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【読書感想文】ビルドトラップが怖くて眠れない
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mochizuki
March 03, 2022
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【読書感想文】ビルドトラップが怖くて眠れない
読書感想文
mochizuki
March 03, 2022
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Transcript
ビルドトラップが怖くて眠れない モチヅキ「寝れん!!!」
注意 リアルでは寝れています
深夜1時 「人はなぜ生まれ、なぜプロダクトを作るのか」 モチヅキ「寝れん!!!」
プロダクトってなんなんだっけ?
この本にいい感じのこと書いてあった 「プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」(O'Reilly)
プロダクト=価値を運ぶもの プロダクト≠価値
価値交換システムを実現する 「不確実性の高い世の中」で「価値交換」を継続的に 成立させて行くためにプロダクトを作る 課題/要望/ニーズ お客さん 我々 プロダクト・サービス 「プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」(O'Reilly)より引用 アウトプット アウトカム
安ければ何でも売れる時代→物が溢れている時代 お客さんってどんな状態? お客さん 「あれ、何が欲しいんだっけ?」 「ほしいほしい!!!」 「仕事がうまくいくためになんかいいサービスないかな~」 「プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」(O'Reilly)より引用
お客さんですら自分の欲しい物わかんないんだから 僕たちが妄想で作っ売ろうったて そりゃ価値交換もクソもなくてただの押しつけだよね
お客さんの欲しい物知りたい! 課題もね
じゃあどうする?
「聞くでしょ!」
「試すでしょ!」
「仮説検証でしょ~~!」
一度落ち着きましょう
とは言うものの...
ただ仮説検証というステップを 踏めばよいのか?
答えは「NO」だと思う
「そこにビルドトラップがあるから...」 それ以外もあるけど
深夜2時 「ビルドトラップってなんだよ!!」 モチヅキ「マジで寝れん!!!」
ビルドトラップとは?
アウトプット主導 課題/要望/ニーズ お客さん 我々 プロダクト 「プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」(O'Reilly)を参考に作成 どれだけアウトプットを 出したかに注目してしまう (リリース機能数など)
アウトプット主導 課題/要望/ニーズ お客さん 我々 プロダクト 「プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」(O'Reilly)を参考に作成 どれだけアウトプットを 出したかに注目してしまう (リリース機能数など)
アウトカム主導 課題/要望/ニーズ お客さん 我々 「プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」(O'Reilly)を参考に作成 顧客に提供した価値によって どれだけビジネス価値を 生み出せたかに着目する
アウトカム主導 課題/要望/ニーズ お客さん 我々 「プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」(O'Reilly)を参考に作成 顧客に提供した価値によって どれだけビジネス価値を 生み出せたかに着目する
ビルドトラップとは? アウトカムではなく、アウトプットで 成功を計測しようとして、 行き詰まっている状態 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」を参考に作成 実際に生み出された価値ではなく、 機能の開発とリリースに集中 してしまっている状態
プロダクト開発の流れ 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」を参考に作成 解決したい 問題を見つける 問題と ソリューション の仮説を 評価する ソリューション を作る
ソリューション を評価する スケールする STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 STEP 5 問題を設定し直す 繰り返す 繰り返す ソリューションを練り直す
注力しがちな領域(ビルドトラップの兆候) 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」を参考に作成 解決したい 問題を見つける 問題と ソリューション の仮説を 評価する ソリューション を作る
ソリューション を評価する スケールする STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 STEP 5 問題を設定し直す 繰り返す 繰り返す ソリューションを練り直す 注力しがちな領域
ビルドトラップの兆候 • 約束されたロードマップ、長すぎるバックログ • 競合他社との機能比較 • 必要性のわからない機能 • 生産性やベロシティに対する課題ばかりが表出 •
ステークホルダーの干渉 • 権限のないプロダクトチーム、意思のないプロダクトチーム • 利用状況などのメトリクスを取っていない • 役に立たないKPI • 使い切らなければいけない予算 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」より引用
開発の進め方はこの本も参考にしてます 「正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について」(ビー・エヌ・エヌ出版)
以前のモチヅキ
??? 「いやいや、ペインに基づいて仮説検証してるし! アウトカム主導だし! だからうちは大丈夫だし!」
本当にそうなのだろうか...
