Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
Slack上でインフラをトラブルシュートする! Agentic Platform Engine...
Search
teru0x1
September 14, 2026
Technology
2.1k
5
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
Slack上でインフラをトラブルシュートする! Agentic Platform Engineeringの第一歩
https://studist.connpass.com/event/401612/
AIエージェント時代のPlatform Engineering(2026.09.14)
teru0x1
September 14, 2026
More Decks by teru0x1
See All by teru0x1
開発効率と信頼性を両立する Ubieのプラットフォームエンジニアリング
teru0x1
0
740
マルチクラスタの認知負荷に立ち向かう! Ubieのプラットフォームエンジニアリング
teru0x1
4
5.1k
ブラウザの外側でWasmを使おう
teru0x1
0
410
スタブサーバ自動生成ツール 〜負荷試験をもっと楽に〜
teru0x1
0
2.2k
バッチシステムをクラウドネイティブにするために考えたこと
teru0x1
17
8.7k
クラウド環境をFargateに 移行して得た知見
teru0x1
0
1.7k
Goと定数 DMM.go #3
teru0x1
0
2.9k
はてなインターン2020成果発表
teru0x1
0
1.2k
入門QUIC
teru0x1
0
630
Other Decks in Technology
See All in Technology
演劇と私とスクラム
chinmo
0
170
Snowflake でできることが増えたら、 ABAC が必要になった
kaeton
0
110
これだけは抑えておきたい!後悔しない re:Invent の過ごし方 / AWS re:Invent 2026 prestudy
kinunori
2
520
AWSセキュリティで活用するAI機能
cmusudakeisuke
1
350
kintoneで在庫管理システムを作るときの要件定義・設計ポイント
kai0707
0
120
AIエージェント時代、Kaggleにどう取り組むか
takanao
2
360
Microsoft のサポート ライフサイクルを理解する
murachiakira
PRO
0
220
OneLakeをデータソースにした AI Search(Foundry IQ)の ライフサイクル管理
ryuseiiida
0
140
AWSDirectConnectの構築の進め方を整理してみた
masa_my
1
210
Filter What the LLM Reads: RAG Governance with AgentCore Gateway
yakumo
1
120
Deep Data Security 機能解説
oracle4engineer
PRO
3
950
How we choose session proposals
kawaguti
PRO
1
180
Featured
See All Featured
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
35
3.9k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
225
10k
Information Architects: The Missing Link in Design Systems
soysaucechin
1
1.2k
Lightning Talk: Beautiful Slides for Beginners
inesmontani
PRO
2
740
Design of three-dimensional binary manipulators for pick-and-place task avoiding obstacles (IECON2024)
konakalab
0
630
Game over? The fight for quality and originality in the time of robots
wayneb77
1
310
WCS-LA-2024
lcolladotor
0
930
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1033
470k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
61
10k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
508
140k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
330
41k
[Rails World 2026] Durable orchestration on Rails: from continuation to workflow
palkan
2
950
Transcript
2026/09/14 AIエージェント時代のPlatform Engineering Slack上でインフラをトラブルシュートする! Agentic Platform Engineeringの第一歩 Teruya Ono
自己紹介 小野 輝也(Ono Teruya) • SRE/Platform Engineer@Ubie • Like •
◦ Google Cloud ◦ k8s 最近はネットワークエンジニア修行中 @teru0x1 2
Ubieについて 3
