はこだてデベロッパー・カンファレンス 2025

はこだてデベロッパー・カンファレンス 2025「技術をつなぐのが大好きなエンジニアが AI とアレコレ開発しつつ考えているよもやま話」の登壇資料です。

◆スライド内の素材は以下を使用させていただいております。ありがとうございます！

・シルエットデザイン http://kage-design.com/
・human pictogram 2.0 http://pictogram2.com
・ICOOON MONO http://icooon-mono.com/
・Adobe Stock https://stock.adobe.com/jp

Transcript

1. 1 はこだてデベロッパー・カンファレンス 2025 技術をつなぐのが大好きなエンジニアが AI とアレ コレ開発しつつ考えているよもやま話 ワンフットシーバス 田中正吾
2. 私の話はスライドを後ほど共有します。 話す内容に注力いただいて大丈夫です！ 2
3. おおよそ 40 分くらいで話します！ 3
4. 田中正吾（たなかせいご） 屋号ワンフットシーバス 代表 2004年よりフリーランス転向以後、FLASH 制作を中心にイ ンタラクティブコンテンツを主に行い現在に至る。最近では WEBフロントエンドをベースにしながらも、情報とインタ ーフェースが合わさるアプローチという視点で 生成 AI ・ IoT ・ XR といった技術も取り入れながら活動しています。 ウォンバットが好き。 4
5. 今日の流れ テーマは「AI と自分の付き合い方」 VR × IoT × AI を連携ライブデモしてみます デモの技術背景やそこから考えたよもやま話 5
6. ざっくりこんな仕組み XR ごしに声で IoT をコントロールするデモ。IoT の小さい AI エージェントな仕組み。 6
7. それではデモしてみます！ 動いているものを見てみましょう！ 7
8. あらためてこんな仕組み 音声認識 → 生成AI（判断）→ MCP → API → IoT デバイス 自分で立ち上げた Microsoft Foundry 版の Whisper を使って音声認識させて情報の取り扱いの安心感をあげたあたりもポイント 8
9. 1 年前は大変だった IoT をコントロールするような従来の仕組み API につなぐためにかなり苦労をしていました 9
10. すごく長いプロンプトでAPI 仕様と JSON を出してもらうように頑張る 10
11. こんなかんじ 長いプロンプトを書いて JSON を生成させるパワープレイ。これはあくまで一部。以下にさらに 3 倍くらいあります。 11
12. こんなに AI につなぐのハイカロリーなの？ API という技術をつなぐ窓口が後ろに隠れてしまう～。「技術をつなぐのが好きなエンジニア」としての役割が終ってしまうのでは？ 12
13. AI から従来の仕組みにうまく JSON データで受け渡す 発想が生まれていろいろな技術が出てきた はじめは Function calling や structured outputs といったアプローチで各社がツール呼び出し・構造化出力を実装 13
14. プロンプトは書きつつ API に合わせた JSON 定義（スキーマ）込みでお願いする 14
15. Function calling について https://platform.openai.com/docs/guides/function-calling 15
16. とはいえ各社バラバラだった このアプローチが標準規格で揃ってきた さきほどご紹介した MCP や AI エージェントの登場によってつなぎやすくなってきた 16
17. MCP について https://modelcontextprotocol.io/docs/getting-started/intro 17
18. MCP SDK の例 (TypeScript) https://github.com/modelcontextprotocol/typescript-sdk 18
19. AI と他の技術をつなぐステップがスムーズに！ AI にプロンプトで頑張って指示を出すような唐突なものでなく JSON データやスキーマがうまく橋渡ししてくれる 19
20. 規格が整ってきたので各社の仕組みや LLM モデルが 変わっても同じように動く確率が高まった！ ローカル LLM (IBM Granite3:2b) だと LED オンオフだけのシンプルなツール選択だけならいけるが やはりクラウド API 版の Open AI (gpt-4o) だと、より賢く複雑にツールが選べるし、きびきび動きます。時間があればライブデモ！ 20
21. 技術をつなぐのが大好きなエンジニアとして AI とうまく付き合えるようになってきた 21
22. まとめ 現時点でのまとめですが！ API や既存システムはなくならない AI はそれらをつなぐ「良いつなぎ役」になった 世界中の開発者が問題に立ち向かって解決していく感 じが素敵 これからも技術を楽しんでつないでいきます！ 22