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20201008_ファインディ_品質意識を育てる役目は人かAIか___2_.pdf
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ファインディ株式会社(イベント資料アップ用)
October 08, 2025
Technology
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810
20201008_ファインディ_品質意識を育てる役目は人かAIか___2_.pdf
ファインディ株式会社(イベント資料アップ用)
October 08, 2025
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Transcript
「品質管理ヨロ」 と言わせないために 努力している話 2025年10月8日 星野リゾート 情報システムグループ 寺田 厚
国内外70施設以上を運営する ホテル・旅館の運営会社 北米進出 自然観光 通年採用 続く開業
全社イベント “Annual Message 2024” • 既存のホテル運営 の仕組みに限界がある • 異なるシステムの仕組みを、何とか繋いでいる •
顧客の選択肢を狭めてしまっている 「思い描くことが、 思い描くように、 やろうと思えばできる」 この仕組みが何としても必要なのだ!
よし、内製開発しよう Hoshino Resorts Operation Platform 4
今回は、HOP4プロジェクトの中の、あるチームの話 ReCX たびでこ ACCO たび予約 たびなか たび ざいむ 顧客向け予約 マーケティング
マーケティング 財務管理 サービスチーム (現地スタッフ) 統合予約 (カスタマーサポート) どのチームも、だいたい同じ 規模感: PO: 1, 2名 DEV: 5名程度(パートナー多め) SM: 1名弱 採用技術: Java, SpringBoot, Vue3, Nuxt, PosgreSQL, Rabbit MQ, AWS, DDD スクラム実践: 伸び代しかない
弊社、ITが本業じゃない … • 開発チーム以外、ほぼ全員が現場スタッフ経験者 • 全員がエンジニアリングを知っているわけではない 「品質管理?作ったエンジニアがやるものっしょ?よろしくー」 …とまでは言われないが、否定はできない現状 *「なんで内製化を判断したの?」は、今回は時間の都合上、割愛いたします mm
もっと知りたい方は:
私たちは、やるしかないのだ 本日の発表では、 • PART1: ここまでにお伝えした背景を踏まえた、私たちの実践を紹介します • PART2: Playwright MCPの実践を紹介します
私たちは、やるしかないのだ 私たちの実践を紹介します
・PBIの受け入れ条件には操作手順を書きましょう
・テストシナリオにも操作手順を書きましょう
・テストレポートを見ましょう
・リリース条件にしましょう 1スプリントに1回実施
もしかして「そんな時間 POにないぜ」って思いました? • プロダクトの具体を知らずに、PBIの優先順位を付けられますか? 手順が違えば、”ハナシ”はだいぶ変わってくる • 開発者に”依存”していませんか? POは”ステークホルダーの御用聞き ”や、”開発チームの調整さん ”になっていませんか?
• お仕事の断捨離、できていますか? 「いま」「あなたが」真にやるべきことはなに? スクラムマスターとして 頑張ってます
段取りまとめ PBIに 操作手順を明記 テストシナリオに 操作手順を明記 シナリオを e2eテストとして実装 (適宜、機能を改修) 「手順通りの実装で テストしたこと」
を確認してリリース 私はPOとして 「お手本」を作っています 私はQAエンジニアとして 作っています 私はDEVとして 最初の導入やりました 私はSMとして 説得 / 整理しました
そうすれば、 • 仕様の解像度が上がります ◦ 仕様のムリ・ムダに気づけます ◦ 仕様の変化に対するコストに気づけます • 操作手順の再利用で、効率が上がります •
動画は仕様の確認にも使えます(マニュアルにも使う想定) • e2eコードにスクリーンショットを仕込めばVRTもできます
この実践の基底にある、たび予約チームの考え方
POは、 ・仕様を決める ・受け入れ条件、期待値を知っている ・テスト結果をもとに判断する ならば、 ・テストケースはPOが管理できるはず ・開発者はテスト結果をPOに届けるべき *「委任」しても、いいんだよ!(責任はとってね!) 品質管理は POのもの
POに届けたい! だから、「カバレッジが足りん!あと20%!」 では伝わらんのです…
だから、「このソースをAIが書いてるっ!!」 では伝わらんのです… POに届けたい!
PART1のおわりに : チームが一体となって品質管理をしたい • リスクやコストは”みんなで払う” ◦ POの関心がないことを過度にテストしない ◦ テストを開発チームに任せっきりにしない •
様々なテストレベルを組み合わせて「メッシュ」を重ねる ◦ UT, IT, e2e… それぞれのテストの「べき論」は大事にしたい … でも、リスクとコストに落とし所と覚悟を持てれば良いのでは • チームは「品質が伝わる」ための努力をする • 開発者に、テスト実装の苦労をかけない ◦ 開発に集中できるタスク作り ◦ テストをきちんと評価する
• PART1を踏まえて、こんなチャレンジもしています PART2: Playwright MCPの実践を紹介します https://zenn.dev/hoshinoresorts/articles/89dae203ffab21
MicrosoftのPlaywright MCP…じゃないぞ!
こう使ってます • テストケースをGhekinで書く • AIにテストしてもらう ◦ この時にEAのPlaywright MCPを使っている • 動画も作ってもらう
MCP できること比べ お世話になってます
工夫していること • 英語で書いた方が、結果的にラク ◦ 日本語は文字数が多い “nihonngohamojisuugaooi” + スペースキー押下 ◦ 拙い指示はAIが言い直してくれるので、それを元に改善できる
• CIで継続的に!とかは、あまり目指していない ◦ 30分くらいで終わるテストなら、ローカルで実行すればいい ◦ その頻度のレポートは期待されていない • コンポーネントを指す言葉と、セレクタのマッピングを外部化しています。 ◦ Markdownで管理しやすく ▪ 結局AIだけが使ってる ◦ 「ドキュメントほしい」勢がいたら、渡しておけばいい
たとえばこんなプロンプト : “マッピング ”の外部化 画面を開いて、.featureファイルを読んで、実行に必要なコンポーネントを特定したら、セ レクタとのマッピングをして.mdファイルに出力してください。 ただし、id属性とclass属性を使用しないでください*。 …を、英語で書く(と、修正しやすい) *弊社オリジナルのUIコンポーネントライブラリ(これも内製) ”Fabric”の都合
https://tech.hoshinoresorts.com/design/fabric/
.featureファイル
.mdファイル
適宜、マッピングを更新しています。 例:「1番目」と生成させてから、「X番目」と書き換える
.mdファイルを参考に、.featureファイルを読み1行ずつ実行してください。 操作ごとに、スクリーンショットをとってください。 最後に、ffmpegを使って、スクリーンショットを動画にしてください*。 …を、英語で書く(と、修正しやすい) *動画生成は面倒なので、 DatadogのRUMを使った方が良さそう(いつか検証したい) たとえばこんなプロンプト : テストの実行
こんな未来を目指しています POは、 ・仕様を決める ・受け入れ条件、期待値を知っている ・テスト結果をもとに判断する ならば、 ・テストケースは POも書けますね! ・テスト結果は POご自身で確認できますよ!
*「委任」しても、いいんだよ!(責任はとってね!)
「品質管理ヨロ」 と言わせないために 努力している話 2025年10月8日 星野リゾート 情報システムグループ 寺田 厚 ご清聴ありがとうございました
弊社POが、エンジニアリングへの思いをこめて書いています。 ぜひご一読ください!!!