本日お話しすること • Ubieの内製AI Agent 「infra-agent」 の仕組み • 自律性を保ちながらAI Agentを安全に動かすには •
他の社員にどのように浸透させていくか • AI Agentにうまく働いてもらうために大事なこと 4
SRE/Platformチームの課題 • 人間が対応しないといけないことが多すぎる ◦ ◦ トラブルシューティング ▪ 「アプリケーションのデプロイが失敗した」 ▪ 「Terraformのapplyが失敗した」
質問・作業対応 ▪ 「新しいサービスどう立てれば良いか」 ▪ 「これってどういう経緯でこの構成になってるんだっけ」 ▪ 「これレビューして」 5
SRE/Platformチームの課題 • 人間が対応しないといけないことが多すぎる ◦ トラブルシューティング AIによってさらに悪化 チームのキャパは限界に近づく ◦ ▪ 「アプリケーションのデプロイが失敗した」
▪ 「Terraformのapplyが失敗した」 質問・作業対応 ▪ 「新しいサービスどう立てれば良いか」 ▪ 「これってどういう経緯でこの構成になってるんだっけ」 ▪ 「これレビューして」 6
そこで生まれたのがinfra-agent • Slack botとして動く内製 AI Agent • GCP, Sentry, GitHub,
社内docsなど各種リソース にアクセス可能 7
よくある問い合わせ例 : リリースの失敗 • リリースパイプラインのどこで失敗しているのか切り分け ◦ そもそもビルドが失敗していたりする • デプロイツールのログを見る •
コンテナのログを見にいく • 必要に応じて関係者とコミュニケーションをとり原因の究明 8
よくある問い合わせ例 : リリースの失敗 • リリースパイプラインのどこで失敗しているのか切り分け ◦ そもそもビルドが失敗していたりする 担当者の時間、認知が取られる • コンテナのログを見にいく
リリースの遅延 • 必要に応じて関係者とコミュニケーションをとり原因の究明 • デプロイツールのログを見る 9
よくある問い合わせ例 : リリースの失敗 with infra-agent • リリース失敗時に自動的に原因究明 スキルが呼び出される • 人手を介さずに各種ログを調査し、解決
方法を提案。可能なら修正PRまで出す 10
infra-agentの思想 • 性質上、外部とのやりとりが多発(github, gcp, sentry etc..) • 必ず防ぐ必要があるもの • ◦
外部への情報の漏洩 ◦ 本番環境の破壊 単に公式mcpなどのtoolを使うだけではポリシーを強制できない ◦ • 攻撃者が用意したリソースへAgentが書き込んでしまう、などの事故は防げない エージェント自体は多様なツール/コマンドを自由に使う、通信レイヤでポリシーを強制する、 という方針をとった 11
infra-agentの実装 • • App ◦ AI Agentの本体。 多様なツールを使える ◦ Proxyへの経路しかないsubnetで動く
◦ 実装はClaude SDK on Cloud Run Proxy ◦ Appからの通信をinternetへ流す ◦ Deep Packet Inspectionをする ▪ PathやHeaderレベルのフィルタリン グが可能(例: GitHubなら /repos/ubie-inc/ のみ許可) ◦ 実装はmitmproxy →Agentとポリシーを実装する層を分離、集約。Proxyだけ気にすれば良い https://zenn.dev/ubie_dev/articles/b712ec880ac038 12
2026/08の利用実態 呼び出し総数 人が投げた依頼の分類(上位) 件数 2,145 回 GCP/GitHubなどの権限・IAM付与依頼 155 PRレビュー依頼 90
ログ・メトリクスの調査 78 仕様の調査 71 障害・原因調査 66 デプロイ・リリース失敗の調査 51 任意のPR作成 32 • 人間: 1,257回 (58.6%) / Bot: 888回 (41.4%) 作成PR / マージ率 284 件 • マージ率: 71.5% リリース失敗に関する問い合わせ数 週平均 1.29 (導入前) → 0.45 13
社内に浸透させるためのポイント • 最初は既に浸透している作業プロセスに統合する ◦ リリース失敗時に特定のSlack通知を見て対応を 開始する、はすでに浸透していたため、多くの人の目 についた • 利用者が拡張可能なプラットフォームにする ◦
infra-agentは社内用Agent Skillsリポジトリから スキルを自動で読む ◦ • 利用者が振る舞いをカスタマイズできる 社内チャットツール(slack, teams)に統合するのが一番 近道 14
Slack bot型の良いところ • 中央集権的に管理可能 ◦ 個々人にツールやAgent Skillsのセットアップを要求 しない • 他メンバーとの会話の流れで呼び出せる
◦ 「これアクセスできないんだけど?」「あーそうだ。 @infra-agent 一時権限つけてPR出して」 ◦ • 結果をわざわざ共有する必要もない Slackをハブとして他の既存機構とシームレスに接続できる ◦ 例えば通知系。e2e/デプロイ/エラー発生などの通知が届く ならそれを起点に呼び出せる 15
AIにうまく働いてもらうには • 1にも2にもコンテキスト • 社内のナレッジベースを整えることが非常に 重要 ◦ インフラは会社ごとに特有の制約が多いた めコンテキストの重要度は高い ◦
AIで雑に生成するといわゆるAI Slopに なりがちなので注意 ◦ PRから自動生成、みたいなのは大通りが できてからの方がおすすめ • 応用例: 社内用語オントロジー 16
まとめ • infra-agentは通信レイヤにセキュリティ要件を押し込めることでエージェントに自由度を持たせている • 既存のプロセスにうまくAgentを差し込む、拡張可能にすることが浸透のポイント • 賢く動いてもらうにはコンテキストをまず整備・メンテしよう 17