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東京データプラットフォーム第6回コミュニティイベント

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February 20, 2025
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 東京データプラットフォーム第6回コミュニティイベント

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February 20, 2025
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Transcript

  1. 本日の次第 1 開会挨拶・ 事務局からのお知らせ 東京都デジタルサービス局 一般財団法人GovTech東京 2 採択プロジェクトの成果発表 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社・一般社団法人渋谷未来デザイン 「各種交通データを活用したまちづくり推進プロジェクト」

    株式会社IP DREAM 「地域一体で育成する『多言語対応AIコンシェルジュ』プロジェクト」 沿線まるごと株式会社・株式会社リクルート 「持続可能な観光地経営モデルの推進プロジェクト」 全国油脂事業協同組合連合会・アールイー株式会社 「家庭系廃食用油トレーサビリティシステム構築プロジェクト」 東京海上レジリエンス株式会社 「要配慮者の個別避難トータルサポートプロジェクト」
  2. TDPFの歩み ✓ 会員間の共創促進を目的 としたコミュニティイベントを開催 コミュニティイベント始動 ✓ 会員数163者にてスタート TDPF稼働開始 ✓ 多様な官民の会員が参画

    するプラットフォームに成長 300者の会員が参画 ✓ 会員プロフィール・データ活用 事例等の発信が可能に ポータルサイト リリース ケーススタディ採択 ✓ 先駆的なデータ利活用の ユースケースとして5つの プロジェクトを採択 ✓ プロジェクト成果の発表 ケーススタディ成果発表 R6.1 R6.5 R6.7 R6.10 R6.11 R7.2
  3. ②伴走型サポート 利用者ニーズに応じた相談対応やデータ・ソリューションの紹介など、 様々なサポートを東京都とGovTech東京が協働して実施 ④データ整備って何し たらいいの・・・ ①こんなデータがある といいのだけど… ②こんなデータがある けど、ニーズあるかな? ③こんなソリューションが

    あるけど、連携できそうな 会員さんいるかな? ④データ整備の概要 は分かったかも やってみよう!! ①このデータなら使え るかも!! ②こんなニーズがある ならTDPFにデータを 掲載してみよう!! ③この会員と連携したら 自社のソリューションを 活かせそう!! アドバイザーサービス ニーズにマッチする他の会員やデータの紹介など、 専門的知識を持ったアドバイザー陣による支援 連携 連携
  4. ③ケーススタディ事業(案) ◼ 官民のデータ連携を促進する先駆的なプロジェクトを選定・支援 ◼ プロジェクトを通じて得られたデータやノウハウを発信することで、 会員間のコミュニティ活動 を活性化させるとともに、会員拡大を図る 目的 応募 要件

    募集 内容 ◼ 防災・観光・エネルギー・交通・ウェルネス分野など、幅広く「社会的課題の解決」に資する テーマのプロジェクトを募集します ◼ 複数データの掛け合せであること ◼ TDPFに連携できるデータの有効性が具体的に示されていること ◼ 得られた成果の発信により会員間の連携を促進すること ◼ 東京都の社会課題の解決に繋がるプロジェクトであること ◼ サービス創出に向けた計画に実現性があること 募集 時期 令和7年5月中旬頃より募集開始(予定) 本事業は、令和7年度の歳入歳出予算が東京都議会において可決された場合に確定します。
  5. 東京都デジタルツイン実現プロジェクト 2 0 2 5 年 2 月 1 4

    日 東 京 都 デ ジ タ ル サ ー ビ ス 局
  6. デジタルツインとは ➢ フィジカル空間をサイバー空間に再現し、「双子(ツイン)」を構築・活用 サ イ バ ー 空 間 (

    仮 想 空 間 ) フ ィ ジ カ ル 空 間 ( 現 実 空 間 ) デジタルツインのスケール デジタルツインの概念 ➢ スケールの異なるデジタルツインが存在
  7. 東京都デジタルツイン3Dビューアの紹介(3) ユースケース・実証成果 地下通路モデル 点群データ 河川 暮らし・生活 建築物モデル 都市設備モデル ライブカメラ 交通

    路線価 道路モデル 植生モデル 国勢調査 環境 サテライトオフィス 橋梁モデル 都市計画決定情報モデル 防災 各種施設情報 地図要素 データセット カテゴリ ➢ 掲載データは700以上(2025年1月時点) ※今後も随時追加掲載 (専用ソフトウェアは不要。誰でも無料で利用可能) ➢ 東京都3DビューアURL https://3dview.tokyo-digitaltwin.metro.tokyo.lg.jp/ 掲題データを活用したサービス等を開発された方又は開発事例をご存じの方は、是非ご一報ください。 東京都からご連絡させていただき、内容やご意向を確認の上、デジタルツイン実現プロジェクトの サイト等で紹介させていただきます 掲載データのうち、「3次元点群データ」(小笠原諸島を除く都内全域)は オープンデータとなっており、ダウンロードして利活用が可能
  8. © GovTechTokyo 出典:株式会社Agoop、株式会社フロッグ 2019年7月~2024年4月 渋谷 可視化事例の検討(民間データ) “人流データ”と“求人情報データ”の 2つを掛け合わせた事例 ▲ 最低賃金1,041

    (+28円) ▲ 最低賃金1,013 (+28円) ▲ 最低賃金1,113 (+41円) ▲ 最低賃金1,072 (+31円) ▲ 最低賃金1,013 (±0円) 2020年4月 緊急事態宣言 2021年4月 まん防重点措置 2023年5月 5類感染症に移行
  9. © GovTechTokyo 可視化事例の検討(オープンデータ) 出典:東京都公立図書館調査 令和6年 / 施設関連情報 図書館 / 東京の公立図書館情報

    オープンデータだけで可視化した事例 東京都の図書館のマップと利用実態(利用者数・図書館の地域分布)
  10. ①プロジェクトの背景・目的 将来のまちづくりビジョン“渋谷計画2040(まちづかい戦略)”を策定 ヒアリングを通じ、“まちの回遊性“向上に注目 若年層来街者・事業者の声 ・ごみがない清潔な空間 ・ゆったりとした歩道 ・車を気にしない歩行環境 ・座れる場所、 が欲しい、etc. 有識者のコメント

    ・人が多く、歩道橋が多く街中の移動がしづらい ・スクランブル交差点やハチ公像など観光スポットが 駅周辺に集積しており、地域消費につながりにくい ・駅から1.5km圏内のモビリティ需要はありそう ・移動や滞留を道路空間で可視化できると良い 本プロジェクトでは安全・快適・便利なまちづくりの実現に向け、 各種モビリティデータの連携・可視化・分析を進め、 まちの回遊性向上を通じて、都民のQoL向上を目指します
  11. ②プロジェクト概要(全体像) 1) 交通手段の多様化に対し、動向把握が追いついていない。 2)官民共通の客観的な交通データが不足している。 3)データを活用した施策決定や効果検証が不十分な場合がある。 現在の課題 各種交通データ 自動車 マイクロモビリティ (電動アシスト自転車・電動キックボード)

    歩行者 行政データ 交通動態を マップ上に 可視化・分析 施策の検討 区との連携・調整 TDPFを通じて 横展開 交通データを統合し、詳細な移動データを活用して関係者協議を支援し、 深いインサイトを提供する。 特徴
  12. ③プロジェクト概要(データのかけ合わせについて) 本プロジェクトのポイント 自治体様がお持ちの整備計画や陳情など深いアナログな情報と、 民間が保有する幅広いデジタル情報の掛け合わせにより、 新たな知見の創出を推進 全国的&定量的なデータ 人流データ 電動アシスト自転車/ 電動キックボードデータ 自動車走行データ

    ご当地的&定性的なデータ 住民の声・陳情に基づく リアルな課題 地域に根差した深い知見 都市開発・交通政策に係る 各種計画 自転車・マイクロモビリティの 安全対策 駐車場整備 駅前渋滞対策 各種施策の推進 抜け道対策 交通規制の見直し 渋谷エリアでテーマを設定しフレームワークを構築し、 他地域展開向けにパッケージ化する。
  13. ③本取り組みによるBefore・After 主に1)交通施策 2)関係者協議の文脈でBefore・Afterが整理された BEFORE AFTER 1)交通施策 2)関係者協議 課題が発生してからの対応 ・陳情対応 ・実地調査による対応

    課題を事前に把握して対応 ・データに基づく 交通危険箇所の洗い出し ・精度の高い施策実施 目視による調査 一般的には目視等による調査 (実地調査)をもとに警察や 地域と協議 データによる調査 データに基づく基礎調査をもと に警察や地域と協議
  14. ③分析テーマA(4)分析内容・分析結果) LUUP(マイクロモビリティ)の挙動に関するデータをメインにした分析 傾き等の挙動が起きやすい箇所はどのようなエリアか 傾き等の挙動が発生しやすい交差点の特徴とは何か 自転車走行レーンやナビマークの設置は交通施策として適切か 4)分析実施内容 STEP1 STEP2 STEP3 •

    発生傾向について定性・定量双方の観点から把握 • 交差点周辺の挙動発生率を算出 • 傾きの起きやすい交差点&渋谷区への陳情の内容から、トラブルが生じる 可能性の高い交差点の特徴を明らかにする • 渋谷区への陳情の多い交差点が各パラメータ(交差点の特徴)のうち、ど の分布域に属するのかを明らかにする • 中心線から20m以内のLUUPの挙動を道路のセグメントごとに集計する • 100mあたりのLUUPの挙動を道路セグメントごとに計算する
  15. ③分析テーマA(分析内容・分析結果) ①渋谷警察署 ②槍ヶ崎交差点 ③代々木地域安全センター前 A住所 東京都渋谷区渋谷3丁目19 東京都渋谷区恵比寿西1丁目34 東京都渋谷区代々木4丁目 B地図 C緯度経度

    35.658049, 139.703146 35.646636, 139.702441 35.681468, 139.692830 D道路種別 都道(明治通り)✕ 国道(246) 都道(旧山手通り)✕ 都道(駒沢通り) 区道✕区道 E自転車走行レーン あり なし なし F坂 あり あり あり 渋谷区への陳情の多い交差点を抽出して分析を実施 主な陳情の内容は下記の通りであった: • 自転車、スモールモビリティの走行速度が速い • 自転車、スモールモビリティの歩道走行 • 斜め方向の横断、信号無視などの危険運転が多い 陳情の内容を踏まえ、上記3地点を対象に、 傾き挙動以外の要素も含めて分析を実施 出典:国土地理院(https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html)
  16. ③分析テーマA(分析内容・分析結果) STEP1 STEP2 STEP3 交差点周辺で傾きなどの挙動が生じやすい 傾きの発生しやすい交差点の特徴として、下記が挙げられた • サイズの大きな交差点である • やや傾斜のある交差点である

    • 各種モビリティ&歩行者の交通量が多い • 複雑な交差点である(鋭角に交わる道路がある) • 自転車走行レーンの設置箇所は、100mあたりの傾きの発生回数が少ない • 一方で、自転車走行レーンの終点(交差点)では傾きの発生回数が多い • ②槍ヶ崎交差点に流入する道路は、100mあたりの傾きの発生回数が他の道路 と比べて多い
  17. ⑥分析テーマC(分析内容・分析結果) 繁華街周辺の安全確保・抜け道対策に向けたデータ分析 分析の概要 当該道路の利用目的を明らかにする ・当該エリアへの来訪か?,抜け道利用か?, その割合は? STEP1 STEP2 どのくらいの車が流入している か?を明らかにする

    • 現地調査、データ整理 • 当該箇所を通る車両の経路(OD)を分析 4)分析実施内容 推奨迂回 ルート (山手通り) 推奨迂回 ルート (明治通り) 分析対象 (2箇所) GSI, Esri, TomTom, Garmin, Foursquare, GeoTechnologies, Inc, METI/NASA, USGS Powered by Esri
  18. ⑦分析の課題仮説検証 分析テーマ B 方面別駐車場 分析テーマ C 抜け道対策 分析テーマ A 交差点

    課題に基づく仮説 分析結果・仮説に対する判断 センター街付近の細街路を通過する車両 は山手通りや明治通りへの抜け道目的に 使う車両が多いのではないか? 約80%が抜け道目的として使ってい る道路もあれば、約40%に留まる道路 もあった。 ・北東、北西の駐車場利用者の中で、 西側から渋谷駅周辺を通過した車両が 多かった。 ・駐車場間の連携、共通駐車券等によ り、西側・東側(今後整備予定も含 む)駐車場の利用促進をする。 ・渋谷駅周辺の駐車場は、各方面別の 車両流入を適切に受け止めていないた め、不要な交通が発生している。 ・電動キックボードの傾き等の挙動が 起きやすい箇所はどのようなエリアか? ・自転車走行レーンやナビマークの設置 は交通施策として有効か? ・交差点周辺で傾き等挙動が生じやすい (交差点サイズ,傾斜,交通量,複雑度に 応じて頻度増) ・自転車走行レーンの設置箇所は、 傾きの発生回数が少ない
  19. ②モデルケースにおけるデータセットについて ・本プロジェクトで使用したデータセットは下表のとおり ・同様のデータセットを用意頂くことで、他エリアでも展開が可能 カテゴリ 提供元(敬称略) 使用した情報 分析シナリオ A B C

    民間 Luup 電動キックボードおよび電動アシスト自転車の走行量、 移動速度、傾き挙動の回数 • あいおいニッセイ同和損保 自動車(一般車)の走行量、移動速度、各種挙動 • • • Unacast, Agoop 歩行者分布 • • 一社)日本地図センター 数値地図(国土基本情報) • 自治体 渋谷区 SHIBUYA OPEN DATA(自転車走行レーンの設置箇所) • 各種計画情報、自転車、電動キックボードに係る住民の声など • • • 行政機関 警察庁 交通事故オープンデータ(事故発生箇所,事故タイプ,事故詳細) • 国土交通省 国土数値情報、将来推計人口データ(500mメッシュ) •
  20. 各種交通データを活用したまちづくり推進プロジェクト ①今後の展望について 各種交通データを活用したまちづくり推進プロジェクト 【渋谷区】 次年度以降も 分析対象を変える などの継続的な 取組が予定され ており、将来の 施策実現に向け

