階で初めて変更を把握することがあり、仕様理解に時間がかかる。設計から手戻りする場合もある 取り組み 設計段階での相談を呼びかけ、
AIのコンテキストにルールを付与している 知りたいこと 他チームによる変更を設計段階で把握する仕組みはあるか。 AIと人間のレビューをどう分担しているか © 2012-2026 BASE, Inc. 25
取り組み例: AIへの開発ルール付与 .claude/rules/_checkout/checkout-rule.md にCheckoutモジュール用のルールファイルを配置し、 Claude Codeに開発ルールを読み込ませています © 2012-2026 BASE, Inc.
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取り組み例: AIへの開発ルール付与 .claude/rules/_checkout/checkout-rule.md にCheckoutモジュール用のルールファイルを配置し、 Claude Codeに開発ルールを読み込ませています 主なルールのアウトラインは以下となります • 注文処理の付属物としての EntityはEventListenerで保存する
• 注文処理と同期する必要のない処理は非同期 EventListenerにする • 別用途で使うデータも購入処理の一環として保存する • 注文処理のライフサイクルを維持する • ◯◯へのリクエストは最小限に抑える • ◯◯リソースには取得コストのかからないフィールドのみを含める © 2012-2026 BASE, Inc. 27
• はじめに • 課題①:長期運用によるコードベースの複雑化 • 課題②:購入・決済のドメイン知識の共有と維持 • 課題③: AI生成コードによる PRレビューコストの増大
• さいごに 👈 © 2012-2023 BASE, Inc. 28
まとめ 課題①:長期運用によるコードベースの複雑化 現状 :長期運用と機能追加により、関連するデータや処理が複数箇所に分散している 取り組み:カートの信頼性向上を担うチームを発足し、長期的な構造改善も進めている 課題②:購入・決済のドメイン知識の共有と維持 現状 :販売方法・決済手段・外部サービスが多く、決済のタイミングや購入後の処理も異なる 取り組み:シーケンス図や AIを活用して作成したドキュメントを共有している
課題③: AI生成コードによる PRレビューコストの増大 現状 :AIによるコード生成で、人間が確認・判断する量が増えている 取り組み:設計段階での相談を呼びかけ、 AIに開発ルールを付与している © 2012-2026 BASE, Inc. 29
さいごに どの課題に対しても完全な正解はないと思ってます また現在も取り組み途中の状態です この後のワークショップでもそれぞれの感じている課題や、 課題に対して取り組めそうなことなど話せればと思います ご静聴ありがとうございました! © 2012-2026 BASE, Inc.
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