Wizard Bible事件、Coinhive事件、アラートループ事件と、「不正指令電磁的記録に関する罪」の濫用が続いているところですが、Coinhive事件の無罪判決を受け、その判決内容から、どこに誤解があると考えられるかを分析するとともに、情報公開請求で一部明らかになった過去の事例との対比、刑法改正当時の議論を踏まえて、この2年弱で異常な事態に陥っていることを示し、その原因を探ります。