    て実施する。 【交通政策文脈】 本PJで行政と協議している中で出た、新たなる視点についても実施を 検討する。 A道路幅が狭くて専用レーンがつけ られず、ナビマークをつけた道路の 交通安全の効果を知りたい。 Bパーキングチケットの利用 状況を把握し、マイクロモビリ ティの走行環境整備の根拠にし たい。
  21. 各種交通データを活用したまちづくり推進プロジェクト ①今後の展望について 各種交通データを活用したまちづくり推進プロジェクト ・今回の分析結果については、TDPFコミュニティへ還元させて頂きます。 ・本成果を元にさらに各種データを追加・拡充し、 分析精度の向上・多角的な分析を推進 データ種別 本事業を通じた課題認識 次年度以降に向けた方針(案) 人流

    危険な抜け道や交差点分析における 一要素として統計情報を活用 細かい粒度での人流を活用し、分 析の高度化を目指す 車流 (商用車) 今回の取組では未使用 デジタコデータなどの活用を検討 専門家の知見、 ノウハウ 分析結果の解釈を今後深める上で 理論的なフレームワークが必要 交通工学、都市計画などアカデミ アからの知見を反映
  22. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. 【1-1】 プロジェクトの背景・目的と全体像 社会課題:急増するインバウンド旅行者への対応 アジア諸国を含めたコミュニケーションが課題

    訪都外国人・目標 2026年 2000万人 旅行中の困りごとは コミュニケーション 旅行中に困ったこと Wi-Fi環境 32% 施設スタッフとの 会話 20% 多言語表示の 少なさ 18% 出典:GOOD LUCK TRIP調査 使われる言語が多数 対応する働き手・・・ 訪日外国人の傾向 上位90%の使用言語 韓国語、中国語(繁体字)、中 国語(簡体字)、英語、タイ語、 タガログ語、ベトナム語、マレー語、 インドネシア語、ドイツ語 出典:JNTO統計
  23. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. ガイド・コミュニケーションの現状 主なガイド手段 注目する課題 旅マエ

    HPなどで情報発信 外国語対応(特に、英語以外の) 情報収集・編集などの負荷 知りたい情報にたどり着くまでの困難さ 旅ナカ 観光案内所でガイド ガイド人材の確保(外国語・観光知識) 多くの質問が行先案内などに集中 ⇒ 高度人材+AIガイド(FAQ)による効率化 【1-1】 プロジェクトの背景・目的と全体像 社会課題:自治体・地域のガイド・コミュニケーション アジア諸国を含めたコミュニケーションが課題 ガイド機能の分担:高度人材=高度なガイドに集中、AIガイド=FAQ対応
  24. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. 【1-1】 プロジェクトの背景・目的と全体像 プロジェクト概要:AIガイドのサービスイメージ インバウンド旅行者向け「多言語対応AIコンシェルジュ」

    街ナカで QRを読み取る 秋葉原のことならなんでも聞 いてください。 母国語で AIから声がけ 母国語で AIに質問する 子どもと一緒に楽しめる 場所はありますか。 対話が 続く
  25. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. 【1-1】 プロジェクトの背景・目的と全体像 プロジェクト概要:AIガイドの仕組み 秋葉原で、AIを駆使したサービスを提供

    学習データ(秋葉原) 翻訳AI 生成AI 21か国語 対応 日本語で 登録 自然な 対話 AI コンシェルジュ アプリ不要 いますぐ 多様な地域データの整備がサービス品質を決める
  26. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. 【1-1】 プロジェクトの背景・目的と全体像 プロジェクト概要:ケーススタディ事業の狙い 地域一体で育成する「多言語対応AIコンシェルジュ」

    地域一体で育成 秋葉原 データ 施設・店舗 SNS投稿 公共機関 Point データ整備の継続性 AI技術を駆使して、 データ登録の負担 を軽減。 AIコンシェルジュ 24時間・自動応答 多言語対応 自然な対話 Point AIガイドの有用性 日本語で学習。 翻訳AIを使って、 母国語で利用。 TDPFへの還元 データ登録内容 対話ログ・傾向 データ整備要件 Point データ流通の可能性 どのデータが何に 役に立つか。 AI技術の効果は。 サービス提供 ▼ フィードバック ▼ データ収集 ▼
  27. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. 【1-2】 1-1で示した課題解決に向けた取組の全体像 コンセプトと実証テーマ コンセプト

    :翻訳AI×生成AIを駆使して、24時間・自動応答で観光・防災ガイドを提供 実証テーマ:旅行者のニーズにAIが応えられるか、そのための学習データ整備が可能か。 学習データ(秋葉原) 翻訳AI 生成AI 21か国語 対応 日本語で 登録 自然な 対話 AI コンシェルジュ ブラウザ 対応 多様な地域データの整備がサービス品質を決める 秋葉原 観光・防災ガイドを提供 気軽に 使える AIの応答 が自然か 外国語の 質疑応答 知りたいこ とに応える 学習用 データ整備 実証テーマ 24時間の ニーズ
  28. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. 【1-3】取組におけるデータの掛け合わせ コンセプトと実証テーマ:地域データの整備要件 多様なソース :日本語のまま自動収集。編集なしで、持続可能な学習サイクルを確立する。

    有用性・信頼性:実証データで、どのくらいガイドができるか。防災ガイドの正確性を確保できるか。 日本語のまま、持っている情報をそのまま登録 日本語 学習 観光・防災ガイド 生成AI タグ編集せず、 AIに直接 インプット 生成AI 秋葉原のデータ 秋葉原 関係者 Web 施設・店舗 協会加盟店 公共機関 地域DB 事業者 SNSデータ TVデータ 多様な ソース 整備負担 がない 実証テーマ 知りたいこ とに応える ガイドの 正確性 学習データだけを使って回答
  29. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. 【1-3】取組におけるデータの掛け合わせ コンセプトと実証テーマ:翻訳AI×生成AIによる24時間・自動応答 利用を促す要件 :アプリ不要、登録不要。ブラウザだけ、QRでクイックスタート。

    データ整備の要件:日本語の既存データを活用する、翻訳AIをフロントに置くことで内部を日本語処理に統一。 日本語を中心に据えて、翻訳AI+生成AIを組み合わせる 日本語 学習 観光・防災ガイド A 生成AI 翻訳AI インバウンド旅行者 スマホブラウザ (登録不要) 21か国語 日本語で 地域データを収集 実証テーマ 気軽に 使える 24時間の ニーズ AIの応答 が自然か 外国語の 質疑応答
  30. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. プロジェクト実行主体 1 IP DREAM

    AIプラットフォーム 2 日立製作所 データ収集・ログ解析 3 ナイトレイ SNSデータ活用 【1-4】推進体制 実行主体:IP DREAM、日立製作所、ナイトレイがサービス提供・実証を推進。 協力者 :秋葉原関係者、TDPFコミュニティ関係者の協力を得て、企画・評価を推進。 プロジェクト企画・評価協力 4 秋葉原タウンマネジメント 地域データ、ガイド企画、 実証企画、 実証評価 5 Akiba.TV 6 千代田区 プロジェクト協力 7 データ・アート AIアバター、チラシ制作 8 エム・データ TVメタデータ活用 ※エム・データは、TDPF会員交流会を通じて、 プロジェクトメンバーとして参加。 TDPFコミュニティ 1 東京都 ・事務局 コミュニティ・コミュニケーション 2 TDPF会員 実証体験評価
  31. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. (デモ)秋葉原ガイド 「子どもと一緒に楽しめる場所はありますか」 と尋ねたときの回答 秋葉原で子どもと一緒に楽しめる場所として、

    「うさぎカフェ もふれる」はいかがでしょうか。 可愛いウサギたちと触れ合えるカフェで、リラックスしなが ら楽しい時間を過ごせますよ。 ぜひ訪れてみてくださいね。
  32. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. (デモ)秋葉原ガイド 「Are there any

    places I can enjoy with children?」 と尋ねたときの回答 As a place to enjoy with children in Akihabara, I recommend ”Rabbit Cafe Mo-Fuuru.” You can spend a relaxing time interacting with cute rabbits. Please visit!
  33. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. 【2-1】 目指す姿 AIコンシェルジュの実用化において、来訪者にとっての利用体験向上と、 来訪者を受け入れる行政・地域の業務効率・業務効果向上の、両面の取り組みが重要だと考えます。

    訪日・国内旅行者 の旅行体験向上 行政の窓口 業務DX 地域経済の 活性化 AIコンシェル ジュの 回答精度 訪日・国内旅 行者 の満足度 観光案内 業務の 効率化・高度化 対応窓口 営業時間 の拡大 インバウンドの 観光ニーズ の把握 防災領域の 課題と 解決の方向性 官民の観光・防 災データを 集約 To Consumer To Government 有用なガイドを提供できるか 観光案内の業務負荷を軽減できるか ガイド内容・提供機会を広げられるか 観光ニーズを提供的に把握できるか
  34. ©2025 IP DREAM. All rights reserved. 分類 AIコンシェルジュの狙い 今年度実証の 取り組み

    行政 窓口業務 DX 観光案内業務の 効率化・高度化 外国語・観光に精通するガイドの接客力を、AIが補う。 狙い①よく尋ねられる定番の質問に、AIが自動応答する。 狙い②防災行動、公共マナーなどの情報も発信する。 翻訳AI×生成AI データ整備(人気施設・ 地域共通) 対応窓口の 営業時間拡大 観光ガイドの利用機会を、AIが拡大する。 狙い③ナイトエコノミーを拡大する夜間のガイド 狙い④QRコード掲示で、どこでもAI観光ガイドを提供。 24時間提供 QRコードの配布 地域経済 活性化 インバウンドの ニーズ把握 質問傾向を解析し、観光ニーズを把握する。 狙い⑤質疑応答を計測し、データ整備課題を把握する。 対話ログの収集・分析 ユーザー・フィードバック 【2-2】 目指す姿と、今年度の取り組み計画 AIコンシェルジュの実用化において、地域全体に係る自治体(および公益団体)の役割が重要になります。 自治体にどのようなメリットがあるか、プロジェクトの狙いを定め、実証の取り組みを進めました。
  35. 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 外国語&観光に精通するガイドの接客キャパシティを、AIが補う。 高度人材による観光レコメンド 観光客の状況・要望を理解して、 深い観光知識とマッチング インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大

    観光案内業務の 効率化・高度化 AIが定番の質問に自動応答 21か国語で幅広く対応、同時に何人でも 定番の質問に対応 ・・・ 人気施設のデータ整備 防災行動・公共マナー発信 ・・・ 地域共通データ整備 目指す姿 現状 取り組み 高度人材 外国語堪能 観光知識 高度なガイド(維持) FAQ対応
  36. 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 取り組み:21か国語に対応する翻訳AI インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の 効率化・高度化 21言語対応

    日本語、英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、 韓国語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、ミャンマー語、ブ ラジルポルトガル語、スペイン語、フランス語、フィリピン語、ク メール語、ネパール語、モンゴル語、ロシア語、ウクライナ語、ド イツ語、イタリア語、ヒンディー語 言語の自動選択 お使いのスマホ・ブラウザの言語設定を参照して、 自動的に言語が選択されます。 メニューも質疑応答も、普段お使いの言語になります。
  37. 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 取り組み:定番の質問に対応する、 人気施設のデータ整備 インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の 効率化・高度化

    登録例 うさぎカフェ(249文字) 登録例 カードショップすぱいらる(229文字) スポット名:うさぎカフェ もふれる カテゴリー飲食>喫茶・軽食・デザート>カフェ 住所:外神田5-2-3 アソルティ末広町 B1階 スポット概要 うさぎと触れ合えるカフェです。お店では、可愛いウサギた ちと一緒に過ごすことができ、リラックスしながら癒しの時 間を楽しめます。ウサギたちは店内を自由に歩き回ってお り、来店した人は直接触れ合うことができるのが特徴です。 店内は、ウサギたちが快適に過ごせるように設計されてお り、清潔で温かい雰囲気が漂います。 https://moff-rell.com/ja/ 種類:ホビーサブカル物販系 タグ:ホビーショップ 店名:カードショップすぱいらる 【公式Twitter】https://twitter.com/card_spiral 【住所】外神田3-5-14関根ビル3階 【スポット概要】 カードショップすぱいらる 秋葉原店は、トレーディングカード ゲーム(TCG)専門店です。遊戯王、ポケモンカード、 ワ ンピース、ドラゴンボール、デュエマなどを取り扱っています。ま た、デュエルスペースも完備されています。 【公式サイト】 HP掲載情報などを、タグ編集することなく、そのままAI学習できます。 登録データ形式が統一されていなくても学習できます。
  38. 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 取り組み:防災行動・公共マナー発信 ・・・ 地域共通データ整備 インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の

    効率化・高度化 データの種類 登録件数 防災行動ガイド、避難所 58 警察・交番 25 救急医療施設、病院 38 公衆便所、公衆喫煙所、コインロッカー 67 公共マナー 2 旅ナカで被災にあった場合や、様々な困りごとに応えられるようにデータ整備しました。 ①ごみ捨てマナー、②喫煙所案内。 ウェルカムメッセージとして、高頻度で露出
  39. 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 実施結果:観光案内業務の効率化・高度化 1日10名、1人平均4回の質問に応答しました。会話が続いており、質疑応答が成立していると考えます。 インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の 効率化・高度化

    期間:1月6日~26日(21日間) 65% 21% 2% 12% 日本語 英語 中国語 その他 利用者 221名 63% 15% 12% 10% カテゴリ 会話 特定店舗 秋葉原 ゲストトーク 889回 カテゴリ カフェ、ラーメン、観光スポット、日本食、 アニメ、マンガ、パソコン、家電品、など 会話 AIアバター「葵」との会話、こんにちは、 ありがとう、などのあいさつ 特定店舗 ガイドが紹介した店舗についての質問、 目的地としていた店舗の場所 秋葉原 天気、交通、歩行者天国などの質問 1日平均10.4名 1人平均4.0回
  40. 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 実施結果:観光案内業務の効率化・高度化 旅ナカの困りごととして、よく尋ねられる「トイレ」、「喫煙場所」に関する質問も多くありました。 インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の 効率化・高度化