深夜3時 「もしかして私達ビルドトラップにかかってる...!?」 モチヅキ「酒の力で寝たろかな」
先程の図を見ると...
注力しがちな領域(ビルドトラップの兆候) 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」を参考に作成 解決したい 問題を見つける 問題と ソリューション の仮説を 評価する ソリューション を作る
ソリューション を評価する スケールする STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 STEP 5 問題を設定し直す 繰り返す 繰り返す ソリューションを練り直す 注力しがちな領域
兆候のある部分だけ 当てはまっていなければ よい気になってしまいそうですが...
プロダクト開発の流れ 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」を参考に作成 解決したい 問題を見つける 問題と ソリューション の仮説を 評価する ソリューション を作る
ソリューション を評価する スケールする STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 STEP 5 ココも
プロダクト開発の流れ 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」を参考に作成 解決したい 問題を見つける 問題と ソリューション の仮説を 評価する ソリューション を作る
ソリューション を評価する スケールする STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 STEP 5 ココも ココも
プロダクト開発の流れ 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」を参考に作成 解決したい 問題を見つける 問題と ソリューション の仮説を 評価する ソリューション を作る
ソリューション を評価する スケールする STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 STEP 5 ココも ココも ココも
プロダクト開発の流れ 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」を参考に作成 解決したい 問題を見つける 問題と ソリューション の仮説を 評価する ソリューション を作る
ソリューション を評価する スケールする STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 STEP 5 ココも ココも ココも ココも
プロダクト開発の流れ 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」を参考に作成 解決したい 問題を見つける 問題と ソリューション の仮説を 評価する ソリューション を作る
ソリューション を評価する スケールする STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 STEP 5 ココも ココも ココも ココも ココも
プロダクト開発の流れ 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」を参考に作成 解決したい 問題を見つける 問題と ソリューション の仮説を 評価する ソリューション を作る
ソリューション を評価する スケールする STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 STEP 5 ココも ココも ココも ココも ココも 全ステップにビルドトラップは潜んでるはず
例えば 同じ席に座ってるけど違う方向を向いているチーム プロダクトチーム チームA チームB
例えば、検証フェーズにてチームAが... 解決したい問題 問題とソリューションの 仮説を評価する チームAの解釈で評価してOKを出してしまう もしくはロードマップの期限が迫って焦ってOKを出してしまう 項目を洗い出し
すでにビルドトラップに ハマってる可能性が高い
深夜4時 「どうすればいいんだ...」 モチヅキ「YouTube見たら余計寝れん」
アウトプットとアウトカムの越境と仮説検証 「正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について」より引用 顧客と対峙するメンバー 開発者 正しいものを探す アウトカムにのみ責任を持つ 正しくつくる アウトプットにのみ責任を持つ 溝
陥りやすい状態で、様々な社内摩擦も起きやすい状態
アウトプットとアウトカムの越境と仮説検証 「正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について」より引用 顧客と対峙するメンバー 開発者 正しいものを探す アウトカムにのみ責任を持つ 正しくつくる アウトプットにのみ責任を持つ 越
境 正しいものを正しくつくるために越境し、仮説検証を行う
仮説検証とコンパスと地図 「正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について」より引用 仮説検証に道筋を明確に示した「地図」はない 「コンパス」を持って「現在地」を確認しながら歩くようなもの
ビルドトラップを回避し、越境するためには =アウトカム主導の組織になるためにはメンバー全員が 正しい方向(顧客価値の最大化)に向かっていけるようにする必要がある
具体的には?
