Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
バクラク最古参プロダクトで重ねた技術投資を振り返る
Search
ypresto
March 17, 2026
Technology
300
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
バクラク最古参プロダクトで重ねた技術投資を振り返る
Retrospective Decision - LayerX Web Frontend Night
https://layerx.connpass.com/event/383492/
ypresto
March 17, 2026
More Decks by ypresto
See All by ypresto
TypeScriptはどのようにどこまで推論できるのか ─ とにかく as は禁止で
ypresto
3
1.2k
Why React!?? Next.jsそしてReactを改めてイチから選ぶ
ypresto
12
5.2k
ts-morph実践:型を利用するcodemodのテクニック
ypresto
1
1.3k
状態と共に暮らす:ステートフルへの挑戦
ypresto
3
2.9k
Next.jsとNuxtが混在? iframeでなんとかする!
ypresto
3
4.6k
Cancel Next.js Page Navigation: Full Throttle
ypresto
1
4.9k
Next.js のページ遷移を全力で止める
ypresto
15
13k
TypeScriptの型とパフォーマンス (TSKaigi 2024)
ypresto
24
9.9k
アクセシビリティとE2Eテスト
ypresto
0
200
Other Decks in Technology
See All in Technology
[AWS 秋のクラウドオペレーション祭り 2026]AWS DevOps Agentで変わるリリースと運用対応 ~リリース管理機能と Directed actions のご紹介~
furuton
4
1.1k
The seven pitfalls of AI (revised version)
ufried
0
300
あなたの知らないAmazon VPC Route Server/Amazon VPC Route Server you don't know about
masakiokuda
2
240
Google Cloud Next Tokyo 26登壇時のスクリプト
recruitengineers
PRO
0
210
使いこなすために知っておきたい Azure SRE Agent アンチパターン
torumakabe
2
430
購入ドメインでの課題と取り組み
ykagano
0
150
生成AIで高い生産性を求められて、 悩み、乗り越えた話
mot_techtalk
2
140
1万名の社員が使う認証基盤で どう信頼性を担保するか?
kairim0
0
220
味覇で作るパスタが美味い - 20261001_yabaubuki.dev
livesense
PRO
0
110
会社説明資料
persolserverworks
0
9.6k
AI駆動開発の時代になったのでトヨタ生産方式から見直す
terurou
6
5.5k
LLM機能を自作して分かるSnowflake Cortex AIの強み
nayuts
0
340
Featured
See All Featured
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
57
14k
Designing for Timeless Needs
cassininazir
1
520
State of Search Keynote: SEO is Dead Long Live SEO
ryanjones
0
310
Heart Work Chapter 1 - Part 1
lfama
PRO
10
37k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
413
23k
Making Projects Easy
brettharned
120
6.8k
What Being in a Rock Band Can Teach Us About Real World SEO
427marketing
0
1.1k
Ethics towards AI in product and experience design
skipperchong
2
420
Hiding What from Whom? A Critical Review of the History of Programming languages for Music
tomoyanonymous
3
1.3k
SEO Brein meetup: CTRL+C is not how to scale international SEO
lindahogenes
2
2.9k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
61
10k
Scaling GitHub
holman
464
140k
Transcript
バクラク最古参プロダクトで重ねた技術投資を振り返る 2026/03/17:Web Frontend Night — Retrospective Decision ypresto (@yuya_presto)