    期間:1月6日~26日(21日間) 63% 15% 12% 10% カテゴリ 会話 特定店舗 秋葉原 ゲストトーク 889回 カテゴリ(558トーク) カフェ、ラーメン、観光スポット、日本食、 アニメ、マンガ、パソコン、家電品、など カテゴリ 質問数 ラーメン 73 カフェ、コンセプト・カフェ 69 観光スポット 45 : : トイレ 14 喫煙場所 11
  41. 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 実施結果:定番の質問に応答するためのデータ整備 ①SNS投稿の人気店舗、②テレビで取り上げられた人気店舗に関するデータ整備をしたことが有効に働きました。 インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の 効率化・高度化

    秋葉原の学習データ 秋葉原 関係者 Web 施設・店舗 協会加盟店 秋葉原TMO Akiba.TV 秋葉原コンセプトショップ協会 公共機関 千代田区 地域DB 事業者 SNSデータ ナイトレイ TVメタデータ エム・データ SNSデータ(X) 秋葉原でのSNS投稿を、カテゴリ集計し、 人気店舗のデータを補強。 TVメタデータ テレビ番組で紹介された秋葉原の店舗に 関するデータを補強。 定番の質問に備えたデータ整備
  42. 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 観光ガイドの利用機会を、AIが拡大する。 インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の 効率化・高度化 AIが24時間対応、QRコードで呼び出し

    アプリ不要、登録不要、QRですぐに起動するガイド QRコードを記載したチラシ、カードを配布 目指す姿 現状 取り組み 観光案内所 11:00~17:30 高度人材が常駐 ショップ機能併設 高度なガイド拠点 早朝・夜間対応 街ナカの対応 高度なガイド拠点の役割 高度なガイド 各種パンフレット、マップの配布 名産品の陳列・販売
  43. 0 10 20 30 7時 8時 9時 10時 11時 12時

    13時 14時 15時 16時 17時 18時 19時 20時 21時 22時 23時 時間帯別利用者数 n=231 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 実施結果:対応窓口の営業時間拡大 観光案内所の営業時間外でのAIガイド利用が37%ありました。 期間:1月6日~26日(21日間) インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の 効率化・高度化 観光案内所 営業時間内 10:00~17:30 146名(63%) 営業時間外 85名(37%)
  44. 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 実施結果:QRコードによる起動の簡便性、アバターAI・生成AIによる応答の自然さ 街ナカを含めたPRを行いました。QRコードの起動後は、迷わず利用して、質疑が続く傾向となりました。 期間:1月6日~26日(21日間) インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の

    効率化・高度化 ゲストトーク 総回数 889回 ゲストトーク 1回目 231名 QRコード起動 ウェルカムメッセージ 418名 QRコード 配布 550名以上 歩行者天国:158名 (3日間・10時間) エンタメイベント 400名 のべ人数 リピート利用もあり ゲストからの質問が スタートした回数 一人平均4.4回の 質問が続きました 街ナカを含めたPR アバターUIを迷わず使える 質疑応答がよい トーク数の平均が4.4回と高い水準を記録 ファネル遷移データを見ながら、アジャイルに改善することで、ユーザ体験の向上を目指します。
  45. 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 質問傾向を解析し、観光ニーズを把握する。 インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の 効率化・高度化 対話ログを網羅的に記録

    ユーザー満足度を含めて分析 ユーザーフィードバックの仕組みを実装 目指す姿 現状 取り組み 観光案内所 業務記録 案内終了後・要約 高度なナレッジ 対話記録・分析 高度人材ナレッジとAIガイドのコラボ AIガイドの対話傾向を参考に、観光ニーズを抽出 AIガイドが学ぶべき、定番FAQを強化
  46. 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 取り組み:ユーザーフィードバックの仕組み インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の 効率化・高度化 「子どもと一緒に楽しめる場所はありますか」

    と尋ねたときの回答 秋葉原で子どもと一緒に楽しめる場所として、 「うさぎカフェ もふれる」はいかがでしょうか。 可愛いウサギたちと触れ合えるカフェで、リラックスしなが ら楽しい時間を過ごせますよ。 ぜひ訪れてみてくださいね。 地図リンク、Good/Bad フィードバック
  47. 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 取り組み:対話ログの記録 インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の 効率化・高度化 日時

    話者 言語 対話内容 フィードバック 1/19 15:30 ゲスト 英語 Cat coffee 質問 猫カフェ。 1/19 15:30 ガイド 回答 秋葉原で猫カフェをお探しですか?おすすめは「猫カフェ〜ね こ・JaLaLa〜」です。ここでは、猫たちとリラックスした時間を過 ごせます。他にも「ちよだニャンとなるカフェ」や「僕と猫。秋葉 原店」もありますので、ぜひ訪れてみてください! Good 英語 Are you looking for a cat cafe in Akihabara? My recommendation is "Cat Cafe - Neko JAlala -". You can spend a relaxing time with cats here. There are also "Chiyoda Nyan-to-naru Cafe" and "I and the Cat. Akihabara Store", so please visit them! Good
  48. 実施結果:質問傾向を解析し、観光ニーズを把握する。 昼間と夜間で、飲食に関する質問傾向の違いがありました。昼間=ランチ、夜間=ディナー。 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の 効率化・高度化

    カテゴリ 質問数 カフェ、メイドカフェ 99 ラーメン 78 スポット 21 レストラン 16 トイレ 12 アニメ 10 パソコン 10 カレー 9 昼間の頻出ワード 6:00~18:00 カテゴリ 質問数 カフェ、メイドカフェ 91 ラーメン 81 スポット 35 日本料理店、レストラン 29 アニメ 14 トイレ 11 夜間の頻出ワード 18:00~6:00
  49. 実施結果:質問傾向を解析し、観光ニーズを把握する。 AIガイド回答の12%にフィードバックがあり、内訳はGood 83%、Bad 17%という評価でした。 期間:1月6日~26日(21日間) 10% 2% 88% Good Bad

    なし AIガイド回答 1,280回 【2-3】 今年度の取り組みと実施成果 インバウンドの ニーズ把握 対応窓口の 営業時間拡大 観光案内業務の 効率化・高度化 83% 17% Good Bad フィードバック 158回 回答内容 Good Bad 観光スポット 25 1 カフェ関連 17 1 ウェルカムメッセージ 16 1 ラーメン関連 15 3 喫煙所 5 0 (その他) 53 21 合計 131 27
  50. 【2-4】 今年度の実施成果まとめ 狙い:多言語AIコンシェルジュが FAQに自動応答することで、ガイドの負担を分散する。 成果:データ整備が重要。どこでもサービスPRでき、迷わず使い始めていただけることが分かりました。 1 データ整備 登録 2,140件 収集・登録は機械的

    情報更新も重要 • 閉店確認・削除 • イベント情報発信 2 サービスPR QRコードですぐにアクセス チラシ配布:550部 場所を選ばずガイドできる • 街ナカでのQR配布 • 旅マエでも使える 3 AIガイド 翻訳AI+生成AIで 自然な質疑応答 迷わず使えている • 親しみやすいアバター • 多言語で自然な会話
  51. 【3-1】 次年度以降の取り組み方針 実用化に向けて サービスシステム準備・提供 AIガイドは、データ整備、サービスPR、サービス提供の3つの機能の強化が重要であると考えます。 実証を通じて、サービスシステムのデータ学習、対話ログ、商用データ補完、AIアバターの有用性を確認しました。 サービス提供 施設事業者(個店) 地域団体・広域事業 個店情報

    トピックス AIプラットフォーム データ学習 観光客 企画・PR 飲食 小売 宿泊 観光 自治体 商工会 ・協会 都市 開発 地域 金融 公益活動 地域イベント データ 提供 地域 メディア 対話ログ提供 コンテンツ強化 商用データ補完 AIアバター制作 サービス 運営委託 サービス PR サービス 提供 エリア マネジメント
  52. 【3-1】 次年度以降の取り組み方針 サービス実証ステップ:クイックな先行評価で課題抽出 ▪ 令和6年10月に、TDPF会員の協力のもとに、先行評価を行って課題抽出・改善を進めました。 ▪ 令和7年1月〜2月にかけて、一般公開を行い、サービス実証を行っています。 令和6年 令和7年 8月

    9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 サービス実証 サービス 開発・評価 TDPF会員 体験・評価 一般公開 TDPF会員 体験・評価 ▲成果発表会 ▲PJ 通信 ▲周知 TDPF活動(w/ 東京都・事務局) ニュースリリース▲ PR ▲計画発表 データ登録 追加 データ再登録 アンケート 分析 利用ログ解析 サービス開発 改善 改善課題 先行評価 一般公開 最終報告▲ TDPF新ポータル活用 ▲PJ 通信
  53. 【3-1】 次年度以降の取り組み方針 (今年度の例)秋葉原ガイドの構成と提供準備について 秋葉原ガイドは、地域関係者の協力と、全国データ保有者の協力によってデータ収集を進めました。 企画期間に1か月、データ収集・学習に1か月を要して、サービス提供しました。(継続的に改善中) サービス企画 データ収集 データ学習 サービス提供 データ収集計画

    データ入手 データ登録 登録件数 公共データ ※営業許可、公共施 設、防災ガイド オープンデータ、 業務データ (主にCSV形式) 登録情報の絞り込み ※基準、機械的 2,096 個店データ Web情報を自動収集 (クローリング) 同上 781 全国データ(抽出) SNSデータ、 TVメタデータ ※秋葉原だけを抽出 同上 1,832 合計 4,709 1か月 1か月 提供開始 秋葉原TMO Akiba.TV 千代田区 ナイトレイ エム・データ データ保有者
  54. 【3-2】 TDPFへの還元データ活用イメージ TDPF会員による体験評価(12社15名が体験、のべ27件の回答) 令和6年10月、TDPF会員向けに先行評価サービスを提供して、体験評価の協力をいただきました。 高い期待と、改善の方向性について、多くの示唆をいただきました。 区分 アンケート設問 回答(カッコ内は%) 実力評価 AIガイドの回答は求めていた答えでしたか。

    求める答え(26)、求める答えではない(30) AIガイドの回答は信頼できそうに思いましたか。 信頼できそう(33)、信頼できなさそう(37) AIガイドとの会話は自然なものでしたか。 とても自然(22)、自然(44)、不自然(7) 事業性 AIガイドが進化すれば、役に立つものになると期待できますか。 とても期待(41)、期待(59) 都内展開 このようなAIガイドが他の地域にもあればよいと思いますか。 とても思う(48)、思う(41) 強化 このAIガイドに不足していると思うことを教えてください。 ユーザーの質問を明確にしていくこと、推薦理 由の説明、防災ガイドの詳細 TDPF活動 1月に実施する実証サービスにも関心・期待をお持ちいただけ そうでしょうか。 持てる(89) 先行評価では、最初から100点を追わずに始めました。 データ整備の課題がありましたが、AIガイドへの期待が高く、クイックな体験フィードバックをいただけました。
  55. 【3-1】 次年度以降の取り組み方針 TDPF会員による体験評価を反映した、データ精査 ▪令和6年10月の先行評価:収集データを精査せずに登録して、試行評価。登録数=4,079件 ▪令和7年1月の一般公開 :収集データを精査して登録。登録数=2,140件 データの種類 令和6年10月 令和7年1月 宿泊施設、避難所、公衆便所、公衆喫

    煙所、救急医療施設、公衆浴場、興行 場、警察、交番、病院 447件 240件 宿泊施設を削除(情報が少ないもの) 飲食店営業許可 1,649件 0件 閉店している飲食店が多く、更新・確認す る仕組みが必要。(今回一律削除) ショップガイド(秋葉原関係者提供) 781件 490件 施設の特徴を充実。コンセプトショップ協会 所属店、コインロッカーを追加。 SNS投稿(ナイトレイ提供) 1,478件 749件 おなじ店舗に対する複数の投稿を集約。 人気ランキングを生成して情報追加。 テレビ番組メタデータ(エム・データ提供) 354件 661件 ショップ関連情報を幅広く登録 4,709件 2,140件 データ精査によって、ガイド品質が向上
  56. 【3-1】 次年度以降の取り組み方針 他地域への展開:必要なステップ ⚫ AIプラットフォームをベースにした、クイックなサービス実証が可能です。 ⚫ サービス提供に必要な実施項目と、スケジュールをイメージで示します。 ステップ 実施事項 担当

    スケジュール案 自治体・ エリマネ 弊社 ほか N月 N+1 N+2 N+3 N+4 N+5 1 計画協議 現状確認 導入目的、提供内容、日程・体制 現状のガイド提供内容、運用体制など 〇 〇 2 データ収集 収集計画、データ取得 全国商業データ活用(option) 〇 option 3 AIガイド設定 生成AIのふるまい設計、プロンプト作成 〇 4 データ学習/確認 データ学習、動作確認 レビュー 〇 5 サービス開始 サービスシステム提供、CSVログ提供 〇 テスト環境 ▼計画策定 ▼中間検証 実証サービス提供
  57. 地域データ 提供 個店 地域 メディア 協会 商業 DB 行政 信頼できる地域データを使った

    情報発信のチャネル SNS 投稿 交通 サイクルの 起点 地域 サービス提供 地域サービスへ誘導 (マップ、URLリンク) 飲食 小売 サービス 観光 公共 宿泊 交通 インバウンド ビジネスチャンス 【3-2】 TDPFへの還元データ活用イメージ 今年度は観光ガイドの実証 AIガイド 提供 自治体 データを軸に サイクル加速 TDPF サービスPR情報を 積極的に開示 信頼できる地域データを使って、 インバウンド向け観光ガイドが 提供できることを実証しました。 エリマネ
  58. 地域データ 提供 信頼できる地域データを使った 情報発信のチャネル 地域 サービス提供 防災・生活等にデータ拡充、 在留外国人向けサポート ビジネスチャンス 【3-2】