戦略を明確にし、 行き渡らせ、 理解する 問題に恋し、 ソリューションを探索し、 適切な指標を定めて活用する 1 2 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」を参考に作成
①戦略を明確にし、行き渡らせ、理解する
戦略展開 「プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」(O'Reilly)より引用 ビジョン 5-10年でどうなりたいか、顧客にとっての価値、マー ケットのポジション、ビジネスがどうなっているか CEO/シニアリーダーシップ 戦略的意図 ビジョンを実現する上で、立ちはだかっているビジネ ス上の課題は何か シニアリーダーシップ/ビジネス
リード プロダクトイニシアティブ プロダクトの観点で課題に取り組むには、どんな問題 を扱えばよいか プロダクトリーダーシップチーム オプション 問題を解決して目標達成する別の方法はないか プロダクト開発チーム Level Story Who
①戦略を明確にし、行き渡らせ、理解する 「https://note.com/yoshifumi_tahira/n/n949a2f478bf6」を参考に作成 よい戦略は意思決定のフレームワークである a b c d g f e
h i j 戦略 実行可能な意思決定のフレームワーク ビジョン その目的に基づいてどこに向かっていくのか ミッション 企業の存在理由(目的) 運営フレームワーク 日々の企業活動を進めていくためのもの 戦術(施策)
①戦略を明確にし、行き渡らせ、理解する 徹底的に行き渡らせる ビジョン 5-10年でどうなりたいか、顧客にとっての価値、マー ケットのポジション、ビジネスがどうなっているか CEO/シニアリーダーシップ 戦略的意図 ビジョンを実現する上で、立ちはだかっているビジネ ス上の課題は何か シニアリーダーシップ/ビジネス
リード プロダクトイニシアティブ プロダクトの観点で課題に取り組むには、どんな問題 を扱えばよいか プロダクトリーダーシップチーム オプション 問題を解決して目標達成する別の方法はないか プロダクト開発チーム Level Story Who 「プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」(O'Reilly)より引用
①戦略を明確にし、行き渡らせ、理解する 人間には、バグが大量にある 認識齟齬防止には、さまざまな手法が存在する
②問題に恋し、ソリューションを探索し、適切な指標を定めて活用する
プロダクトのカタ 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」を参考に作成 企業のビジョンと 戦略的意図 目指しているもの の現状 プロダクトイニシ アティブ 問題の探索 方向性の理解
現状の分析 次の目標を設定 ステップの選択 プロダクトイニシ アティブ イニシアティブ/ プロダクトの現状 オプション目標 ソリューションの 探索・最適化 1 2 3 4 戦略策定と展開 実行
②問題に恋し、ソリューションを探索し、適切な指標を定めて活用する ソリューションの前に問題を理解する “I would spend 55 minutes defining the problem
and then five minutes solving it.” 問題を定義するのに55分を費やし、それから問題を解決するの に5分を費やす Albert Einstein 写真「https://gahag.net/003300-albert-einstein/」
②問題に恋し、ソリューションを探索し、適切な指標を定めて活用する ソリューションを探索する コンシェルジュ (顧客に代わって手作業でやってみる) オズの魔法使い (画面はあるけど、裏では人が作業してるなど) コンセプトテスト (コンセプトのデモ、ランディングページを見せるなど) 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」より引用
②問題に恋し、ソリューションを探索し、適切な指標を定めて活用する 適切な指標を定めて活用する Acquision ユーザー獲得 Activation ユーザー活性化 Retention 継続 Referral 紹介
Revenue 収益 AARRRモデル Happiness 課題が解決された状態 Engagement 気に入ってる状態 Adoption 新たに使い始めている状態 Retention 使い続けている状態 Task success コア機能がワークしてる状態 HEARTフレームワーク 「https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556」より引用
朝5時 「要するに...」 モチヅキ「もう起きちゃえ!」
まとめ • 不確実性の高い状況下で、仮説検証は重要なステップである • アウトプット思考に陥ってる可能性もあるため、ただ仮説検証をすればいい わけではない • チームは越境し、コンパスを持って地図のない場所を歩く必要がある(仮説 検証をする必要がある) •
PMは戦略を理解(策定)し、展開し、理解してもらいビルドトラップにはま らず仮説検証を行っていく必要がある
引用など • 引用 ◦ 「正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について」(ビー・エヌ・エヌ出版) ◦ 「プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」(O'Reilly) ◦ https://www.ryuzee.com/contents/blog/14556#
◦ https://note.com/yoshifumi_tahira/n/n949a2f478bf6 • イラスト ◦ https://loosedrawing.com/ • 写真 ◦ https://gahag.net/003300-albert-einstein/ ◦ https://www.pakutaso.com/