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さいきょうのアーキテクチャを生み出すセンスメイキング

 さいきょうのアーキテクチャを生み出すセンスメイキング

2025.1.31 吉祥寺.pm

おだかとしゆき

February 01, 2025
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Transcript

  1. 情報社会学の理論と適用【理論】 7 探索と活用 既存の知識を活用しつつ、新たな知識を探索するバランスが重要 CSV (共通価値の創造) 社会的価値と経済的価値の両立を目指し、持続可能な成長を実現する センスメイキング 複雑な状況を解釈し、組織全体で共通認識を醸成する オープンイノベーション

    組織の境界を越え、外部の知識や技術を活用する 紐帯(ちゅうたい) 組織内の繋がりを強化し、情報と知識の流通を促進する プラットフォーム 関係者が相互作用し、価値を共創する基盤を構築する 創発 多様な要素の相互作用から、予測不能な新しい価値を生み出す
  2. 情報社会学の理論と適用【適用】 8 探索と活用 ビジネス価値を実現するアプリケーションアーキテクチャを探索し、ビジネス要求に応える(活用する) CSV (共通価値の創造) エンジニア個々の知識獲得やスキルアップも価値と設定して、ビジネス価値と併せて持続的な成長を図る センスメイキング なぜやるか、なにをやるか、どうやるか、様々な疑問や不安を払拭すべく信頼するリーダーからメンバに落とし込む。また組織と してのコミットも必要

    オープンイノベーション 社外の有識者を招いて組織にない知識・技能をインストールする、あるいは社内の知見をコミュニティで披露し、新たな気付きを 得る 紐帯(ちゅうたい) チーム間の知識・技術格差を埋めるため、より密なコミュニケーションが行われるよう横串プロジェクトやワークショップなどを企 画する プラットフォーム 「保守性の向上」という価値を創発するための、ハレーション調整やオープンイノベーションの場を設定する 創発 プラットフォーム上で社内外のさまざまな知識が交差し、新しい価値を生み出す
  3. こういうことか? • 基幹システム(SoR) を SoA と SoM に捉えなおす ◦ SoA

    とは 現場のプロセス ◦ SoM とは 制御と管理のプロセス • 現場のプロセスを「手順書通りに作業する」と固定すれば、 その手順を変えるだけで様々な業務に対応できる !? ◦ つまり手順書の interface を定義し、各種手順書が implements する ◦ 現場のプロセスは引数に手順書 interface を取り、 その手順( )を実行することでさまざまな業務の 追加変更にも柔軟に対応できる!勝ったか !!?? 12 https://gihyo.jp/book/2024/9 78-4-297-14010-6
  4. こういうことか! 13 • 手順書 as ドメイン知識 ◦ 手順には対象の処理手段 (サービ ス)と、台帳への記録方法

    (モデル) が含まれる • 現場 as アプリケーション ◦ 手順書を使って業務を行い、 台帳に記録する • ユースケースに応じた手順が現場に渡さ れる→業務が行われる→結果が台帳に 記録される→イベントが発火する ポリ シー コマ ンド 集約 イベ ント ドメインサービス アプリケーション アダプタ(インフラ) アダプタ (UI) アダプタ (テスト) ドメイン モデル
  5. 14 ほらこんな感じ、、って、ん??? class 受注 { private 受注手順 o受注手順; // インターフェースのインスタンスを保持

    public 受注(受注手順 o受注手順) { this.o受注手順 = o受注手順; // コンストラクタで手順を注入 } public void 明細処理(受注明細 o受注明細) { o受注手順.手順実施(o受注明細); // 実際の処理を手順に委譲 } }