    TDPFへの還元データ活用イメージ 今年度は観光ガイドの実証 AIガイド 提供 データを軸に サイクル加速 TDPF 働き手の募集を含めた 多言語コミュニティへの参加機会を 積極的に発信 信頼できる地域データを使って、 インバウンド向け観光ガイドが 提供できることを実証しました。 在留 外国人 防災 生活 ・・・ ・・・
  59. 【3-2】 TDPFへの還元データ活用イメージ さいごに:TDPF会員の皆様との協創 交流会(展示)でデモンストレーションを行います。 会場にいらしている方は、ぜひお立ち寄りください。 1 秋葉原ガイド サービス体験 2 自治体様向け

    クイックPoCプラン 手持ちのデータで、 まず評価を始めてみる。 ※プランのご説明 3 多言語AI関連 サービス 窓口 翻訳機など オンラインで参加されている方も 後日、お気軽にご相談ください
  60. プロジェクトの背景・目的・解決したい社会課題 データに基づく観光地経営のモデル構築により、東京都の社会課題を解決 背景 • 観光客の来訪が一部エリアに集中していることが東京都の社会課題 • 特に空洞化している青梅~奥多摩エリアでは過疎高齢化が進行しており、 エリア間を繋ぐ路線「東京アドベンチャーライン」も乗車人数が減少 目的 •

    「東京アドベンチャーライン」を中心とし、青梅~奥多摩エリアの データに基づく観光消費額向上施策と新たな観光データ取得を実行 • 本取組をモデル化することで、多摩・島しょ地域をはじめとした都内の 一層の誘客を実現し、新たな魅力創出による観光客分散を図る
  61. 今年度の達成目標 青梅~奥多摩エリアにおいてデータに基づく誘客施策を実行 振り返りまでのプロセスをモデル化したうえでTDPFに還元 • 青梅~奥多摩エリアで、データを基に観光の現状を把握 • 「東京アドベンチャーライン」を中心とした誘客施策の検討→実行→振り返り 社会課題の 解決 •

    青梅~奥多摩エリアにおける現状把握から振り返りまでの実証プロセスを 横展開可能なモデルとして構築 事業の 継続・発展 • 上記モデルをレポートとして東京データプラットフォーム(TDPF)に 還元することで、会員間連携による東京都内の観光施策に活用 TDPF への貢献
  62. 無人駅 青梅・奥多摩エリア概要 新宿駅 奥多摩駅 青梅駅 東京駅 人口(人) 令和6年1月1日現在・住民基本台帳 青梅市 129,468

    奥多摩町 4,603 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握 山梨県 小菅村 丹波山村 多摩川源流地区 青梅・奥多摩は、都心から電車で90分程度の場所に位置し、 都内でも有数の自然を活かしたアクティビティが充実しているエリア 青梅駅まで 約60分 奥多摩駅まで 約90分 ※新宿駅から中央線快速-立川駅-青梅線利用
  63. 今年度の取組内容・実証設計(サマリ) 複数のデータの掛け合わせによるPDCAサイクルの確立 ❶ 現状把握 データにより 地域の現状を 定量で可視化 ❷ 検 討

    データの分析に加え 実現可能性や発展性等 地域の実情を踏まえた 打ち手の検討 ➍ 振り返り 打ち手においても 新たなデータを取得、 更なる地域活性に 向けた検証や 次の施策に繋げる ❸ 実 行 コンテンツ造成や 磨き上げ 誘客プロモーション等 官民連携での 打ち手実行 モデル化 プロセスをレポートにし TDPFへ還元(横展開)
  64. 青梅・奥多摩エリアが抱える課題 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握 交通アクセス

    東京アドベンチャーラインは 地域の過疎高齢化により 特に通勤以外の平日利用がなく 鉄道乗車人員が減少 コンテンツ 都内有数の自然を持ちながら 自然や文化資源を活かした 体験型観光のニーズの高まりに 対応した誘客ができていない プロモーション マーケティング等による 地域固有の魅力を活かす為の データに基づいた 取り組みが不十分 鉄道交通データ 体験データ 人流データ ありたい姿から導き出された3つのデータ分野 詳細のデータを分析する前に整理した、現場で感じていた課題 ありたい姿 鉄道交通による利便性と都内有数の自然を生かす事で、 「鉄道利用者数の増加」ならびに「地域の活性化による観光誘客」につなげる
  65. 本モデルケースで行った具体的な施策概要 鉄道路線である「アドベンチャーライン」を軸にした観光誘客に向けて、 有効な現状把握ができるデータを以下の視点で選定 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶

    現状把握 どのように来て 鉄道交通データ どこへ行き 人流データ 何をしているのか 体験データ Suica おでかけ ウォッチャー じゃらん じゃらん遊び・体験 何をしているのか ・観光体験 どこへ行き ・観光資源 ・インフラ・施設 どのように来て ・鉄道によるアクセス 訪問ルート をSuica統計データにより把握 来訪者の周遊先 を位置情報データにより把握 周遊先での行動 を多角的な観光情報データ により把握
  66. 首都圏のJR東日本約600駅の 利用者情報「駅カルテ」 Suicaの利用データから 奥多摩エリアへの鉄道を利用した 訪問者に関する実数を取得 【把握できるデータ】 どのような人が 「どの駅から来て」 「どの駅に行くのか」 国内最大級のOTAサイトを

    通じた統計データ リクルートが所有する『じゃらん net』の遊び・体験やクチコミ に関する統計データを取得 【把握できるデータ】 対象エリアの旅行者が 「関心のあるコンテンツ」 「何をしているのか」 各種データの概要 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握 それぞれのデータ分野においてデータ自体の品質も高い、 以下のサービスを活用 観光客分析に特化した 人流モニタリングツール 交流人口拡大策、データに基づく 政策評価(EBPM)、持続可能な 観光地域経営に係るデータを取得 【把握できるデータ】 どのような人が 「どこから来て」 「どこを周遊するのか」
  67. Suica • 他エリアと比較しても駅利用者数が少ない ➢ 青梅・奥多摩エリアの駅は高尾駅の1/3の出場数 • 特に東京駅や新宿駅といった都心主要駅からの流入が弱い ➢ 河辺や小作といった近隣駅からの入場が中心、都内競合主要駅は東京・新宿からの 入場数が3倍以上

    • インバウンドも同様の傾向、利用件数自体が国内と比較しても更に僅少 • 奥多摩駅の20代男性×休日の駅利用が特徴的 おでかけ ウォッチャー 国内・ 訪日外国人旅行者 共通 • 冬季(12~2月)に来訪者が最も減少 • 夏(7~8月)と秋(11月)が繁忙期 国内旅行者 • 男女40~50代の来訪者が大半 ➢青梅:男女40~50代、奥多摩:男性20~50代、属性に関しては 都内外の競合エリアと類似の傾向 • 主要な来訪スポットは限定的 青梅:御岳山、清流ガーデン 奥多摩:奥多摩湖、キャンプ場、温浴施設 訪日外国人旅行者 • 他エリアと比較してもインバウンドの来訪数が少ない ➢八王子は青梅の約10倍、奥多摩の約55倍の来訪者数 • 来訪トップ3は1位:韓国 2位:台湾 3位:米国 • 都内全域では1位:中国 2位:韓国 3位:台湾 各種データからわかったこと ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握
  68. じゃらん • 冬季のコンテンツ掲載数自体が極端に少ない • ウォーター系(ラフティング・釣り・SUP・キャニオニング)が人気 • 20代が多く、30代は少ない ➢ 競合エリアとして設定した飯能や秩父・長瀞は40代が多い •

    1名利用が少なく、3名以上の利用は多い • 土日祝に予約は集中(60%台)、当日予約が少ない(2%のみ) ➢ 競合エリアは土日祝予約70%未満、当日予約は10%以上のところも。 • 午前中×2時間以上の体験が多い ➢ 競合エリアは14時以降の体験開始予約も多く、11時12時開始もあり分散。 • 冬の人気ジャンルである日帰り温泉等の掲載がない ➢ 競合エリアは例外なく、日帰り温泉や温浴関連の施設が人気となっている。 各種データからわかったこと ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握
  69. ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握 どのように 来て

    どこへ 行き 何を しているか •近隣駅からの来訪中心 •都心主要駅からの流入が弱い •インバウンドは韓国、台湾、 米国からの来訪が多い •青梅 御岳山 清流ガーデン •奥多摩 奥多摩湖 キャンプ場 温浴施設 •ウォーター系 (ラフティング・釣り・ SUP・キャニオニング) が人気 •夏(7~8月)と 秋(11月)の コンテンツに集中 3つのデータから青梅・奥多摩エリアの観光客の行動を読み取ることで この地域が従来から持っている観光のポテンシャルを引き上げる 各種データの分析結果
  70. 分析前の課題との比較 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握 調査前後での青梅・奥多摩エリアが抱える課題の比較

    ・駅利用者数が少ない ・都心主要駅からの流入が弱い ・インバウンドも同様の傾向 ・冬季のコンテンツ掲載が極端に少ない ・ウォーター系が人気 (ラフティング・釣り・SUP・キャニオニング) ・冬季(12~2月)に来訪者が減少傾向 ・夏(7~8月)と秋(11月)が繁忙期 ・男女40~50代の来訪者が大半 ・来訪スポットは限定的 ・インバウンドの来訪数が少ない ・来訪トップ3は韓国 、台湾 、米国 現 場 が 感 じ て い た 課 題 東京アドベンチャーラインは 地域の過疎高齢化により 特に通勤以外の平日利用がなく 鉄道乗車人員が減少している 都内有数の自然を持ちながら 自然や文化資源を活かした 体験型観光のニーズの高まりに 対応した観光誘客ができていない マーケティング等による 地域固有の魅力を活かすための データに基づいた取り組みは 不十分と考えられる 交通 アクセス コンテンツ プロモー ション
  71. 各課題に対する打ち手の方向性 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握 観光地経営モデルの構築に向けた打ち手の検討

    課題 打ち手の方向性 ・他エリアと比較しても駅利用者数が少ない ・冬季(12~2月)に来訪者が減少傾向 冬季に実施できる、青梅・奥多摩エリアならではの コンテンツ造成・磨き上げを行う事で、来訪目的を 作る ・国内観光客の主要な来訪スポットは限定的 ・河辺や小作といった近隣駅からの入場が中心 既に一定数来訪のある青梅線ユーザーに対しては 新たな来訪目的を作る事で、誘客強化を図る ・東京駅や新宿駅といった都心主要駅からの 流入が弱い これから呼び込みたい中央線ユーザーに対しては、 上記に加え、ターゲットを絞ったPRが必要 ・都内競合主要駅は東京・新宿からの入場数が 3倍以上 ・他エリアと比較してもインバウンドの来訪数が 少ない 特にインバウンドに対して、青梅・奥多摩エリアへ の誘客増に向けてPRを兼ねたリサーチを行う ・来訪トップ3は1位:韓国 2位:台湾 3位:米国 来訪トップ3(韓国/台湾/米国)のうち 伸びしろがある台湾に絞ったアプローチを実施
  72. 具体的な打ち手・アクションの概要 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握 打ち手に応じた5つのアクションプラン

    打ち手の方向性 具体的なアクション 冬季に実施できる、青梅・奥多摩エリアならではのコ ンテンツ造成・磨き上げを行う事で、来訪目的を作る 既に一定数来訪のある青梅線ユーザーに対しては 新たな来訪目的を作る事で、誘客強化を図る これから呼び込みたい中央線ユーザーに対しては、上 記に加え、ターゲットを絞ったPRが必要 特にインバウンドに対して、青梅・奥多摩エリアへの 誘客増に向けてPRを兼ねたリサーチを行う 来訪トップ3(韓国/台湾/米国)のうち 伸びしろがある台湾に絞ったアプローチを実施 A. 勉強会+OTA掲載支援 B. アドベンチャーラインにおけるコンテンツ造成 C. JRE Ads × じゃらん特集 D. リアルイベント@東京駅 E. インバンド向けPR ※其々が分断したアクションではなく、相互に影響し合うものとなります
  73. 今年度のアクションプランは、以下の5つの施策を実施 A. 勉強会+OTA掲載支援 B. アドベンチャーライン におけるコンテンツ造成 C. JRE Ads ×

    じゃらん特集 D. リアルイベント @東京駅 E. インバンド向けPR データ提供 &販売ノウハウ紹介 造成・磨き上げ → 販路構築(OTA) 閑散期(冬季)での 来訪の目的創出 多様なニーズに対応 するコンテンツの造成 JRE Ads/じゃらんnet によるメディア展開 A・Bテストによる 広告効果の検証 インバウンド乗降者数 6位の東京駅で開催 青梅奥多摩の魅力を インバウンドへPR 認知・関心把握を目的 にアンケートも実施 アクションプランの概要 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握 外国でも伸張性の高い 台湾市場向けのPR
  74. データ分析ならびに検討の方向性 データ分析 検討 アクションプランの繋がり ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討

    ❶ 現状把握 閑散期(冬季)に体験できるコンテンツを造成・磨き上げ 来訪目的を作り青梅・奥多摩エリアの知られざる魅力を訴求 •コンテンツ造成・磨き上げ時のキーポイント ✓冬季ならでは or 通年提供可能な体験 └寒い時期に行きたい温泉・サウナ、冬ならではのアウトドア、 室内体験には+αで青梅・奥多摩らしさ •冬季ターゲット仮説 【コア層(顕在)】男女40~50代(登山や温泉目的) 土日祝で3名以上(20代の若者グループや小学生以上の家族連れ等) 【サブ層(潜在)】男性20代 (夏季のウォーター系コンテンツやキャンプ等で、エリアを認知した層) 平日に動ける近隣エリアの主婦やシニア まずはインバウンドの認知向上を図るべく 来訪トップ3(韓国/台湾/米国)のうち「台湾」に絞ってアプローチ ✓ 政府統計等をもとに、1人当たり旅行消費額とリピート率の高さでターゲット市場を選定 ✓ 浅草/渋谷や京都/大阪といったゴールデンルート以外を体験したい層に対する訴求 A. 勉強会+OTA掲載支援 客観・定量の共通指標で地域一体で推進 B. アドベンチャーラインにおける コンテンツ造成 ターゲット毎に沿線起点のツアーを造成 C. JRE Ads × じゃらん特集 ターゲットに応じた 青梅・奥多摩エリアのPR D. リアルイベント@東京駅 旅ナカのインバウンドの 認知関心を高める E. インバウンド向けPR 旅マエのインバウンドの 認知関心を高める
  75. 奥多摩&青梅エリアの観光データを活用したコンテンツ造成・磨き上げ勉強会 A 勉強会+OTA掲載支援 【第1部】観光客データを活用した、 着地型旅行商品の造成・磨き上げのヒント 【第2部】個人旅行者に対する着地型旅行商品の マーケットと販売ノウハウ 青梅・奥多摩エリアの現状に ついて各種データを基にご説明 体験コンテンツの造成や磨き上げ

