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事業をエンジニアリングする技術者たちを支援する技術広報&DevRelの裏側 / devrel...

事業をエンジニアリングする技術者たちを支援する技術広報&DevRelの裏側 / devreljapan2023

2023年3月10日(金)、11日(土)に開催したDevRelJapan2023 (DevRelJP)主催のCARTA HOLDINGSセッションにて発表した資料です。

CARTAは2019年に2社が合併し、社員2000人弱を抱え20以上の事業を持つ会社となりました。当然、合併前の文化背景や情報伝達方法が異なっているという課題があります。 技術広報チームでは事業を横断的に活動するために、Developer Relations(以下DevRel)のノウハウも必要となりました。 DevRelのノウハウを活かし、技術広報チームが取り組めて効果がでたことをお話しします。

・登壇者:櫻井文矢(Fumiya SAKURAI)
株式会社CARTA HOLDINGS(カルタホールディングス)の技術広報。デジタル広告業界にて奮闘する年子育児エンジニア。最近は行政で未来社会の研究員やったりSRE NEXT運営やったりしてました。得意料理は沸騰。

CARTA Engineering

March 13, 2023
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Transcript

  1. CARTA HOLDINGS Inc. アジェンダ • 自己紹介 • 今日話したいこと • 会社紹介

    ◦ 株式会社CARTA HOLDINGSについて ◦ 経営統合後に見えた課題 • 課題と取り組み • 取り組みと効果 ◦ アウターアプローチ(社外への取り組み) ◦ インナーアプローチ(社内への取り組み) • まとめ
  2. CARTA HOLDINGS Inc. Profile 櫻井 文矢 (Fumiya SAKURAI) 経歴 -

    2009年 証券取引所グループのエンジニア - 2015年 医療系製造メーカのひとり情シス - 2017年 (株)サイバー・コミュニケーションズ JOIN - 2020年 (独)IPAに研究員として出向 - 2022年 (株)CARTA HOLDINGSに帰任 技術広報にJOIN 現在に至る プロボノ活動 - エンジニアコミュニティイベントのお手伝い LIKE - 寿司、肉、日曜大工(DIY) - 年子育児奮闘中 @saku_238
  3. CARTA HOLDINGS Inc. 今日話したいこと • CARTA HOLDINGSの技術広報という取り組み • 社名変更によって、認知度が下がり社外広報をした •

    経営統合によって異なるエンジニア文化が融合した ◦ お互いに知らない事業・技術がでてきた ◦ これを解決するために社内広報をした
  4. CARTA HOLDINGS Inc. 経営統合してできた会社です。 電通100%子会社の サイバー・コミュニケーションズ(CCI) が 1 東証一部上場企業である VOYAGE

    GROUP と アドプラットフォーム事業を中心に幅広く事業展開。 テクノロジーや事業開発力が強み。 デジタル広告のメディアレップ事業を中心に事業展開。 強い顧客基盤が特徴。 【 VOYAGE GROUP 】 【 CCI 】 CARTA HOLDINGSとは ① 約53% 電 通 (株) VOYAGE GROUP 約 47% 既存株主 CARTA HOLDINGSは、2019年1月に
  5. CARTA HOLDINGS Inc. CARTA HOLDINGSとは ② これまでの沿革 ネット広告市場において強い顧客基盤を持つ CCIと、高い事業開発力を 持つVOYAGEの経営統合によって設立されました

    電通とソフトバンクの共 同事業で設立 1996 アドネットワーク事業 を開始 1998 動画広告事業開始 2004 スマホ向け広告事業 開始 2010 アクシブドットコム 設立 1999 価格比較サイトECナビ をオープン 2004 VOYAGE GROUPに社 名変更 2011 二社の経営統合によっ て設立 2019 ネット広告のメディアレップ事業(広告主とメディアの間に入り膨大な数のメディア の広告枠を管理、その販売窓口となって広告主に販売する事業)を展開しており、 強い顧客基盤が特徴 メディア事業から始まり、後にネット広告事業が主力に。事業開発会社を掲げ、 新規事業も幅広く展開。テクノロジーや事業開発力が強み ネット広告事業 を立ち上げ 2008
  6. CARTA HOLDINGS Inc. 書籍: 「事業をエンジニアリングする技術者たち - フルサイクル開発者がつくるCARTAの現場」 13 “フルサイクルエンジニアによる「アフターDX」の世界 がここにある”

