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AI時代の開発とPlatform Engineeringについて考える

AI時代の開発とPlatform Engineeringについて考える

Platform Engineering Meetup #13で発表した資料です
https://platformengineering.connpass.com/event/358498/

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Kazuto Kusama

July 01, 2025
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Transcript

  1. 94%の組織が、AIを「重要」または「不可欠」と見なす Google Cloudのサーベイによると、 94%の組織がプラットフォームエンジ ニアリングにとってAIは「重要」または 「不可欠」と見なしている Is your platform ready

    for 2025? New research on platform engineering reveals the secret to success より引用 https://cloud.google.com/blog/products/application-modernization/new-platform-engineering-research-report?hl=en
  2. 抽象化レイヤー • プロビジョニング抽象化 ◦ Terraformモジュールとかサービスカタログとか • ランタイム抽象化 ◦ Kubernetes +

    tools ◦ Application Platform • デプロイメント抽象化 ◦ CI/CDテンプレート ◦ アプリケーションマニフェストテンプレート • 運用抽象化 ◦ Runbook as code ◦ SLOテンプレート ◦ アラートポリシーセット
  3. 開発チームのダウンサイジング • 従来のTwo-pizza ruleが当てはまらなくなる可能性 ◦ 2つのピザを分け合える、7人から8人くらいのチームがいいというやつ • 2,3人による精鋭が、AIを駆使して高速に開発してくほうが効率がいい • 従業員数が変わらなくても構成できるチーム数が増える=多くの開発ができ

    るようになる ⇨ そうやって登場したたくさんのチームが、AIを活用して好き勝手なスタックで開 発を始めたら・・・? 短期的には効率が上がるかもしれないが、中長期には大き な技術負債になってしまう可能性が高い。 アーキテクチャの整合性や人材の育成、セキュリティ、インシデント管理いずれの 面においても課題あり
  4. Self-ServiceからSelf-Drivingへ • これまでIDPに求められていたのは、Self-Service要素だった ◦ ポータルから必要なものをクリックしてパラメータを入れると セルフサービスでリソースを調達できる ◦ 提供されるテンプレートを元にカスタマイズ ◦ 抽象化により、対象への知識がなくても自身で調達ができるようになる

    • AIに「ボタンは要らない」 ◦ 多少コードの記述量が多くてもAIは苦にしない ◦ 汎用的な知識は豊富に持ち合わせているため、抽象化を行わなくても スムーズに動ける ◦ むしろ十分なコンテキストが共有されない独自の抽象化のほうがAIにとって難しい ⇨ AI時代に求められるのは、Self-ServiceなPlatformではなく、AIが自ら判断して 自由に動けるSelf-DrivingなPlatform
  5. for 人 から for AI に • 人がカスタマイズするためのテンプレートから、AIが活用するためのテンプ レートへ ◦ AIによるハルシネーション、ポリシー逸脱を防ぐ補助線としてのテンプレート

    • 人のためのドキュメントから、AIのためのドキュメントへ ◦ CLAUDE.mdやGEMINI.md、.cursorrulesのようなAIに指示をだすためのドキュメ ントの共有・ナレッジ共有 ◦ とはいえ引き続き人へのドキュメントも重要
  6. AI Integrated IDP • Internal Developer PlatformにAIの機能が統合される • MCP Serverを提供するなど。独自の抽象化を取り入れる場合は、セットで提

    供すると良い • ただしやり過ぎ注意。あくまでも必要とされる機能から提供していくこと
  7. 社内でAIにもっとも精通した人間になる • 今後AIの要素を一切入れないPlatform Engineeringは存在しなくなる • AI CoEの要素をPlatform Teamが担う ◦ これまでのPlatform

    EngineeringもCCoEに近い要素があった • アプリケーションの開発からインフラの構築・運用、ガバナンスまですべて の領域においてAIを活用していく選択肢を持つこと。それに必要な情報を追 うこと
  8. 今すぐにでもやるべきこと • ChatGPTと会話したことくらいしかありません・・・じゃダメ • AIを活用してアプリケーションの開発からデプロイまで通しでやること ◦ まずは自分でやってみないと感覚がつかめない ◦ 個人的にお勧めはClaude Codeだが、Copilot

    agent modeでもCursorでもCline でもGemini CLIでもOK ◦ デプロイ先も、AzureでもいいしCloudflareでもVercelでもなんでもいい • 触っているとあれこれ足りないところ、気になるところが見えてくるはず。 じゃあそこをPlatformがどうカバー出来るか考える