    について他地域事例を交えてご説明 OTAを通じた販売促進の ノウハウ等についてご説明 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握 現状データや競合比較など (当日資料抜粋) 2024年11月5日、青梅・奥多摩エリアで活動されている観光関連事業者さまを対象にした勉強会を実施 観光関連事業者が集まり、勉強 出来る機会を作っていただけて 良かった。立ち止まって考えたり、 対話できる時間はとても貴重。 付加価値を強める意識が高まった。 青梅における各種データを知れた ことが良かった。 参考になる具体的事例など沢山共有 いただき、今後の経営のヒントを 得ることが出来た。 今後の新しい顧客層を獲得する きっかけになりそうだと思った。 参加者からのお声
  76. 閑散期(冬季)における誘客を一層促進すべく、青梅・奥多摩エリアに眠る 地域固有の観光資源をコンテンツとして造成・磨き上げ A 勉強会+OTA掲載支援 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討

    ❶ 現状把握 冬でも寒くない 室内での工芸 シーズン需要 (年賀状への押印等) との掛け合わせ ここでしか できない特別感 黄綬褒章を受章された「現代の名工」の指導による 梅の小枝で手作りハンコ体験 寒い時期に 行きたくなる その土地ならでは の高付加価値化 冬だからこそ 良い体験 『貸切テントサウナ+ドラム缶風呂』 ~見晴らしのいいウッドデッキで整う体験~ 事例その1 事例その2 ※プラン内容の伴走に限らず、データを基にした価格設定や利用制限、予約設定の見直しなど細かな部分の改善も実施
  77. B アドベンチャーラインにおけるコンテンツ造成 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握

    駅を降りてからそのまま体験できるアドベンチャーライン起点の 冬季コンテンツを多様なターゲットに合わせて造成 沿線まるごと宇宙教室 ガ酒(しゅ)トロノミー -Sake&Gastronomy- ①【顕在層】土日祝で3名以上のグループをターゲットにした ファミリーにおすすめ「親子で学ぼう宇宙体験ツアー」 ②【潜在層】夏季に訪れた男性20代をターゲットにした カップル・夫婦におすすめ「星空のRELAXNIGHT」 ③【顕在層】来訪者数の多い男女40~50代をターゲットにした 「地酒を星空に酔いしれる夜」 都心とは対照的に人口の明かりが少なく、星空観測に最適なエリア 都心から約60分で豊かな自然を体験できる地域の強みを発揮 ④【潜在層】平日に動けるシニア層をターゲットにした 「ワークショップ『甘酒』編」 ⑤ 【潜在層】平日に動ける主婦層をターゲットにした 「ワークショップ『美容』編」 ⑥【顕在層】伸張性の高い台湾市場をターゲットにした 「Sake&Gastronomy編」 奥多摩の名水を使用した日本酒を醸造する酒蔵を軸に 青梅・奥多摩エリアの大自然を「食」を通じて訴求
  78. B アドベンチャーラインにおけるコンテンツ造成 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握

    沿線を起点としたコンテンツ造成から見えた示唆 春, 24 夏, 25 秋, 26 冬, 26 選んだサービスを 体験したい時期(複数可) 94% 6% 来訪手段 電車 車 宿泊と併せて体験したいサービス 順位 サービス 1位 温泉・スパ 2位 季節のイベント 3位 星空観察 4位 地酒試飲 5位 散歩/ヨガ 現在のツアー参加者は全て首都圏から来訪、課題としていた冬季にも 青梅・奥多摩エリアへの来訪意欲が高いこと等を確認
  79. 国内観光客向け施策としての、JRE Ads及びじゃらんnetを活用した情報発信 C JRE Ads × じゃらん特集 ➍ 振り返り ❸

    実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握 顕在層 既に一定数 来訪している 『青梅線ユーザー』 (定期券利用者除外) 潜在層 今後、都心部から呼び込みたい 『中央線ユーザー』 ベンチマークエリアへの来訪者 都心部からのアクセス(移動時間)が 青梅奥多摩エリアと近い、 高尾、軽井沢、那須塩原を訪問した者 + 現状把握プロセスで確認した顕在層・潜在層に対して、 青梅・奥多摩エリアの冬季コンテンツバナーを用いたターゲティング広告を実施 屋内 屋外 【顕在】 4~50代 【潜在】 20代
  80. 国内観光客向け施策としての、JRE Ads及びじゃらんnetを活用した情報発信 C JRE Ads × じゃらん特集 ➍ 振り返り ❸

    実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握 バナー(興味・関心) 特集ページ(検討) 青梅・奥多摩へ(体験) 青梅・奥多摩エリアへの誘客を各媒体を通じて図りながら、 どの層がどのコンテンツに興味・関心を持ったかを振り返る
  81. ターゲティング広告により把握できた観光客の志向・関心 C JRE Ads × じゃらん特集 ➍ 振り返り ❸ 実行

    ❷ 検討 ❶ 現状把握 2024/12/2~1/31の広告配信結果 全年代で「温泉」に対する関心が高く、 「温泉・登山:45-54歳」「サウナ・キャンプ:35-44歳」がボリュームゾーン 年代別 18-24歳 25-34歳 35-44歳 45-54歳 55-64歳 65歳以上 不明 温泉 39% 51% 53% 57% 63% 64% 53% 登山 23% 21% 18% 20% 20% 20% 19% サウナ 20% 13% 13% 10% 9% 9% 14% キャンプ 18% 14% 16% 13% 8% 7% 14% 広告別 18-24歳 25-34歳 35-44歳 45-54歳 55-64歳 65歳以上 不明 温泉 3% 14% 17% 21% 10% 7% 27% 登山 6% 16% 16% 21% 9% 6% 27% サウナ 8% 16% 19% 16% 6% 4% 31% キャンプ 6% 16% 21% 20% 5% 3% 28%
  82. インバウンド乗降者数6位の東京駅においてPRイベントを開催 D リアルイベント@東京駅 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶

    現状把握 順位 駅名 1位 新宿駅 2位 渋谷駅 3位 東京メトロ浅草駅 4位 上野駅 5位 秋葉原駅 6位 東京駅 7位 池袋駅 8位 新橋駅 9位 銀座駅 10位 浜松町駅 羽田空港や成田空港からのアクセスも良く、 インバウンドの増加が顕著な東京駅 全国の各都市を結ぶ高速バスターミナル がある八重洲口に隣接した 『JAPAN RAIL CAFE TOKYO』で開催 ▼ 来訪地ではなく経由地で 青梅・奥多摩との接点を創出 東京駅八重洲口 主要駅や空港で販売されている インバウンド向けSuica(Welcome Suica) のデータに基づく 2023年度4Qの乗降者数ランキング
  83. 項目 結果 インバウンド回答件数 39件 青梅・奥多摩認知度 5% イベント参加後のエリア来訪意欲 (5段階のうち5・4の割合) 85% 最も関心が高い温泉への訪問意欲

    (5段階のうち5の割合) 66% 青梅市、奥多摩町の各自治体ブースを設置し、インバウンドを対象にPR&リサーチ D リアルイベント@東京駅 ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶ 現状把握 当日の様子 若い頃に一度キャンプで訪れたことがあったが、 それ以来情報に触れることが無かった。現在の青 梅・奥多摩エリアがこんなにも魅力的になってい ることを知らなかったため、ぜひ家族で訪問して みたいと思う。 (国内、都内在住、女性) 今回の訪日旅行では原宿、新宿、秋葉原を訪れた。 こんなに近くに、このようなエリアがあることを 全く知らなかった。非常に魅力的だと感じたので、 次回訪日旅行時は絶対に行きます (インバウンド、アジア圏、カップル) イベント参加者からの声 アンケート結果
  84. プロモーション&アンケート施策を実施することで、新たなデータ収集を実施 E インバンド向けPR ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶

    現状把握 ターゲット選定 アプローチ 振り返り 観光庁「インバウンド消費動向調査」 日本政府観光局「訪日マーケティング戦略」 などを参考に、 台湾で使用率No.1の 旅程作成プラットフォームアプリ のユーザーのうち、 東京来訪経験者に絞ってアプローチ インバウンド来訪者数 1位 韓国 2位 台湾 という人流データでの現状から ターゲットを絞り込み 1人当たり旅行支出 リピーター率 を踏まえて「台湾」市場に狙いを絞り 2回目以降の東京来訪から 青梅・奥多摩エリアへ 約500名分のデータから 青梅・奥多摩エリアにある12の 観光資源への興味関心や訪問意欲を確認 認知を高めながら動向を把握
  85. 台湾市場へのアプローチ結果と新たなデータから見えるインバウンド誘客の可能性 E インバンド向けPR ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶

    現状把握 74 427 多摩地区 (立川、八王子・高尾、青梅・奥多摩) の訪問経験 あり なし 0% 20% 40% 60% 80% 100% 12.カフェ 11.キャンプ 10.サウナ 9.ウォーターアクティビティ 8.温泉(岩蔵温泉郷) 7.グルメ(酒) 6.日原鍾乳洞 5.塩船観音寺 4.吉野梅郷 3.渓谷(御岳渓谷) 2.山(雲取山) 1.奥多摩湖 興味ない あまり興味ない どちらともいえない 少し興味あり 非常に興味あり 青梅・奥多摩を含む多摩エリアへの来訪経験自体がリピーター率の高い台湾層でも少ない状況 エリア内観光資源の訴求とともに、「温泉」に対する興味・関心の高さなどを確認
  86. データに基づく現状把握を踏まえて実行した 各アクションプランから得られた新たなデータ・示唆 アクションプランA~Eの実証結果(総括) ➍ 振り返り ❸ 実行 ❷ 検討 ❶

    現状把握 具体的なアクション 得られた新たなデータ・示唆 地域の実情を定性的にも捉えながら、データや競合エリ アとの比較を通して、根拠をもったコンテンツの造成・ 磨き上げに繋げた(冬季コンテンツ約150%増) 首都圏からの鉄道を利用した来訪の伸びしろと共に、 課題である冬季(閑散期)だけでない四季に応じたPR による更なる誘客の可能性を確認 青梅・奥多摩エリアにおける冬季コンテンツの内 特に全年代で温泉に対する興味・関心度が高い傾向 青梅・奥多摩エリアの認知度の低さ(全体の5%) 東京駅に訪れているインバウンドは日本での旅程が決 まっている事もあり、旅マエPRの有効性を確認 台湾国籍の訪日旅行経験者500名から青梅・奥多摩エリ アに対する関心度合や動向を把握し、特に「温泉」のコ ンテンツに伸びしろがあることを確認 A. 勉強会+OTA掲載支援 B. アドベンチャーラインにおけるコンテンツ造成 C. JRE Ads × じゃらん特集 D. リアルイベント@東京駅 E. インバンド向けPR
  87. データに基づく観光地経営モデルに向けた全体フロー(まとめ)① データの収集から観光地経営モデルの実装までの流れ ありたい姿に向けた 必要な客観的データの収集・分析 自治体としての「ありたい姿」に基づいて、 客観的データの収集~打ち手の検討~実行・振り返りまでのプロセスが基本 持続可能な観光地経営モデル構築に向けた 効果的かつ実現可能なトライアルと振り返り データに基づく意思決定の基本となるデータ分析に重要なことは“客観的データを集める環境の整備” Step3

    打ち手の実行と振り返り Step2 データから打ち手を検討 Step1 客観的データの収集 観光消費額向上と 新たな観光データの取得 誘客を実現するための データ集約・現状分析 実行した施策から 新たなデータを取得、振り返り 現状把握 自分の地域の観光は どのようになっているのか? データ収集 収集可能データから 地域の観光の状況を 客観的に把握する。 地域の実情も踏まえ 実現可能性の高い 打ち手を考える。 実行と振り返りを 通じて施策を 磨き上げる。 検討 実行 振り返り より効果的な施策の実行に向けて 振り返り結果を次回検討に活用
  88. データに基づく観光地経営モデルに向けた全体フロー(まとめ)② 本実証事業での具体例(青梅市・奥多摩町の場合) 本実証事業では、鉄道路線である「アドベンチャーライン」を軸にした観光誘客に向けて、 交通・人流・体験の3種のデータで現状把握した上で、検討 実行 振り返りのプロセスを実施 Step3 打ち手の実行と振り返り Step2 データから打ち手を検討

    Step1 客観的データの収集 観光消費額向上と 新たな観光データの取得 誘客を実現するための データ集約・現状分析 実行した施策から 新たなデータを取得、振り返り データ収集 現状把握 どこから来たのか? どこへ行くのか? 何をしているのか? 交通データ 人流データ 体験データ 自分の地域の観光は どのようになっているのか? 検討 実行 振り返り 「勉強会開催+OTA掲載」に係る検討 「コンテンツ造成」に係る検討 「メディア活用等」PRに係る検討 「リアルイベント」の実施に係る検討 「インバウンド向け」施策に係る検討 勉強会および販促施策の取組み テストマーケティングの実施 連携可能なメディアへの出稿 ターゲット向けイベントの開催 インバウンドを対象とした各種施策 より効果的な施策の実行に向けて 振り返り結果を次回検討に活用 定量的・客観的な指標 により、検討・実行フェーズに 一体感と推進力が生まれる
  89. データに基づく観光地経営モデルに向けた全体フロー(まとめ)③ 他地域での展開イメージ ありたい姿が「新たなスターコンテンツによる来訪地の分散と商店街の活性化」の場合、 消費額などの金流データや、SNSや口コミなどの需要データ等を掛け合わせた以下のようなプロセスが考えられる Step3 打ち手の実行と振り返り Step2 データから打ち手を検討 Step1 客観的データの収集