    • 株式会社CARTA HOLDINGS 監修、和田卓人 編 • ITエンジニア本大賞2021年技術書部門大賞『Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち』の改題改 訂版 さまざまな事業を展開するIT企業のエンジニアたちが、常に変化し続 けるソフトウェア開発の潮流の中で自分たちの事業にどう向き合い、 レガシーを乗り越え続けているか。本書を通して語られるのは、まさ に「企業がDXを達成した後に待っている世界」です。 目次 第1章 fluct ― 広告配信の舞台裏の技術者たち 第2章 Zucks ― フルサイクル開発者の文化 第3章 VOYAGE MARKETING ― 20年級大規模レガシーシステムとの戦い 第4章 VOYAGE Lighthouse Studio ― 数十万記事のメディアをゼロから立ち上げる 第5章 サポーターズ ― 事業の成長を止めない手段としてのシステム刷新 第6章 データサイエンス ― エンジニアによるビジネスのための機械学習 第7章 テレシー ― テレビCMをDXする 第8章 基幹システム統合プロジェクト ― ICT本部
  7. 14

  8. CARTA HOLDINGS Inc. 統合前のエンジニア文化 ネット広告市場ではそれぞれ有名だった 1996 1998 2004 2010 1999

    2004 2011 2019 上流工程、実装、インフラがそれぞれ分かれている 石橋を叩いて渡る フルサイクル、自分たちでゼロから構築 瞬発力、走りながら考える 2008
  9. CARTA HOLDINGS Inc. 技術広報が担う領域 アウターアプローチ MVV VALUE Tech Vision オウンド

    メディア エンジニア イベント インナーアプローチ 社内 イベント 勉強会
  10. CARTA HOLDINGS Inc. アウターアプローチ(社外への取り組み) エンジニアイベント • 自社主催イベント • 外部イベント登壇 ◦

    開催イベントをチェック、参加 できそうなものをチェック • エンジニアコミュニティの参加 ◦ 会場スポンサーとして活動 オウンドメディア • Twitter運用 • テックブログ運営 スポンサー活動 ブログ投稿やイベント登壇をきっかけに どういう仕事をしているのかが社内にも 伝わる 露出が多いとエンジニア採用にも活用さ れる
  11. CARTA HOLDINGS Inc. アウターアプローチ(社外への取り組み) > テックブログ運営 • テックブログはストック型メディア → 記事の数が資産になる • ハードル低く、雰囲気がわかるようなブログに徹底

    ◦ 技術検証やライフハック記事だけでなく、日常の雰囲気な記事を投稿 • 運営業務 ◦ 月1回のテックブログ委員会を開催 ▪ 各事業のメンバーやHRにも参加し、インサイトや次のネタ出しを開催 ◦ 技術広報タスク ▪ エンジニアが執筆した記事のレビュー ▪ インタビュー系記事の文字起こし・編集・投稿
  12. CARTA HOLDINGS Inc. インナーアプローチ(社内での取り組み) • 社内勉強会 ◦ 読書会 ◦ SaaS系ハンズオン

    ◦ クラウドベンダー主催によるカ ンファレンスre:cap • 社内イベント、懇親会 • エンジニアナレッジ共有 • クラウドベンダーからのイベント案 内等の取りまとめ 技術テーマをきっかけに社内交流すると エンジニアが何に取り組んでいて、 何をもとめているか把握できる ベンダーの方々へ技術に関するイベントをお願 いすると、セミナー情報を共有してくれるだけ でなくCARTAに特化したRecapをしてくれる
  13. CARTA HOLDINGS Inc. 取り組んだ効果 アウターアプローチ インナーアプローチ 技術テーマをきっかけに社内交流す るとエンジニアが何に取り組んでい て、何をもとめているか把握できる ベンダーの方々へ技術に関するイベ

    ントをお願いすると、セミナー情報 を共有してくれるだけでなくCARTA に特化したre:cap等のアップデート 案内をしてくれる ブログ投稿やイベント登壇をきっか けにどういう仕事をしているのかが 社内にも伝わる 露出が多いとエンジニア採用にも活 用される
  14. CARTA HOLDINGS Inc. DevRel 技術広報 開発者向け共創マーケティング手法 (製品やサービスの価値の向上施策) 取り組みと効果 自社エンジニアの発信を推進する手法 (事業認知や採用活動の向上施策)

    認知度低下はエンジニア採用の課題 エンジニアの働く環境に変化 事業をエンジニアリングする技術者たちへの力強く持続的な事業成長できる支援へ 社外への取り組み 情報発信がきっかけにエンジニアや事業の雰囲 気が伝わり交流が生まれた 社内への取り組み 社内交流をきっかけに横断的なナレッジ共有が 活性化される
  15. CARTA HOLDINGS Inc. 今日話したかったこと • CARTA HOLDINGSの技術広報という取り組み • 社名変更によって、認知度が下がり社外広報をした •

    経営統合によって異なるエンジニア文化が融合した ◦ お互いに知らない事業・技術がでてきた ◦ これを解決するために社内広報をした
  16. EOF