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フレームワーク探しはもう終わり! チームに「ジャストフィット」するワークショップの作り方 / ...

フレームワーク探しはもう終わり! チームに「ジャストフィット」するワークショップの作り方 / No More Framework Searching: How to Build a 'Just-Fit' Workshop for Your Team

登壇者名:しゅういちろ
登壇したイベントタイトル:スクラム祭り 2025 in 盛岡
登壇したイベントのURL:https://morioka-scrum.connpass.com/event/366906/

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Transcript

  1. 4 自己紹介 自己紹介 しゅういちろ 2004.4 2024.7 中堅SIerに入社 SESで顧客先で常駐しつつ、実装から要件定義、 PMOなどを 経験する。大手金融機関の中の人だったこともあります。

    パッケージソフトのSaaS化プロジェクトにて開発組織の立ち 上げ、スケールを実践し、自分の可能性を感じて転職を決意 株式会社ビットキーへ参画 2025.7〜 全てのエンジニアが幸せに、開発に集中できるようにするこ と(技術広報/採用/組織開発)
  2. 1 3 チームビルドとワークショップ うまくいかなかったワークショップ うまくいかなかったワークショップ When • 来年の目標を決めるタイミング Why •

    「プロダクトビジョンがない」「何を目指しているかがわからない」という声が あった What • エレベータピッチ
  3. 1 5 ワークショップ、なんとなくやってませんか? うまくいかなかったワークショップ なぜうまくいかなかったか考える • プロダクトへの理解が人によって濃淡があった ◦ 5年在籍してる人もいる ◦

    半年の人もいる ◦ マーケットの情報とかは情報感度が高い人しか知らない ◦ ユーザ訪問したことある人もいれば、いない人もいる →エレベータピッチは上記条件が存在しない、新規プロダクト開発時には良さ そうなフレームワークかも
  4. 1 7 「ジャストフィット」なワークショップを作るための設計 ワークショップに必要な 3つのStep 1. 観察する いろんな情報からチームの情報を得ます 2. ゴールを決める

    解くべき課題を見つけて、ゴールを決める 3. 目線を合わせる 目線を合わせるためのワークショップ を実施す る
  5. 1 8 「ジャストフィット」なワークショップを作るための設計 観察する 1. メンバーとの1on1 • 最近感じた違和感を聞く • 直接課題感を聞く

    2. KPIなどの透明性を高めるためのデータ • 普段見てるデータから変化を見つける 3. デイリースクラムなどのミーティングで情報を拾う • 非言語情報 ◦ 表情の違い ◦ 声の調子 • 言語情報 ◦ 会話の内容 4. timesチャンネルを覗く • チーム外の情報も拾う • 会社の課題を拾う
  6. 2 0 「ジャストフィット」なワークショップを作るための設計 目線を合わせる ワークショップを作る • 気づく ◦ 定量データをグラフにして考える •

    整理する ◦ 二軸で分類する ◦ 時系列で並べる ◦ 優先順位で並べる ◦ ラダーにしてみる • 新しい視点でみる ◦ 違うロールで考える ◦ 他人の意見を見えるようにする (etc。。色々ある気がするので懇親会でお話ししたいです)
  7. 2 2 実践例 うまくいったワークショップ うまくいったワークショップ 観察 • 経営方針(カルチャー)がガラッとかわった • ちょっとした雑談の中で「どうしようね」と会話にあがる

    ゴール • 【仮説】経営方針変わって、どう行動すればいいかわからない不安があるの かもしれない →不安が低減し、前向きに経営方針を捉えられる状態になる 目線合わせ • ムービングモチベーターズのカスタム版 Bitkey Culture ”Being” を育てよう。 ヒトに向き合う経営へ — ビットキー・寳槻 昌則のストーリー(第 5回)
  8. 2 4 実践例 うまくいったワークショップ うまくいったワークショップ 観察 • 「なりたい自分」の小説の執筆をする必要が出てきた • timesチャンネルで愚痴を書いてる人がいた

    ゴール • 【仮説】自己開示が無意識で苦手な人がいるのかもしれない →自己開示の得意・不得意に気づける 目線合わせ • 自己開示レベルワークショップ(仮題)
  9. 2 7 まとめ ワークショップ設計のプロセス 観察 ゴール設定 チームメンバーとの1on1 ミーティングなどでいつもとの違いを探す 目線合わせ (ワークショップ)

    個人のTimesなどを眺める 観察結果を元に、仮説を設定 気づく 普段使ってるデータを グラフにする 二軸で分類 整理する 新しい視点 KPIなど、普段から使ってるデータ もしくは課題を特定 時系列に並べる 優先順位に並べる ラダーをつける 違うロールで考える 他人の意見を見る