Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
いろんなものと両立する Kaggleの向き合い方
Search
pao
November 08, 2024
Technology
2
1.2k
いろんなものと両立する Kaggleの向き合い方
2024/11/8の関西Kaggler会で登壇したときの資料です!
pao
November 08, 2024
Tweet
Share
More Decks by pao
See All by pao
データサイエンティストとは何か論争にAI(gpt-2)で終止符を打とうとした話
go5paopao
0
180
短期間コンペの戦い方
go5paopao
12
12k
atmaCup#9 1st place solution
go5paopao
6
3.2k
DSB2019 10th Solutionの一部とShakeについて
go5paopao
2
640
Kaggle Malware competition 2th→1485th solution
go5paopao
2
9k
Other Decks in Technology
See All in Technology
強いチームと開発生産性
onk
PRO
35
11k
AI前提のサービス運用ってなんだろう?
ryuichi1208
8
1.4k
OCI Vault 概要
oracle4engineer
PRO
0
9.7k
ノーコードデータ分析ツールで体験する時系列データ分析超入門
negi111111
0
410
rootlessコンテナのすゝめ - 研究室サーバーでもできる安全なコンテナ管理
kitsuya0828
3
390
オープンソースAIとは何か? --「オープンソースAIの定義 v1.0」詳細解説
shujisado
9
1.1k
生成AIが変えるデータ分析の全体像
ishikawa_satoru
0
160
B2B SaaSから見た最近のC#/.NETの進化
sansantech
PRO
0
870
ドメインの本質を掴む / Get the essence of the domain
sinsoku
2
160
Taming you application's environments
salaboy
0
190
Flutterによる 効率的なAndroid・iOS・Webアプリケーション開発の事例
recruitengineers
PRO
0
110
Security-JAWS【第35回】勉強会クラウドにおけるマルウェアやコンテンツ改ざんへの対策
4su_para
0
180
Featured
See All Featured
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
520
39k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
510
110k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
405
65k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
131
33k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
50
7.2k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
27
5.3k
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
364
24k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
20
1.1k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
Side Projects
sachag
452
42k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
95
5.2k
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
82
5.2k
Transcript
いろんなものと両⽴する Kaggleの向き合い⽅ Pao
⾃⼰紹介 • Pao • プリンシパルデータサイエンティスト@ABEJA • コンペ周り ◦ Kaggle
Grandmaster ◦ atmaCup 1st x 3 ◦ Kaggledays world championship 1st • コンペ歴6年 • 最近の趣味:6歳の息⼦とゲームをすること
コンペ歴6年 ≒ ⼦供の年齢 🤔 ⼦どもが⽣まれてすぐKaggleを始めてしまった イカれたpapa kaggler🤪 (育休中に何かしようと思って始めたらハマってしまった) 育児や仕事と両⽴しながらGMになるまでの中で感じた Kaggleへの向き合い⽅の話をします!
※注意 • papa kagglerは⼀つのわかりやすいラベル • ただそれ以上に皆個別に状況が違う ◦ 健康⾯や⾦銭⾯や家族事情、学業など ◦
papaだから忙しい/〇〇だから時間あるとかではなく、特徴量の ⼀つに過ぎない • 育児とか関係する話もありますが、それ以外の事情にも 置き換えて聞いてもらえる嬉しいです! • あと育児の考え⽅は⼈それぞれ!
トピック:継続
継続 • 何かと両⽴する以上、継続により時間軸⽅向に伸ばして 蓄積量で勝つしかない • 幸い、継続していれば強くなりやすい世界 • ただ、継続が難しい ◦
Kaggleしてなくても忙しい ◦ 頑張っても報われないことが多々ある ◦ 多忙時期に離れて戻れなくなる ◦ 取り組みのマンネリ化
継続の対策例 1. 変化をつける ◦ コンペ参加は⾊んな変化の付け⽅がある ▪ 参加コンペの種類を変える、ソロ参加からチーム参加、新しい⼈とチーム、 独⾃パイプライン作りながらやってみる、クラウドのGPU使ってみる、利⽤ ライブラリを変える等々
◦ 飽きを防げるし、コンペ結果によらない学びが得られる。 2. 間をあけすぎない ◦ 時間取れなくても学び⽬的で参加してみる、atmaCupなどに参加する等
継続の対策例 3. Kaggler同⼠のコミュニティへ参加 ◦ 関⻄Kaggler会!!! モチベ向上!! ◦ 現役でkaggleやってる⼈と交流する 4.