ypresto © LayerX Inc. LayerX バクラク事業部 (2024-01〜) プロダクト開発部 債権債務チーム Software
Engineer "フロントエンド" をよりよくしてます 2
© LayerX Inc. 3
フロントエンドVision © LayerX Inc. 4
「バクラク債務管理」= バクラクシリーズ最古参のプロダクト © LayerX Inc. 5
債務管理というプロダクトの課題 © LayerX Inc. 開発の結果としての重複 請求書、経費精算、カード明細、売掛... × 会計ソフトに合わせた仕訳のレイアウト × 仕訳の様々な条件分岐
= 多数の微妙に異なる実装 実装コストとエンバグの増大 型の不整合、テスト不足、不必要な手続き的操作 6
What we did © LayerX Inc. 7
UIテストの導入 © LayerX Inc. Why: FE起因のクリティカルなエンバグを減らしたい Decision: Playwrightによる UIテスト を導入し、"ハッピーパス"
を網羅する How QAチームの基盤の再利用 (Page Object等) チームへのPlaywrightのハンズオン QAメンバーが用意したテストケースの仕分けと実装 8
UIテストやってどうだったか 反省 © LayerX Inc. Outcome: シフトレフトの達成 テストの実装コスト (B.C.: Before
Claude) QA用repoと実装repoの独立による弊害 CIの独立、テストコードに対する要件の違い 根付かせるためには組織や文化まで巻き込む 9
仕訳ドメインの抽出 © LayerX Inc. Why: 重複実装によるコストを減らしたい 財務・会計ドメインのルールは本質的に堅い (仕訳というデータ構造、補完ロジック、UI) 請求書、経費精算、カード明細、売掛、あらゆるお金の出入りは 仕訳
という表現に落ちる Decision: リプレイスまで持ち越さず、データ構造とドメインロジックの整理から着手 How 仕訳に関わるデータ構造・ドメインロジック・UI部品の抽出と単体テスト Storybookの導入によるデザインのパターン網羅 数1000行あるコンポーネントの分解 10
https://speakerdeck.com/ypresto/living-with-state © LayerX Inc. 11
仕訳ドメインの抽出やってどうだったか 反省 © LayerX Inc. Outcome: 仕訳部分の拡張コストの削減、他チームでの開発コスト削減 抽象化は「いつ」やるのかはとても難しい 早すぎても遅すぎてもダメ 未来が完全に読めるなら先にできる
本質的に同一にしたいもの、同一の構造であるものは、 それでも見極めておいた方が良い 12
Agentic 式年遷宮 © LayerX Inc. Decision: Coding Agentを使って、Vue->Reactへのリプレイスを行う Why 1:
de facto、基盤から外れることによるコスト 社内コンポーネントライブラリ、テスト基盤、ライブラリ更新、といった基盤投資 レガシーコードのコピペ増幅による品質の低下 Why 2: プロダクトの理想にブレーキを掛けない 「投資されないことによるコスト」は、変更を続ける限り発生 13
Agentic 式年遷宮 How © LayerX Inc. 開発の停止をせず、Vue→Reactへ追加の変更も自動変換する Skill化して、チーム内外へ横展開 チームメンバーへ意思表示、 外堀を埋めて
PdMにお願いしてロードマップに載せていただいた 14
Agentic 式年遷宮やってどうだったか 反省 © LayerX Inc. Outcome: Coding Agentによるリプレイスの実証、Skill化による横展開 パイロットテスト時点で見積もった期間よりも延長
Coding Agent "完璧" よりも 80点が得意 デザインやタイミングといった、FEに関わることがらが苦手 品質保証の方法が難しい Agent-eraのテストとQAのあり方は、まだ議論中 不確実だからこそ、早めに巻き込む UI is dead? 「未知の未知」なこともある 15
道のりの振り返り © LayerX Inc. UIテストの導入 → リファクタリング対象の外側へのテスト追加 仕訳ドメインの抽出 → 移行コストの削減
Agentic 式年遷宮 → プロダクトの理想が技術負債でNo Goにならないように すべての技術的な意思決定は途中経過 React移行は見据えていたが、それも オプション の1つ 16
技術的な意思決定 #とは 未来に向けたソフトウェアのデザイン © LayerX Inc. 17
技術的な意思決定 #とは © LayerX Inc. ビジネスの不確実性 x 技術上の制約・トレードオフ の管理 例:今、木を切るか、斧を研ぐか
"Tidy First?" by Kent Beck 将来のオプション (開発の選択肢) を増やすならばTidyする 攻めるときは意志を持って説得を いつ、なぜ、攻めるか 18
要はバランス © LayerX Inc. 19
技術的な意思決定、課題解決はなくならない © LayerX Inc. 大きめのリファクタリングの判断などの意思決定は人間 Coding Agent-eraでもバランスの判断は人間 軸を持って判断していこう プロダクトの技術的な意思決定は、すべて繋がっている 20
すべての技術的な意思決定は途中経過。 判断基準を持ち、積み重ねよう。 © LayerX Inc. 21