    観光消費額向上と 新たな観光データの取得 誘客を実現するための データ集約・分析 実行した施策から 新たなデータを取得、振り返り データ収集 現状把握 どこから来たのか? 何にいくら消費? 認知・評価はどうか? 人流データ 金流データ 需要データ 現状のスターコンテンツと 未来のスターコンテンツを把握 検討 実行 振り返り 「スポット認知度調査」に係る検討 「ターゲットへの情報発信」に係る検討 「遊休不動産活用」に係る検討 「コンテンツ造成」に係る検討 「新たな集客イベント」に係る検討 認知・期待度ギャップ調査の実施 プロモーション施策の強化 閉店店舗への新たな事業者の誘致 スター候補のスポットのコンテンツ化 商店街の起爆剤となる企画の実施 より効果的な施策の実行に向けて 振り返り結果を次回検討に活用
  90. 地域のありたい姿に応じたデータ収集(環境の整備)の考え方 データに基づく観光地経営モデルに向けた全体フロー(まとめ)④ データ保有済 データ未保有 アクセス可能 保有未保有 アクセス不可能 フェーズA フェーズB フェーズC

    分析 データ 収集 分析 調査または ツール導入 分析 データ 収集 ありたい姿 データ分野 の特定 データ収集 環境整備 道路 データ分野の特定と細分化に向けて言語化(本実証事業では「鉄道」×「人流」×「観光」) 宿泊 飲食・小売 人流 位置情報や周遊状況等 航空 観光体験 予約情報や口コミ等 その他 気候 数多あるデータ種別の中から ありたい姿に応じて 必要なデータ分野を 特定して細分化 鉄道 乗降者数や定期券利用等 全データが保有済である必要はなく、 ツール導入やTDPF会員間連携等により 保有・アクセスできることが重要
  91. 次年度以降の取組方針 青梅・奥多摩エリアの活性化に向けた令和7年度以降の展望について 沿線まるごと 株式会社 青梅市 ・ 青梅市 観光協会 奥多摩町 ・

    奥多摩 観光協会 • 2025年5月から東京アドベンチャーライン沿線に宿泊棟が開業。 日帰り体験だけでなく宿泊を通じた地域の歴史・文化・自然を感じる 滞在体験も提供。 • 今回のターゲット層や観光客の志向・関心・動向データを基に、より 効果的な誘客促進と奥多摩・青梅エリアの魅力提供に繋げていく。 • 観光客の動向を可視化し、どんなコンテンツにどういった層が関心を 持っているかをデータで確認できたので、今後の地域事業者との連携 や誘客促進施策に活用していく。 • 肌感覚を基にした判断が中心になっていた状況から、データに基づく 検討が可能となった。 • 本取り組みで得た情報を基に、定量的・客観的に物事を地域(事業 者)に伝えられるようになった。今後の「 (仮称)観光・産業振興計 画策定」や観光資源のPRなどの観光行政に活かしていく。 • 今回の取組でデータを活用して具体的に何ができるかを把握できた為、 これまで実施してきた施策をより高度化することを検討。
  92. 次年度以降の取組方針 本実証事業モデルを通じた他エリアへの横展開について 東日本旅客 鉄道株式会社 株式会社 ブログ ウォッチャー 株式会社 リクルート •

    駅カルテを通じて、まちの玄関口である駅の「利用のされ方」「事業 ポテンシャルの有無」などを幅広く把握することにより、 地域の特徴に合わせた事業・サービス展開に向けたデータ活用に繋げ ることが可能。 • 『国内版・訪日版』共に国内最大規模の位置情報データを基に、観光 行政・観光マーケティングに必要となる現状把握のご支援が可能。 • 人流(位置情報)データを活用した観光振興施策だけでなく、都市開 発・広告・不動産の分野等で幅広い連携も可能。 • 全国の観光・地域活性の最新事例、幅広い分野の研究・調査ノウハウ、 「じゃらん」の膨大なマーケットデータ等に基づくご支援が可能。 • 「何から手を付けて良いかわからない」といった地域の現状把握から、 状況に応じたご支援~効果の振り返りまで、一気通貫で地域の皆様の 想いと共に伴走させていただく事が可能。 本実証事業のケースに加え、各種データを活用した地域活性に向けた連携・支援が可能
  93. TDPFへの還元データ活用イメージ TDPFへのデータ還元と活用 TDPF 分析 施策検討 施策実行 検証 提供 還元 ポ

    イ ン ト 東日本旅客鉄道株式会社 Suica(統計データ) 株式会社ブログ ウォッチャー 人流(統計データ) 株式会社リクルート 観光情報(統計データ) 沿線まるごと株式会社 株式会社リクルート 各種統計データを 軸に施策を検討 株式会社リクルート 各種取組結果や、 プロモーションと 連動した結果を集約、 レポートを作成 ①路線単位での人の動き(国内・インバウンド)を各会員に展開 ②データ利活用のユースケースを解像度高く各会員が把握可能 ③特定路線を活用するユーザの関心・志向も確認 沿線まるごと社・行政 現地での地域連携 東日本旅客鉄道株式会社 PR 株式会社リクルート PR、コンテンツ造成、 磨き上げ
  94. 【1】プロジェクトの概要 【1-1】 プロジェクトの背景・目的 廃食用油は、“食料安全保障” と “エネルギー安全保障”の両面で重要 “事業系”廃食用油を約40万t/年のうち、 30万t/年は国内の畜産に必要な飼育原料と して、国内の畜産業界を支えている 外食店舗や食品工場から排出される

    “事業系”廃食用油 家庭から排出される “家庭系”廃食用油 日本国内の食料自給率38%と低く、 貴重なカロリー源の飼料として重要な 役割を果たしている “家庭系”廃食用油はほぼ未回収であり、 回収ポテンシャル含め未解明 廃食用油 飼料安全法により、家庭由来の廃食用油は 飼料用油脂原料として認められず、SAF等の 需要が高まる昨今まで行き先がなかった 昨今、世界的に航空業界の再生燃料SAF等のエネルギー利用需要が高まる中、 既存の“事業系“廃食用油を回さず、未回収の”家庭系”廃食用油を活用することで、 食料とエネルギーの両方の需要を満たすことが期待されている
  95. 【1】プロジェクトの概要 【1-1】 プロジェクトの背景・目的 脱炭素政策と合わせることで多くの自治体と連携が可能 「2050年二酸化炭素排出実質ゼロ」を表明している自治体は東京都および48市区町村 存在し、家庭系廃食用油の回収施策はどの自治体にとっても環境面で効果的、かつ実効 した効果を可視化できる。 1. 葛飾区 2.

    多摩市 3. 世田谷区 4. 豊島区 5. 武蔵野市 6. 調布市 7. 足立区 8. 国立市 9. 港区 10. 浪江市 11. 中央区 12. 新宿区 13. 荒川区 14. 北区 15. 江東区 16. 墨田区 33. 台東区 34. 西東京市 35. 青梅市 36. 昭島市 37. 清瀬市 38. 武蔵村山市 39. 大島町 40. 小笠原村 41. 日野市 42. 三鷹市 43. 江戸川区 44. 東村山市 45. 稲城市 46. 東久留米市 47. 品川区 48. 羽村市 東京都表明自治体 17. 利島村 18. 中野区 19. 杉並区 20. 千代田区 21. 府中市 22. 小金井市 23. 町田市 24. 板橋区 25. 目黒区 26. 練馬区 27. 小平市 28. 文京区 29. 八王子市 30. 大田区 31. あきる野市 32. 国分寺市
  96. 家庭系廃食用油の回収 【1】プロジェクトの概要 【1-1】 プロジェクトの背景・目的 廃食用油 トレーサビリティ データの取得 廃食用油をSAF等に資源化 する際の重要なデータ整備 廃食用油を回収することに

    よる脱炭素効果の可視化 家庭系廃食用油を各基礎自治体が 回収促進するための環境整備 廃食用油およびデータの回収および可視化できる環境を構築すること 目的
  97. 【1】プロジェクトの概要 【1-2】 1-1で示した課題解決に向けた取組の全体像 (キーメッセージを記載) k 住民 回収事業者 回収 家庭系廃食用油の回収 および回収スポットにおける

    トレーサビリティデータの取得 回収事例、データ分析結果共有、 廃食用油回収にかかる政策的な議論 可視化 取得したデータの可視化 回収状況の 可視化 回収量の 予測 共有 家庭系廃食用油回収 促進に向けた自治体の ワーキンググループの立上 アジェンダ ルール 作り 各自治体の家庭系廃食用油 回収の取り扱いに関する 事例整備 廃食用油を取り扱う考え方に応じた 回収方法の事例整理
  98. 【1】プロジェクトの概要 【1-2】 1-1で示した課題解決に向けた取組の全体像 再生油脂 廃食用油 SDGs価値 地域住民 回収拠点 回収リサイクル 事業者

    発電用燃料に利用 軽油代替燃料に利用 プラスチック代替品に利用 航空燃料に利用 自治体 自らの資源を 循環利用する ことで地域貢 献していること の訴求 廃食用油 トレーサビリティ エビデンス 可視化 地域 家庭系廃食用油を回収・再利用するために、自治体・住民・回収拠点・回収リサイ クル事業者ができる仕組みと環境を整備する。
  99. 【2】今年度の取組・成果 【2-1】今年度の取組内容・実証設計 回収 可視化 共有 ルール 作り 実証内容 ✓廃食用油の新規回収拠点 を整備

    ✓ワーキンググループの 実施 ✓家庭系廃食用回収の 事例集整備 具体的な取組事項 ✓新規廃食用油回収拠点の整備 ✓新規回収拠点の紹介を豊島区と連携して公開 ✓既存廃食用油回収事業者とのトレーサビリティ データ提供に向けた調整 ✓新規回収拠点のデータ回収 ✓回収実績およびオープンデータを活用したダッ シュボードの可視化 ✓東京都環境局と連携して各自治体を招いた家庭 系廃食用の勉強会を実施 ✓廃食用油回収に関する自治体の回収事例を整備 検証方法 ✓設置件数 ✓ダッシュボード ✓ワーキンググ ループ開催 ✓事例集 ✓データ回収 ✓データ可視化
  100. 【2】今年度の取組・成果 【2-2】取組・成果状況 民間施設に対して常設拠点設置に成功し、順次拡大 After Before 毎月最終月曜日9:30~12:00 シルバー人材立ち合い 回収拠点の営業時間や受付期間に準じ 回収期間が大幅拡大 回収拠点側で安全担保

    回収を事業者へ委託 事業系廃食用油と共同回収 ※各自治体と要調整 回収 回収拠点や自治体側に負担が無いような回収スキームを構築 また、回収事業者と連携したデータ収集にも成功
  101. 【2】今年度の取組・成果 【2-2】取組・成果状況 回収 内容 <フィジカル> 家庭から排出される廃食用油を 特定の場所で回収 <デジタル> 回収拠点毎に、トレーサビリティ データとして必要なデータを収集

    [回収データ] ・回収場所 ・回収場所の所在地 ・回収した年月日 ・回収量 ・再生業者の所在地 ・積替え保管を行った場合はその積替え保管 施設の所在地 [回収方法] ・既存の家庭系廃食用油回収拠点 ・新規設置した回収拠点 廃食用油およびトレーサビリティデータを同時に回収 [回収事業者との連携] 各廃油回収事業者に対して、 回収以降のデータ回収依頼
  102. 【2】今年度の取組・成果 【2-2】取組・成果状況 家庭系廃食用油のトレーサビリティデータおよび可視化 After Before 可視化 回収拠点量や回収以降の再資源化されるフローまで、回収事業者ら と連携。さらにダッシュボードも豊島区側と連携して開発。 回収拠点 回収・リサイクル

    事業者 回収 最終製品 売買 回収量は把握しているものの、回収以降の状況 把握やデータ活用ができる状況でなかった 回収量は区側で把握 回収拠点 回収・リサイクル 事業者 回収 最終製品 売買 全体のデータを 一元把握 回収事業者の協力のもと、最終製品化までのト レースがデータ化、可視化されることで自治体が 回収状況・活用状況を把握できるようになった
  103. 【2】今年度の取組・成果 【2-2】取組・成果状況 [自治体ダッシュボード] 各回収スポットで廃食 用油の回収と合わせて トレーサビリティデータを 取得 回収 廃食用油トレーサビリティ 管理プラットフォーム

    UTMS(Uco Traceability Management System) オープンデータ ・町丁別 世帯数 ・町丁別 年齢別人口 等 [家庭系廃食用油マーケット予測] 豊島区を皮切りに、東京都および全国的に家庭系廃食用油のトレーサビリティデータを今後 回収し、気象データのように各自治体から回収された家庭系廃食用油およびマーケット予測 データを将来的に公開する。 回収実績および他自治体の回収シミュレーションを公開 統合 可視化
  104. 【2】今年度の取組・成果 【2-2】取組・成果状況 目的 施策 イメージ アジェンダ① 廃食用油回収施策の施策共有 データの力を活用することで可視化しづらい環境施策を可視化し、自治 体横断で環境施策を共有議論できる場を用意する。 アジェンダ②

    回収データの分析共有 既存TDPF会員の自治体環境担当者等に対して、廃油回収事例や廃食用油回収デー タの提供、さらに最も関心の高い各自治体の家庭系廃食用油の取り扱いの見解を共 有・議論できる場を提供し、都全体で回収を推進。 アジェンダ③ 各自治体毎の廃食用油の取り扱いに関する見解共有・議論 脱炭素施策をテーマとして家庭系廃食用油を推進するコミュニティ形成
  105. 【2】今年度の取組・成果 【2-2】取組・成果状況 家庭系廃食用油回収に関する課題感等を収集 回収拠点 廃棄物 or 有価物 ✓ 回収拠点を新設するための拠点への 理解促進

