Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Figma Plugin開発は面白い!
Search
出口 裕貴
September 18, 2024
Technology
1
170
Figma Plugin開発は面白い!
2024/9/18 に開催された、夏のクリエイター勉強会&大交流会Meetup! で発表したスライドです。
出口 裕貴
September 18, 2024
Tweet
Share
More Decks by 出口 裕貴
See All by 出口 裕貴
社内を動かすアクセシビリティ戦略
degudegu2510
1
310
ダークテーマとアクセシビリティの融合したカラートークンの設計
degudegu2510
8
6.9k
最速で価値を届けるUXリサーチ
degudegu2510
5
1.4k
Qiitaアクセシビリティ史 ~ Qiitaの歩んできた道 ~
degudegu2510
0
2.9k
CSS Anchor Positioning のきほん!
degudegu2510
2
2.2k
ダークテーマとアクセシビリティ の融合したカラートークンの設計
degudegu2510
0
520
デザインテクノロジストが先導する プロダクト開発の世界
degudegu2510
2
630
Scroll-driven AnimationsとCSSの進化
degudegu2510
1
920
デザイナーがデザインエンジニアとして役割を拡大した話
degudegu2510
1
170
Other Decks in Technology
See All in Technology
DatabricksのOLTPデータベース『Lakebase』に詳しくなろう!
inoutk
0
160
M365アカウント侵害時の初動対応
lhazy
7
5.1k
Step Functions First - サーバーレスアーキテクチャの新しいパラダイム
taikis
1
280
OpenTelemetry の Log を使いこなそう
biwashi
5
1.1k
AI時代の知識創造 ─GeminiとSECIモデルで読み解く “暗黙知”と創造の境界線
nyagasan
0
160
ビジネス文書に特化した基盤モデル開発 / SaaSxML_Session_2
sansan_randd
0
120
SAE J1939シミュレーション環境構築
daikiokazaki
1
190
スプリントレビューを効果的にするために
miholovesq
9
1.7k
[TechNight #91] Oracle Database 最新パフォーマンス分析手法
oracle4engineer
PRO
3
150
Railsの限界を超えろ!「家族アルバム みてね」の画像・動画の大規模アップロードを支えるアーキテクチャの変遷
ojima_h
4
520
Wasmで社内ツールを作って配布しよう
askua
0
150
興味の胞子を育て 業務と技術に広がる”きのこ力”
fumiyasac0921
0
290
Featured
See All Featured
Code Review Best Practice
trishagee
69
19k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
367
19k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
60k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
248
1.3M
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
21
1.4k
Statistics for Hackers
jakevdp
799
220k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
3.9k
Optimizing for Happiness
mojombo
379
70k
Embracing the Ebb and Flow
colly
86
4.8k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
431
65k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
55
5.7k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
44
2.4k
Transcript
None
こんにちは、私はQiita株式会社の出口 裕貴です。 普段は、QiitaのPdM 兼 デザイングループのマネージャーをしています。 私は、デザイン, フロントエンドに関連する情報を中心に発信しているデザインテクノロジストとして活動しているので、よかったらXのフォローしていただけると嬉しいです。
本日は、「Figma Plugin開発は面白い」と題しまして、デザイナーが自分たちで業務を効率化するためにFigmaのPluginを開発した話をしようと思います。 早速ですが、みなさんはFigmaのpluginを使ってますか?
公開されているFigmaのpluginは便利なものが多いです! 画像やイラスト、Iconなどを挿入してくれるPluginやアクセシビリティをチェックしてくれるPluginなど、UIをつくるにあたって、とても便利です。
ただ、公開されている汎用性の高いpluginでは、実業務の課題を解決してくれるものは少なく、見つけるのが大変です。 また、pluginを効果的に使うために、UIの作成フローを変えることも必要になるでしょう。
そのため、Qiitaでは、UIを作成する時の課題を解決するために、Figmaのpluginを開発し、業務を進めています。
本日は、Qiitaで開発したFigmaのPluginを紹介しようと思います。
Qiitaで開発したPluginは、「Issue Syncer」というFigmaのファイルとGithub Issueを同期させるプラグインです。
Qiitaでは、GitHubのIssueで仕事を管理し、1つのissueで、1つのFigmaファイルを作成し、Figmaのサムネイルでissueのステータスを管理しています。
この「Issue Syncer」というプラグインでは、Figmaのテンプレートファイルの作成から、ステータスに合わせたサムネイルの変更とGithub Issueの管理をFigma側から行ってくれます。
この「Issue Syncer」というpluginを開発することにした背景・課題には、
「Issueに着手してから、UIの作成を始めるのに時間がかかること」と「Issueのステータスに合わせて、Figmaのサムネイルを変更し忘れること」というのがありました。
「Issueに着手してから、UIの作成を始めるのに時間がかかること」というのは、 Qiitaでは、Issueに着手して、Figmaファイルを作成するあたって、 やらないといけないことが多いことが原因です。 具体的には、 テンプレートファイルをコピーし、ファイルのタイトルを変更したりサムネイルにissue番号やタイトルを反映させたり GitHubのURLやドキュメントのURLをFigmaに反映されたりGitHubのissueに、FigmaのURLを貼ったりと、ファイルを管理するために、FigmaとGithubを行き来することが多かったです。
そのため、「Issue Syncer」では、ファイルを作成時、GithubのURLを入力し、ボタンを押すだけで、Figmaのテンプレートファイが作られ、GitHubのissueに合わせて、サムネイルが自動的に生成され、GithubにFigmaのURLをコメントしてくれる機能を開発しました。
「Issueのステータスに合わせて、Figmaのサムネイルを変更し忘れること」というのは、Qiitaでは、GitHubでissueを管理しているため、GitHubのissueはCloseしているのに、Figmaのサムネイルはデザイン中になり、エンジニアがFigmaのサムネイルをみて、開発できる状態なのかが判断できなくなっていました。
そのため、「Issue Syncer」でFigmaのサムネイルの変更とissueのCloseが同時にできる機能を開発しました。
他にも、「Issue Syncer」には、Figmaのサムネイルのステータスを変える機能があったり、UIのレビューをランダムな人に依頼する機能があったりと、QiitaのUI作成フローに合わせて、便利な機能が備わっています。
最後にまとめです。
FigmaのPluginを自作すると、自分たちの課題や業務に合ったプラグインを開発できます。 そのため、今までよりデザインに集中できる環境を作ることができます。 こういうPluginあったらいいなと思っていた方やこういうPluginないかなと検索した方は、ぜひFigmaのPluginを作ってみてはいかがでしょうか? Figma Plugin開発に関する記事は、僕がQiitaに記事を投稿しているので、興味がある方は、ぜひ記事もご覧ください。
ありがとうございました。