Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AWS Serverless Java Container, Spring Bootで試して...
Search
Hiroto YAMAKAWA
January 28, 2023
Programming
1
760
AWS Serverless Java Container, Spring Bootで試してみた / javado22
「ハイブリット開催!Javaもそれ以外も幅広く聞きたい・話したい!」にて登壇
https://javado.connpass.com/event/270973/
Hiroto YAMAKAWA
January 28, 2023
Tweet
Share
More Decks by Hiroto YAMAKAWA
See All by Hiroto YAMAKAWA
開発環境構築の共通要素:必要なものを手元に持ってきて使えるようにする/JavaDo28
gishi_yama
0
100
ドメイン層×日本語プログラミング/seb_sapporo_04
gishi_yama
1
140
Javaへの新たなHello, World / yuruchitose-04
gishi_yama
0
54
JSR381、知っていますか?Javaの画像認識APIのはなし / SC4Y23-05
gishi_yama
0
240
jPeekでのクラスの凝集度計測の試行 / mild-web-sapporo#24
gishi_yama
0
390
Github CopilotとChatGPTを使って感じた使い分けの糸口 / JavaDo #22
gishi_yama
1
1.7k
子ども向けプログラミング体験教室でのHololens2利用事例 / IoTLT#97
gishi_yama
0
110
Hololens2と 小中高プログラミング教育の利用にむけた試行 / XRMTG 2023-1-18
gishi_yama
0
320
小学生がmicro:bitを用いて行える課題解決を意識した自由研究事例 /SC4Y '22#4
gishi_yama
0
460
Other Decks in Programming
See All in Programming
GoのGenericsによるslice操作との付き合い方
syumai
2
670
WindowInsetsだってテストしたい
ryunen344
1
190
2度もゼロから書き直して、やっとブラウザでぬるぬる動くAIに辿り着いた話
tomoino
0
160
Cursor AI Agentと伴走する アプリケーションの高速リプレイス
daisuketakeda
1
120
ドメインモデリングにおける抽象の役割、tagless-finalによるDSL構築、そして型安全な最適化
knih
11
1.9k
Cline指示通りに動かない? AI小説エージェントで学ぶ指示書の書き方と自動アップデートの仕組み
kamomeashizawa
1
550
Perplexity Slack Botを作ってAI活用を進めた話 / AI Engineering Summit プレイベント
n3xem
0
670
アンドパッドの Go 勉強会「 gopher 会」とその内容の紹介
andpad
0
250
プロダクト開発でも使おう 関数のオーバーロード
yoiwamoto
0
160
関数型まつり2025登壇資料「関数プログラミングと再帰」
taisontsukada
2
840
Select API from Kotlin Coroutine
jmatsu
1
180
既存デザインを変更せずにタップ領域を広げる方法
tahia910
1
240
Featured
See All Featured
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
337
57k
Visualization
eitanlees
146
16k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
173
14k
Embracing the Ebb and Flow
colly
86
4.7k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
107
19k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
31
1.2k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
24
1.7k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
7
490
Optimizing for Happiness
mojombo
379
70k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
28
3.8k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.6k
Transcript
#javado AWS Serverless Java Container, Spring Bootで試してみた 山川広人(@gishi_yama) 1
XRMTG 2 公立千歳科学技術大学 情報システム工学科 専任講師 R&D: Experimental Development of ICT
Services, Learning Technology, Computer in Education, Programming & Programmer's Education Hiroto YAMAKAWA 千歳市バスロケーションシステムの開発(2016-2022) 適応型学習支援システムの開発、活用 レポート内の話しことば診断システムの開発 大学・小学校・地域でのプログラミング教育の実践(最近は学生とドメイン駆動設計にモブワークで挑戦するのが楽しい)
#javado What is the "AWS Serverless Java container" 3
#javado https://github.com/awslabs/aws-serverless-java-container/wiki によると... Spring BootフレームワークのJavaアプリケーションを API Gateway (or