    ✓ 回収拠点数増に伴うコスト ✓ 家庭用廃食用油の廃棄物、もしく は有価物の判断根拠 ✓ 廃棄物、もしくは有価物として取 り扱う場合の適正な処理方法 参加者 東京都内各自治体や組合の資源循環担当、農林水産省 家庭系廃食用油の回収促進に関する課題抽出および、今後のワーキンググループ 参加協力を得られた
  106. 【2】今年度の取組・成果 【2-2】取組・成果状況 各自治体毎に家庭系廃食用油回収の取り扱いが異なることから、横断的な取組推進 がしづらいため、各自治体が参考になるような事例集を作成し、自治体向けに公開 する。 各自治体が回収促進の指針となる事例集作成 家庭系廃食用油の取り扱い パターンの把握 家庭系廃食用油の取り扱い パターンの分類

    家庭系廃食用油の取り扱い パターンの体系化 一般廃棄物収集 運搬事業者しか 回収を認めない 回収委託事業者 として入札に応 札した事業者で あればよい 回収に関して規 制は設けていな い 可燃ごみとして 取り扱っている 廃棄物 有価物 一般廃棄物収 集運搬許可 事業廃棄物収 集運搬許可 許可不要 パターンに応じた事例 を体系化し、パターン 毎に回収促進の方法等 を全国の事例を元に体 系化
  107. 【2】今年度の取組・成果 【2-2】取組・成果状況 廃食用油取り扱いの考え方整理および回収方法を体系化 事例集のアジェンダ 事例集のイメージ ①廃食用油回収の沿革 -畜産用の原料としての廃食用油 -BDFで沸いた第一次家庭系廃食用油ブーム -SAF等で争奪戦!家庭系廃食用油ブーム再来 ②廃食用油を取り巻く状況

    -根本となる廃棄物法の考え方 -廃食用油処理の品質、回収後の処理工程や JAS規格の紹介 -その他、食品リサイクル法などの周辺法律 ③各自治体の廃食用油の取り扱う考え方 ④全国の自治体に見る廃食用油の回収方法 体系的に事例集として整備し、全油連のHP等で公開 ②廃食用油を取り巻く状況 根本となる廃棄物法の考え方 ④全国の自治体に見る廃食用油 の回収方法
  108. 豊島区の廃食用油回収の深掘りを行うとともに、自治体向けデータ連携基盤に対 して本取組が相性よく、他道府県や民間企業へ横展開や新たな資源発掘を目指す。 【3】今後の展望 【3-1】次年度以降の取組方針 TDPF ケーススタディ事業 深耕 データ連携基盤 横展開 資源の

    横展開 豊島区のローカルコミュティや金融機関、民間 協業と共に、廃食用油回収の先進地区を目指す データ連携基盤×家庭系廃食用油の成功モデル を他地域のデータ連携基盤へ廃食用油回収モデ ルやダッシュボード含めて横展開を目指す 廃食用油と観点で、未回収となっている下水道 や施設のグリストラップ油泥など利用可能な資 源回収を行い、更なる資源発掘を目指す
  109. 家庭系廃食用油トレーサビリティシステム構築プロジェクト_令和6年度第六回TDPFコミュニティイベント発表資料 【3】今後の展望 【3-3】データ連携基盤と環境・資源分野の親和性 家庭系廃食用油の回収においては回収事業者間の競争領域であるが、エネルギー や工業への再利用するためのトレーサビリティデータは資源リサイクルサプライ チェーン全体において回収事業者問わず協調領域である 競争領域と 協調領域 家庭系廃食用油は一般廃棄物の側面を持つことから、必ず基礎自治体との連携、 協力が必要であることから、官民連携は必須である

    官民連携 家庭系廃食用油の資源循環は、脱炭素に留まらず、SAF等のエネルギーや工業に 再利用されることで、国内全体の長期的なエネルギー政策に寄与し、住民の生活 基盤の下支えになる 住民のQOL向上 資源リサイクル分野と自治体データ連携基盤の相性は抜群であること 本年度の家庭系廃食用油を例に、資源リサイクル可能な廃プラスチック類、缶ビ ン類、食料残さなども、近い将来TDPF含めてデータ連携基盤と連携しながら資源 リサイクルを推進されると考えております。
  110. プロジェクトの背景と目的 災害要配慮者・ 避難行動要支援者の 支援対策が急務 災害対策基本法 の改正により、個別 避難計画作成が基礎 自治体の努力義務 基礎自治体の 業務負荷が高く

    対応に追われている 東京都においても 豪雨は近年増加傾向 要配慮者の避難支援に対して基礎自治体が抱える課題を解消し、 避難が必要な要配慮者の「逃げ遅れゼロ」へ貢献するための 仮説検証・ニーズ調査を実施 ※今回のプロジェクトの対象となる災害は風水害 背景 目的
  111. 要配慮者の避難支援におけるあるべき姿の実現に向けて、 実証1~5を実施しました 課題解決に向けた取組の全体像 避難意思 安否確認 個別避難計画 作成 避難支援 プロセス ※基礎自治体目線

    基礎自治体 が抱える 課題例 避難移動 (支援者連携) 避難移動 (協定事業者連携) あるべき姿 実証1 対象 要支援者 要配慮者 実証2 実証3 実証4 実証5 個別避難計画書 の実効性が担保 される 安否確認が取れ ていない要支援 者へ迅速なフォロ ーを実現する 要支援者支援に 必要な情報を提 供し、支援の心 理的ハードルが下 がる 災害時における 連携方法が明確 化され、実行でき る状態になってい る 要配慮者の事前 避難を促進 データの共通化・システム連携を通じて、要配慮者避難支援における全体最適を実現 プロセス間でのシームレスなデータ連携・データを活用した高度化を実現 計画時に決めた 避難ルート通りに 避難ができない 安否確認に時間 を要することで迅 速なフォローがで きない 要支援者の災害 時支援に不安 ※支援者目線 災害時の車両拠 出の具体的な連 携方法が定めら れていない 大規模な水害が 予測されても、避 難を躊躇する ※住民目線
  112. 多摩市様、江戸川区様のご協力のもと東京海上レジリエンス(代表企業) 日本電気、アビームコンサルティングの3社で本プロジェクトを推進してまいりました プロジェクト体制図 実証フィールド 協力 多摩市様 実証1~4 東京都他自治体 事業者 ニーズ

    調査 江戸川区様 実証5 日本電気 アビームコンサルティング 東京海上レジリエンス <実証1~5> ✓ 事業全体管理・関係者調整 ✓ 実証全体企画・実行 <実証1~3> ✓ 実証環境構築 ✓ 検証企画・実行支援 <実証4> ✓ ツール準備・実行支援 <実証1> ✓ 道路通行実績データ分析 (冠水・倒木等で通行不可や危険を 要する可能性がある道路を可視化) 代表企業
  113. 要配慮者の避難支援において基礎自治体が抱える課題解決のため、 実証1~5を通じ、有効データ・ニーズを明らかにします 今年度の目指す成果 避難意思 安否確認 個別避難計画 作成 避難支援 プロセス ※基礎自治体目線

    災害時に安全な 宿泊先が予約で きるサイトを構築 道路関連データ を活用して避難 ルートを作成 要支援者の安否 確認結果をシス テムで即時連携・ 一元管理 支援者向けに、 要支援者の支援 に必要な情報を 適切に届ける 災害協定事業者 と他ステークホル ダー間での連携フ ロー・データを整 理 実証内容 避難移動 (支援者連携) 避難移動 (協定事業者連携) 目指す 成果 安全な宿泊先を 予約できる方法 があることが広域 避難の動機づけ となることを確認 道路関連データ の活用が安全な 避難ルート作成 に繋がることを確 認 要支援者に対す る迅速なフォロー に繋げられること を確認 支援に必要な複 数データの一元 提示が支援のし やすさに繋がるこ とを確認 災害時の車両拠 出を実現させるた めに必要となるデ ータ連携・スキー ムを明確化 実証1 対象 要支援者 要配慮者 実証2 実証3 実証4 実証5
  114. 個別避難計画作成の高度化検証(取組内容) 実証参加者・ 属性 多摩市のケアマネージャー 16名(40代~60代) 個別避難計画 作成 実証1 1 2

    3 最短での 避難ルートを 作成 追加情報となる 道路関連情報を 参照して避難ル ートを再作成 アンケート
  115. 過去の災害時の冠水情報や通行止め区間の情報が 安全な避難ルート作成に繋がることが確認できました 個別避難計画作成の高度化検証(成果) 個別避難計画 作成 実証1 要支援者宅 避難所 冠水箇所 冠水地域

    通行止め区間 凡例 (過去実績情報) ※実証のためダミーデータを使用しております アンケートの結果、上記情報が「必ずいる情報」もしくは「あれば嬉しいと思う」が約97%
  116. 個別避難計画作成の高度化検証(成果) 個別避難計画 作成 実証1 Before After 要支援者宅 冠水箇所 冠水地域 通行止め区間

    凡例 通行止め区間や冠水箇所など リスクの高い道を通らないルート で避難ルートを作成できた データを重ね合わせることで、過去 の通行止め区間を通るルートであ ることがわかった 作成ルート 過去災害時の 通行止め区間 を通っている 安全なルートへ 迂回 ※実証のためダミーデータを 使用しております
  117. 安否確認の高度化検証(取組内容) 実証参加者・ 属性 多摩市のケアマネージャー 12名(40代~60代) 多摩市の職員:3名 安否確認 実証2 1 2

    3 Beforeフロー での安否確認 を実施 Afterフロー での安否確認を 実施 アンケート それぞれ時間計測し、所要時間を比較 1 2
  118. 計測の結果、安否確認に係る時間が約84%削減することが確認できました 安否確認の高度化検証(成果) 安否確認 実証2 約84%削減 72分 ケアマネ:14分* 行政職員:58分* 11分 *ケアマネ

    :10人分の安否確認と職員への電話報告にかかる時間 *行政職員 :ケアマネ12人分の受電対応と要支援者120人分のパンチングにかかる時間 Afterフローでの所要時間 (システムで情報連携) Beforeフローでの所要時間 (電話で情報連携)
  119. アプリの活用により、電話での報告・聞き取り、結果の集計作業が 削減できたことが時間削減の大きな要因です 安否確認の高度化検証(成果) 安否確認 実証2 21%削減 安否 確認 安否確認結果 を名簿に記入

    結果報告 (電話) 結果の集計(エクセル) 未確認/不明者の把握 11分 3分 20秒 18分 安否 確認 安否確認結果 登録 11分 20秒 ケアマネージャー1人当たりの作業 Before After 結果聞き取り・名簿に記録 (電話) 40分 行政職員の作業 84%削減 ※ケアマネ1人で10名の安否確認 ※参加者6組分の平均値 ※安否確認は状況付与カードを使ったロールプレイ ※ケアマネ12名分の受電対応 (3分20秒×12名) ※代表で4人実施した 平均値 ※要支援者120名分の作業時間 ・ケアマネ一人当たりの要支援者 10名×ケアマネ12名
  120. 災害時の支援者サポート検証(取組内容) 実証参加者・ 属性 多摩市のケアマネージャー*:11名(40代~60代) 多摩市の職員:1名 避難移動 (支援者連携) 実証3 1 2

    3 支援に役立つ 情報(仮説) を説明 システム上で 支援に役立つ 情報を確認 アンケート *多摩市様の実態としてケアマネージャー=支援者ではありません
  121. 以下の情報1~6を、各プロセスに必要な情報の仮説として 検証を行いました 支援に役立つ情報(仮説)の詳細 安否確認~要支援者宅訪問 避難実施~避難完了 安否確認・避難支援を 開始するタイミングの情報 ⚫ 地域にいる要支援者の安否確認の実施割合 ⚫

    災害リスクの高い道路・エリア情報(~要支援者宅) 避難所の開設情報 避難所の保有設備・備品 地域にいる支援者の 支援可否の回答割合 情報1 情報2 情報3 情報4 情報6 ⚫ 災害リスクの高い道路・エリア情報(~避難所) 情報5 ※実証のためダミーデータを使用しております 避難移動 (支援者連携) 実証3
  122. 要支援者の支援に必要な複数データを一元的に提示することが 支援者にとって支援のしやすさに繋がることが確認できました 災害時の支援者サポート検証(成果) 避難移動 (支援者連携) 実証3 情報1 情報2 情報3 情報4

    情報5 情報6 情報1 情報2 情報3 情報4 情報5 情報6 安否確認・避難支援を開始するタイミング情報 地域にいる支援者の支援可否の回答割合 地域にいる要支援者の安否確認の実施割合 災害リスクの高い道路・エリア情報(~要支援者宅) 災害リスクの高い道路・エリア情報(~避難所) 避難所の開設情報、保有設備・備品の情報
  123. 支援に役立つ情報一例 参加者の多く(9割)が有効と回答した情報 • 出発地点 • 到着地点 • ハザードマップ情報 • 冠水地域・箇所(履歴)

    • 通行止め道路情報(災害時) • 訪問/避難経路(計画時) 災害リスクの高い道路・エリア情報 情報4・5 参加者の半数が有効と回答した情報 地域にいる支援者の支援可否の回答割合 情報2 避難移動 (支援者連携) 実証3
  124. 災害時における要支援者の移動に関する連携スキーム検証(取組内容) 実証参加者・ 属性 多摩市様の災害時応援協定締結事業者:3社 (社会福祉法人、バス会社、タクシー会社) 避難移動 (協定事業者連携) 実証4 1 2

    3 災害時における 協定事業者の 動きを整理 システム活用に よる避難移動支 援の効率化を 議論 避難移動支援 に必要なデータ を明確化 上記①~③を各協定事業者と2時間×3回の打合せの中で実施
  125. 支援者・協定事業者・行政職員が共通で使用できる システムをデモとして用意し、議論しました 災害時における要支援者の移動に関する連携スキーム検証(取組内容) 避難移動 (協定事業者連携) 実証4 使用したシステムデモイメージ ※利用できる画面は、支援者・協定事業者・行政職員で異なります 【協定事業者利用画面】 1.車両の拠出可否を回答