マイペース!!継続しやすいやり⽅を探す ◦ 週に数時間でもとれるのを継続できたら偉い ◦ 私の例:アニメ⾒ながらkaggle(集中⼒は低いが持続性がある)
継続前提で「急がば回れ」 • 継続前提であればあるほど、とりあえずの暫定対処 じゃなくてちゃんとした解決探しが効いてくる ◦ 例:pandasで遅いのに我慢してないで、polars挑戦してみる • とはいえ残り数週間になると、それどころではない •
⽬の前の結果にとらわれすぎない期間を⽤意したほう がオススメ
トピック:コミット強弱
コミット強弱 • 例えば育児を疎かにして⾦メダル取れたとしても、それは 繰り返し出来ない戦法 ◦ 育児‧仕事と両⽴しながらある程度結果が出せるベース⼒も⾼め たい • 本気で時間を増やすブーストと継続可能なコミット量の
強弱を⾒極める ◦ 本気で時間増やす ≠ 本気を出す。本気を出すのは⽇頃から ◦ ブースト→寝不⾜、家庭への影響などのマイナス効果 ◦ 継続可能な程度な睡眠削減...
トピック:ポータビリティ
ポータビリティ:隙間時間でkaggleが出来る環境 • スマホでEDA⾒れるように、notebookをkaggleでつくって おく(外出中に⼦どもが昼寝のときなど) ◦ その場で集計はきついので、microな個別データをみる のがおすすめ。 • ノートPC持ち歩く。1年後にはそのPC分くらい⼦どもは重
くなってる。 • スマホでのkaggle Notebook操作に適したブラウザを探し、 ⼊れておくのをオススメ
真に両⽴するには
真の両⽴を⽬指して... 寝かしつけ、料理、洗濯、おむつ替え等々 やることやった上でkaggleしてる ⼦供、家族、⾃分のために出来ることは無限にある。 そこをどこまでやるのか?それを意識した上で両⽴する →最初のpapaベースライン
こんな経験ない? • ⼦どもと公園 ◦ ⽚⽬に危ないことしてないか⾒守りつつ、コンペのリーダーボー ド‧ディスカッションをチェック • ⼦どもへの注意 ◦
⼦どもはイヤイヤ期、⾃分はKaggleで寝不⾜。 ◦ 理不尽なワガママに、イライラした感情を載せて注意してしまう 順位めっちゃ下がってる...
こんな経験ない? • ⼦どもと公園 ➢ 振り返ると⼦どもと親が公園で遊べるのは数年間 ➢ ⼦どもの⼀つ⼀つの仕草や成⻑、しっかり堪能しなくてよ い? •
⼦どもへの注意 ➢ 昨晩、夜遅くまでKaggleしなかったら、もう少し冷静に‧ ⼦どもにも分かってもらえるように注意できたかも?
やれることは無限⼤ • ⼦供のため ◦ ⼦どものためにやれること出来てる? • 家族のため ◦ 名もなき育児‧家事による負担がパートナーに寄ってない?
• ⾃分のため ◦ ⽗親が⼦どもと過ごせるのは⽣涯で約3年4ヶ⽉分の時間らしい、幼 稚園卒園までで約1年分の時間... ◦ さらに新⽣児‧乳児でしか⾒られないものは⼀瞬 ◦ 有意義に触れ合えている?
もちろん⾃分のための時間も⼤事 • 適度にそれぞれやることで精神的にもいいし、結局全てが上 ⼿く回ったりする ◦ 全部もっと時間欲しい...とか思うけど、それくらいがちょうど良かった りもする • Kaggleやめて育児にコミット...!!とか思っても、結局他のこ
ともしちゃうので、それならKaggleやればいい ◦ イカになってインク塗るゲームやったり... • 育児するときは育児して、KaggleするときはKaggleする! という気持ちも⼤事
⾔いたかったこと • Kaggleへのコミットは⼤事だけど、他の⼤事な時間 もこなすだけになって、脳内kaggleになり過ぎてい ないか?それは両⽴? • 今しか得られない‧触れられない時間を意識できて いるか? 私⾃⾝それが出来てたとかではなく、
どちらかというと反省の意味合いが強いです
今⽇も⼦供のことをパートナーに任せて来ているあなた!! せめてちゃんと家族に お⼟産持って帰りましょう!! ▪D社のクルマのおもちゃ!! ▪⼤阪⼟産!! (⼤阪の⽅は #関⻄Kaggler会 でおすすめお⼟産Postしましょ!) 個⼈的には、デリチュースのチーズケーキがオススメです! (新⼤阪にも売ってます)
良きKaggleライフバランスを!!!