Application Load Balancer)と 連携する形でAWS Lambda で簡単に実行するライブラリ 他にもSpring単体, Jersey, Struts2注1, Sparkに対応している サーブレットコンテナの代わりにフレームワークを起動して、 クライアントからの要求(API Gateway プロキシイベント)は HttpServletRequest などに変換してフレームワークに渡す フレームワークからの返答(レスポンス)は API Gatewayが扱えるLamdaの戻り値相当に変換して返す AWS Serverless Java Container 4 注1 Struts2 !?と思ったけど、2018年時点でサイズやメモリ消費量はSpringBootよりもちょっといいぞ!という記事もある https://www.jgeppert.com/2018/05/serverless-aws-lambda-performance-of-apache-struts2-vs-spring-boot/ 注2 https://apiexplorer.wordpress.com/2016/03/11/creating-aws-lambda-using-java-and-spring-framework/ 注3 https://youtu.be/aiH8Z7MGGL0?t=1434 SpringとかLambdaで動かない の?という話題は2016年ぐらい からあった注2中で開発が始まり、 日本でもAWS Summit Tokyo 2017で紹介されていた注3 なので、もしかしたら AWSでバリバリJava使ってる勢にとっては 今更のネタなのかもしれない
#javado 事前にMaven(or Gradle)、AWS CLI、AWS SAM CLIが必要なのでインストールしておく 参考: https://github.com/awslabs/aws-serverless-java-container/wiki/Quick-start---Spring-Boot2 Quick Startを動かしてみる
5 ※後述の場所で SAM CLI は Gradle を優先して動作させるようなので、 Maven or Gradle によって、pom.xml or build.gradle の どちらかを残すように削除しておいた方がよい ビルドしたプロジェクトは AWS CloudFormation経由で配置されるので、 template.ymlがある
#javado 作成された my-service をIDE(IntelliJ IDEAなど)で読み込んで、ソースコードを見てみる pom.xml Quick Startを動かしてみる 6 今回話題の
AWS Serverless Java Container がライブラリとして読み込まれている (2022年12月現在、1.9.1が最新) 作成直後は 1.8 (Java 8) なので、 Lambdaが対応している 最新版のJDKとなる 11 (Java 11)に しておく
#javado 作成された my-service をIDE(IntelliJ IDEAなど)で読み込んで、ソースコードを見てみる Application.java Quick Startを動かしてみる 7 AWS
Lambdaのコールドスタートの 速度を向上させるために、@Import でインジェクションするクラスを 明示的に指定している パッケージごとインジェクションするなら @ComponentScan
#javado 作成された my-service をIDE(IntelliJ IDEAなど)で読み込んで、ソースコードを見てみる PingController.java Quick Startを動かしてみる 8 ノーマルな
@RestController デフォルトは Hello World なのでデモ用にちょっと変更 (テストコードのStreamLambdaHandlerTest:L52もコメントアウトする)
#javado 作成された my-service をIDE(IntelliJ IDEAなど)で読み込んで、ソースコードを見てみる StreamReaderHandler.java (コメントアウト割愛) Quick Startを動かしてみる 9
AWS Lambaの要求/返答と Spring Boot(Servlet)の 要求/返答をプロキシする ハンドラ このクラスを用意することで、 既存のプロジェクトも AWS Serverless Container で動作させることができる HTTP2を使ったり、 Lambdaの10秒起動ルールに 間に合わない場合は ビルダーを切り替える (この資料では割愛した部分)
#javado Quick Startを動かしてみる 10 AWS SAM CLI で build &
deploy .aws-sam の中に プロジェクトがビルドされる ※sam sync でもっと簡単にできますが、 この記事ではマニュアル準拠で 実行しています
#javado Quick Startを動かしてみる 11 AWS SAM CLI で build &
deploy 無事に配置された! ※sam sync でもっと簡単にできますが、 この記事ではマニュアル準拠で 実行しています
#javado Quick Startを動かしてみる 12 動作確認(jqコマンドが別途インストールされているとします) 無事にJSONが取れた! 廃棄するときは...
#javado AWS Lambdaでフレームワークが動いて何がうれしい? →フレームワークの機能やライブラリ等を使える Springの機能やライブラリもちゃんと使える 13 キャッシュした値を使えるようにしてみる(変更点のみ記載) 5秒ごとにキャッシュクリア 実行結果をキャッシュ
#javado Springの機能やライブラリもちゃんと使える 14 キャッシュした値を使えるようにしてみる(変更点のみ記載) キャッシュとそのクリアが 効いている
#javado AWS Serverless Java Container は、 AWS Lambda &
AWS API Gateway にJavaのフレームワークベースで作成したアプリを 簡単に配置できるライブラリ Spring Boot用のQuick Startを動かしてみることで、動作や内容を簡単に確認できる ⇒ 中身も非常にシンプルで、理解しやすい AWS Serverless Java Container を使うことで、 普段使い慣れたフレームワークの機能やライブラリを使って、AWS Lambda 関数を準備できる 既存のプロジェクトに組み込んでServerless Java Containerとして動かせるようにしたり、 Spring Bootの場合、Spring Security(ただし、Sessionはステートレスのみ)やWebFluxとの 連携などもできるようだが、まだ試せてない... まとめ 15