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Empower GenAI with Agile - あなたのアジャイルが生成AIのバフになる仕組み

Empower GenAI with Agile - あなたのアジャイルが生成AIのバフになる仕組み

2026年7月11日(土)の Scrum Fest仙台2026の登壇資料です。
#scrumsendai

この資料では、チームや組織における生成AIの効果・パフォーマンスをより高めるためにアジャイルのスキルや観点が大いに役立ち得ることを、(1) レビュー、(2) コラボレーション、(3) ライフサイクルの3つの観点から、講演者の事例も踏まえて説明しています。加えて一連の知見は、DORA (DevOps Research and Assessment)など、発表時点での最新のグローバルな情報に基づいています。

なおセッションの詳細については、講演情報も併せてご覧ください。

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Hiroyuki Ito (TheHiro)

July 11, 2026

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Transcript

  1. 生成AIの普及・進化によるソフトウェア開発の変化 「Agile is Dead」 系記事の増殖 • The End of “Good

    Enough Agile”: AI and Product Models Are Your Wake-Up Call • How AI Is Dismantling Scrum 新しい開発方法論の出現 • 仕様駆動開発 • ハーネス エンジニアリング • AI-DLC 次々に現れる クリティカルな モデル/ツール • OpenAI Codex • Claude Design • Claude Cowork • Claude Mythos • Claude Fable 5
  2. 生成AIは「増幅器」 • “AI's primary role in software development is that

    of an amplifier.” • “It magnifies the strengths of high-performing organizations and the dysfunctions of struggling ones.” 『(DORA) State of AI-assisted Software Development 2025』 3ページ 8
  3. (3) 認知負荷: レビューの負荷が高い 例 • 1つのプルリクエストがデカい • 追加・修正・削除ファイル数が100以上 • 追加・修正・削除行数が10,000行以上

    • レビューしきれず、適当に承認してしまう人が後を経たない • デプロイしてからエラーに気付く • 脳の疲労感が大きい • 仕事を終えた後、何も手につかなくなる 17
  4. (参考)GitHubの負荷が最近急増中 An update on GitHub availability (2026/04/28) • 2025年10月 •

    GitHubの容量を10倍に増強する計画の実行を開始 • 2026年2月 • 上記レポート執筆時点の30倍への増強が必要だと判明 18
  5. (1) AIとの「ワーキングアグリーメント」を整備する • AIが予測可能性の高い出力をするよう、下記ファイルを整備する • CLAUDE.md • AGENTS.md • Steering

    • AIが理解できる指示を出す • 「人が理解できないものは、AIも理解できない」 21 → 「ふりかえり」のスキルが生きる
  6. (3) 「小さいバッチ」で認知負荷を下げる • AIの出力単位を小さくし、少しずつレビュー/作業する • (DORA AI Capabilities Model) Working

    in small batches • モブプログラミングで、メンバーの認知負荷をならす • (例)10ファイル前後の単位で、モブでレビューを行う • イテレーティブ・インクリメンタルなフィードバックループで、 継続的に改善する 23 → DevOpsの作法が生きる
  7. • 生成AIに対するスタンスが不明確 • ビジョンは?人材育成は? • 生成AIで実現したいことが不明確 • 良いプロダクトを提供したい? • スキルの有無に関係なく同じ生産性を実現したい?

    • 生成AIに対する組織内の調整ができていない • リスクや不確実性を受け入れるのか/避けるのか? • ハードウェアと同じ基準で品質保証をするのか? (1) 生成AIの利活用を阻む組織の「体制」 27
  8. 「やる気のある無能」に関する私の実際の体験談 • 自分は、生成AIを正しく使いこなせている • 従って、自分が生成AIに出力させたものは常に正しい • Complacency with AI-generated code

    • 他のチームメンバーが作成したコードは基本誤りを含むので、 自分が正さねばならない 31 → POやユーザーが受入済の機能を報連相なく削除し、 本番障害/デグレが多発
  9. 『チームトポロジー』の「ストリームアラインドチーム」の考え方を、 生成AIおよび組織に適用する + • 生成AIに対する、組織としてのスタンスを明確にする • (DORA AI Capabilities Model)

    Clear and communicated AI stance • 生成AIに対する、組織としてのインセプションデッキを構築する • 生成AIのバリューストリームマッピングを実施する (1) AI-aligned Organization 34
  10. (3) 「やる気のある無能」をチーム/組織から外す • 意思決定者に、正直に「事実」を伝える • 「解釈」ではなく、「事実」をそのまま伝えることが重要 • 意思決定者に、「やる気のある無能」の実際の振る舞いを見せる (見える化・透明性) •

    その上で意思決定者に、チーム/組織の観点での最善策を問う • 個人攻撃ではなく、心理的安全性を保ちながら障害として取り扱う 38 → スクラムマスターの役割の一つである 「障害(Impediments)の除去」のスキルが生きる