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SRE歴2ヶ月でも開発6年の知見を活かして、チームで止まっていた環境改善を前に進めた話
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a_ono
July 02, 2026
Technology
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SRE歴2ヶ月でも開発6年の知見を活かして、チームで止まっていた環境改善を前に進めた話
The SRE Backlog: 蔵出し事例共有会
https://layerx.connpass.com/event/394351/
a_ono
July 02, 2026
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Transcript
SRE歴2ヶ月でも開発6年の知見を 活かして、チームで止まっていた 環境改善を前に進めた話 株式会社イノベーション 大野 厚
自己紹介 [やっていること ] Engineering Manager / SRE 最近はインフラコスト最適化に夢中 💰 [趣味]
• ピアノ • 作曲 • 坂道 https://my.prairie.cards/u/ono_asagi
• はじめに • 事例 • まとめ 目次
はじめに
これは「あるある」でしょうか? ここ改善したいけど、アプリの仕様がわから ないから触ると事故るかも。 手をつけられない。でも開発チーム忙しそう だし...。時間がある時に相談しよう。 しかし、誰に聞けばいいんだろうか (気まずい)
あるある解消事例を話したい 結論:サービスを長くやっている人を、 SRE業務にアサ インする 新しくSREを採用するよりも、ドメイン知識や開発フロー を知っていて判断ができる開発者を突っ込むと早そう。 =>自分がやってみた
• インフラまわり ◦ 2026年4月〜(2ヶ月)。IaCやCI/CDの実装経験 ほぼなし • アプリ開発 ◦ 2020年3月(6年)。機能・仕様や誰が関わるかは 大体わかる
スキル
事例① CI移行 事例② DB同期リプレイス 事例③ ポストモーテム 2ヶ月でできた事例紹介
事例
事例① CI移行 やったこと Circle CI → GitHub Actionsへの移行 一週間で6リポジトリ なぜ必要だったか
全社的なGitHubのプラン変更のため。Teamsから Enterpriseになった
アプリがわかる自分だからできたこと 一人で十分な動作確認ができる 誰かと連携するコミュニケーションコストが0 事例① CI移行
概要 テストのため、本番環境のデータを検証環境にイン ポートする なぜリプレイスが必要だったか コスト削減:月額$400 → $80 高速化:10時間 → 1時間
事例② DB同期リプレイス
事例② DB同期リプレイス 前提 CodeBuild(10時間) • 本番環境RDSのダンプを取得してS3に保存 • 検証環境RDSにS3からインポート 毎週実行
やったこと Step Functions・Lambda(1時間) • 本番環境スナップショットからリストア 必要な時に手動実行 事例② DB同期リプレイス
事例② DB同期リプレイス 選定理由 課金形態を調べて、Step Functions・Lambda に変え た。待ち時間分の課金したくないのでsfnにした CodeBuild:1秒単位で課金 Step Functions:state切り替わり単位で課金
信頼性・運用面でのメリット 1時間になったことで日中にリカバリが可能になった 10時間かかっていた時はエラー時のリトライや確認が 翌日になり運用負荷が高かった。 事例② DB同期リプレイス
アプリがわかる自分だからできたこと そもそも毎週同期する必要がない。 DBマイグレーションはリリース前に検証環境でも実行さ れているので、スキーマは揃う。 本番相当のデータが検証環境で必要な時のみ同期で きれば良い。 事例② DB同期リプレイス
概要 hotfixの内容を振り返る なぜ必要だったか hotfixが多く、週一回のリリースサイクルを守れていな い期間があった。振り返りの文化を作って、失敗から次 の開発に活かしたい 事例③ ポストモーテム
背景・起こったこと 原因は、LaravelからGoへの段階的リプレイス。 物理削除から論理削除になったことで、取得対象を正しく絞り込めな くなった • DB(テーブルA)には deleted_at カラムが存在していた。 • しかし、実は物理削除の運用だった。
• Go側で新しく実装した際、このカラムを見て「あ、論理削除のテーブルなんだな」と判 断してしまった。 • 結果、過去のゴミデータをGoが掘り起こした 事例③ ポストモーテム
事例③ ポストモーテム データが何件追加さ れても、この行が取得 されるようになってい た 本来こっち
アプリがわかる自分だからできたこと • hotfixの内容・背景を開発リーダーと把握する • 暫定対応だけでなく、システムをあるべき姿を議論 し、改善するきっかけにした =>次の開発時の認知負荷を下げるため deleted_at を削除する判断 事例③
ポストモーテム
まとめ
冒頭から再掲 ここ改善したいけど、アプリの仕様がわから ないから触ると事故るかも。 手をつけられない。でも開発チーム忙しそう だし...。時間がある時に相談しよう。 しかし、誰に聞けばいいんだろうか (気まずい)
手応え 結論:サービスを長くやっている人を、 SRE業務にアサ インする インフラ経験が浅くとも、ドメイン知識のある 人間がSREに関わることで、“コミュニケー ションの気まずさ” や “事故る恐怖” が少な
く、2ヶ月で改善を進めることができた
完