Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
チーム実績をSPACEで表現してみるチャレンジ/登壇資料(井田 献一朗)
Search
Hacobu
PRO
March 01, 2024
Technology
2
1.2k
チーム実績をSPACEで表現してみるチャレンジ/登壇資料(井田 献一朗)
「EMゆるミートアップ vol.6 〜LT会〜」
2024年3月1日(金)19:00〜22:00
https://em-yuru-meetup.connpass.com/event/308552/
Hacobu
PRO
March 01, 2024
Tweet
Share
More Decks by Hacobu
See All by Hacobu
AIフレンドリーなコードベースを目指して/登壇資料(高橋 悟生)
hacobu
PRO
3
650
物流データの利活用 〜タイムスタンプを巡る3つの”ヤバい”〜/登壇資料(高橋 一貴)
hacobu
PRO
6
100
マネジメントの効力感で実現する 持続可能な開発組織/登壇資料(奥野 秀樹)
hacobu
PRO
0
970
「拠点横断アナリティクス」リリースまでの3ヶ月/登壇資料(飯塚 大地)
hacobu
PRO
0
200
Hacobu COMPANY DECK
hacobu
PRO
0
15k
ChatGPTを使ったブログ執筆と校正の実践テクニック/登壇資料(井田 献一朗)
hacobu
PRO
1
330
メンタル面でもつよつよエンジニアになる/登壇資料(井田 献一朗)
hacobu
PRO
0
370
EMの活動をひもといてみました/登壇資料(奥野 秀樹)
hacobu
PRO
0
5.5k
マルチプロダクト戦略におけるデータ分析プロダクトのアーキテクチャ/登壇資料(三木 拓史)
hacobu
PRO
1
6.1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
「Verify with Wallet API」を アプリに導入するために
hinakko
1
200
「技術負債にならない・間違えない」 権限管理の設計と実装
naro143
35
10k
生成AIを活用したZennの取り組み事例
ryosukeigarashi
0
180
AWSにおけるTrend Vision Oneの効果について
shimak
0
110
コンテキストエンジニアリングとは? 考え方と応用方法
findy_eventslides
4
860
バイブコーディングと継続的デプロイメント
nwiizo
2
380
stupid jj tricks
indirect
0
7.7k
Tomorrow graphlib, Let us use everybody
hayaosuzuki
0
160
成長自己責任時代のあるきかた/How to navigate the era of personal responsibility for growth
kwappa
3
220
SOC2取得の全体像
shonansurvivors
1
350
BtoBプロダクト開発の深層
16bitidol
0
150
「AI駆動PO」を考えてみる - 作る速さから価値のスループットへ:検査・適応で未来を開発 / AI-driven product owner. scrummat2025
yosuke_nagai
0
460
Featured
See All Featured
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.8k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
96
6.3k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
462
33k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
271
21k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
19
1.2k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
70
4.8k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.8k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
49
14k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
7
890
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
29
2.6k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
237
140k
Transcript
Confidential チーム実績をSPACEで 表現してみるチャレンジ 2024年3⽉1⽇ 井⽥ 献⼀朗
Copyright Hacobu, Inc. 2 井⽥ 献⼀朗(@rinatz3) IDA Kenichiro 株式会社Hacobu 組織開発室
経歴 その後、組織課題を横断的に解決するために組織開発室を⽴ち上げ、 DevRelや開発⽣産性エンジニアリングなどを⾏っている。 個⼈で学習サイト『ゼロから学ぶC++』を運営している。 ⾃⼰紹介
チーム実績をSPACEで表現してみよう という試みについて話します
Copyright Hacobu, Inc. 4 SPACEとは 下記の5つのディメンションを使って 開発⽣産性を定性・定量の両側⾯から多⾯的に計測しようというもの 満⾜度 Satisfaction and
well being パフォーマンス Performance アクティビティ Activity コミュニケーション Communication and collaboration 効率 Efficiency and flow 仕事内容、チーム、ツー ル、⽂化にどれだけ満⾜ しているか 実装したものがどれだけ のアウトカムを⽣み出し たか 業務を完了するために起 こしたアクションの数 メンバーやチームがどの ようにコミュニケーショ ンをとり、協⼒している か チーム内・チーム間で引 き継ぎや割り込みなどを どれだけうまく調整でき ているか 例 満⾜度アンケート ファイブフィンガー ツールの充⾜度 例 コード品質 不具合発⽣率 顧客満⾜度 例 プルリク数 Four Keys 例 ドキュメントの発⾒時間 オンボーディングの質 例 チーム内・チーム間で引 き継ぎや割り込みなどを どれだけうまく調整でき ているか これらのディメンションを「個⼈」「チーム」「システム」の3つのレベルで評価する 定性⾯があること、トレードオフを観測できることが特徴
どんなものが計測できそうか 探ってみた
Copyright Hacobu, Inc. 6 どんなものが計測できそうか、探ってみた コミュニケーション ふりかえりの付箋数 アクティビティ Findy Team+
満⾜度 ファイブフィンガー
Copyright Hacobu, Inc. 7 どんなものが計測できそうか、探ってみた Notion上に各チームの実績をSPACEで管理し始めた
開発⽣産性について話すときに気をつけること
Copyright Hacobu, Inc. 9 開発⽣産性について話すときに気をつけること よくあるミスコミュニケーション 何を計測する︖ (What) プルリク数やコミット数だけでチームを評価するのは適切ではない 売上にどう貢献したかを説明できないと意味ないのでは︖
チームの特性やプロダクトのフェーズによっても計測するものが変わる ので⽬線合わせをしないといけない ⾮エンジニアにどう伝えるかも⼤事 誰のために計測する︖ (Who) 開発⽣産性の可視化はマネージャーが必要としているからやるの︖ チームが⾃分たちの現在地を知り、適切な⽅向を向くために開発⽣産 性の可視化をするんだという内的要因を⽣み出さないといけない
Copyright Hacobu, Inc. 10 よくワカラン四天王 アジャイル ⼼理的安全性 EM 開発⽣産性 設計やドキュメントは
不要だと思われている ありとあらゆることを やる⼈だと思われている 謎の指標で監視社会を 作るのだと思われている 「開発⽣産性」で想像することが⼈によって異なる アジャイルなどと同じく⾔葉として誤解されやすい 相互理解と⽬線合わせがとても⼤事 好き放題やってもよい と思われている NEW!
まとめ
Copyright Hacobu, Inc. 12 SPACEとは 満⾜度 Satisfaction and well being
パフォーマンス Performance アクティビティ Activity コミュニケーション Communication and collaboration 効率 Efficiency and flow 仕事内容、チーム、ツー ル、⽂化にどれだけ満⾜ しているか 実装したものがどれだけ のアウトカムを⽣み出し たか 業務を完了するために起 こしたアクションの数 メンバーやチームがどの ようにコミュニケーショ ンをとり、協⼒している か チーム内・チーム間で引 き継ぎや割り込みなどを どれだけうまく調整でき ているか 例 満⾜度アンケート ファイブフィンガー ツールの充⾜度 例 コード品質 不具合発⽣率 顧客満⾜度 例 プルリク数 Four Keys 例 ドキュメントの発⾒時間 オンボーディングの質 例 チーム内・チーム間で引 き継ぎや割り込みなどを どれだけうまく調整でき ているか チームの⽬標管理にSPACEを使ってみてはいかがでしょうか︕ まずはチームで⼤事にしたい3つのディメンションを決めるのがオススメ
None