    【行政職員利用画面】 3.利用車両と対象の要支 援者を紐づけて搬送依頼 【協定事業者/ 支援者利用画面】 4.要支援者宅への合 流時間を確認 【行政職員利用画面】 2.利用車両の選択 【協定事業者/ 支援者利用画面】 5.対応ステータスを回 答
  126. 協定事業者との議論を通じ、 災害時の車両拠出を実現させるために必要なデータを明確にできました 災害時における要支援者の移動に関する連携スキーム検証(成果) 避難移動 (協定事業者連携) 実証4 災害情報関連データ ∟最新の避難指示情報 (発令状況) 要支援者関連データ

    ∟氏名・住所 ∟要介護度 ∟車いす使用状況 道路関連データ ∟通行止め区間 (過去・リアルタイム) ∟冠水情報 (過去・リアルタイム) 内容の 詳細 協定事業者の 車両関連データ ∟車両種類ごとの提供 可能台数、収容人数 ∟車両位置 (リアルタイム) いつ 頻度 誰から・ 誰に どうやって 各データは以下項目で詳細整理を実施 冠水情報(過去)の詳細(例) ✓ 冠水注意地点 ✓ 過去冠水した災害情報 ✓ 冠水レベル(何cm等) ✓ 冠水時間(XX時~YY時まで)
  127. 宿泊先は自治体と事前協議したエリアに限定 宿泊先の位置情報×ハザードマップをホテルページに掲載 自治体ニーズに合わせたカスタマイズ性 災害時における要配慮者の新たな避難先検証(宿泊予約サイトの特徴) 1 2 3 A都市(対象外) B都市 C都市

    D都市 E都市(対象外) F都市 ∟今回はハザードマップ浸水深0.5m未満のエリアに限定 ∟ホテルの詳細ページから安全情報が1クリックで確認可能 ∟平時には通常のホテル予約サイトとして利用可能 自治体の独自制度や情報リンクも掲載 自治体専用サイトとして案内可能 避難意思 実証5 ※実証のためダミーデータを使用しております
  128. 今年度実証の各取組が、要配慮者の避難支援における 基礎自治体の課題解決の一助に繋がることが確認できました 今年度の成果_各実証の成果一覧 避難意思 安否確認 個別避難計画 作成 避難支援 プロセス ※基礎自治体目線

    目指す 成果 避難移動 (支援者連携) 避難移動 (協定事業者連携) 結果 実証1 対象 要支援者 要配慮者 実証2 実証3 実証4 実証5 道路関連データ の活用が安全な 避難ルート作成 に繋がることを確 認 要支援者に対す る迅速なフォロー に繋げられること を確認 支援に必要な複 数データの一元 提示が支援のし やすさに繋がるこ とを確認 災害時の車両拠 出を実現させるた めに必要となるデ ータ連携・スキー ムを明確化 安全な宿泊先を 予約できる方法 があることが広域 避難の動機づけ となることを確認 ✓ 道路関連情報が個別避 難計画作成に有益なデー タであることが確認できた (約97%が有効と回答) ✓ システムを活用した安否確 認を行うことで、電話での 安否確認に比べ約84% 業務時間が削減されること が確認できた ◎ ◎ ◎ ◎ ✓ 支援の各フェーズで適切な データを提示することが支 援のしやすさに繋がることが 確認できた ✓ 災害時の車両拠出を実現 させるために必要となるスキ ーム・データを明確化ができ た ✓ 約95%がデータの掛け合 わせをしたサイトを高評価 ✓ 本実証を契機に広域避難 を考えるようになった人が約 70% ◎
  129. 要配慮者の避難支援に必要なデータ項目に関する情報を還元します 既存データの利活用促進、新たなデータ蓄積検討に活用いただける想定です 今年度の成果_TDPFへの還元データ活用イメージ(1/2) 還元データ 活用イメージ 【自治体】 ✓ 既にデータがあれば避難支援の改善 のために活用 ✓

    蓄積が必要なデータの把握 【民間企業】 ✓ 保持データの提供促進・商用化検討 データ項目一覧 掲載情報 ✓ データ分類 ✓ データの詳細 ✓ 活用すべきタイミング ✓ 必要性 (必須かどうかの評価)
  130. 【参考】 「データ項目一覧」のイメージ(一部) 大分類 中分類 小分類 避難支援プロセスごとのデータ必要有無(一部プロセスに絞って記載) 必須性 個別避難計画作成 避難移動(支援者連携) 避難移動(協定事業者連携)

    道路関連デー タ(リアルタイ ム情報) 冠水情報 冠水地点 〇 〇 必須 冠水レベル (何cm等) 〇 今後の冠水想定 〇 道路通行情報 通行止め区間 〇 〇 必須 混雑状況 〇 道路関連デー タ(過去情 報) 冠水情報 冠水地点 〇 〇 〇 必須 冠水レベル (何cm等) 〇 冠水時間(何時か ら何時まで) 〇 道路通行情報 通行止め区間 〇 〇 〇 必須 道路関連デー タ(その他) 一方通行の道路 情報 ー 〇 避難のしやすさ に関する道路情 報 段差の有無等、車 イスが通れるかどうか が判断できる情報 〇
  131. 実証内容に関するヒアリング・アンケート結果を共有します 新サービス開発の参考等に活用いただける想定です 今年度の成果_TDPFへの還元データ活用イメージ(2/2) 還元データ 活用イメージ 【自治体】 ✓ 優先対応事項の選別に活用 【民間企業】 ✓

    新サービス開発の参考として活用 ✓ TDPF会員間での協業のきっかけとし て活用 ヒアリング・アンケート結果 ✓ 実証フィールドの自治体 ✓ 実証フィールド以外の自治体 ✓ 実証参加者 回答者の 属性
  132. 要配慮者の避難支援におけるあるべき姿の実現に向けて、 実証1~5を実施しました 【再掲】課題解決に向けた取組の全体像 避難意思 安否確認 個別避難計画 作成 避難支援 プロセス ※基礎自治体目線

    基礎自治体 が抱える 課題例 避難移動 (支援者連携) 避難移動 (協定事業者連携) あるべき姿 実証1 対象 要支援者 要配慮者 実証2 実証3 実証4 実証5 個別避難計画書 の実効性が担保 される 安否確認が取れ ていない要支援 者へ迅速なフォロ ーを実現する 要支援者支援に 必要な情報を提 供し、支援の心 理的ハードルが下 がる 災害時における 連携方法が明確 化され、実行でき る状態になってい る 要配慮者の事前 避難を促進 データの共通化・システム連携を通じて、要配慮者避難支援における全体最適を実現 プロセス間でのシームレスなデータ連携・データを活用した高度化を実現 計画時に決めた 避難ルート通りに 避難ができない 安否確認に時間 を要することで迅 速なフォローがで きない 要支援者の災害 時支援に不安 ※支援者目線 災害時の車両拠 出の具体的な連 携方法が定めら れていない 大規模な水害が 予測されても、避 難を躊躇する ※住民目線
  133. 避難支援プロセス全体で検討・連携を行い、関係者間でフェーズフリー且つ シームレスに連携できるシステムやアプリを構築していく必要があると考えます 全体総括_最終的にあるべき姿(イメージ) システム 連携アプリ 必要データ・情報連携 ケアマネージャー 行政 (道路管理系部署) 行政

    (防災系部署) 要支援者 要配慮者 災害協定締結 事業者 行政 (福祉系部署) 支援者 平時 災害時 災害後 個別避難 計画作成・更新 安否確認 避難先(ホテル) 予約 避難ルート確認・移動 移動手段手配 避難所生活 避難行動 要支援者名簿 作成・更新 支援者マッチング 支援者サポート
  134. 今年度実証を通じて、前頁「最終的にあるべき姿」 を実現するためには 「共通データの活用」および「関係者連携」が重要だと認識しました 全体総括_今年度実証を通じて見えたこと ✓ 各プロセスで必要なデータは共通しているも のもある (例:道路関連データ) ✓ 避難支援時(災害時)にニーズが高いデー

    タは個別避難計画作成時(平時)から盛り 込んでおく必要がある (例:要支援者関連データ) 過去災害時の 通行止め情報 過去災害時の 冠水情報 玄関位置 支援において 気を付けること ✓ プロセス全体での横断検討が肝要だが、 関係者が多岐にわたり、連携が難しい 「関係者連携」に関する気づき 「共通データの活用」に関する気づき ・・・ ・・・ 【避難支援における関係者イメージ】 (連携の難しさの例) 災害時の避難支援において、日頃接点のない、 要支援者・支援者と災害協定締結事業者が連携し なければならない ・・・
  135. 体制・業務整理と並行して、今年度実証で明確にした必要データの情報を参考に データ整備に早期着手することが重要だと考えます 全体総括_最終的にあるべき姿に向けた進め方(例) STEP1 STEP2 避難支援プロセスの 更なる磨き込み (システム化・システム連携) STEP3 ✓

    各関係者の状況・全体把握 ✓ 関係者横断での検討事項の整理 ✓ 課題の共通認識化 ✓ 避難支援プロセスの業務フロー整理 ✓ 業務をシステム化 ✓ システム間連携により円滑 なコミュニケーションを実現 【進め方の例】 検討体制整理・ 役割分担の明確化 避難支援プロセス全体の 課題・フロー明確化 必要データの整備 システム導入の検討・実施
  136. 複数の避難支援プロセスで必要となる、 通行止め情報や冠水情報(過去情報)を優先的に整備する必要があると考えます 全体総括_ 「共通データの活用」の具体例 データ 分類 データ概要(一例) 避難支援プロセスごとのデータ必要有無(一部プロセスに絞って記載) 個別避難計画作成 避難移動(支援者連携)

    避難移動(協定事業者連携) 災害 ハザードマップ情報 〇 〇 〇 最新の避難指示情報 〇 〇 避難先 避難所位置・設備 〇 〇 〇 道路 通行止め情報(過去) 〇 〇 〇 通行止め情報(リアルタイム) 〇 〇 冠水情報(過去情報) 〇 〇 〇 冠水情報(リアルタイム) 〇 〇 要支援者 住所 〇 〇 〇 協定事業者 の車両 車両位置(リアルタイム) 〇 〇 提供可能な車種・台数 〇 〇 : ハザードマップ情報・警報情報・要支援者情報等、既存業務で整備している情報以外で、優先的に整備を進めた方が良いと考えらえる情報
  137. 基礎自治体向けに要配慮者の避難支援に関わるサービスの提供が可能です 一部サービスの実装を進めながら、今後更なる改善・開発を行います 全体総括_早期に提供が可能なサービス・今後の展望 避難意思の醸成 個別避難 計画作成 安否確認 避難生活・ 復旧 避難移動

    (支援者連携) 避難移動 (協定事業者連携) 更なる サービス開発 今年度事業の対象ソリューション 今年度事業の検証結果をもとに機能改善を実施 要配慮者支援に関するコンサルティングサービス プライバシー影響評価(PIA)・リスクアセスメント 更なるサービス開発 今回の実証で活用したサービスで早期に提供が可能なもの 今回の実証で活用していないサービスで早期に提供が可能なもの 凡例: 要支援者の避難支援サービス(トータルソリューションとして提供見込) 個別避難計画の デジタル化 協定事業者との 連携スキーム構築 支援者サポート 情報の提供 安否確認の デジタル化 避難先の ホテル予約 サイト 実証5 実証1 実証2 実証3 実証4 TDPFの皆様とも連携してサービス実装・開発を推進できますと幸いです
  138. 「個別避難計画のオンライン作成サービス」の提供が可能です 実証結果やニーズ調査を踏まえ、データの掛け合わせ機能の追加を検討します 【参考】早期に提供可能なサービス*イメージ *サービスの詳細については、自治体様と様とすり合わせて決定いたします 個別避難計画オンライン作成 庁舎外からタブレット等を利用して、避難に係わる情報の入力・ 更新を手間をかけずに簡単に可能です。 避難経路図作成 避難経路を自動作成可能です。ハザードエリアなどを考慮して手 動で避難経路を編集も可能です。

    職員向け機能 本人情報等作成した。避難経 路の作成は未完了。 避難行動要支援者名簿管理 住基や障がい、介護などの情報を取込、避難行動要支援者名 簿の管理が可能です。 作成優先度設定 ハザードマップを参照しながら、年齢や等級などを条件に作成対 象者の優先度設定も可能です。 要支援者の 個別避難計画 地域関係者向け機能 自治体職員 ケアマネ 支援者 (家族等) 個別避難計画作成のデジタル化 実証1
  139. 「共助を促進する安否確認サービス」の提供が可能です 実証結果やニーズ調査を踏まえ、安否確認を効率化する機能を検討します 【参考】早期に提供可能なサービス*イメージ *サービスの詳細については、自治体様と様とすり合わせて決定いたします 安 否 状 況 の 登

    録 ・ 共 有 シ ス テ ム ✓ アプリで必要な情報を閲覧し安否確認・避難支援の結果を登録 ✓ 支援状況はリアルタイムに関係者に共有が可能です ケアマネ 支援者 (家族等) 自治体職員 安否確認のデジタル化 実証2
  140. 「災害情報を加味した宿泊先予約サイト」のサービスを提供可能です 実証の結果やニーズ調査を踏まえ、データの掛け合わせ機能追加を検討します 【参考】早期に提供可能なサービス*イメージ *サービスの詳細については、自治体様と様とすり合わせて決定いたします ⚫ リンクA URL:XXX ⚫ リンクB URL:YYY

    参考 TOPページ ⚫ 検索画面 事前協議したエリア・ホテルページへ ⚫ “【避難発令中】避難してください!” ⚫ 最新の避難発令情報は こちら 災害時サイト ⚫ 台風情報リンク 等 イメージ 災害時サイトへ 通常時サイトへ ▪▪区 ▲▲▲サイト ▪▪区 ▼▼▼ページ ホテル予約サイト 実証5